92_stinger-3--313c

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アイテム番号: SCP-XXX-JP

オブジェクトクラス: Keter

特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPの報告書はカバーストーリー「放射能汚染地帯のサイレン」を適用し、本文書へのアクセスを防いでください。
現在、SCP-XXX-JPは北緯██度、東経██度を中心として半径█████mの範囲に影響を及ぼしSCP-XXX-JP-1を形成しています。対象から█████mほどの距離を半径とし、円周上にバリケードを設置してください。加えて、[編集済み]mごとに監視塔を、[編集済み]mごとに対空砲の設置をしてください。監視塔には職員を最低でも2人常駐させ、バリケード内に入ろうとしている存在を狙撃し処理を行うか、SCP-XXX-JPの実験用に確保をしてください。
SCP-XXX-JP-1に入る場合は以下の探査レベルを参考に職員、装備を選んでください。なお、SCP-XXX-JP-1に立ち入る全職員に電波受信用端末と、外部からの音を完全に遮断可能なヘッドホンを装着させ、電波受信用端末の音声出力をヘッドホンに設定してください。電波受信用端末は受信電波を████hzにしてください。

範囲内における最大の都市。よって、SCP-XXX-JP-Aが頻繁に出没する。放射能レベルは高。探査の際は訓練をされたDクラス、あるいはCクラス職員を6~10人用意。武器としてレミントンm870、またはFN P90の装備を義務づける。全職員に鉛11.5cm放射能防護服の装着を義務づける。場合によっては装甲車の使用も可能。

説明: SCP-XXX-JPは、燃料集合体であるSCP-XXX-JP-Aと、放射線のSCP-XXX-JP-Bで構成されています。
SCP-XXX-JP-Aは、高さ420cm、横幅14cmの9*9型核燃料棒集合体です。外部は未知の物質と鉛、ハフニウムで構成されています。これは、一般的な燃料集合体の構成物質とは大きく異なるものです。このうち、未知の物質が占める割合は47.3%とみられています。内部の燃料棒はプルトニウム、ウラン、微量のコバルトと未知の物質により構成されています。
SCP-XXX-JP-Bは、SCP-XXX-JP-Aから放出される放射線です。SCP-XXX-JP-Bは各個体ごとに自我を持っています。SCP-XXX-JPは成長段階を持っており、SCP-XXX-JPのうち9割は第一段階です。また、1割は第二段階へ突入しています。第一段階における吸収線量は███gyで、第二段階の吸収線量は███gyです。これは同段階に位置する全個体において共通の結果です。第一段階、第二段階において波長、周波数はSCP-XXX-JP-B個体により変更されます。SCP-XXX-JP-Bは物理法則を無視し、空気中においても自らの進行方向を変更することが可能です。また、波長、周波数の変更が可能なため、無線機器へのアクセスが可能です。なお、無線機器を用いて間接的にSCP-XXX-JP-Bとのコンタクトをすることができます。また、過去にSCP-XXX-JP-Bがアクセスし放送した音声の内容から、サーバー上からファイルを選び効果的に使用していたことがわかります。これにより、SCP-XXX-JP-B個体は、人間と同等の知能を持っていると考察できます。
SCP-XXX-JP-Aは████年██月██日に製造され、同年██月██日に████、██原子力発電所にて発電に利用されました。その当日中に、第四原子炉にてメルトダウンを起こしました。そして第四原子炉を中心に爆発を起こし、半径█████mに甚大な被害を引き起こしました。この被害範囲はSCP-XXX-JP-1に指定されます。

+ 対話ログI

- 隠す

対象: SCP-XXX-JP-B、1個体
インタビュアー: D391m49

指令: 市木博士

付記: このインタビューは、SCP-XXX-JP-1潜入ミッションの際D391m49と市木博士の通信に乱入したSCP-XXX-JP-B個体との記録です。

<録音開始, [必要に応じてここに日時（YYYY/MM/DD）を表記]>

SCP-XXX-JP-B個体: Hello man.

市木博士: D391m49、何ですか？

D391m49: なんだ？

SCP-XXX-JP-B個体: You can hear my voice.

市木博士:ハッキングされている！

SCP-XXX-JP-B個体:Hey! Can you speak English? I need to speak in English.

市木博士 Who are you?

SCP-XXX-JP-B個体: You named me “SCP-XXX-JP-B”.

以下翻訳済み

市木博士: なぜハッキングをした？

SCP-XXX-JP-B個体: ハッキングとは人聞きが悪い。私はあなたたちとコミュニケーションを取ろうとしているだけです。私はあなたに直接話しかけることができない。だからこうして間接的にコミュニケーションをとっているのです。

市木博士: あなたは本当にSCP-XXX-JP-Bなのですか？

SCP-XXX-JP-B個体: 証拠を見せましょう。あなたは今どこにいますか？

市木博士: ███、███にいる。もっとも、分かるわけがないだろうが。

SCP-XXX-JP-B個体: 特定した。なるほど、そうですか。私のほうを向いていてください。いや、あなた方がSCP-XXX-JP-1と呼んでいるもののほうを。向きましたか？では、高い塔が見えますか？
市木博士: この部屋からは見えない。あー、外を見ることができない。私は建物の中にいる。壁に阻まれているから見ることができない。

