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アイテム番号: SCP-XXXX-JP
オブジェクトクラス: Safe
特別収容プロトコル:SCP-XXXX-JP本体とSCP-XXXX-JP-1、SCP-XXXX-JP-2はサイト-81██に収容されています。
SCP-XXXX-JP収容チャンバー内は常時3名の警備員が巡回します。SCP-XXXX-JPへO5評議会の許可無く接触した場合は速やかな拘束、尋問を行いまたその行為は接触者の終了もしくはDクラスへの移動処分の十分な理由となります。
SCP-XXXX-JP担当職員は通常1年毎にSCP-XXXX-JPに関する記憶を消去した後入れ替えを行います。
SCP-XXXX-JPはその大きさの為、SCP-XXXX-JP-1やSCP-XXXX-JP-2等と接続する際はSCP-XXXX-JP収容チャンバーへと対象物品を移動させます。
SCP-XXXX-JPには常に電力が供給され、SCP-XXXX-JP周囲のヒューム値の変動が確認された場合はサイト-81██内の職員の通常避難の後SCP-XXXX-JPへの電気供給を切断しSCP-XXXX-JPを停止させます。機動部隊がSCP-XXXX-JPの停止を確認した後に電気供給は再開されます。
SCP-XXXX-JP-1保管ロッカーは常時2名の警備員が監視を行います。SCP-XXXX-JP-1収容ロッカーの施錠コードはサイト-81██管理官によって管理され、48時間毎に変更されます。
SCP-XXXX-JP-1への接触を試みる行為が確認された場合は速やかな拘束、尋問の後に降格処分となる可能性があります。
SCP-XXXX-JP-2保管ロッカーは厳重な施錠を行った状態でサイト-81██内特殊文章保管室に設置されます。
SCP-XXXX-JP-2の全文の閲覧にはその内容からクリアランス4以上が必要となりました、クリアランス3以下の職員が内容を知る必要がある場合はO5-█による編集の入った『SCP-XXXX-JP-2文章要約』を閲覧してください。また要約文章の閲覧は全て記録され、その後の閲覧職員の勤務態度や忠誠度テストの結果によっては記憶処理が施されます。
説明:SCP-XXXX-JPは高さ5×横10×奥行き10m程の建造物です。外面は外部と内側の現実性の移動を遮断する性質を持つ素材によって構成されており、縦2×横1mの同素材の扉と「Start-up」と記載されたスイッチと外面が強化されたコンセントが付いています。扉には財団のマークと「Foundation Emergency Intensive Care Unit」の文字が書かれています。またHmの表示が付いた数字を表示するパネルが設置されており、ここに示される数字は内部のヒューム値と一致していることが確認されました。SCP-XXXX-JP施設内部は自動化された財団における最大限の治療設備に加え、SCP-XXXX-JP内部のヒューム値を低下させる機器及び自立式電力発電装置が備え付けられています。SCP-XXXX-JP内部のベッドに負傷した生物を寝かせてSCP-XXXX-JPを外側から起動すると扉を外部から開けられなくなります。そしてSCP-XXXX-JP内部のヒューム値が外部と比べて大幅に低下します、この時内部の人間のヒューム値は変動しません。暫くの後SCP-XXXX-JP内部のヒューム値が徐々に外部と同程度に回復し完全に等しくなると扉が開きます。
SCP-XXXX-JP-1は「ヒューム変動指示器」と書かれた5×10×10cm程の電子機器です。財団の職員カードをスキャンする物と同様の機構が横面に付いており、上面には財団職員がパスコードを入力する際に使用するコンソールと3×8cm程のパネルが付いています。SCP-XXXX-JP起動実験の際にSCP-XXXX-JP-1のパネルが発光しましたが数秒後に発光は停止しました。
SCP-XXXX-JP-2はSCP-XXXX-JP付近にて確認された異常性を持たない文章です。文章の内容はO5評議会の審査の結果規制されており、閲覧が必要である職員はカバーストーリーを含む要約文書を閲覧する事が可能です。
SCP-XXXX-JP-2要約文書
・SCP-XXXX-JPは財団が作成した。
・SCP-XXXX-JPは何らかの原因で重傷を負った職員の再生要設備であり、右半身を切断された場合も脳さえ生きていればほぼ五体満足まで回復が可能である。
