現在このページの批評は中断しています。
アイテム番号: SCP-XXXX-JP
オブジェクトクラス: Euclid
特別収容プロトコル: 財団管理下に置かれていないSCP-XXXX-JP-a動作群およびそれに類似するものが記録された媒体は全て削除されます。発生したSCP-XXXX-JP-bは特に必要のない場合は適切に処分してください。
説明: SCP-XXXX-JPは特定の動作群によって発生する異常現象です。(以下動作群をSCP-XXXX-JP-aと呼称。)SCP-XXXX-JPはSCP-XXXX-JP-aを一定の速さで行った後に花の名前を発言することで発生します。SCP-XXXX-JP-aは一般的にダンスと形容される動作が多く含まれているにも関わらず今まで異常性が発見されなかったのは途中で別の工程を挟んだ場合にSCP-XXXX-JP-aとして成立しない為であると考えられます。
SCP-XXXX-JP-a終了後、植物の名前を発言する事でSCP-XXXX-JPの異常性が発現し、SCP-XXXX-JP-aを行った人間の頭頂部に植物が出現します。(以下出現した花をSCP-XXXX-JP-bと呼称。)この際出現するSCP-XXXX-JP-bは発言した植物と同一の種類である場合が多いですが、全く関連性のない種類が出現する場合も確認されています。また被験者が望む植物を強く意識することで同じ種類のSCP-XXXX-JP-bが出現する確率が上がることも判明しています。
SCP-XXXX-JP-bは大抵の場合開花状態で出現し、被験者から切り離した場合、如何なる処置を施しても1週間程度で枯れますが、野菜や果物が開花前や果実の状態で出現した際などは、枯れる前であれば通常の手段で安全に摂食することができます。また被験者の頭頂部にある状態のSCP-XXXX-JP-bは水分や必要な栄養を十分に与えることで半永久的にその状態を維持することができますが、被験者の心身の健康状態が不安定な状態が続けば先述した処置を施しても枯れることが確認されています。SCP-XXXX-JPに関する実験の抜粋は以下を参照してください。
補遺1: 第18回目の実験においてこれまで全世界で確認された種のどれにも該当しない特徴を持ったSCP-XXXX-JP-bが出現しました。財団はその植物をSCP-XXXX-JP-b-1として更に調査するために当該オブジェクトの半永久保存を提案しましたが、SCP-XXXX-JP-b-1は不自然に茎が折れ、被験者の頭頂部から離脱した後すぐに枯れました。またその被験者はSCP-XXXX-JP-aを行った後植物の名前を言う前に非常に激しい痙攣と見られる症状が全身から確認され、その後SCP-XXXX-JP-b-1が出現しており、上記の症状とSCP-XXXX-JP-b-1との関連性は現在調査中です。また当時の状況を詳しく調査するために被験者にインタビューを行いました。
インタビューログXXXX-JP
対象: D-67262
インタビュアー: ██研究員
<ログ開始>
██研究員: それでは実験当時の状況を詳しく教えてください。
D-67262: あぁ痛ぇ…喉も乾いたなぁ。ん?何か言ったか?
██研究員: あなたが最後に行った実験の状況を説明してくださいと言いました。
D-67262: あぁわりぃ。そうだなぁ…あの時は確か別の種類の植物を同時に出せるかって実験だったか。まぁ予定通り2種の植物の写真をじっと見せられて、変な踊りをして、両方の名前を叫んだな。その後頭に何かしら咲くと思ったんだよ。いつも通りによ。
██研究員: それで咲かなかったと?
D-67262: おう、頭に変な虚無感を憶えてよ。何だろうと思って頭に手を伸ばした瞬間、頭が勝手にぐわんぐわん動き出しやがった。顔からぷしゅーとかぶおんぶおんとか鳴っちゃいけねぇような音が聴こえてきて、体まで同じように言うこと聞かなくなって、少し前に完治したはずの首も流石にもげるかと思ったぜ。
██研究員: …まぁ何と言いますか、お疲れ様です。
D-67262: お前らがやらせたんだけどな?
██研究員: ではその後はどうなりましたか?
D-67262: え?あぁおう。それでよ、いよいよ死を覚悟したんだが、死ななかった。助かったのかと思ったら近くにいた奴らが俺の頭を見てざわざわ言ってやがる。何か咲いたのかと見てみたいが自分の頭のてっぺんを見ることはできん。それで俺は一番近くにいた奴に聞いたんだ。どんな花が咲いたんだってな。
██研究員: どのような返答でしたか。
D-67262:… 分からん。だってさ。その後俺も鏡で見てみたんだが、俺もさっぱり全然分からんかったわ。滅茶苦茶光ってたし。
██研究員: では何かその時考えていた事なども関係してないと?