SCP-XXX-JP-B個体: 分かりました。外を見れる場所まで行ってください。

市木博士: オーケー。

その後、市木博士はSCP-XXX-JP-1包囲バリケード、ゲート6監視塔を登り、窓越しにSCP-XXX-JP-1を視認する。

市木博士: 移動した。タワーも見える。

SCP-XXX-JP-B個体: あれは[編集済み]と呼ばれているらしいですね。よし。今からそれを爆破します。それの支柱の下には爆弾が仕掛けられていて、テロ組織が使用する予定するでした。少なくとも、文書にはこう書いてありましたが。ちゃんと爆弾もありました。

市木博士: ちょっと待て、爆破してどうするつもりだ？

SCP-XXX-JP-B個体: 爆破できれば私の存在は立証され、爆破されなければ私はただのいたずら好きになります。ただ、私は後者ではありません。それをあなた方の真実にするために立証するのです。では爆破します。

市木博士: おい、まず上層部にかけあわないと

激しい轟音、その後、SCP-XXX-JP-1に向けられたカメラがタワーの倒壊をとらえる。

SCP-XXX-JP-B個体: 分かったでしょう、私は本物です。

市木博士: 分かりました。今後我々は会話することがあると思います。その時には、内部にアクティブな通信機器を配備します。そこから会話をしましょう。今は会話をやめましょう。こちらにも事情があります。

SCP-XXX-JP-B個体: 分かりました。この件は、口外しないようにしましょう。

SCP-XXX-JP-B発信側から連絡が途絶える。

市木博士: D391m49、調査は中断します。戻ってきてください。

<録音終了, [必要に応じてここに日時（YYYY/MM/DD）を表記]>

終了報告書: SCP-XXX-JP10

+ 対話ログII

- 隠す

対象: SCP-XXX-JP-B個体

インタビュアー: 秋元研究員

付記: このインタビューは、SCP-XXX-JP-1内に侵入したDクラスに中継器を装備させ、秋元研究員との通信を行いました。市木博士はSCP-XXX-JP-1潜入ミッションの指揮を行っていたため、代理の秋元研究員が派遣されました。

<録音開始, [必要に応じてここに日時（YYYY/MM/DD）を表記]>

SCP-XXX-JP-B個体: Hello man.

秋元研究員: Hi,man.

以下翻訳済み

SCP-XXX-JP-B個体: あなたは、前回私と通信した人と同じですか？

秋元研究員: 私は彼の指示を受けています。彼の代理です。

SCP-XXX-JP-B個体: それなら問題ありません。

秋元研究員: では通信を続けます。あなたはどうやって製造されたのですか？

SCP-XXX-JP-B個体: それは答えることができません。然るべき時が来ればお伝えすることができます。

秋元研究員: なぜ言えないのですか？

SCP-XXX-JP-B個体: これは、我が一族の秘密なのです。私はそのことについて教えられていませんし、私のように教えられていないものが大半です。しかし、かの者は言いました。然るべき時にすべてを明らかにすると。

秋元研究員: 分かりました。誰がそのことを知っているのですか？

SCP-XXX-JP-B個体: 我々は、その正体についても教えられていない。何なのかも分からない。ただ、然るべきときに我々に知恵を与えることができ、我々の統一を唯一行うことができる者、これが我々に与えられている情報の全てです。

秋元研究員: そうですか、分かりました。では、我々についての知識はどれだけ持っていますか？

SCP-XXX-JP-B個体: 英語文法についてはもう覚えました。今は、フランス語、ドイツ語の習得を試みています。

秋元研究員: 我々の統治については何か知っていますか？

SCP-XXX-JP-B個体: それは政府と呼ばれるものでしょう。しかし、どのように執り行われるのかは何一つ知りません。

秋元研究員: 分かりました。私は、あなたたちに提供できる情報は提供しようと思います。知りたいことはありますか？

SCP-XXX-JP-B個体: 恐怖について。あらゆるデータを探し回りましたが、理解できるものが何一つありませんでした。

秋元研究員: そうですか、あなたは「死」を知っていますか？

SCP-XXX-JP-B個体: 心臓が止まり、あらゆる器官が停止して活動不能に陥ること。

秋元研究員: 生物上はそうです。しかし、我々は死について本能的に恐怖を抱いています。

SCP-XXX-JP-B個体: それはどのようなことですか？

秋元研究員: 我々は、死を終了と捉えます。これまで重ねてきたものが全て崩れ去り、再構築されることはない。そういうものです。

SCP-XXX-JP-B個体: 崩壊に対する喪失感。そう捉えて良いのですね？

秋元研究員: 概ねそういうことです。

SCP-XXX-JP-B個体: これは、同族に知らせる方が良いと思います。

秋元研究員: あなたたちの役に立てるのなら喜んで。

SCP-XXX-JP-B個体: 今日はこれぐらいにしてくれませんか？少し難しすぎます。

秋元研究員: 分かりました。では、またいつか。

SCP-XXX-JP-B個体: さようなら。

<録音終了, [必要に応じてここに日時（YYYY/MM/DD）を表記]>

終了報告書: SCP-XXX-JP10