「森」は生きている

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アイテム番号: SCP-XXXX-JP

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: SCP-XXXX-JPの周囲を囲むようなドームを建設し、外部からの視認を防ぎつつ、SCP-XXXX-JP-Bの外部への流出を防いでください。
また、SCP-XXXX-JPの周囲は24時間監視し、民間人の侵入を必ず防いでください。
インターネット上にあるSCP-XXXX-JPに関する書き込みの捜索業務にDクラス職員を1人当ててください。当該書き込みを発見した場合、即座に削除し、当該Dクラス職員をSCP-XXXX-JPの探査を命じ、他のDクラス職員1人を書き込みの捜索業務に当ててください。

説明: SCP-XXXX-JPは██山脈南部に位置する、約10km*5kmの森林地帯です。SCP—XXXX-JP内部は磁場が乱れている上、不明な方法で電波の送受信が妨害されています。
SCP-XXXX-JP自身もしくはそれを写した写真、動画、もしくはSCP-XXXX-JP-BによるSCP-XXXX-JPを賛美する内容の発言または文章に晒された人間は段階的に異なる異常性を発現します。詳細は以下のとおりです。

第1段階: 前述の条件を満たした人間は、SCP-XXXX-JPの位置を認識し、「1度足を運んでみたい」という旨を表現するような軽度の精神影響を受けます(以下この影響を受けた人間をSCP-XXXX-JP-Aと呼称)。この影響は記憶処理によって一時的に消失させることができますが、過度のストレスを感じた場合、精神影響が再発します。

第2段階: SCP-XXXX-JPに侵入したSCP-XXXX-JP-Aがこの段階に移行します。SCP-XXXX-JP内部で遊び回り、█時間が経過した後、SCP-XXXX-JP内部から脱出します。その後、「絶対もう1度訪れたい」といった旨を表現するような重度の精神影響を受けます。(この影響を受けた人間をSCP-XXXX-JP-Bと呼称)脱出後はSCP-XXXX-JPに関する情報を積極的に拡散し、数日後SCP-XXXX-JPを訪れようとします。この動作を阻害するとSCP-XXXX-JP-Bは激昂します。
これらの影響を消失させることは現在の財団の持つ技術では不可能です。
█時間が経過する前にSCP-XXXX-JP-BをSCP-XXXX-JP内部から脱出させる試みはすべて失敗しています。

第3段階: SCP-XXXX-JPに一定回数侵入したSCP-XXXX-JP-Bがこの段階に移行します。SCP-XXXX-JP内部から退出することを拒み、SCP-XXXX-JP内部で暮らすようになります。また、重度の幼児退行を見せ、生活の殆どをSCP-XXXX-JP-1に頼るようになります。

SCP-XXXX-JP-1はSCP-XXXX-JPを構成する樹木群です。SCP-XXXX-JP-1の耐久性は非常に高く、これまでの実験及び探査の全てにおいて、SCP-XXXX-JP-1を焼却及び損傷を与える試みは全て失敗しています。
SCP-XXXX-JP-1は異常性のない樹木と外見的な差異はありませんが、枝を動物の腕のように自在に動かすことが出来ます。SCP-XXXX-JP-1は基本的にSCP-XXXX-JP-Bに対して友好的であります。その証拠としてSCP-XXXX-JP-Bを自身の枝に乗せ、上層部まで持ち上げる、SCP-XXXX-JP-Bに自身の果実を与える(SCP-XXXX-JPの与える果実に毒性は無く、1つ摂取することで1日に必要な栄養素を賄えることが確認されています)などの行動がこれまで確認されています。また、SCP-XXXX-JP-1はSCP-XXXX-JP-Bを脱出させようとする実体全てに対して攻撃的になり、積極的にSCP-XXXX-JP外部に追放しようとします。

SCP-XXXX-JP内部にはSCP-XXXX-JP-1とは異なる樹木(SCP-XXXX-JP-2と呼称)が存在することが探査の結果判明しています。この樹木には、黄金に光輝く点を除けば一般的にはセイヨウリンゴとして知られているものと酷似した果実をつけています。(SCP-XXXX-JP-3と呼称)