D-67262: そうだな、あの時俺が考えてたのは花咲かせてさっさと終わらせてぇってことだけだな。
██研究員: 成程了解しました。ではインタビューは終わります。
<ログ終了>
終了報告書: インタビュー後に再度実験を繰り返し行いましたが、SCP-XXXX-JP-b-1は一度も出現しませんでした。
補遺2: 第87回目のSCP-XXXX-JPの実験中、被験者であるD-67262が突如消失する事件が発生しました。D-67262はSCP-XXXX-JP-aを行い、植物の名前を発声した後に白色の煙がD-67262の頭頂部から霧散、煙が晴れた時には既に消失しており、現在行方を調査中です。またD-67262の居た場所にはチューリップが開花状態で発見され、D-67262との関係性も同時に調査が進められています。
ページコンソール
批評ステータス
カテゴリ
SCP-JP本投稿の際にscpタグを付与するJPでのオリジナル作品の下書きが該当します。
本投稿の際にgoi-formatタグを付与するJPでのオリジナル作品の下書きが該当します。
本投稿の際にtaleタグを付与するJPでのオリジナル作品の下書きが該当します。
翻訳作品の下書きが該当します。
他のカテゴリタグのいずれにも当て嵌まらない下書きが該当します。
言語
EnglishРусский한국어中文FrançaisPolskiEspañolภาษาไทยDeutschItalianoУкраїнськаPortuguêsČesky繁體中文Việtその他日→外国語翻訳日本支部の記事を他言語版サイトに翻訳投稿する場合の下書きが該当します。
コンテンツマーカー
ジョーク本投稿の際にジョークタグを付与する下書きが該当します。
本投稿の際にアダルトタグを付与する下書きが該当します。
本投稿済みの下書きが該当します。
イベント参加予定の下書きが該当します。
フィーチャー
短編構文を除き数千字以下の短編・掌編の下書きが該当します。
短編にも長編にも満たない中編の下書きが該当します。
構文を除き数万字以上の長編の下書きが該当します。
特定の事前知識を求めない下書きが該当します。
SCPやGoIFなどのフォーマットが一定の記事種でフォーマットを崩している下書きが該当します。
シリーズ-JP所属
JPのカノンや連作に所属しているか、JPの特定記事の続編の下書きが該当します。
JPではないカノンや連作に所属しているか、JPではない特定記事の続編の下書きが該当します。
JPのGoIやLoIなどの世界観用語が登場する下書きが該当します。
JPではないGoIやLoIなどの世界観用語が登場する下書きが該当します。
ジャンル
アクションSFオカルト/都市伝説感動系ギャグ/コミカルシリアスシュールダーク人間ドラマ/恋愛ホラー/サスペンスメタフィクション歴史任意
任意A任意B任意C-
- _
注意: 批評して欲しいポイントやスポイラー、改稿内容についてはコメントではなく下書き本文に直接書き入れて下さい。初めての下書きであっても投稿報告は不要です。批評内容に対する返答以外で自身の下書きにコメントしないようお願いします。
- portal:6393829 (06 May 2020 22:13)
文章が少しおかしいです。句読点で句切って文を纏めやすくしましょう。
> のちの聴取でD-67262の実家にチューリップが植えられており、本人の認識に強い影響を与えていることが判明しました。
文中にそれが多用されていて読みづらいです。枝番を割り振ったのですから、素直にSCP-XXX-JP-b-2と来てもよいと思います。
頭に由来不明の花が咲いている、という内容だけで元ネタにたどり着くまではいけませんでした。むしろ、最後に謎を放り投げられて終わったような印象を受けます。まずは元ネタに頼らない面白さを得る必要があると思います。現状では、「踊りを踊ると花が咲く」というだけで異常性に面白さがありません。そして、記事の大半を元ネタありきで構成しているように見られます。元ネタを見ていない人もいるので、この記事単体で読者を楽しませる工夫が必要だと思います。
ご批評ありがとうございます。
ご指摘を頂いた通りになるべく沿うように訂正させていただきました。
補遺2の内容を大きく変えてご指摘頂いた様に指示語を出来るだけ抑えました。
改善されたかどうかは判断しかねますが、オチである補遺2の内容を大きく変更しました。
この異常現象自体は有益さ・有害さのどちらも持っていないようなので、現在の異常性ですと補遺1: 補遺2:で面白い展開を出すことが必要ですが、これはまだ実現できていません。
【ひとつの改善案】
これは必ずしもそれらを報告書内に明確に記述することを意味していません。まず、作者として色々な方向性の設定を掘り下げていくことを意味します。例えばSCP-3803 特注名刺、製造中! これはわりとシンプルなオブジェクトで説明: までは平凡な内容ですが、そこからの異常性の由来の真相・その掘り下げ・展開のさせ方が面白いです。
補遺1: は新要素として未知種の植物が出現していますが、その結果起きたのは植物の枯死とD-67262からの情報獲得失敗のため、結果としては「特になにも得られず、なにも失われなかった」に相当している点がマイナスです。合わせてインタビューログXXXX-JPもあまり有益な情報がありませんでした。
補遺2: は語呂合わせによって消失するというものですが、これも予測不能な条件とD-67262の消失という「特に何も得られずただDクラス職員一人を失った」という補遺1: 相当の虚無感があるのが良くないようです。結果、双方の補遺とも「読者に与えたいもの」が用意されていないような印象があります。
フィーリングですが参考になりそうな記事を二つ紹介します。
SCP-407 創生の歌
SCP-6023 魚のおやつ、魚のおやつ