不朽の音色
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はい、そのために面白い設定とは何かを考えます。

面白さは広義ですが、もっともポピュラーな面白さの一つは葛藤です。何かと何かの間で板挟みになり、最終的に人間的な変化が訪れるのが好ましいでしょう。

例えば、医療マンガでは次のような葛藤が見られます。
1.生きたいが、病気によって生きると苦痛が伴う
2.全員を救いたいが、どちらか片方しか救えない
3.患者を救いたいが、過去に患者を死なせた自分が患者を救って良いかわからない

これらはクリシェと言っても過言ではありません。しかし、適切な場面設定を与えることで独自性を生み出> すことができます。
・もし、1.の葛藤を持つ人間が過去に縁を切った家族と復縁することでに助かることが分かるかもしれないと知ったら?
・もし、2.の葛藤を持つ人間が現在はトリアージを教える講師だったら?
・もし、3.の葛藤を持つ人間が実は遺族から感謝されていたら?

このテーマ→葛藤の構造→具体性の付与の流れは独自性がありながら分かりやすい、すなわち面白い設定に近づくひとつの手法です。

どのようなテーマを設定しますか?

はい、テーマの設定ですね。次のような手段があります。

1.身近なものを用いる

身近なものをテーマに取ることは読者の感情の訴求を強めます。周りを見渡して目についたものを書き出してみましょう。可能ならキーボードよりもペンを用いて紙に書くと好ましいです。それらの紙をぼんやりと眺め、それらをもとに葛藤を作れないか考えてみましょう。また、散歩も有効な手段の一つです。運動は思考を活発にし、新しい視覚的な情報は新たなアイディアの元となります。普段歩かない道を探し、入らない店に敢えて入ってみると良いかもしれません。


現世界: 成長前の主人公の現状と、それを取り囲む環境。

歌姫は難病を患い早逝する(交通事故という手もある)が、遺言に従って本人の容姿と声色を再現した自動人形が特注製作される。
ガラテア商會《人造月光》Artificial Moonlight: "夜奏姫"ノクターンとして彼女は再び舞台に蘇り人の心を震わせていく。

きっかけ: 何かしらのきっかけで、環境が変化し、主人公は目標へ向かって進み始める(or 障害から逃げ始める)。ここからやっと物語が動き出す。
他人が蘇った歌姫を持て囃すのが気持ち悪い、やたら悲劇のヒロインと悲運の作曲家という物語への嫌悪感。こちとら見世物じゃねーぞ。そんな為に彼女は死んだんじゃない。もっと歌いたかった筈だ。でも自分自身も同じでは?と疑問を持ってしまう。届かぬ祈りは自分の為でしかない。そこを"夜奏姫"に見透かされる。

反転: 何かしらのきっかけで、今まで上手く行っていたのなら上手く行かなくなり、停滞していたのならば進み始める。

決断: 緊張感が最大になり、主人公は自分自身の意志の力とここまでの要素を用いて、最後の決断をする。主人公の成長が確固たるものになる。

成長後: 冒頭との対比等で主人公の成長が象徴的に描かれる。

ここからストーリーを書く(目標1万字)

起(:ここに書きたい場面を挿入)

承(:ここに書きたい場面を挿入)
・写真がいつかの君を切り取った様な君に僕は誘われて
・写真の様に切り取られた君の面影に僕はいつかを探して
あの日の面影を完璧に再現した歌姫の姿を見て追憶するシーン

転(:ここに書きたい場面を挿入)

結(:ここに書きたい場面を挿入)


大正150年カノン
長年連れ添った歌姫と作曲家の物語
歌姫は難病を患い早逝するが、遺言に従って本人の容姿と声色を再現した自動人形が特注製作される。
ガラテア商會《人造月光》Artificial Moonlight: "夜奏姫"ノクターンとして彼女は再び舞台に蘇り人の心を震わせていく。
だが長年連れ添い彼女を発掘した"彼"は彼女を上っ面だけ評価していた事も忘れて、都合のいい機械仕掛けの歌姫に心酔する世間に憎悪の感情を向ける(ただし、自動人形の彼女は別。彼女の遺言を受けて生まれた写し身を憎める筈がない)。
舞台裏、歌姫と作曲家は語り合う。そしてナンカエモイエモイテンカイで作曲家は答えを得て歌姫と歩む事を決意する(大筋)
月光浴に出掛ける"夜奏"と彼女に手を引かれる"彼"、そこで自分は"夜奏姫"という銘を持ち、(歌姫の本名)ではなく"夜奏"として扱って欲しい事を告げる。(娘に亡き妻の面影を見る父に近い心理)
また物語を零から始めよう。ハッピーエンド(適当)

キーワード
魂のない人形
不朽の音色
それでも人は歩む

用語集
・浅草オペラ
浅草に存在した大衆の人気を博したオペラ座などの芸能娯楽。史実では関東大震災を景気に潰れたが、大正150年世界では義躯による被災した団員の復帰や夢拾い(大正帝から析出した夢屑を利用したメモリーサルページで回収した小道具や脚本などで見事復興を遂げている。関東大震災の復興のシンボルともされる。"歌姫"は浅草のオペラ座でもトップクラスのプリマドンナだった)

・夢拾い
大正帝の夢界に析出する夢の結晶から有用な記憶をサルページする職業。関東大震災から帝都が復興できた要因の一つでもあるが、危険なミーム災害に暴露する危険性もあるので基本貧民か借金人の職業とされる(金払いは良い。Taleでは説明されない。)

展開に生じうる疑問: 何故"歌姫"は自分の記憶を自動人形に移植する道を選ばなかったか→大正150年の世界で無限夢幻の命は大正帝だけだから。大衆は歌姫の復活を無邪気に喜ぶが、実際は黄泉還りからはと程遠い。皆に歌声が響けば生きていなくてもいい…?亡き歌姫の役割を背負わさられる自動人形の葛藤。舞台上の歌姫にしか興味の無い大衆と亡き彼女の面影を見出す作曲家が同じである過ちに気付くのが"彼"の救済の鍵。

参考文献
http://scp-jp.wikidot.com/scp-1580-jp
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B5%85%E8%8D%89%E3%82%AA%E3%83%9A%E3%83%A9
http://scp-jp.wikidot.com/taisho150-hub
http://scp-jp.wikidot.com/scp-2061-jp


まずどんな物語を書くんだ?
長年歌手と連れ添った歌姫を交通事故で失った作曲家が彼女の姿を模した人形で救済を得る話。大正150年の芸能方面も掘り下げる。

ストーリーの大筋


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執筆者: Hoojiro_san
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最終更新: 20 Mar 2023 19:59
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