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アイテム番号: SCP-XXXX-JP
オブジェクトクラス: Keter
特別収容プロトコル: 財団はSCP-XXXX-JPを間接的かつ受動的に利用しています。これは不可逆的事象であり、収容はされません。SCP-XXXX-JPに関する全ての情報はクリアランスレベル4以上の職員にのみ閲覧が許可されます。
説明: SCP-XXXX-JPはあらゆる植物内に侵入し、増殖を行う非常に微小な異常性を持つウイルスです。SCP-XXXX-JPはこれまで植物以外の生物に直接侵入、増殖を行った例は無く、植物以外への侵入は全て飲食が原因であると推測されます。SCP-XXXX-JPは気孔などから植物に侵入すると即座に増殖を開始し、全細胞の核に侵入した後に一時的に活動を停止します。この際植物に目視可能な範囲での変化は見られず、核に侵入後は如何なる手段を用いてもSCP-XXXX-JPの観測は不可能になります。またSCP-XXXX-JPは紫外線に非常に弱く、日中空気内では約12時間で非異常性の成分に分解されますが、その際に新たなSCP-XXXX-JPが発生するため総数を減らすことは非常に困難であると推測されます。
SCP-XXXX-JPは植物以外の生物に侵入した場合、その生物が性行為によって卵子又は精子が受精卵となった際に卵子内又は精子内にSCP-XXXX-JPがいれば、受精と同時に一体化し活動を再開します。一体化したSCP-XXXX-JPは受精卵の染色体の一部を破壊し、自身をその生物のDNAを持つ染色体へと変化させ、破壊した染色体の代替となります。その後受精卵は問題無く細胞分裂を開始し、通例と同様の時間を経て出産されます。また出産された幼児にはSCP-XXXX-JPが存在していますが、それによって幼児が他の異常性を持つことはありません。
SCP-XXXX-JPは発見当初その性質から異常実体として認められませんでした。しかし後の調査によりSCP-XXXX-JP内にDNAが存在せず、染色体より遥かに微小であるにも関わらず、破壊した全ての染色体の代替となり、生物の遺伝を全く変えることから、異常性が認められ、SCPオブジェクトに指定されました。
補遺: SCP-XXXX-JPによって変化した遺伝子による影響を調べる為、SCP-XXXX-JPによって生まれた人間100名を無作為に抽出し、0歳から30歳までの成長経過観察が行われました。その結果、全体の約9割が全義務教育過程において、その地域においてトップの成績を保持していたにも関わらず、その内の9割以上が30歳までに窃盗、殺人などの軽または重犯罪を1回以上行い、全体の約█割が死刑または無期懲役の判決を受け、観察が中断されました。また判決を受けた者のほとんどはDクラス職員として雇用されました。以下は財団職員として雇用された元観察対象へのインタビュー記録です。
補遺2: 最初にSCP-XXXX-JPが確認された土地が当時より████ファームとして利用されていたことから、飼育されている動物約███体を調査した結果、ほとんどの動物からはSCP-XXXX-JPの異常性による影響は認められませんでした。しかし████ファームで飼育されていたサラブレッド1頭にSCP-XXXX-JPが確認され、該当するサラブレッドの産駒を調査した結果、その約█割にSCP-XXXX-JPの影響と見られる気性の変化が見られました。また該当個体の産駒の競走馬の約█割はGⅠ含め数多くの重賞で優勝を経験しており、その血筋の良さがSCP-XXXX-JPによるものなのかは現在調査中です。
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- portal:6393829 (06 May 2020 22:13)
・オブジェクトクラスについて。
Ticonderoga（収容不可能だが収容する必要も無い）の方が適当だと思いました。
全体の内容からは「財団が利用」よりも「ほっといても大丈夫」という風に見えました。
記事の内容からしても、Thaumielというクラスからしてみても、クリアランスレベル3以上は少し低いかなという印象を受けました。
また、「特定の条件」というのを明記した方が良いと思います。もしくは「レベル3／XXXXクリアランス」という書き方にして特別収容プロトコルの1文目に記述するか、記事の内容の前にそういった資格提示を求める形にした方が良いと思います。
・SCP-XXXX-JPの数について
細かい点ですが、疑問に思ったことです。記事の内容からは「積極的に植物に入り込み増殖し、受動的な方法で動物の体内に入った場合も（制限はあるが）増殖している」「受精卵になり胎児、そして幼児になるとSCP-XXXX-JPは失くなる（減少する）」と読み取れると思います。これは私からするとSCP-XXXX-JPの増殖と減少の均衡があまりに取れていないように感じます。また、
という書き方からして、SCP-XXXX-JPは何らかの形で発生（増殖）した後に植物に侵入するという解釈を私はしましたが、最終的にSCP-XXXX-JPが行き着く先は精子又は卵子内までで、受精卵にならない限りSCP-XXXX-JPは増殖し続けたままのようにも読み取れました。つまり減少することの方が圧倒的に少なく、いずれSCP-XXXX-JPによって人間の殆どが犯罪者になってしまうようにしか思えませんでした。これは財団にとっても明らかに異常事態なため、収容に取り掛かると思います。
また、自己増殖能力があるにも関わらず「物体」と書かれているため、定義が少し曖昧な気がしました。無生物ならば「SCP-XXXX-JP自身と外界との壁が存在し無い」「SCP-XXXX-JPは恒常性を持たない」などを付け加えた方がいいかもしれません。ここら辺は生物と無生物の定義に関わってきますし、私はこの分野に疎いので詳細は伝えられませんが、SCP-XXXX-JPがウイルスに似ている気がしたので、ウイルスだった場合は（生物、無生物の定義が分かれる存在のため）ウイルスとそのまま表記した方がいいでしょう。
あとは、インタビューはもっと増やしてもいいかなと思いました。インタビュー内容を増やし、その都度SCP-XXXX-JPの隠れた異常性を暗喩するなど工夫することで、読者に衝撃を与えることが出来ると思います。また、Dクラス職員をインタビュー対象にした場合はその職員の罪状を載せてみてもいいかもしれません。
以上です。始めて批評を書いたので、色々と至らない点もあるかと思いますが、ご容赦下さい。
記事の内容は全体的にまとまりがあったと思います。オブジェクトクラスと細かい点が気になっただけです。
お互いに執筆頑張りましょう。
ご批評ありがとうございます。
そちらの方が適切だと思い、変更させていただきました。
SCP-XXXX-JPの数についてもなるべく不自然の無い様に直させていただきました。またSCP-XXXX-JPの存在についてもウイルスと直させていただきました。
インタビュー記録については正直後付けが表面に出過ぎてしまったかもしれませんが、私も必要だと再考し、追加させていただきました。
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