君だけの色

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SCP-XXXX-JP

アイテム番号: SCP-XXXX-JP

オブジェクトクラス: Safe

特別収容プロトコル: SCP-XXXX-JPはサイト-8181の低危険度物品収容ロッカーに収容されます。一ヶ月に一度、担当職員が異常がないか点検してください。SCP-XXXX-JP-Bは標準人型収容チャンバーに収容し、その前を常時1人以上の職員が監視してください。

説明: SCP-XXXX-JPは容量10Lのブリキ製のバケツです。内部には透明で無臭の液体(以降SCP-XXXX-JP-Aと呼称)が目測8L程度入っています。SCP-XXXX-JP内部に存在するこの状態のSCP-XXXX-JP-Aの量が減少すると、不明な手段で即座に補充されます。

SCP-XXXX-JP内部のSCP-XXXX-JP-Aに人間または特定の人物の名前が記述された物体を接触させると、その間SCP-XXXX-JP-Aは不透明になり、色がつきます。(この状態の液体をSCP-XXXX-JP-A'と呼称)人間の一部が接触している間に、SCP-XXXX-JP内部のSCP-XXXX-JP-Aに他の物体を接触させることは不可能です。

SCP-XXXX-JP-A'がSCP-XXXX-JP外部にて他の人間(以降対象と呼称)に接触する直前に、対象とSCP-XXXX-JP-A'は消失し、同時にSCP-XXXX-JP-Aに接触した人間または記述された名前を持つ人間が、対象がいた場所に転移します。特筆すべき点として、転移した人間の服装や持ち物は消失した人間のものを引き継ぎます。また、SCP-XXXX-JP-Aに接触した人間は転移後に概ね錯乱状態に陥りますが、当オブジェクトとの因果関係は不明です。

SCP-XXXX-JP-Bは、上記の転移イベントに並行してSCP-XXXX-JP-Aに触れた状態で生成される、後述する異常性を除けばヒト(Homo sapiens)と差異が見られない人型実体です。SCP-XXXX-JP-Bは自身の容姿に関する情報を秘匿する反ミーム的性質を持っています。写真または映像の記録データにSCP-XXXX-JP-Bの姿は映らず、SCP-XXXX-JP-Bの姿をスケッチまたは記述、もしくは口頭で表現しようとした人間は錯乱状態に陥ります。転移イベントにおいて、SCP-XXXX-JP-Aに名前が記述された物体を接触させた場合は、この生成イベントは発生しません。

実験記録XXXX-JP-1 - 日付20██/██/██

対象: D-XXXX-JP-1

実施方法: SCP-XXXX-JP-Aを、D-XXXX-JP-2に触れさせながら対象にかける。

結果: 対象は消失、D-XXXX-JP-2も転移し、SCP-XXXX-JP-Bも生成された。また、SCP-XXXX-JP-Aの色はサンライトイエロー1に変化した。

付記: D-XXXX-JP-2は、自身はD-XXXX-JP-1であると主張し続けました。

実験記録XXXX-JP-9 - 日付20██/██/██

対象: D-XXXX-JP-10

実施方法: 大田研究員のネームプレートを接触させたまま、対象にSCP-XXXX-JP-Aを頭からかぶらせる。

結果: 対象は消失した。しかし、接触対象でなく大田研究員が転移した。しかし、SCP-XXXX-JPは生成されなかった。SCP-XXXX-JP-Aの色はハニースイート2に変化した。

分析: 名前が書かれていると、そのものではなくその名前を持つものが転移し、SCP-XXXX-JP-Bが生成されないということが分かった。しかし、怪我の功名といえども大田研究員にはもう少し身の回りについて気を配ってもらいたい。-██博士

実験記録XXXX-JP-10 - 日付20██/██/██

対象: D-XXXX-JP-11

実施方法: D-XXXX-JP-1と書かれた紙を接触させたまま、対象にSCP-XXXX-JP-Aを頭からかぶらせる。

結果: 対象は転移し、D-XXXX-JP-1も転移した。また、SCP-XXXX-JP-Aの色はバトルシップグレイ3に変化した。

補遺1: サイト-8181の前で、身元不明の男性が大声でSCPオブジェクトの報告書を暗唱するという事案が発生しました。以下その男性とのインタビュー記録です。

インタビュー記録-XXXX-JP-1

対象: 身元不明の男性

インタビュアー: ██博士

付記: 男性は自身の名前を財団に伝えませんでした。

<録音開始>

██博士: 一体あなたは何者なんですか?

身元不明の男性: ██博士、十人十色って言い得て妙ですよね。本当

██博士: なぜ私の名前を知っているんだ?

身元不明の男性: どんな人でも自分の、自分だけの色を持っているんですよ。極悪人でも、天才科学者でも、それこそ凡人でも、誰一人かぶること無く自分自身の色があるんです。

██博士 質問に答えてください。あなたは一体誰なんですか?

身元不明の男性: 私は一体誰なんですか?

██博士: は?

身元不明の男性: 私はあの時の同僚たちの、今まで一緒に頑張ってきた、大変な事も一緒に乗り越えてきたあの人たちの怪訝な視線を一生忘れられません。

身元不明の男性: ただ、それ以上に私の妻から「どなた様ですか?」って言われたのが一番きつかったです。初めてのデート、プロポーズの言葉、結婚式、今まで私が積み上げてきた事、私自身が崩れ去った音が聞こえました。私は何なんですか?博士、私の顔は、体型は、私の色は一体何なんですか?

<録音終了>

終了報告書: ██博士が男性の姿について言及しようとした途端、錯乱状態に陥ったためインタビューを中断しました。その後の検証の結果、男性がSCP-XXXX-JP-Bと同じ性質を持っていることが判明したため、収容しました。

補遺2:20██/██/██に、サイト8181にて発生した大規模な収容違反の収束にSCP-XXXX-JP-B-44が貢献しました。財団はその事象や、SCP-XXXX-JP-Bの異常性の有用性を考慮し、フィールドエージェントとして正式に雇用することを決定しました。


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