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アイテム番号: SCP-XXXX-JP
オブジェクトクラス: Safe
特別収容プロトコル: SCP-XXXX-JPはサイト-81██の収容ガレージでエンジンを切った状態で収容して下さい。エンジン部分のクランクシャフトの修理は現在中止となりました。また、実験や調査も中止されています。
説明: SCP-XXXX-JPは赤のトヨタ スターレットターボS1です。エンジンのクランクシャフト2部分に損傷が見られており、メカニックチームによる修理を試みましたが損傷した元の状態に戻ります。この事例は全ての修理で起こっています。クランクシャフトが損傷していも走行は可能ですが、従来の走行よりかは劣っています。
SCP-XXXX-JPに乗車し適切にエンジンの始動操作を行った場合、運転手および同乗者は現在千葉県道254号線の君ヶ浜海岸付近の駐車場に停車しているかのような光景を目にします。運転手は通常の乗用車同様の手順でSCP-XXXX-JPを発進させることができ、千葉県道254号線の君ヶ浜海岸付近を自由に走行可能です。運転手がエンジンを停止し少なくとも1名がSCP-XXXX-JPが降車した場合か、一定の範囲から出た場合、周囲の光景は乗車する以前の空間のものに変化します。SCP-XXXX-JPを外部から観察した場合、この間もSCP-XXXX-JPが移動することはなく、視覚的異常も観測されません。
SCP-XXXX-JPは千葉県███市の中古車販売店で発見されました。発見当初、千葉県で事件が無いか調査をしていたエージェント・犬咲が調査を理由に偶然SCP-XXXX-JPが販売されていた中古車販売店でSCP-XXXX-JPに乗車した所、異常性が発見され車両の購入により回収されました。回収時から既に景色変化に加えクランクシャフトの損傷が確認されていた事から中古車販売店に販売される前から既に異常性が発生していた物と見られています。
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ジャンル
アクションSFオカルト/都市伝説感動系ギャグ/コミカルシリアスシュールダーク人間ドラマ/恋愛ホラー/サスペンスメタフィクション歴史任意
任意A任意B任意C- portal:6427982 (10 May 2020 02:27)
前回考案したSCP-XXXX-JP (ゲームマシン)の評価があまり良くなく、尚且つ自身でもあまり良くなかったと判断した後に削除した為、新たに当記事を発案しました。
課題点
この記事は非情に後味の悪い記事という目標で行きました。ですので「あ、これはいたたまれないな。」と思えるような記事になっているかです。
僕はこの点が非常に重要な点だと思っています。この異常性は父親の死亡がきっかけで異常性が起こったものですし、何よりクランクシャフト損傷が父親の心臓の悪さを意味している事が伝わっているかが不安です。景色の事も結局███ 槞氏の見たかった景色を見せれずに亡くなってしまった父親の悔しさで車内での景色が変化されるようになったのか、しっかりと伝わっているか不安です。
SCP-XXXX-JPになっても尚「パパがお前を乗せてやる」と言う意志が伝わっているか、という事です。この点も読者様に伝わっているか不安です。
課題点については、ご批評の際にこの3つの点について意見(改善点など)を下さると非常に助かります。そして最終的にこの記事は悲しくて後味の悪い気持ちになるか、記事としてちゃんとなっているか、を教えて下さると大変嬉しく思います。宜しくお願いします。
拝読しました。僭越ながら批評させていただきます。
課題点の2と3については問題ないと思います。一読して「エンジンシャフト」とこの父の関係性は理解できました。
しかし、ラストの自殺があまりにも唐突で、「後味の悪さ」というよりは「不合理」を感じあまり面白いと思いませんでした。
もちろん娘の心情としては、父を非常に強く愛していたために父を失った悲しみのあまり自殺を企図したのだと思うのですが、娘の心情吐露に一般的な「父を失って悲しい」の範疇から逸脱するものがなく、父が亡くなってからかなり時間が経過してからの自殺は唐突で理由がないように感じられます。また、博士のインタビュー中に刃物で自殺するという方法を選んだことにもリアリティが感じられませんでした。
おそらく意図している読み手の感情は「理解できないものに対する嫌悪感」を引き出したいということなのかもしれませんが、現状「理解できないもの」のリアリティが薄く、「嫌悪感」まで至っていないという感じだと思いました。
