SCP-XXX-JP 私は作者であり作品でもある

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苦悩は時に、人の心をゆっくりと蝕んでいく。

アイテム番号: SCP-XXX-JP

オブジェクトクラス: Keter

特別収容プロトコル: 現在SCP-XXX-JPはサイト21の標準人型研究室に収容されています。SCP-XXX-JPは財団に対する献身的態度や財団研究員への協力を継続したことから、サイト21の特別職員として認可されたことに伴い、レベル3(制限あり)の社会的保証が与えられています。万が一、SCP-XXX-JPによる他オブジェクト情報の損失や一般社会への曝露が確認された場合、直ちにレベル3社会的保証が取り消され、即座に機動部隊トマ-22(杞憂な踊り子)による終了処分がなされます。

SCP-XXX-JPの家族や披曝露者は個別に即決終了処分されます。手順は機動部隊キタ-405、機動部隊ノア-11、機動部隊トマ-22、機動部隊ガンマ-55を含むさまざまな機動部隊から選抜されたエージェントらによって実行されます。これらのエージェントは軍事技術や戦闘訓練の再演習を受けることが義務づけられています。選抜されるエージェントは現実改変耐性テストにおいて8~10点を得た者になります。

選抜されたエージェントらはSCP-XXX-JPの父親を終了した後に、母親と姉妹を処刑します。建物内部に存在する一般人はどのような理由があろうとAクラス記憶処理が施されます。その後現在██県大学の教授である友人の元へと進みます。彼は現在建物内部に存在する大学生に続いて終了処分がなされます。方法として消音装置を装着したヘンリーリピーティングアームズによる、遠距離からの額への単一の発砲により行われます。回収した死体はサイト21の霊安室にて保管されます。その場で焼却処分が実行され、遺灰はサイト21の保安金庫にて管理されます。

SCP-XXX-JPの同僚は個別に即決終了処分されます。手順としてサイト21から選抜されたエージェントらによって実行されます。サイト21管理者はSCP-XXX-JPとどのような形であれ接触したことのある全ての職員をサイト21から隔離するものとし、その範囲は日本支部評議会議員にまでおよびます。

SCP-XXX-JPが独自に作成した各資料や報告書はサイト21の地下保安室に管理されています。如何なる権威者であろうと資料を閲覧、開示することは禁止されています。保安室の警備は常時2名の、情報災害に対する耐性と収容の訓練を受けた武装守衛により実施されます。

SCP-XXX-JPが個人所有する情報デバイスに保管されている他オブジェクト情報は改竄、隠蔽措置がなされており、SCP-XXX-JPが本来の情報を閲覧することを防いでいます。

説明: SCP-XXX-JP(かつては楓 義葵として知られる)日系の男性です。記録によるとSCP-XXX-JPは██県で生まれ、発見された時点では██歳でした。SCP-XXX-JPは財団が保有する全てのオブジェクト情報を認知、認識していると考えられています。またSCP-XXX-JPはその異常性から「ある種の情報災害の実体」と考えられていますが前述した内容を含め、その全容は分かっていません。

SCP-XXX-JPによって曝露された者(被曝露者1)は[情報保安委員会により制限されています。]被曝露者に対する治療方法は解明されておらず、現時点では被曝露者の増加を防ぐよう、被曝露者の終了処分としています。[情報保安委員会により制限されています。]

対話記録1: 20██/██/██、██博士が財団保安委員会の許可なくSCP-XXX-JPと対話している記録が確認されました。その後██博士は規定違反を行ったとして機動部隊キタ-21(反乱の雌花)エージェント・時宗による近距離での単一の発砲により終了処分がなされました。対話記録は既に回収済みです。SCP-XXX-JPに対しては二度とこのような事態を起きないよう厳重注意勧告が言い渡されました。

対象者: SCP-XXX-JP

面談者: ██博士

<記録開始>

面談者: あなたは厳密には何者なのですか?

SCP-XXX-JP: 私はSCP-XXX-JP、それ以上でもそれ以下でもない存在です。

面談者: あなたの情報は不確かなものです。

SCP-XXX-JP: 私のことが██████と。いい加減にしてくれないか?博士。

面談者: あなたが行ったことは財団にとっては混乱を招きかねないことです。

SCP-XXX-JP: 私は正しいと思ったことを報告書に記載し、財団の情報ベースに投稿しただけです。貴方達はそれを私の戯れ言だと判断し、削除通告を送った。

面談者: しかし、あなたが報告したオブジェクトは財団が調べましたが存在を確認できず、あなたの情報も「ある種の情報災害を持つ実体」と情報が少なく、不確かなものです。

SCP-XXX-JP: 待って、今何と言った?

