SCP-XXX-JP 九頭龍

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財団記録・情報保安管理局より通達

注意:この報告書は改訂版です。
旧型の報告書は現在O5-2権限で閲覧できません。
最新の情報は青文字で表示されています。

— RAISA管理官、マリア・ジョーンズ

アイテム番号: SCP-XXX-JP

オブジェクトクラス: Euclid Keter

特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPが管理されている付近の海域は、現在機動部隊トナ-33(根の国)機動部隊サガ-09(月詠)、機動部隊サナ-87(天照)を配備した軍艦2隻が定期的にパトロールされます。如何なる理由においても、一般人がSCP-XXX-JPに立ち入ることはあってはありません。財団職員を含めた全ての有機生命体がSCP-XXX-JPに立ち入ることはあってはなりません。万が一、SCP-XXX-JPに立ち入ったと思われる人物が発見された場合、直ちに保護、隔離され、収容エリア33-Sで処置されます。SCP-XXX-JP-Bと指定された人物は、如何なる理由があってもその場で終了処分がなされます。

財団の軍艦であるSCPRアレフはSCP-XXX-JPの主要箇所であるSCP-XXX-JP-Σを監視・管理をしています。SCP-XXX-JP-Σの位置は現在太平洋沖の水深1.8kmに位置しています。1SCPRアレフはプロトコル・八咫鏡を実行する任務が課せられており、艦内の機動部隊を含んだ職員はプロトコル・勾玉にて制限されています。プロトコル・勾玉を含んだプロトコル・八咫鏡の全容は補遺1:XXX-JP情報書を参照してください。現在プロトコル・八咫鏡、勾玉は休止中です。最新版であるプロトコル・日輪を参照してください。プロトコル・日輪の全容は補遺1:XXX-JP文書に記載されています。

現在SCP-XXX-JPは収容されていません。そのためSCP-XXX-JPに関するあらゆる情報は回収され、秘匿されます。アレフに駐在する職員は、プロトコル・八咫鏡実行を除き、艦から離れることを禁止されています。現在SCP-XXX-JPは日本の本州へと移動中です。そのため財団はSCP-XXX-JPに関するあらゆる情報は回収、改竄が行われ、一般人の情報流出、パニックを防ぎます。また万が一の場合を想定し、プロトコル・日輪が24時間以内に実行されます。

説明: SCP-XXX-JPは太平洋沖、東経████23.45°、南緯████.31°に位置する無人島です。日本各地に伝承が残っている“九頭龍“という大神が島と化したと考えられています。2既存する文献においてこの島は██████と呼ばれていました。蒐集院の施設から回収された文献においてこの島は、大神“九頭龍“復活のための祭壇でもあることが判明しました。SCP-XXX-JPの直径はおよそ840m、700~950mの範囲ですが海岸上での正確な測量はSCP-XXX-JP-Σを刺激するため不可能です。巡回中に回収されたゴミから、かつてはこの島に人間が居住していたことを示唆されています。尚後述する神社を除き財団が確認された建造物は『改変』による幻影であることが判明しています。植物は主にイネ科針葉樹によって構成されています。またSCP-XXX-JP内部は中心地点にある樹齢██年あるとされる桜の木3を境に縁日が行われる(SCP-XXX-JP-1)縁日領域と御輿等の神具を保管する蒐集院が“九頭龍“復活の秘技を執り行った御輿領域(SCP-XXX-JP-2)に分けられます。

縁日領域(SCP-XXX-JP-1)

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櫓の周りで舞いを踊るSCP-XXX-JP-A

SCP-XXX-JP-1は毎年7月31日に発生するイベントの総称です。SCP-XXX-JP-1内部は判明されているだけで300を越える屋台や出店が出店しており、その内容は飲食や娯楽、見世物芸などの一般的な縁日と変わりません。また屋台の業者や縁日参加者(後述SCP-XXX-JP-A)の人型実体に対しては、商品の購入、縁日に関することのみ会話が成立します。縁日で扱われている商品や備品等が補充されている兆候は観測されず、また商品が無くなる様子もありません。縁日で扱われている貨幣は現代日本で扱われているものと同一です。既存する蒐集院の文献においてSCP-XXX-JP-1は“裏縁日“と呼ばれる秘儀の1つです。“裏縁日“は地球上で流れる地脈のエネルギーや縁日で発生したエネルギーを後述する御輿領域に集約させ、御神体である“龍骨“4に注ぎ、“九頭龍“を招く儀式であると記載されています。尚発生したエネルギーは、御輿領域にて飽和されます。

