闇寿司No.450"ズワイガニ(暫定)"

このページの批評は終了しました。

rating: 0+x
blank.png
kani.jpg

カニの足だ

概論

“カニ“とは一般的に十脚目短尾下目(たんびかもく、Brachyura、別名:カニ下目)に属する甲殻類の総称であり、漁業や・流通等の産業上、“カニ“と言う名目して扱われている。なお、食用の“カニ“としてタラバガニヤシガニ等も知られるが、これらは正確には短尾下目ではなく異尾下目に分類される。また分類学において、本分類以外の水産節足動物で「カニ」の名を与えられているものも多い。また食用“カニ“の構造をよく見ると歩脚が3対6本しかないように見えるが、これは第5歩脚が甲羅内の鰓室(鰓がある空間)に折り畳まれているためである。

スシブレード運用

攻撃力

防御力

機動力

持久力

重量

操作性

この寿司はこれといった重大な欠点が無く、また素直に扱いやすいため、初心者でも人気であり、幅広く使用されている。またその扱いやすさからこの寿司を愛用するベテランのスシブレーダは多くおり、国内のみならずあまり寿司の文化に慣れない欧米人にもカリフォルニアロールの次に好まれている。今では国内大会や国際大会でも度々使われているため“人気寿司“の1つとも言われている。人気率が高いと聞くが、国内では“タラバガニ“よりも“ズワイガニ“の方が良いと“カニ論争“と呼ばれるネット上の論争が行われることが度々あり、世間を騒がしているのは確かだ。そのことについては後述しよう。現在はタラバガニ種が一般に使用されているため、“ズワイガニ“派はこれを変革しようとして見ている傾向が強い。正直どっちでも良いのが世間の見解だ。

ただ欠点として他の寿司よりも機動力と持久力が薄いことが挙げられるだろう。持久戦に持ち込む試合にこの寿司はあまりおすすめしない。運用としてはギャンブルに近い運任せの勝負になるだろう。幸いなことに攻撃力、防御力は共に悪くはない。恐らく堅い甲羅と挟む力が強力な爪のおかげだろう。

ブレーダに直接攻撃する場合では、効果が期待される寿司である。裏を返してしまえば“大砲“である。この寿司の使い手の1人である“ヨミジ“はこう言っていた。

─致命的なダメージを負わせることができるが、命中率が低い。まさに“大砲“のようだ。操作が悪ければ暴発しかねない強力な寿司だ─ズワイガニ派副リーダ“ヨミジ“1

正に一撃必殺とはこのことだろう。ラーメンでは分からない……のか?カニラーメンあるし。

使用するカニの種類の変化による拡張性を忘れてはいけない。前述したように現在使用されている種類はタラバガニ種であるが、ズワイガニ種に変化した場合どのような結果になるだろうか?その差は微々たるものと予測できるが弱点である機動力と持久力は少しは補えるだろう。ただ結局はブレーダーの力量が全てであるため、効果が発現するのは同レベル同士の試合だけとされる。

他の活用法

その他の活用法として、食用“カニ“は回さずカニ鍋として日本酒の供にすることで相手との親睦を深めることができる。日本酒に合うカニ鍋に最適な種としてもちろん日本産“ズワイガニ“がおすすめだ。これは“ズワイガニ“特有のカニ味噌が美味に加え、口当たりが滑らかな日本酒で、会場を盛り上げることができる。1人で食べても美味しいが、やはり大勢で“カニ“料理を食べた方が楽しいし、美味であろう。そして日本酒とカニの相性が良いのは語るまでもない。肉厚が凄いカニの身の甘さと塩気を噛みしめながら、ガツンとしたパワーがあるもフレッシュ感が口の中に広がる純米酒2を口に含め、あなたは至福に満たされる。これを喜ばない大人がいるわけない。

