SCP-XXXX-JP カンケーない

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ゴミ箱

██県██市で発見されたSCP-2302-JP

アイテム番号: SCP-2302-JP

オブジェクトクラス:Safe

特別収容プロトコル: 各市区町村の社交恐怖症患者数のデータをbotを用いて監視し、SCP-2302-JPの関与が疑われるデータが見られた場合、機動部隊ほ-15"セールスマン"を動員し、SCP-2302-JPの迅速な捜索、確保を行って下さい。SCP-2302-JPによる情報災害を受けた全ての一般人は財団によって特定され、財団の所有する病院へ強制的に入院、情報災害を終了させた後にクラスB記憶処理を施し、カバーストーリー「一時的な精神病」を適用して解放して下さい。確保されたSCP-2302-JPはサイト8115の低危険度中型物品収容コンテナに収容されています。SCP-2302-JPには常に不透明の布をかけ、SCP-2302-JPが視認されないようにして下さい。

説明: SCP-2302-JPは情報災害を引き起こす飲料容器回収用ゴミ箱です。現在まで14体が確保、収容されており、未収容の個体がいくつ存在するのかは不明です。SCP-2302-JPは██████社製ゴミ箱C-80Tに酷似していますが、当社のロゴは存在しません。SCP-2302-JPの異常性は人間がSCP-2302-JPを視認した際に発現します。(以下、SCP-2302-JPを視認した人物を対象と呼称)SCP-2302-JPを視認すると、SCP-2302-JPの周囲1mの範囲内に1本の内容物が消費された飲料缶(以外、SCP-2302-JP-aと呼称)が出現します。SCP-2302-JP-aはアルミ製350ml缶とスチール製350ml缶の2種類が確認されていますが、それぞれに出現条件があるのかは判明していません。複数人が同時にSCP-2302-JPを視認した場合は、対象の人数と同数のSCP-2302-JP-aが出現します。また、対象はSCP-2302-JP-aが出現する瞬間を目撃しているにも関わらず、SCP-2302-JP-aを「一般的な不当に放棄された空き缶」として認識します。SCP-2302-JP-aが出現してから10分以内にSCP-2302-JP-aをSCP-2302-JPへ投入するとSCP-2302-JP-aは消失し、下記の異常性は発現しなくなります。同時に、SCP-2302-JPは一時的に異常性を失いますが、SCP-2302-JP-aを投入してから10~30分が経った後、SCP-2302-JPは再び異常性を獲得します。10分以内にSCP-2302-JP-aをSCP-2302-JPへ投入しなかった場合、SCP-2302-JP-aは同様に消失し、対象は人間の頭部を全て対象へ正面を向けたSCP-2302-JPと認識するようになります。この情報災害を3日間以上受けた対象は例外無く社交恐怖症を発症しますが、これが情報災害によるものなのか正常な人間の恐怖心によるものなのかは不明です。この情報災害を終了するためにはSCP-2302-JPをもう一度視認し、SCP-2302-JP-aをSCP-2302-JPに投入する必要があります。また、記憶処理によるこの情報災害の終了は全ての場合において効果が確認できませんでした。

20██年、██県██市の社交恐怖症患者数が急増しているというデータが財団の目を引き、その後約1年に及ぶ調査の結果、市内に点在していたSCP-2302-JP4体の収容に至りました。その他██県██町で3体、██県███町で2体、東京都██区で5体がこれまでに確保、収容されています。

補遺:██県██町でのSCP-2302-JPの確保以降、対象へのインタビューが行なわれています。以下はその記録の抜粋です。

インタビュー記録2302-JP-01-日付-20██/██/██

対象: ██県██町在住の20代男性

インタビュアー: 里中博士

付記: 対象はSCP-2302-JPを視認したことによって社交恐怖症を発症していたところを上記プロトコルによって確保され、情報災害を終了された状態でインタビューを受けている。

<録音開始>

里中博士: それではよろしくお願いします。██(対象の名字)さん。

対象: はい。よろしくお願いします。

里中博士:では早速ですが、SCP-2302-JPを最初に視認した時の状況を教えて頂けますか?

対象:SC…えと、あの頭がゴミ箱みたいになってたバケモノのことですか?