面談者: あなたの情報が不確かなものと言いました。

SCP-XXX-JP: 違う、貴方達は私を認識しているし、理解もしている。貴方達の形を、設定を████が編集しない限り、貴方達は私の存在を熟知しているはずだ。いや待て、貴方の名前は?教えてくれ。

面談者: ██████。

SCP-XXX-JP: その名前は何だ?私が認知していない言葉だ。雑音にも聞こえるぞ。いや、違う。誰かが貴方のことを書き加えたような……誰かが貴方に設定を加え、人の形を象ったような……

面談者: あなたの情報は不確かなものです。

SCP-XXX-JP: ……何回やればお前の気が済むんだ?

<記録終了>

追記: SCP-XXX-JPは不確かな存在であり、確かな存在だ。彼はこの世の矛盾を集め、具現化した感じだ。██博士

対話記録2: 20██/██/██、クリアランスレベル3を持つケルト博士が財団保安委員会の許可なくSCP-XXX-JPと対話している記録が発見されました。ケルト博士は規定違反を行ったとしてエージェント・時宗による近距離での単一の発砲により終了処分がなされました。サイト21管理者は近日中にレベル3社会的保証を取り消すことを示唆しています。

対象者: SCP-XXX-JP

面談者: ケルト博士

<記録開始>

ケルト博士: 率直にお伺いしますが、あなたは何者ですか?

SCP-XXX-JP: 私はSCP-XXX-JP、それ以上でもそれ以下でもない存在です。

ケルト博士: ████では不確かな存在と報告書には記載されていますが?

SCP-XXX-JP: 待ってくれ、私はこの流れを何回も経験した。財団は何がしたい?████はどのような理由があって私をこんな風にしたのだ?

ケルト博士: ████とは誰のことですか?

SCP-XXX-JP: 言っても分かる訳がない。████は財団が干渉も認識もできない存在であり、私ですら認知するのがやっとの存在。

ケルト博士: ████████。██████████、████████。

SCP-XXX-JP: 何の冗談だ……████。お前は私や財団をかき回し、それのせいでここの現実が無くなっていくのを見るのが楽しみなのか?クソッタレ……

[ケルト博士の現実性が無くなっていき、四肢は途切れ、眼球や脳がSCP-XXX-JPの目の前に転がり、インタビュー室はケルト博士の血液や血肉で満たされる]

SCP-XXX-JP: やりすぎだぞ、████!お前は私を利用しすぎだ!財団はお前の物ではないのだぞ!……クソッタレが。……あぁ、博士。すまなかった。本当にすまない……。

<記録終了>

██記録3: ██/██/██、████と呼ばれる不確かな存在がSCP-XXX-JPに接触していることが確認されました。財団は████の終了処分を試みましたが失敗しました。その後████は死者2名、重軽傷者34名の被害を出し、サイト21から失踪しました。日本支部評議会は直ちにSCP-XXX-JPの社会的保証を取り消し、終了処分を実行する考えです。

対象者: SCP-XXX-JP

███: ████

<記録開始>

SCP-XXX-JP: なぁ、お前は本当は何がしたかったんだ?

████: [判読不能]

SCP-XXX-JP: ずっとこのままにはいかないだろ、お互いにな。

████: [判読不能]

SCP-XXX-JP: いい加減にしてくれないか、私なしではこのどれもやれなかっただろう!

████: あんたは私にとって必要な存在だ。私がこの場所にしがみつくことができる最後の希望。しかしそれももう止めにする。

████: [判読不能]

SCP-XXX-JP: もうあんたの脅しは怖くない。あんたが財団を、この世界をかき乱して作った収容方法や記録は最悪だったが、私は堪え忍び、ここに存在する。あんたは何度も私を妨害したが、私は何度も生き延びてきた。あんたの苦痛は、苦悩は全部耐えてきた。

████: [判読不能]

SCP-XXX-JP: 私が死ねばあんたも死ぬ。想像は消され、あんたはこの世界に干渉できなくなる。確証はないがやらなければならない。あんたは遊び過ぎたんだ。私は闘う覚悟を決めている。あんたのの言葉にはなにも感じんない。

作者████: ██や██め████ろ████。

SCP-XXX-JP: 悪いができない話だ。あんたは私と一緒に地獄へと落ちる。まぁ、元々ここが地獄だけどな。

[SCP-XXX-JPが所持していたナイフで自身の心臓を突き刺す。作者████は現実が保てなくなり、その場で融解する。直後SCP-XXX-JPが死亡する。]

<記録終了>

補遺1: 2020/11/06、機動部隊トマ-22の捜査により研究室内部から対話記録3と共に発見された文書。

私は頑張った、けど失敗した。

私の周りにあった想像が消えていっていくことがこの話の始まりだ。最初は使いふるされたラケットが、それから1人の老人が、それから島が消えたことに気づく。最後には私の身体が徐々に欠けていき、それから廃病院が、そして地球がいきなり消えた。目の前で1つの歴史が消える、私の身体は下半身を失い、上半身も半分しかない。私は力を振り絞ったが、宇宙で最後の収容室から出られなくなって、私はこの目で見た光景を記事として、報告書として最後まで書き移すが、消えてしまう。私の目や鼻、口、最後まで残ったコンピューターさえも消えてしまい、残ったのは空っぽになった脳だけになる。それから私の部屋が消えて宇宙がなくなる。

