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アイテム番号: SCP-XXXX-JP

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: SCP-XXXX-JPはその性質上、事前に発生を阻止することは不可能です。SCP-XXXX-JPが発生した場合、担当者はSCP-XXXX-JPの対象となった人物以外に対しては事情聴取を行った後、記憶処理を施し解放してください。SCP-XXXX-JPの対象となった人物は財団管理下にある病院で保護し、1か月に1度適切なカウンセリングを行ってください。現在、SCP-XXXX-JPの発生の減少を目的とした、「清く正しく」プログラムが日本政府の協力のもと実行されています。

説明: SCP-XXXX-JPは日本国内の性行為中の女性(以下、対象と呼称します)に対して非常に低い確率で起こる異常現象です。SCP-XXXX-JPが発生すると、対象は消失し、一定時間後に再出現します。再出現までに要する時間は現在確認されている限り最短で0.█秒、最長で5.█秒です。また、後述するSCP-XXXX-JP-A内での経過時間と現実世界での経過時間に明らかな差があることから時空間異常が発生していると考えられます。消失先の特定のためのGPS機器の使用及び、映像・音声入手のためのビデオレコーダーの使用はすべて原因不明の故障という結果に終わりました。

SCP-XXXX-JPは以下の条件を満たしている女性に対して発生します。
・日本国籍を有する。
・婚姻関係にある男性が存在する。
・妊娠中ではない。
・合意の上で、婚姻関係にない男性に性的挿入をされている。

SCP-XXXX-JPが発生すると、対象はSCP-XXXX-JP-Aと定義される空間に転移します。SCP-XXXX-JP-Aは葬儀場を模した異常空間で、内部には複数の人型実体(以下、SCP-XXXX-JP-1と呼称)が確認されています。対象はSCP-XXXX-JP-Aに転移するとすぐに自身が棺の中にいることを理解します。この時、対象は不明な原因により動くことができません。また、対象は棺の中にいるのにも関わらず、SCP-XXXX-JP-A内部の状況を把握することが可能です。SCP-XXXX-JP-Aには両開きの扉(以下、SCP-XXXX-JP-A-1と呼称)が存在し、ここからSCP-XXXX-JP-1が出現、消失する様子が確認されています。SCP-XXXX-JP-A-1の先が完全に暗所になっていることと後述する理由によりSCP-XXXX-JP-A外部の調査は不可能です。

SCP-XXXX-JP-1の年齢は様々ですが、一般に葬儀に参加するうえで適切とみなされる服装をしています。SCP-XXXX-JP-1群は後述の状況を除いて発声した例は一度も確認されていません。SCP-XXXX-JP-1の個体数は対象によって異なります。SCP-XXXX-JP-1群の中には現実世界の非異常の人間と同じ外見の個体も存在しますが、関係は不明です。SCP-XXXX-JP-1群には例外なく対象の親族と同じ外見の個体が含まれる点、SCP-XXXX-JP-1群の中の年齢が低いとみられる個体と現実世界で同じ外見をした人間が確認されていない点は注目に値します。

SCP-XXXX-JP-1の全個体が揃うとSCP-XXXX-JP-A-1から袈裟を着用した、日本人男性のように見える実体(以下、SCP-XXXX-JP-2と呼称)が出現します。SCP-XXXX-JP-2は出現後、仏壇で仏教の██宗の経典を読み上げ始めます。SCP-XXXX-JP-2の読経はSCP-XXXX-JP-1の全個体が消失するまで続きます。読経が始まるとSCP-XXXX-JP-1が順に焼香をあげていきます。また、この時、全てのSCP-XXXX-JP-1が遺影の役割を果たしていると思われる写真立て1を見ながら不明な人物に対して話しかけます。焼香をあげ終わると、SCP-XXXX-JP-1はSCP-XXXX-JP-A-1から消失します。SCP-XXXX-JP-2は読経を終えると、対象に対して”説法”2を始めます。この”説法”の終了後、SCP-XXXX-JP-2が対象の入っている棺を開けると、対象は消失した場所に再出現します。

以下は、財団が初めて確認したSCP-XXXX-JPの対象となった女性(和田 ██氏)へのインタビュー記録です。

対象: 和田 ██氏

インタビュアー: ██博士

付記: 和田氏には軽度の精神的混乱が見られたため、精神安定剤を服用させています。

<録音開始>

██博士: インタビューを開始します。大丈夫ですか?