里中博士:いえ、先程空き缶を入れて頂いたゴミ箱こことです。

対象:え?あのゴミ箱?…えと、視認した時の状況って言われても…言われるがままに空き缶を捨てただけですけど…

里中博士:以前にSCP-XXXX-JPを視認したことを覚えていないのですか?

対象:はい、覚えてませんが…さっき見たのが初めてだと思います。

里中博士:…ありがとうございます。では、その頭がゴミ箱のようになっていたもの、について教えて頂けますか?

対象:(眉間にしわを寄せる)あれについて話すんですか…まあ、あなた方がそういうなら…

里中博士:無理をなさらなくても大丈夫ですよ。

対象:いや、大丈夫です。本当にあれは…恐ろしかったです。なんと言うんでしょう…(10秒間沈黙)常に見られている感じ、と言うんでしょうか。それも…人間に見られているならまだしも、よく分からない…正体の分からないものに見られている、生きていないものに見られている、そういう感じ、それが恐ろしく怖かったです。

里中博士:見られている、と言いますと?

対象:え?…ああ、すみません説明していませんでした。その、僕は今まで周りの人全員が頭にゴミ箱をかぶったみたいに見えてて、しかもそのゴミ箱、常にこっちを見てくるんですよ。見る…というよりこっちに穴がある方を向けているだけなのかも知れませんけど、でも僕には見られているようにしか感じられませんでした。

里中博士:なるほど…。貴重な情報提供ありがとうございます。それではあちらの席でお待ち下さい。

<録音終了>

インタビュー記録2302-JP-08-日付-20██/██/██

対象: 東京都██区在住の30代男性

インタビュアー: 里中博士

付記: 同上

<録音開始>

里中博士: それではよろしくお願いします。███(対象の名字)さん。

対象: こちらこそよろしくお願いします。

里中博士:ではまず、先程空き缶を入れて頂いたゴミ箱についてです。あのゴミ箱を社交恐怖症を発症する以前に見たことはありませんか?

対象:はい、あります。今でもよく覚えています。

里中博士:その時の状況について詳しく教えていただけますか?

対象:分かりました。(5秒間沈黙)あれは…正確には覚えていませんが多分2週間程前のことだと思います。私は出勤のためにいつも通る細い道を歩いていました。そこは普段から人通りの少ない道だったのですが、その日はいつも以上に人が少なくて、誰ともすれ違いませんでした。その時です。ふと前を見ると、ゴミ箱があったんです。いつもはそんな場所にゴミ箱は無かったので、不思議だと思って周りを見ていたら、ゴミ箱のちょうど真横にあったんです、空き缶が。はっきり言って、すぐそこにゴミ箱があるのに空き缶を捨てないような馬鹿がいるのか、とその時は思いましたね。

里中博士:貴方はその時、空き缶をゴミ箱へ捨てましたか?

対象:………いえ、捨てませんでした。その時は、急いでいるし、自分には関係ない。誰かが捨ててくれるだろうと思っていました。今考えてみれば、特に最初の理由なんてただの言い訳ですけどね。

里中博士:…ありがとうございます。では、社交恐怖症に陥っていた時のことを教えていただけますか?

対象:分かりました……。あの頃は、本当に家の外へ出ることすら怖かったです。全ての人が…もはやあれは人なのか分かりませんが、自分を見ているような感覚、前からも、後ろからも、横からも見られている、その感覚が嫌だったんです。…でも、それ以上に嫌だったのは、空き缶を捨てられなかった自分自身です。ゴミ箱が目の前にあるのにゴミを捨てない馬鹿がいるのか、なんて考えておいて、結局自分も捨てることが出来ていないじゃないか、私は問題を先送りにしただけではないか、と。だから、この先真っ当に生きていこうと決めたんです。自分に関係ないなんて考えないで、全部自分のことだと思って行動しようと心に誓ったんです。それでも、あれへの恐怖心だけは無くなりませんでしたけどね。その点、あなた達には本当に感謝しています。本当にありがとうございました。

里中博士:いえ、こちらこそ貴重な情報提供ありがとうございました。それではあちらの席でお待ち下さい。

<録音終了>


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