エピソード

“カニ論争“とは2011年10月27日にインターネット上で初めて行われた論争である。その内容は「カニ寿司で使用する種類は“タラバガニ“か“ズワイガニ“か?」というものである。最初の発案者であるトミナガ氏は全国食用蟹会の会長であり、大の蟹好きとして知られている。トミナガ氏によれば「回転寿司でネタにされているのはほとんどがズワイガニである。無論寿司ブレーダ使用している種類も大体はズワイガニである。しかし良いのであろうか?日本や世界には多くのカニがいるのに対して1つの種類だけを擁護するのはナンセンスとは思わないか?今一度皆で決めようではないか、王座にふさわいし最高のカニを。」と言うことである。このことがネット上に書きこまれると数時間の内に約4万人の同士が集まり1週間にもわたる壮絶な論争を交わした。

論争は主に2つの派閥に分かれて行われた。現在用いられている“タラバガニ“派、新たに可能性が高いと期待された“ズワイガニ“派である。“毛ガニ“や“花咲ガニ3“といった派閥があったが同士数が少ないため後に2つの派閥に別々に統合された。“タラバガニ“派リーダであるキミト氏はこう言った。

キミト氏: “タラバガニ“は我々寿司ブレーダの間では世界的に愛用されているネタであり、もっとも馴染みがある寿司でもある。それを変えるとなると愛用するブレーダは混乱し、操作に邪魔が入ってしまう。そうなればその人達はブレーダの道を外してしまう。

それに対して“タラバガニ“派リーダであるコウスケ氏はこう反論した。

コウスケ氏: キミト氏の言い分は分かるがこうも考えられないか?カニの種類が変わることにより新たな可能性が発見され、ブレーダ達はその可能性を操作するべく努力し、才能を発揮する。ネタが変わるということは人の才能も変わるということでもあるのだ。

このようにお互いに食い下がらない状態が6日も続いた。6日も続いた論争は世間をも沸騰させ、一時期今週の話題としてテレビに取り上げられた。その間も論争はさらに激化していき、遂にリーダ同士の寿司ブレーダ対決となった。「最初からそうすれば良かったのでは?」といろんな所から突っ込みがきそうだか話を進めよう。

2人が使う寿司は長年愛用してきた“タラバガニ“と“ズワイガニ“である。能力はほとんど同じだがこの試合はブレーダの力量と操作力によって決まるのだ。

キミト氏: 遂に決着をつける日がきましたね、コウスケ氏。
コウスケ氏: そうですな、キミト氏。これでどちらかが勝ったら“カニ“の命運が決まる。
キミト氏: お互いに全力を尽くしましょう。
コウスケ氏: えぇ、遠慮はしませんよ!
2人: 3、2、1、へいらっしゃい!!

大きな衝撃波を出しながら2人のカニ寿司は衝突し、火花を散らした。見てる側も白熱するほどの凄まじい攻防である。

キミト氏: …やりますね、コウスケ氏!
コウスケ氏: ……まだまだ!……! 『二大極大鋏』ツインギロチン!!!!

突如、コウスケ氏の寿司が赤黒く光り、巨大な鋏が出現し、キミト氏の寿司を直撃する。

しかし、キミト氏が誇る鉄壁の甲羅に傷をつけることはできなかった。これには流石のコウスケ氏も驚愕する。

コウスケ氏: なっ…!

双璧する堅い甲羅は互いに傷ずきあうが、先ほどの大技を使用したコウスケ氏が誇る寿司カニの強大で見事な爪はぼろぼろになっていく。

コウスケ氏: くっ、やはり強靭な爪だけでは駄目か。
キミト氏: …コウスケ氏、あなたは重要なことを見落としている。
コウスケ氏: 見落とし?
キミト氏: そう、あなたはカニにとって重要な特性を忘れている。

その言葉に一瞬、戸惑いをみせたコウスケ氏。しかし、刹那の瞬間に気がつく。

コウスケ氏: ……まさか!
キミト氏: 気がつきましたね。…そう、カニが持つ特性は……脱皮!これであなたから受けた傷を回復することができる!
コウスケ氏: …させませんよ!いけ、タラバガニ!
キミト氏: 遅いですよ、コウスケ氏!泡沫よ、我の傷癒し、消えよ、発動しなさい完全自己回復パーフェクトキュア!!!