SCP-XXXX-JP-3には、摂取した人間がその時点で受けている精神影響や情報災害による影響(SCP-XXXX-JPによるものも含む)をすべて無効化し、以降それらの影響を一切受けなくなる効能があります。また、SCP-XXXX-JP-3を摂取した人間は積極的な性格となることが確認されています。また、この人物に対して記憶処理を行うと、SCP-XXXX-JPに関する記憶は全て除去されますが、積極的な性格は元に戻りません。


SCP-XXXX-JP-3を情報災害への対抗策とする計画が提案されましたが、SCP-XXXX-JP-2の存在する場所が不明であることや、財団職員がSCP-XXXX-JP内部の探査によってSCP-XXXX-JP-Bとなる事による人的資源の消費が激しいことなどを鑑みた結果、却下されました。

発見経緯: 20██年度から突如サイト-81██の職員の職務遂行能力が著しく低下したため、原因を調査したところ、サイト-81██の職員のほぼ全員がほぼ同時期に██山脈を訪れていたことが判明しました。より詳細な原因を追求するためにサイト-81██の監視カメラを調べましたが、特に変わった様子は見受けられませんでした。しかし、監視カメラの調査を行った数日後、調査にあたった職員全員が██山脈を訪れるために休暇を申請したため、財団が当該地域の調査を行った結果、SCP-XXXX-JPの異常性が確認されました。

補遺1: SCP-XXXX-JP-Bとなった██氏へのインタビュー記録です。

対象: ██氏

インタビュアー: エージェント・██

<録音開始>

エージェント・██: では、いくつか質問させていただきます。あなたはあの森で何をしていたのですか?

██氏: 何って友達と話してたんですよ、たくさんの。

エージェント・██: 友達、といいますと?

██氏: まあこんなこと言ったら気が触れていると思われるんですけど、あの木々です。あの木々たちと遊んでました。高いところに上げてもらって、木の実食べながら周りを見下ろしたり、木のてっぺんから飛び降りたり… あ、別に怪我とかしてませんよ、下で落ち葉の山が受け止めてくれるので。

エージェント・██: 今日は平日ですよね、あの、お仕事とかって

██氏: 無断欠勤です、はい。いやねえ、昨日仕事で重大なミスやらかしまして、年下の上司にこっぴどく叱られて、あれ、私ってこの会社に本当に必要なのかなって思っちゃって、そしたらどうしようもなくここに来たくなっちゃって、また来たって感じです。

エージェント・██: 以前にも来たことがあるんですか?

██氏: ええ、何回も、来るたびにここの木々たちは私を一緒に遊んでくれるんですよ。多分喋ってはいないんだろうが、「失敗したっていいじゃないか、君は今のままでも十分だ」って言ってる気がするんですよ。そんな風に過ごしてると私も、もう少しだけ頑張ってみようか、って思えるんです。
エージェント・██: なるほど、ありがとうございました。これにてインタビューを終了します。

<録音終了>

補遺1: SCP-XXXX-JP内の探査中、SCP-XXXX-JP-1内部に半分以上埋まっている状態で情報記録メディアが発見されました。内部データはほぼ全てが破損していましたが、一部音声データのサルベージには成功しました。

対象: 不明(記録メディア及び音声よりDクラス男性職員と推測)

<再生開始>

不明な音声: いやあ、ここの暮らしは最高だよ、黙っていても食いもんは出てくるし、寝床もあんなとこよりも最高だし、

(水が水面に落ちるような音)

不明な音声: あんなところに居たら命がいくつあっても足りねえ、[不明瞭な音声]のときみたいな目に合うのはもう御免だ。

(水面が揺れるような音)

不明な音声: しかもこんな気持ちいい風呂になんてあそこじゃ絶対入れねえ。こんなシュワシュワする炭酸泉、しかも服も脱ぐ必要もない、こんな[不明瞭な音声]は生まれ[不明瞭な音声]

<再生終了>

補遺2: サイト-8198の職員の業務遂行能力が突如著しく低下したため、調査した結果、ほぼすべての職員がSCP-XXXX-JP-Aとなっていることが判明しました。特筆すべき点として、サイト-8198内にはSCP-XXXX-JP-Aとなるための情報が拡散されていないということがあります。

補遺3: インターネット上でSCP-XXXX-JPの他実体に関すると思わしき書き込みが見られます。Dクラス職員を利用した調査の結果██山地、██盆地、██県██市にSCP-XXXX-JP-1群が発見されています。それ以外の地点に関する書き込みも存在するため、SCP-XXXX-JP-1郡がまだ他にも存在することが推測されています。



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