--焼-- 肉の夜明け - SCP-JPサンドボックスⅢ

--焼-- 肉の夜明け

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アイテム番号: SCP-XXXX-JP

オブジェクトクラス: Euclid

2018年2月██日に撮影されたSCP-XXXX-JP

特殊収容プロトコル: SCP-XXXX-JPは財団フロント企業S.C.P.¹の保有する放牧場の中央50メートル四方を囲う二重フェンスの内部へと収容され、SCP-XXXX-JPへの直接接触が必要な場合は午前五時から午後十時の間に行ってください。SCP-XXXX-JP飼育区域を覆うフェンスには25m毎に監視カメラが設置され、SCP-XXXX-JPの体調及び侵入者の監視を行います。S.C.P.一般従業員はSCP-XXXX-JP飼育区域への接近を禁止し、従業員にはS.C.P.オーナーによりカバーストーリー「危険な暴れ牛の隔離」が流布されています。SCP-XXXX-JPの個体数は常に二頭で維持され、実験によって増殖した場合はSCP-XXXX-JPを二頭残して全て終了させて下さい。

説明: SCP-XXXX-JPは██県███市内牛牧場にて発見された牛です、SCP-XXXX-JPの品種は個体によって異なります。SCP-XXXX-JPの体重及び体長等は常に一般的な牛の品種のそれと差異はありません。

SCP-XXXX-JPは午前0時から午前3時の間特殊なフェロモンの様な物を体表から発します。フェロモンの効果はSCP-XXXX-JPを中心として半径3.0m範囲内で効果を発揮し、それに曝露した全ての人間(以降SCP-XXXX-JP-1)はSCP-XXXX-JPとの接触欲求を訴えます。SCP-XXXX-JP-1がSCP-XXXX-JPに接触すると周辺の天候に関わらずSCP-XXXX-JPへと直撃する落雷が発生します。全ての場合でこの落雷によるSCP-XXXX-JP-1の一切の損傷は確認されませんでした。落雷を受けたSCP-XXXX-JPは全身を構成するあらゆる可食である要素が部位毎に全て人間が問題無く摂食可能な程度に加熱されます。SCP-XXXX-JP-1は加熱されたSCP-XXXX-JPの摂食を試み、周囲に箸やナイフ等の適切な器具がある場合はそれを使用します。SCP-XXXX-JPはその人数に関わらずSCP-XXXX-JPの可食部位を日が登るまでに完食します。完全に摂食されたSCP-XXXX-JPの骨等の残骸は全て日光に当たる事によって消滅します。摂食後SCP-XXXX-JP-1は夜明けを視認しようとし、視認後の調査では「太陽に牛の顔が映って見えた」と答えました。SCP-XXXX-JPの摂食を行った全てのSCP-XXXX-JP-1は摂食三日後に身体のSCP-XXXX-JPへの変異を開始します。この変異は三十分から三時間で完了し、変異中SCP-XXXX-JP-1は意識を持たない事が判明しています。SCP-XXXX-JPは知能や人間と同様の自我を有する事が判明しており、SCP-XXXX-JPへの知能テストの結果は変異前のSCP-XXXX-JP-1とSCP-XXXX-JPの意識が同一のものである事を示しています。

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