感想としても、娘が死んだことより父の「乗せてやる」に表現されている愛情の印象の方が強かったので「いいお父さんだったんだな」という感じでした。なので私はとくに悲しかったり後味が悪かったりということは感じませんでした。
このへんは読者によるとは思うので、ご参考までに……。
ご指摘いただいた点は全て修正と、変更を行いました。ありがとうございます。また、補遺3を付け加え槞氏の自殺を変更しました。非常に丁寧なご批評のお陰でいい意味でまるで生まれ変わったかのような記事になりました。大変感謝しております。
改稿後を拝見しましたが、指摘した点について、あまりよくなっていないように感じます。
前回の批評で指摘していませんでしたが、現状、この記事は面白くないです。
理由は、このオブジェクトの異常性が伝わらないということと、このストーリーが槞氏の個人的な問題にしか見えないということです。槞氏の父を亡くしたストーリーに対する共感が不十分だと思いますし、それがどうオブジェクトを関係しているのかが見えてきません。
また、上記がすべて修正されよく書けた記事になったとしても、この記事が面白くなるかについては疑問が残ります。
なぜなら、「残酷な結末を迎えた悲しい記事」になるための要素が「槞氏が死亡した」というものしかなく、それだけでは「後味の悪さ」を引き出すのに必要なものが足りていないからです。
私はなぜこれがshadow aopさんにとって「後味の悪い話」なのか現状理解できていないので、説明していただけたらお力添えできるかもしれません。
ちなみにshadow aopさん的にはどんな状態で亡くなられたのでしょうか？
まさに僕の理想の文章でした。
第2段落では読者様の理解を意図した文章を書こうとしましたがいまいちまとめる事が出来ず改稿しても上手く表現する事が出来ず稚拙な文章となってしまいました。しかしながら上記のbroccoryman様の場合の書き方のほうが読者様からしてもしっくり来ると思いますし、この文章自体が僕の理想の書き方になっていました。おそらくこちらの方が理にかなっていると思いますので、broccoryman様の文章を参考にする(あるいはそのまま写す)などの検討をします。
槞氏の死亡原因は父親が狭心症で死亡している為それに基づき自分の心臓を刃物で突き刺して自殺した事にしています。親子共々心臓による死亡要因できっと父親も見たであろう「あの景色」を思い浮かべられるようにと心臓に関連した死亡にしましたが、残酷な表現ですのでもしかしたら場違いかもしれないという理由から内容はあえて出しませんでした。
お力添えありがとうございます。お答えします。
ことを意図されているのであれば、読者がこのオブジェクトおよび槞氏とその父にある程度感情移入することが前提されているように思われます。個人的には、この方向をSCP記事というフォーマットの中で描きこむのはとても難しい、というかセンスがいるように思います。
当初から千葉県道254号線という設定だったんですか？
そうなら、行ったこともないのに地図を見てたぶんこれかなと適当に書いたので、びっくりですが笑
まあ相当有名な景観ですので、CCの写真があればつけるとイメージしやすくまた雰囲気が出るかなと思いました。
投稿主のシャドウです。この短い時間ですがお力添え頂き本当に感謝しております。財団職員の中で槞氏の友人と言う設定で[名称未定]の職員を登場させて更なる展開をする事にします。
槞氏はただただ父親とあの景色を見たかっただけなのに、それが叶わずに終わってしまい最後は父親と同じ心臓に関する死を選択しました。そうすればきっと何か父親と一緒になれるからと思っているからと言うことにしてあります。槞氏は父親をまるで恋人のように愛しているからこそ、このような行為に至りました。槞氏は父親が亡くなってから自身の命を絶つまで、あの景色を父親と共に見たかったと思っていた。と言う事になります。ですがわざわざ登場人物を死なせるような事は無いかもしれませんね。現段階での発案として別方法で後味の悪さを引き立たせようとしてみます。ご意見ありがとうございます。きっと大変な改稿になると思いますが形にしてみます。
追記: 千葉県道254線で合っています。何故千葉県道254号線をチョイスしたのかはとても冗長な自分語りになってしまいますのであまり多くは語りませんが夕方時に1人、バイクで千葉県道254号線を走っていた時にそこから見えた景色に感動してもし自分にこんな物語があったら自分はこうなる、と思って記事の形にしました。写真を付け加える事も検討します。