アイテム番号: SCP-XXXX-JP
オブジェクトクラス: Safe
特別収容プロトコル:
SCP-XXXX-JPはサイト-8149に用意された専用保管庫に収容されています。保管庫は12m四方、高さ6mの鉄製、当該オブジェクトは中央に設置された木箱の中に保管されています。
施錠扉前には監視カメラが設置されています。職員は無許可で保管庫に近づかないようにしてください。
説明:
SCP-XXXX-JPはテレパシー能力を有する、1個の赤いりんごです。SCP-XXXX-JPは半径5m以内にいる人間に対してテレパシーを使用し、当該オブジェクトを捕食するよう誘導します。
SCP-XXXX-JPの捕食者は他人の不幸を見ることで多量のドーパミンが分泌されるようになります。また自ら他人を不幸にさせる行動をとることが確認されています。(実験観察中に被験者がとった行動は資料1を参照)
SCP-XXXX-JPの捕食者が死亡した場合、死後数日以内に死体の胃袋からりんごの木が発芽します。発芽した木が高さ約30cmまで成長すると1個のSCP-XXXX-JPが実ります。当該オブジェクトが実ると木は枯れ消失しSCP-XXXX-JPだけが残ります。尚、死体を火葬した場合は種子とみられる塊だけが残存し、それは置き場所の材質に関わらず同様に発芽し成長します。
《資料1》SCP-XXXX-JP捕食者の行動記録
実験内容:健康なDクラス職員1名を被験者とし、実験目的を伝えずSCP-XXXX-JPを捕食させた。その後Dクラス職員10名と共同生活させ、脳内ドーパミン量と行動を観察する。被験者は捕食から30日で処分、実験観察は2度行われた。
実験結果:以下の行動が確認された。
〈被験者A〉
- Dクラス職員の1人が昼食を床に落とした様子を見て盛大に笑った。
- Dクラス職員全員の靴を隠し、慌てる様子を楽しんだ。
- Dクラス職員の1人をトイレに閉じ込めた。
- 風呂場前脱衣所に置いてあった服にライターで火をつけた。警備担当者により消火され犯人探しが始まったが、他のDクラス職員に罪をなすりつけることに成功した。
- 他Dクラス職員達から集団リンチされかけたが、あらかじめ警備担当者を呼び出しており、他Dクラス職員10名が拘束、その様子を笑顔で見ていた。
以上の行動時、不自然な程ドーパミン量が増加した。
〈被験者B〉
- 他Dクラス職員(職員aとする)
補遺: [SCPオブジェクトに関する補足情報]
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アクションSFオカルト/都市伝説感動系ギャグ/コミカルシリアスシュールダーク人間ドラマ/恋愛ホラー/サスペンスメタフィクション歴史任意
任意A任意B任意C- portal:6484163 (24 May 2020 13:06)
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