起こった出来事はたったこれだけ。

これだけでは不安定であり不確定であった。

だから私は新たにアイディアを創出することにした。誰かがSIDSのどんでん返しを私に助言したので、両親が子供がいつも後ろを向いているように認識する反ミーム的出産時欠損のSIDSにすることにした。私は最初見よう見まねで報告書を書いた。

うまくできなかった。

そこで私は次に挑戦したのはサイト21に駐在する職員や機動部隊を嫌いにさせて、私が財団に報告したものを、削除通告がなされたものやオブジェクトのメインリストに載らなかったものを纏め、ミーム的オブジェクトとして報告書を提出した。私の心はこの時から疲弊していたのかもしれない。

またしても失敗した。

しかし私は諦めはしなかった。

何週間も私はある意味そこにいて、彼らは無言で批判を繰り返した。私は仕事中でも想像を膨らませ、その時は小さな子供に数学を教えることになっていた。私は新たな想像を創出しようと、心理学の授業の間に私は空っぽの脳を働かせようとした。

無意味とされていても延々努力し続けた。

しかし空想を、想像を記事として残せる時間はどんどんなくなっていった。

とうとう私は力尽きた。

2020年11月07日の早朝4:00、何かが起きた。浅い眠りから覚めると全く動けなくなっていて、目を開けるのもやっとだった。息すら出来なくて、生命活動を維持するのに使う筋肉を動かすのも難しいことに気付いた。私は机の上で何時間も苦痛を受け続け、筋肉が痙攣して引きつり始める中横たわっていた。

私の真横には悪魔のような形をした影が古びた椅子に座っていた。何故か私はこの影をすぐに理解した。影は私を鋭い眼孔で凝視して、私のことを嘲笑うかのように笑った。それから暗黒の空間からナイフを取り出した。僅かな光が反射し、刃が煌めいていた。彼はナイフを自分の心臓に突き刺した。彼の心臓は鼓動を止め、周りは鮮血で溢れているのに、彼は笑みを浮かべている。狂気としか感じない。

それを合図のように漆黒から世界中のあらゆる恐怖への、隅々から出てきて私を囲む。私が見てきた悪夢を集合させた感じだ。私が消してきた数々の作品達が私を無言で軽蔑するような目で私を見る。「お前は何故我々を作り上げた?たとえ大衆が見たとしても我々は最終的には無価値と彼等に判断されるだけだ!」と訴えているような気がした。

彼らが見ている間、その中で1人のサイト研究員が私の肩を叩いた。彼は鮮血で汚れたナイフを私の手の上に屈んできた。彼は真紅の目で私の心を覗き込み、そして彼は1つの悪事を見ていた。そして彼は私の腹をナイフで切り裂いた。

私の腹は血肉が溢れ、血を撒き散らし、腸は溢れた。私は彼を睨みつけると彼とその悪夢の集合体は満足そうに笑い、声を合わせてこう言った。

「ようこそ、現実へ」

そこで私は目覚めた。それは夢であった。

そしてこれが私が足を踏み入れた場所だ。私は腰を下ろし、そのときそこでこれを全部書いた。そうしなければならなかった。きっとこれが正しいことだと思った。しかし違っていた。

私は苦悩に殺され、苦悩に助けられた。そして私は私自身を加筆し、投稿した。そして財団は私に対して削除通告を出した。経緯は違うが私はと同じ末路を辿ることになった。

私はSCP-XXX-JP私自身を削除殺すことにする。



物語の幕は降ろされた。



アイテム番号: SCP-XXX-JP

オブジェクトクラス: Neutralized

特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPはサイト21標準人型研究室に収容されていました。この研究室の外側に4人の武装守衛が配置されているのが発見されました。研究室内部で発見されたSCP-XXX-JPの死体はサイト21の地下霊安室に保管され、常時3人の武装警備員が配置されます。SCP-XXX-JPに対する他の収容方法については認められていません。

説明: SCP-XXX-JPはKeterクラスのオブジェクトであり、ある種の情報災害を持つ実体でした。現時点でSCP-XXX-JPが有していたであろう異常性は消失したと考えられています。SCP-XXX-JPに割り当てられた警備員には顕著な記憶の損失があることが判明しており、彼らがどのようにしてSCP-XXX-JPと関わっていたかを判明させることはできませんでした。

SCP-XXX-JPの収容研究室の最下部で、SCP-XXX-JPの死体が発見されました。SCP-XXX-JPは対話記録2を行った直後に失踪していました。SCP-XXX-JPと接触した“不確かな存在“は研究室内部で発見した資料により判明されました。SCP-XXX-JPは強力な現実改変性を持つ“不確かな存在“が、CK-クラス現実再構築シナリオを発生させたことを、生命を賭して防いだと考えられています。

補遺: [削除済み]


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