次の30分、小柱博士は新たにD-229を派遣し、D-215の探索を試みたが成功しませんでした。小柱博士はD-229と通信を試みを続けましたが、D-229の応答は次第に理解不能になっていき、探索から45分後には完全に沈黙しました。D-229の通信は機能喪失が確認されるまで、D-229の途切れ途切れの呼吸が聞こえました。

御輿領域(SCP-XXX-JP-2)

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神具A~Cと御神体が奉納されている███神社

SCP-XXX-JP-2は縁日で使用される御輿や和製楽器等、また御神体とされる龍骨が神社に保管されている領域であり、一般人は基本的に立入禁止となっています。発見された神社に、特筆すべき異常性は確認されていません。発見された神社は1600年代に先住民達が建てたと考えられています。発見された神社は、かつて蒐集院が“九頭龍“復活儀式に使ったとされる神具A~Cが本殿に奉納されています。

奉納物 概要
神具A 翡翠で造られた勾玉。島全体を守護する結界の役割を担います。島の空間は観測上ヒューム値0.9~1.7を維持しており、現実改変を行うことが可能です。
神具B 黒曜石で造られた剣。島全体に存在する異物(外部から侵入した有機生命体)を排除する役割を担います。個体ヒューム値を最大0.4Hmまで引き下げることが可能です。ヒューム値が低い者は希薄されます。
神具C 金剛石で型どられた鏡。島全体のヒューム値を調整する役割を担います。個体ヒューム値6.5Hm以上越える高い現実改変者に対する効果はないが、理論上として可能です。島のヒューム値は世界の平均値と比較すると2%程度低く、分散は10~12%程度狭く調整されます。

これらは蒐集院が考案した“九頭龍“復活儀式の一部である演舞『神産み』を実行するために用いたと考えられています。“九頭龍“復活儀式は九頭龍の一部6を宿主(SCP-XXX-JP-B)が接種することで完全となります。宿主は接種した後に祝詞を唱和し、“九頭龍“を自身の身体に寄生させます。寄生された体はすぐさま周辺の現実性に希薄され、現実性を保てなくなり、黒色の液体に変化します。

発見経緯: 2001年9月、大阪府██市の私立████高等学校7、2年生134人が修学旅行でSCP-XXX-JPに進入、その後行方不明になりました。しかし、学校側やメディア、警察関係者はこの集団行方不明事件に関しては一切認知しておらず、また行方不明者の家族は「この家にそのような人はいません」と解答しました。

日本支部に駐在していた財団の研究員チャート・クリプトン氏はこの事案と3年前に起こっいたもう1つの事件の類似性に気づきました。日本支部評議会による支援の下、全面的な捜索活動が行われ、生徒の所持品である鞄と以前発見されなかった未知の質量を太平洋沖の無人島で発見されました。さらなる財団の調査によりSCP-XXX-JPの存在が判明しました。

周辺の海域は直ちに確保され、現在の収容手順は2003年に改訂された改訂版に定められました。プロトコル・日輪は翌年2004年11月に採用されました。

補遺1XXX-JP文書: プロトコル・八咫鏡プロトコル・日輪


最高機密
SCP財団日本支部公式文書

緊急対処プロトコル・日輪

このプロトコルはクラスⅣ現実改変実体であるSCP-XXX-JPとの接触を描写しており、そのためレベル4/XXX-JPに分類されています。


前書: 以下のプロトコルは日本支部評議会管轄のサイト-21、サイト-35、サイト-72に駐在する研究員たちの合同で開発されました。幾つかのセクションは分類以上の要素を取り除くため削除されている可能性があります。日本支部に駐在する職員はこのプロトコルの遵守が求められます。

抜粋: 緊急対処プロトコル・日輪はSCP-XXX-JPの異常性である「現実改変」に対する戦略を創出するため、開発、施行されました。

プロトコルの情報: SCP-XXX-JPの「現実改変」はキム・ラルド博士により最初に判明しました。現在「現実改変」に対するプロトコルは以下が存在します。

  • 現実改変型プロトコル・八咫鏡 (休止中)
  • 旧型緊急対処プロトコル・天羽々斬 (改良中)
  • 現実消失型プロトコル・勾玉 (休止中)
  • 現実保全型緊急対処プロトコル・日輪 (施行中)
  • [削除済み]