その言葉に反応したのか、キミト氏の寿司が突如青光だし、周囲を包み込む。そしてキミト氏の寿司が受けた傷が徐々に消え、数秒後には完全に回復した。観客はその技を見て、大いに興奮し、歓声が響きわたる。
一方、コウスケ氏は戸惑った表情を浮かべた。悲しみを抱いたかのように。

コウスケ氏: な、何故あなたがその技を…まさか……師匠なのですか?
キミト氏: ……フッ、もう演じなくてもよいか。そうだ!私はお前の師匠だ!よく分かったな、我が弟子よ!
コウスケ氏: その技は闇寿司ブレーダにしか使えない禁断の技。何故、あなたが闇寿司に?

後に判明したことだがコウスケ氏が用いた完全自己回復反魂式という技を応用したものであった。反魂式とは
簡単に言えば、呪術廻戦の反転術式(寿司バージョン)である。呪術廻戦は一度見てほしい

コウスケ氏: くっ、師匠…何故、何故あなたが闇寿司なんかに!
キミト氏: 私はあることに気がついたのだ。

激しい試合の中にどこか哀愁の感じがする。しかし決着はつかない。互いに一歩も譲らない状況が2分間続いた。試合が長引くことは多々あるが、これ程の長時間試合が続いたのは初めてである。しかしこれは試合だ。必ず勝ち負けが決まるものだ。そして持久戦に勝ったのは“タラバガニ“派であるキミト氏であった。ほぼ僅差であった。

キミト氏: お前の“カニ“は手強かった。私がこれまで戦ってきた多くの寿司の中で──
コウスケ氏: ありがとうございます、キミト氏!…いや、師匠!

こうして“カニ論争“は“タラバガニ“派の勝利に終わった。負けた“ズワイガニ“派は次の論争に勝つため日々修行を積んでいるという。トミナガ氏はこの結果においてこうコメントしている。

トミナガ氏: 長きにわたる論争お疲れ様。君たちに任せたのは正解だったかな。正直この結果に私は驚いている。種類変化により“カニ“の強さが変わると思っていたが、従来の方が一枚上手のようだ。語弊がないように言うが私は決して“タラバガニ“が嫌いな訳じゃない。しかし他の種類の“カニ“の可能性を、強さを分かってほしかったんだ。君たちはそれを成し遂げた。結果は違えど“カニ“の可能性が分かってもらえて嬉しい限りだ。とは言え論争はこれで終わりじゃない。負けた派閥はまた新たな“カニ“の可能性を発見し、従来の“カニ“にそれをぶつけて、披露すれば良い。君たちの新たな“カニ“の可能性を見つける論争に期待している。

余談だが1人だけ“アメリカザリガニ“をあげた同士がいた。何故こうなった?その同士曰く「同じ甲殻類なんだから良いだろう?実際食用している人もいるし」ということだった。同士内でもその規格外の提案に一時論争上が混乱したが、トミナガ氏により却下されたため、終息した。何故その人が“アメリカザリガニ“を提案したのかは不明だが、寿司業界に新たな可能性(?)が生まれようとしたのは事実である。さて私もこの話をしていたら無性に“カニ“が食べたくなってきたな!こうなったら──

大将、カニ3つ追加だ!

kani.jpg

私が食べたカニの足だ

関連資料

闇寿司ファイルNo.042 "カリフォルニアロール"
寿司自体は平凡なものの、オカルト分野におけるアプローチが認められた実例を含むファイル。“カニ“に関してはオカルト的要素はないが、「具材」としては関わってくるだろう。

カニ- Wikipedia 
“カニ“を知るもの、握るものはこれを見なければならない。そうでなければ“カニ論争“には参加できない。

文責: 八橋智也


以下は利用した画像です。

タイトル: カニ
権利者: ©SOYSOY_Kusagawa
ライセンス: CC BY-SA 3.0
公開年: 2018
URL: http://scp-jp-share-image.wikidot.com/image:13


    • _


    コメント投稿フォームへ

    Add a New Comment

    批評コメントTopへ

ERROR

The Fuki's portal does not exist.


エラー: Fukiのportalページが存在しません。利用ガイドを参照し、portalページを作成してください。


利用ガイド

  1. portal:6546777 ( 02 Jul 2020 10:48 )
layoutsupporter.png
Unless otherwise stated, the content of this page is licensed under Creative Commons Attribution-ShareAlike 3.0 License