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アイテム番号: SCP-XXX-JP
オブジェクトクラス: Euclid Keter
特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPの出現する██海は封鎖され、カバーストーリー「化学物質流出の発覚」を適用してください。SCP-XXX-JP-Aが出現した際、出来うる限りの回収を行ってください。実験にはクリアランスレベル4以上の職員の許可が必要です。一日の平均来客数が50人以上の海水浴場に職員を2人以上配置し、SCP-XXX-JPの出現を監視してください。SCP-XXX-JP-Aの出現が確認されたら、小舟等を用いて海中内に入らないよう、SCP-XXX-JP-Aを回収し、避難の時間を稼いでください。避難にはカバーストーリー「サメの出現」を適用してください。SCP-XXX-JPによる被害が発生した場合、当時の来客者全員に記憶処理を施してください。
現在、SCP-XXX-JPを██海に戻す計画が検討がされています。
説明: SCP-XXX-JPは、国内の領海に出現する出現元不明である紙製の船(以下、SCP-XXX-JP-A)と、その付近に出現する約7mほどの細く白い人間の物と酷似した腕(以下、SCP-XXX-JP-B)で構成されています。
SCP-XXX-JP-Aは毎年6月26日の午前に水深が8m以上ある海上に出現します。SCP-XXX-JP-Aは紙製にも関わらず、約5分間浮上し続けた後、沈みます。SCP-XXX-JP-Aが沈むと、その半径15m内にいる海中内の人物(以下、被験者)全員がSCP-XXX-JP-Aの後をついて行くように泳ぎ始めます。この際、被験者達がSCP-XXX-JP-Aに触れようとする素振りを見せません。被験者達がSCP-XXX-JP-Aについて行くと海底が割れ、中からSCP-XXX-JP-Bが出現し、被験者達を引きずり込みます。引きずり込まれた後、SCP-XXX-JP-Bの出現場所が消失し、全てのSCP-XXX-JP-Aは消失します。
SCP-XXX-JP-Bの出現場所内部に侵入すると通信機器との通信が遮断される為、出現場所の調査や被験者の救助等は全て失敗に終わっています。
SCP-XXX-JP-Aは沈む前のみ、回収することが可能です。回収に成功すると、SCP-XXX-JP-Bの出現を防ぐことが出来ます。しかし、SCP-XXX-JP-Aの再発生の場所は大きく変化し、別の海域に出現する場合もあるため、長時間、SCP-XXX-JP-Bの発生を防ぐのは困難です。
SCP-XXX-JP-AはA4サイズ程の一般的な紙で乱雑に折られており、内部には乾いた血液で子供の落書きのような腕の長い男の絵や助けを求める文字等が描かれています。SCP-XXX-JP-Aの詳しい解析はその性質上、非常に困難です。
事件記録XXX-01 - 日付20██/6/26
事故内容: SCP-XXX-JPの特別収容プロトコルが確立されてから2年が経過すると、SCP-XXX-JPの出現場所が変化しました。そのため対応することが出来ず、行方不明者██名もの多大な被害が発生しました。その後、目撃者全員に記憶処理を施しました。
この事件から、特別収容プロトコルの改正が行われました。
- portal:6559146 ( 19 Jun 2020 14:24 )

指摘が…来ない…!辛い!やることない!暇!
現状の内容ですが、怪異の正体が「子どもの落書きの何かしら」はパターンとして使い古されており、それだけでは面白さの決定打にはなりません。何かを示唆する手段として使うのであればいいのですが、補遺で印象が変化するわけではないのでほとんど意味はないといえます。
気味の悪い怪異であり、真相が謎めいているのだとしても、具体的にそれがどういった存在を示しているかがわからなければ評価するのは難しいです。まずは表面的でない、裏側の構造を作ってみてはどうでしょうか。
ご指摘ありがとうございます!
このSCPは、元ネタの「ハーメルンの笛吹き男」で誘拐された子供が折った船を利用して、人物を誘拐してる感じですね…どう書けば伝わるのか難しいですね…それも楽しいですけど
紙の船を疑似餌の様に利用して人間を捕食(?)するオブジェクトかと思いましたが、そうではないのですね。
自分はハーメルンの笛吹き男は全く内容を知らないので、このように感じたのかもしれません。
ご指摘ありがとうございます!
「ハーメルンの笛吹き男」を読めば、色々と分かるんじゃないかなぁと私は思います…