これらのプロトコルは、既存するプロトコルと比較し、際立った安定性と長期有効が予想されます。総体として、休止中のプロトコルを除いた緊急対処プロトコルは一般的なプロトコルと比べ、予算削減21%、犠牲者削減数34%が予想されます。

加えて、プロトコルを実行した人物は、際立った暗示性、改変に対する免疫、記憶消去の耐性の向上を見せました。

そのため、このプロトコルは機動部隊を含めた職員がSCP-XXX-JPを沈静化する方法を記述します。以下の手順の簡単な概要です。尚詳細はO5権限により規制されています。

  • 機動部隊ケラ-05(夜の泥酔者)のメンバーはSCPRクロノアに搭乗し、領海域へ向かいます。1人の部隊長は改変防止処置を施し、高圧潜水スーツを装備します。続いて部隊長は艦内エアロック内で水中遠隔通信機に結びつけられます。エアロック内部は海水で満たされ、部隊長は通信機により開口場へ牽引されます。開口場へ到着すると、通信機はクロノアを離れ、SCP-XXX-JP-Σへと向かいます。
  • この段階を通して、SCPRクロノアはSCP-XXX-JPをモニターを通じて監視します。万が一、SCP-XXX-JPが沈静状態なら、部隊長は即座にSCPRクロノアへ帰還することになります。
  • SCPRクロノアに搭乗する職員は活性状態のSCP-XXX-JPをモニターします。この間、いかなる職員も日本支部評議会の許可なしにクロノアを離れてはなりません。
  • SCP-XXX-JPが活性状態から数分後、広範囲にわたり現実改変が発生します。
  • 潜水士の特殊部隊が開口場からSCPRクロノアを離れ、SCP-XXX-JP-Σへと向かいます。-Σ到着後、所持している殺傷用大銛でSCP-XXX-JP-Σを損壊させます。損壊後の現実改変の影響は約76%軽減します。部隊は損壊後、直ちにSCPRクロノアに帰還します。その間、艦内にいる職員はSCP-XXX-JPの状態をモニターします。

補遺2: 08年██/██日、2レベル研究員であるトランカ・ミリオンはクロノア艦尾エアロックから潜水服を装備せずに出ようと試みましたが、駐在している機動部隊ケラ-05の隊員により素早く拘束され、エアロック内の動作は一時中止されました。彼の健康状態は良好であり、クロノア搭乗以前には精神病や自殺の兆候が見せていないにも関わらずこの行動を起こしたため、心理カウンセラーであるマイケル・ノヴァ博士によるインタビューが行われました。

[記録開始]

ノヴァ: やぁミリオン、どんな調子だい?

ミリオン: すこぶる良くないわ。

ノヴァ: 分かっているよ、ミリオン。今日は君が起こしたことについて聞きたいんだ。

数秒間ミリオンが沈黙する。

ノヴァ: 辛いなら話さなくてもいいよ。何か別の話をしようか。

ミリオン: ノヴァ先生、私は怖いわ。

ノヴァ: 分かるよ。この任務についている全職員が感じている──

ミリオン: 違うわ、そういう感じじゃないのよ。私は以前に…これをやったかも分からなくなってきた。

ノヴァ: 大丈夫、あるよ。

ミリオン: 覚えていないのよ。何もかもが。私の記憶が書き換えられたように、私が私じゃなくななっている感じがするの。私はそれを経験したから…私は怖いの。

ノヴァ: そういう感覚がいつ始まったか教えてくれないかい?

ミリオン: 私はどれくらいここにいるの?思い出せない。記憶が書き乱されていて分からない。私は正直には言えないかもしれない。あなたに伝えたいことがあれば話すが、私はあまり覚えていない。けど誰かの記憶に残っているならば──誰かが見ていたならば伝えることはできる。

ノヴァ: 誰かの記憶とはなんだい?

