tale 財団創世神話 - SCP-JPサンドボックスⅢ

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教科書173ページ　██文明の神話、世界の誕生について

初めにカオス - 混乱した、形のない、重い固まりがありました。空も陸も海もまだありませんが、その中にはいろいろな物の種が眠っていました。

神である大自然が、空と陸と海を分けました。燃えている部分は軽かったので、まいあがり空となり、その下のほうを澄んでいない空気が占めました。空気より重い物は陸となり、水があふれてくると海となり、陸を浮かべました。また、空の空気が澄んでくると、星々が見えるようになりました。

やがて、名もない神は陸地に山や荒地、禁忌、川、泉を配置しました。すると、空には鳥、水の中には魚、陸地には凶暴な四つ足の獣も住むようにしました。

四つ足の獣は下ばかりを見ているので、空を見上げるもの、すなわち人類を神が造りました、ちなみにこれが1回目のようです。この頃には、たくさんの神的存在がいたようです。

世界は平たくて円盤のようなものです。その世界の中心に位置するのがサイト-8100であり、日本支部理事会の聖地です。

この円盤のような世界の周りには、大洋河が流れ、中央は西から東へ海によって分けられています。その海が地中海で、地中海の東の果てが黒海とされていました。

世界の北の地には、ナラッキャと呼ばれる民族が住んでいます。彼らはとこしえの肉の中、常識も倫理も知りません。この地の山々にある大きな洞窟から、恐ろしい肉の軍勢が世界にやってくるのです。

世界の南側には、幸福で徳の高いメカニト達が住んでいます。壊れた神はこの民族がたいへん好きで、よく訊ねては響宴を開いていました。

世界の西の果てには、大洋河の近くに壊し屋と呼ばれるとても規模の大きな団体があり、財団に特に目を向けられている人間が住んでいます。

曙と太陽と月は、東側の大洋河から天空を登り、西の大洋河に降り立ちます。そして、翼にある船に乗り、北側の大洋河をまわって東の登り口に戻ります。

　
「先生、僕の教科書が他の人のと書いてあることが違います。」
　
「またですか……、ちょっとこれを見て。」
　
「なにそれ？なんかアレみたい、メン・イン・ブラ………」
　
「サイト-81██内高等教育施設にて例の事案発生。██君は本当に疲れますね。」

説明: 不定期に読んだ教科書の内ランダムな1ページが財団に関係のある内容に変化する少年
回収日: 20██/██/██
回収場所: 財団内高等学校にて当人からの報告によって発見。
現状: 特別クラスへと移した後に要監視中。異常性が発生した場合は直ちに記憶処理を行い、教科書を新しい物と交換する。
追記: 我々でも知らない内容が書かれている事があるのでよく自分も記憶処理を受けるらしいのですよ -エージェント・██

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