和田氏: 大丈夫です。

██博士: では、あなたが体験したことについて教えていただけますか?

和田氏: 思えば、あれは私に対する戒めだったんです。

██博士: 戒め?

和田氏: はい。私の身勝手な行いに対する……。[削除済]していて、気づいたら私は棺桶の中にいました。身体を動かすことはできませんでしたが、不思議なことに周りをみることができました。私がいたのは大きな葬儀場のようなところで大勢の人がいました。中には、私や█3の母や父もいました。

██博士: 続けてください。

和田氏: はい。葬儀に来ていた人はみんな黙っていて……怒っているようにみえました。いえ、皆私に対して、怒りを覚えていたのです。母も、父も、█も。当然ですよね。葬儀場の扉から入ってくる人がいなくなって、しばらくしたらあの方がきました。

██博士: あの方?

和田氏: お坊さんです。私の過ちを正してくださいました。あの方が仏壇でお経をあげ始めると、葬儀に来ていた人がお焼香をあげるために席から立ちました。一番最初にお焼香をあげたのは、█だったと思います。█はお焼香をあげながら、「███、お前と家族になりたかった」と言っていました。█は泣いていました。

██博士: 失礼ですが、███さんというのは?

和田氏: 私が息子に名付けようと思っている名前です。█の次は、私の母でした。母も同じようなことを言っていました。次は父、█の父、母と続きました。お焼香の列は長く、途絶えることはありませんでした。葬儀に来ていた人、全員のお焼香が終わるのに3時間はかかっていたと思います。皆が███に会いたいと言っていました。

██博士: 続けてください。

和田氏: はい。葬儀に来ていた人全員のお焼香が終わったころに、あの方のお経も読み終わりました。お焼香をあげた人は、扉から出て行っていたのであの場にはあの方と私の二人しかいませんでした。急にあの方が私に話しかけてきました。私が棺桶のなかにいるのにも関わらず、その声はハッキリと伝わってきました。

██博士: そのお坊さんはなんとおっしゃっていたのですか?

和田氏: 最初、あの方は私が浮気をしたことを責めなさいました。そのせいで、私と█の間に産まれてくるはずだった███が消えてしまう可能性があるのだと。███が将来出会い、交流を深める人々が今の葬儀に来ていたのだとあの方はおっしゃいました。私は初めて自分の愚かさに気づきました。私の勝手な行いでこれだけ多くの人を悲しませていたこと、███の未来を奪ってしまっていたこと……。私は自分の愚かさに嫌気がさし、絶望しました。

██博士: ……。大丈夫ですか?休憩を入れることも可能ですが。

和田氏: いえ、大丈夫です。しかし、こんな私をあの方は許してくださいました。あの方はおっしゃったのです。まだ、やり直せると。心の底から悔い改めれば、罪を贖うことが可能であると。私はあの方の言葉で本当に救われました。私はその時にこれからは███のために生きようと心に誓ったのです。███の未来のために生きようと誓ったのです。あの方は私が心から懺悔していることをお分かりになっていたんだと思います。あの方は、優しい声で「それでよいのです」とおっしゃってくださいました。それであの方は私が入っている棺桶を開けました。

██博士: それでどうなったのですか?

和田氏: 気づいたら私はもといたところに[削除済]の状態で戻っていました。

(以下、重要度が低いので省略)

<録音終了>

Dクラスを用いた追加調査より、SCP-XXXX-JP-2の”説法”を聞いた対象は例外なく罪悪感を覚え、再出現後、直ちに性行為を中断することが確認されました。現在にいたるまで、対象のSCP-XXXX-JPに関する記憶を取り除く試みはすべて失敗に終わっています。また、確認されたすべての事例において、再出現後の対象には道徳的及び倫理的意識の向上がみられました。加えて、対象の育児や子供への関心が高まることも確認されています。

補遺: 対象はSCP-XXXX-JPの発生から最短で3日、最長で1週間で恒久的に生殖機能を喪失します。また、対象はこのことを不明な手段で即座に理解します。現在にいたるまで、治療の試みは全て失敗に終わっています。


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