ミリオン: 先生、私はあの子達の記憶を持っているの。私には分からない顔を見た、分からない場所…いや覚えていないだけであり、行ったことがある場所。覚えていない。自分の記憶が、身体が、心が嘘ではないかと疑心暗鬼になってしまう。現実か空想か時折分からなくなるのよ…。

ノヴァ: そうか、ミリオン。僕は君の助けになるかもしれない。君が見た光景を、彼らが記憶した風景を見直してみよう。そうすれば君は…。

ミリオン: 勘違いしないで。あなたも感じているはずよ。脳漿に刻まれている私の記憶に霞がかかり、誰かの記憶が私の記憶に書き乱れていき、完全私の記憶が無くなる。代わりにあの子達の記憶が私の記憶となる。まったくの…別人となるの。

ノヴァ: ミリオン、もっと僕を頼ってくれ。僕は君の助けになりたいだけなんだ。

ミリオン: 私はもうあなたのことを忘れそう。あなたの名前はまだ覚えている、役職も、けどどうやってあなたと出会ったかは忘れて…改竄されてしまった。私とあなたは共にここで働いているのも理解している、けど何の仕事をしているのか、消去されてしまった。私は子供を授かっているのか8…改竄されて、消去された。もう分からないわ。

ノヴァ: 落ち着いて、大丈夫だよ、ミリオン。

ミリオン: それから…私自身の記憶が、精神が改竄されて、消去される直前に私は鋭い眼光を見たの。それはまるで龍。

ノヴァ: 龍かい?

ミリオン: えぇ、私の母は…もう母の顔は誰かの親の顔に改竄されてしまったけど母はよく日本の物語を聞かせてくれたことは覚えている。(深呼吸する音)…九頭龍よ。日本神話で語られる根の国…地獄に住んでいる龍と言われているわ。

ノヴァ: 神話には疎いが…なるほど。

ミリオン: ごめんなさい、忘れていたわ。(間)母は…私はあまり覚えていないけど、母が語った九頭龍についてはよく覚えているわ。母はこう言ったの、昔、九頭龍は九つの頭を持つ巨大な大蛇が棲みつき、村人を襲い人々を喰らったという。9しかし九頭龍は日本武尊10によって討ち滅ぼされた。そしてその村は大和朝廷となった。(間)私は…財団に、この任務に忠誠を誓った。私にできることは何にでもやった。だから…。

ノヴァ: なんだい?

ミリオン: 私はあの島が九頭龍だと思うの。あの子達が見た光景は、九頭龍に喰われる前の、神が生贄を喰らう黙示録のように。そして全てが九頭龍に喰われ、世界の現実が無くなる。終末に近い現実が起きるかもしれない。もしかしたら…もしかしたらこれは一部に過ぎないのかもしれない。

ノヴァ: 頼む、どうか僕を頼ってくれ、財団を信用してくれ──

ミリオン: いいえ、それはできないわ。私は見初められた。九頭龍に喰われる生贄となったわ。あの子達の記憶が…私の記憶として刻まれる。ノヴァ先生、私が何年も認知しなかった恐怖そのもの…私が私では無くなる時に人は恐れ、離れる孤独そのもの。あの子達は仲間を探している…喰われた子達は安息の地へと行こうとしているのよ。先生に嘘はつきたくないし、彼処が地獄なのは分かっている。けど終わらせなきゃいけないの。この怨鎖を少しでも絶ちきるために。

[記録終了]

インタビュー終了後、ミリオン研究員は艦内の自室で自殺しているのを巡回中の職員が発見しました。ミリオン研究員の死体はサイト67-Aの安置所に護送され、所持品等は艦内の金庫室にて保管されています。

補遺3: 以下は機動部隊ノマ-08に回収された文章です。

9 [判読不能] や..み
ここは….どこ….暗いよ….寂しいよ….お父さん…お母さん…..私….怖いよ….家に帰りたいよ…
私の体 ….ぐちゃぐちゃ…..足が….とれた…..とれた….指…も取れそう…..
あはは….はは….わた…し….の….ゆ…び…とれた….とれ….た…..めだ…ま….はず…れた…じ….うまく….かけない…のう…みそ….かたほうしか…ない
お….さん….

九頭龍を退治し、大和朝廷を築いた。そして腐った日本が出来てしまった…..
我々は正さなければならない….“九頭龍“の再演…
歴史を変え…..あわれ朝廷は“九頭龍“退治に失敗し、日本は創られない…. 蒐集院



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