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アイテム番号: SCP-XXXX-JP
オブジェクトクラス: Keter
特別収容プロトコル: SCP-XXXX-JPへの曝露を防ぐ手段はありません。SCP-XXXX-JPに曝露した職員はSCP-XXXX-JP-Aに指定され、ステージ1のSCP-XXXX-JP-Aは継続して職務を続けてください。それ以降のステージに進んだSCP-XXXX-JP-Aは適時終了してください。 ステージ2になったSCP-XXXX-JP-Aは指定された部隊に配属されます。またSCP-XXXX-JPに曝露した一般の人間はその事実を隠蔽した後に終了してください。
説明: SCP-XXXX-JPは夜間の睡眠時の夢に出現する人型実体です。SCP-XXXX-JPは主に悪夢と形容される夢に高い確率で出現します。一度SCP-XXXX-JPに曝露した者(以下曝露者をSCP-XXXX-JP-Aと指定。)は如何なる処置を施しても睡眠時には必ずSCP-XXXX-JPと遭遇します。仮眠などの短時間の睡眠でSCP-XXXX-JPが出現した事例はこれまでなく、SCP-XXXX-JP-Aの睡眠前の精神状態もSCP-XXXX-JPの出現確率の上昇に関わっていると推測されています。
SCP-XXXX-JPの曝露には個人差はありますが、大抵の場合は以下のような行程で進行します。
- 曝露者の夢の中でSCP-XXXX-JPが出現する、この時曝露者はそれが夢であると自覚し意識がはっきりとしているが体を動かすことができない。夢の中は新月の夜だったと証言している。
- SCP-XXXX-JPが曝露者に接近する、曝露者はSCP-XXXX-JPの見た目に関しては体長1.4m程度の全身が黒く染まった人間だが左手が肥大化していたと証言している。
- SCP-XXXX-JPが曝露者に接触した後、言葉を発する。曝露者はこの言葉の内容だけは思い出せないと証言している。
- SCP-XXXX-JPの体が破裂、黒い霧が霧散し、曝露者の視界を覆った後に曝露者は覚醒しSCP-XXXX-JP-Aに変化する。
ステージ | 症状 | 期間 |
---|---|---|
ステージ1 | 全身の約1~40%が黒く変色、肉体的な異常は変色以外には確認されない。 | 曝露後~1か月 |
ステージ2 | 全身の約41~70%が変色、変色した箇所の筋力が成人男性の約3倍になり銃弾を弾く強度になり身体の操作が困難になる。 | 1か月~5か月 |
ステージ3 | 全身の約71~100%が変色、体長が最大で3mまで肥大化する。筋力は成人男性の約7倍になり、本人の意思での身体の操作が不可能になる。全身が変色したSCP-XXXX-JP-Aは黒い霧を霧散させ破裂する。 | 5か月~6か月 |
補遺: 20██/█/█、新規に曝露したSCP-XXXX-JP-Aの内1名が急速に変色が進行し、僅か2日でステージ3と同様の状態になったことが確認されました。しかしそのSCP-XXXX-JP-Aはステージ3の症状である身体の操作の不可が無く行動ができており、そのSCP-XXXX-JP-Aの同僚から「曝露前と性格が変わった」と言われていたことから人格が変化していると推測され、その調査のためのインタビューが行われました。
インタビュー記録XXXX-JP
対象: SCP-XXXX-JP-A-69(元██研究員)
インタビュアー: 三彩博士
<録音開始>
三彩博士: それではインタビューを始めます。
SCP-XXXX-JP-A-69: …はい。
三彩博士: まず確認のためあなたの本名を教えてください。(数秒間の沈黙)
SCP-XXXX-JP-A-69: …分かりません。
三彩博士: ではあなたは誰でしょうか。
SCP-XXXX-JP-A-69: 私はあなた方がSCP-XXXX-JPと指定している存在です。
三彩博士: 詳しく説明してください。
SCP-XXXX-JP-A-69: 分かりました。私は私と会ったこの方の体を一時的ですが借りさせてこちら側に来させていただきました。要件が終わり次第お返しいたします。
三彩博士: 了解しました。それで要件というのは何ですか?
SCP-XXXX-JP-A-69: 謝罪と警告です。
三彩博士: 続けて話してください。
SCP-XXXX-JP-A-69: まずは謝罪を。この度は私の目的のためにあなた方を巻き込んでしまった事、その結果あなた方に迷惑をかけてしまった事、重ねて謝らせてください。(SCP-XXXX-JP-A-69が深く頭を下げる)
三彩博士: 謝罪は受け取りました。では何故謝罪をしてまであなたはこのような事をするのでしょうか?
SCP-XXXX-JP-A-69: それについては私と実際に会った方に伝えました。私の口からそれを話すことはできません。
三彩博士: 了解しました、続けて話してください。
SCP-XXXX-JP-A-69: では続けて警告を、あなたは夢を見ています。
<録音終了>
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- portal:6393829 (06 May 2020 22:13)
批評
現在財団界では人型オブジェクトに対しかなり厳しくなっており態々人型である必要性が説かれる事が多々あります。ですので何か別の存在に置き換えるかただ単に本能的に恐怖感を煽る黒色の実体が出現する悪夢であるとかにするとかそんな感じでしょうか
あと夢に戻ると現実を見るの違いがどう言う状態なのかちょっと分かりづらかったです。と言うか正直分かってないです。感覚的に言えば赤黒が現実なのかなと思いましたが…
総評
DVです。Thaumielは財団の最終兵器という意味でありこのオブジェクトではThaumiel足り得ない性能であり、最終兵器という名の通り最後の兵器であるので常時使われる予定のこのオブジェクトには不適切なものの様に思います。また、記事自体も何を仰られたいのか、伝えたいのかが伝わりづらく、分かりませんでした。
更に直ぐに死亡する人物等で構成するとなるとそれだけ多くの人物が能力を制御可能になると言う事であり、かなり財団にとってリスクとなる爆弾となります。例えば制御出来た人物はどうせ死ぬからとその力を使い犯罪行為に走る可能性も高く、どうせなら制御し切る前に処分した方が楽であり、危険性も大分下がることとなります。
この事から当評価となりました。これで終わります。
記事作成頑張って下さい。
批評していただきありがとうございます。たしかに財団の最終兵器としては物足りなかったです。記事自体のわかりやすさ、見やすさも意識して改稿したいと思います。