滅びの刻は終わらない


世のなかは空しきものとあらむとぞ この照る月は満ち欠けしける


──緋色の王、か。

青く美しい星を原始の赤く、醜い星に変えたその化身。
滅びという言葉が相応しいその不条理が曰く、黙示録に記される奈落の王に準えて"Apollyon"とは財団という姿を現した組織もよく言った物である。

今になっては有象無象がその化物に蹂躙されたか、その猛威から逃れるため逃避行を続けているか。
私のように長らく居座った神社に残り続けるような選択をした者は皆、悉く灰塵に帰したのだろう。

いつしか詠んだそんな歌を思い浮かべつつ、滅びゆく者が大方消え失せたこの星で緋色の王は何を思うのか。背後に変わらずその美しさを保ち続ける月が、これが夢幻などではなく現のこと──現実であるのだと訴えているように感じた。



嗚呼、何とも美しき哉。

照る月は、緋色の奴を如何に思わん。



どこからか落とされた翡翠の数珠を拾い上げ、祝詞を唱える。
何の理屈にも理論にも、神道的な段取りにも則っていないが、今更というものだ。

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