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アイテム番号: SCP-XXX-JP
オブジェクトクラス: Keter Euclid
特別収容プロトコル:
このオブジェクトはサイト██の特別収容室に隔離収容してください。特別収容室の外には常時担当職員が2名以上待機し、特別収容室内の清掃や特別収容室内は生活必需品を揃え、本人が希望した物も、担当職員の許可が出れば与えられます。しかし、知恵の輪、パズルなどの思考を促す物は原則与えないでください。また、担当職員の許可が出れば彼との面会も可能ですが、こちらから質問を投げかける事は禁止となっています。
説明:
このオブジェクトは、アメリカの███州に在住していた██歳の細身で長身の男性です。現在は上記の様にサイト██の特別収容室内で生活しています。このオブジェクトは████年の██月に███州の精神病院で発見されました。
インタビュー記録A(一部抜粋)
対象: 上記の精神病院で当オブジェクトの診察に当たった医師A氏
インタビュアー: ████博士
<録音開始>████博士: 当時病院に訪れた████氏(scp-XXX-jpの本名)の様子を教えてください。
医師A氏: 彼は酷く錯乱しておりました。まぁ仕事柄そういった人物を診ることは多いものですから、別段奇妙には思いませんでしたよ。で、診察を初め、容態を聞いたんですね。そしたら彼が「俺の首に合わせて世界が傾くんだよ」と。まるでお化けを見てしまった少年のような口調で言うんですね。
████博士: 続けてください。
医師A氏: 初めは普通の強迫症か何かの患者だと思いました。でも如何に処方しようとも一向に回復に向かわない。なのでもう少し専門的な施設を紹介して、そこへ行って貰ったんですね。そこからは貴方達の方が良く知ってると思いますよ。
<録音終了>
よくわかった。ただ、職業上仕方ないのかもしれないがあのしゃべり方は少し苛立つ。 ████博士
インタビュー記録B(一部抜粋)
対象: scp-XXX-jp
インタビュアー: ████博士
<録音開始>
████博士: 前も言っていましたが、「世界が傾く」とはどういう事ですか?
scp-XXX-jp: そのままさ!普通に首を傾げるとさ、視界は多少斜めになるよな?当たり前だよな。でも、俺はそれが無いんだよ!いくら首を傾げたって、視界は常に並行なんだ。いつもと変わらない景色が見えるんだよ!それに気づいたのは割と最近だけどな。
** ████博士:** なるほど。それで、「世界が傾く」という表現を。scp-XXX-jp: そうなんだよ。俺が首を傾げるのに合わせてな。これってなんなんだ?
<録音終了>
補遺: 研究チームの研究で、彼の首に合わせて地球そのものが傾いているという事が明らかになりました。
なるほど。だから彼以外が気づかないのか。しかし、これって結構やばいんでは? ████博士
地球が傾く事により、首を傾けた一秒あたり約0.04秒ずつ一日が短くなっている事が明らかになりました。
ほらな!ジャネーの法則ってこいつの仕業だったとでも言うのか? ████博士
補遺2: なお、彼は首を傾げる際に向かって右方向に傾ける傾向があるので、地球は我々から向かって左方向に傾き続けています。1
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- portal:6366469 (24 Apr 2020 08:13)
拝読しました。
「首を傾けると地球が傾く」というシンプルな異常性ですが、「強力な異常性が判明し世界がヤバい」という予想を裏切らない展開だけで終わっていて異常性から発展するストーリーが無くあまり引き込まれませんでした。また、「地球が傾く」という現象をうまくイメージできませんでした。
また、プロトコルの妥当性(男の首を固定すべきでは?)や博士の砕けた口調など、報告書としての完成度も引っかかりました。エッセイや他の記事を読みSCP報告書の文体に慣れてみるといいかもしれません。
最後に参考になりそうなエッセイを載せておきます。他のエッセイも非常に参考になるので是非読んでみてください。
http://scp-jp.wikidot.com/the-style-of-scp-report