・SCP-XXXX-JPは常時電力供給を必要とし、不具合の発生時を除き常に電力が供給されねばならない。外部からの電力供給が停止した場合直ちにSCP-XXXX-JPの動作は全て一時停止し内部電力を用いて緊急治療に備える。
・対象者が出血多量状態や瀕死状態等の場合は内部のヒューム値を低下させ死亡しないようにし治療を行う。
・ヒューム値変動が必要であるとSCP-XXXX-JP内部コンピュータが判断した場合、SCP-XXXX-JP-1が起動しクリアランス4以上の職員2名の許可を求める。2名が自身の職員カードと認証パスコードを入力するとヒューム値の変動機能が発生する。
・SCP-XXXX-JPは試作段階であり、ヒューム値変動機能の不具合が確認されている。
・SCP-XXXX-JPは19██年に日本支部理事-██が提案しO5評議会が承認した████████プロジェクトに基づいて作成された。
・SCP-XXXX-JPは過去に数回検証を兼ねた運用を行なっていたが、それは最後の一回を除き全てDクラスが対象だった。
・最後にSCP-XXXX-JPはサイト-81██管理官の治療を開始したと記載されているが、その結果の記録は書かれていない。
SCP-XXXX-JP、SCP-XXXX-JP-1、SCP-XXXX-JP-2は20██年8月10日19時21分にサイト-████内不使用規定領域に突如出現しました。元々不使用規定領域は異常なヒューム値の変動が時折確認されており、監視の対象となっていました。機動部隊の調査の結果、SCP-XXXX-JP内部に胸部以下が現実改変攻撃による物と見られる影響で中程度に変形したサイト-81██管理官の遺体が発見され、遺体とSCP-XXXX-JP-1及びSCP-XXXX-JP-2の回収後SCP-XXXX-JPを取り囲むように収容施設が建てられました。
[閲覧にはクリアランス4以上が必要です]
SCP-XXXX-JPを用いた実験の記録を以下に示します。
実験記録XXX - 日付20██/10/08
対象: SCP-XXXX-JP
実施方法: 左腕の肘から先を失ったD-157465をSCP-XXXX-JP内部に入れて起動。D-157465には小型カメラを装着させている
結果: SCP-XXXX-JPの扉が開くと左腕を取り戻したD-157465が出現。映像記録はSCP-XXXX-JPの起動直後にD-157465が意識を失い、D-157465の左腕に数本のアームが作業を行なっている様子が記録されている。D-157465の左腕を調べたところ、左腕を構成する細胞は全てD-157465の物と一致した。
ヒューム値の変動は発生しなかった。
分析:予想通りSCP-XXXX-JPは治療施設のようである。今後の実験ではどこまでの負傷を回復させられるかを確認する。 -左部博士
実験記録XXX - 日付20██/10/20
対象: SCP-XXXX-JP
実施方法: 下半身を失ったD-162672をSCP-XXXX-JPに入れ起動。同様に小型カメラを装着。
結果: SCP-XXXX-JPの扉が開くと下半身を取り戻したD-162672が出現。カメラには先程と同様にD-162672に作業を行うアームが記録されていた。D-162672の下半身を調べた結果、その全ての細胞はD-162672の物と一致した。ヒューム値の変動は発生しなかった。
分析:下半身すら再生可能であるという事は素晴らしい。しかしこれだけの負傷でもヒューム値の変動は発生しないのか。 -左部博士
実験記録XXX - 日付20██/11/09
対象: SCP-XXXX-JP
実施方法: 首より下が高濃度の塩酸によって酷く変形したD-166579を入れて起動。起動時点でD-166579は瀕死状態であった。
結果: 10日後SCP-XXXX-JPがヒューム値の変動を求めた為承認、すると内部ヒューム値の表示が最低で0.0██まで低下した後ヒューム値は終了まで0.200で安定し、終了後内部ヒューム値が外部と均一になり扉が開くと通常通りの体を得たD-166579が出現した。
分析:ヒューム値の低下要請を確認した。ヒューム値が著しく減少したが、そこまでヒューム値を引き下げる技術を財団は有していない筈である。更なる調査が必要と思われる。 -左部博士
補遺: 実験記録XXX - 日付20██/11/09の報告を行った翌日、[閲覧にはクリアランス4以上が必要です]へのアクセスが認められため左部博士は別サイトへの異動が言い渡され、SCP-XXXX-JP実験に関するアクセス権限を剥奪されました。
[閲覧にはクリアランス5以上が必要です]。
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