SCP-XXX-JP 不完全な古代の軌道エレベーター

アイテム番号: SCP-XXX-JP

オブジェクトクラス: Safe

特別収容プロトコル: SCP-XXX-JP-1が存在する█████████島はサイト81██に指定され、第151合同任務部隊1(CTF-151)の海上監視施設所在地として偽装されます。█████████島を中心に半径15kmを封鎖エリアとし、進入の禁止を常時、短波無線でアナウンスしてください。封鎖エリア周辺を対艦・対空レーダーおよびSCP-XXX-JP-2周辺に展開する小型衛星に搭載された光学望遠カメラによって常時監視し、エリアに侵入する船舶・航空機が確認された時は、無線で警告してください。警告が無視された場合にはSCP-XXX-JP-1から半径5kmに到達した時点で対艦ミサイル・対空ミサイルによって破壊してください。警告を了解した上で、燃料切れなどやむを得ない事情がある場合は、サイト81██管理官の了解の下で寄港・着陸を許可してもかまいません。その際はクラスA記憶処理を施し、ジブチ港でCTF-151に引き渡してください。

サイト81██は、SCP-XXX-JPの研究と隠蔽を行いますが、同時に近隣を航行する船舶・航空機の情報を収集し、CTF-151へ提供してください。

SCP-XXX-JP-1-Aへの財団職員の進入を禁止します。SCP-XXX-JP-1-Aを用いて実験を行う場合には、サイト81██管理官の許可が必要です。実験で用いられる人間はDクラス職員に限られます。

SCP-XXX-JP-2は現時点で収容が不可能であるため、その存在を隠蔽します。SCP-XXX-JP-2が、アメリカ合衆国が打ち上げた対衛星兵器の機密実験衛星であるという偽情報が流布されます。SCP-XXX-JP-2から東西方向に40kmの地点に小型の衛星を配置し、全貌が認識されないようにジャミングを行ってください。SCP-XXX-JP-2から半径6km以内への財団の衛星・宇宙船の進入は禁止されます。他国の衛星などが進入しようとした場合には、その衛星の保有機関に対し、米軍CSpOC(連合宇宙作戦センター)を通して衝突の回避を促してください。SCP-XXX-JP-2の観測情報の公開など、SCP-XXX-JP-2の存在が公になりかねない事態が発生した時は、アメリカ政府のエージェントに偽装した財団職員を派遣し、差し止めてください。

SCP-XXX-JP-3は収容が困難かつ、その必要性も小さいと考えられます。SCP-XXX-JP-3と思われる物体を発見した場合は、サイト81██に報告してください。

説明: SCP-XXX-JPは、紀元前██世紀に建造されたと思われる重力操作型軌道エレベーターの遺構です。SCP-XXX-JP-1および-2によって構成されています。

SCP-XXX-JP-1は、ソマリア沿岸███km、東経██度、北緯0度に位置する█████████島に存在する、軌道エレベーターの地上部分と思われる遺構です。直径105m、最大深度20mのすり鉢状の土台部分エレベーター装置(SCP-XXX-JP-1-A)、付随施設の基礎などが残存しています。

SCP-XXX-JP-2は-1の上空35786kmに存在する軌道エレベーターの静止軌道上部分と思われる大型の衛星です。底面の直径166m、高さ225mの円筒形で、天頂・天底両方向に直径105mの穴が開いています。赤外線による探査の結果、内部は無人であることが判明しています。未知の重力操作装置を装備しており、半径約6km内部に侵入したデブリ・衛星などの軌道を変更することで衝突を回避しています。これにより、財団所有の衛星も接近できず、外形の調査のみが行われています。

SCP-XXX-JP-2は195█年に存在が確認され、当初は奇妙な形の岩石片と思われていました。しかし、197█年に財団の地球軌道探査衛星が人工物であることを確認し、以後は財団による隠蔽下に置かれています。当初、SCP-XXX-JP-2のみが、近づくものを重力操作によってはじき返す未知の人工衛星として、単独でSCP-XXX-JPに指定されていました。201█年、ソマリア海賊の拠点として知られていた█████████島にCTF-151の分遣隊が強襲を仕掛けた際に、そこで奇妙な遺跡が発見されたという交信を財団の衛星通信傍受ネットワークが感知し、SCP-XXX-JP-1が発見されました。SCP-XXX-JP-1の収容に当たって、CTF-151司令部との間で交渉がなされ、現在の収容プロトコルが策定されました。

█████████島を根拠としていた海賊に対するインタビュー、沿岸の漁民に対するインタビューからはその起源について有益な情報を得ることは出来ませんでした。海賊からのインタビューでは、これまでに最低でも6名がSCP-XXX-JP-3となったことが明らかになっています。

SCP-XXX-JP-1の考古学的調査の結果、紀元前██世紀に40年ほどの歳月をかけて建造されたと考えられています。SCP-XXX-JP-1の周辺には簡易な石造の家屋の遺跡のほか、大規模な祭祀、農地・放牧地、道具作成の痕跡は発見されています。墓地は発見されておらず、死者を水葬する風習があったのだと考えられます。建造開始の数年前に20人程度の人間が住み着き、SCP-XXX-JP-1建造時完了までに約300人に増加したと考えられます。しかし、SCP-XXX-JP-1の建造終了後には、人類が居住した痕跡は見られません、

SCP-XXX-JP-1-Aは石材と加工した隕鉄で構成されており、中央に未知の金属球(SCP-XXX-JP-1-A-Core)が存在しています。SCP-XXX-JP-1-A-Coreが重力操作に関与していると考えられますが、後述するSCP-XXX-JP-1-Aの異常性およびSCP-XXX-JP-1-A-Coreの強い耐久性から、調査は成功していません。

SCP-XXX-JP-1-Aの内側に質量41.4kg以上の物体が完全に進入したときに異常性が発生します。進入から30秒後に、SCP-XXX-JP-1-Aの境界に沿って強力な斥力環2がSCP-XXX-JP-2まで出現し、斥力環の内側と外側とが重力的に遮断されます。斥力環上に存在する物体は、斥力環の外部に押し出されます。この時、斥力環の内部に存在する物体をSCP-XXX-JP-3に指定します。この斥力環の影響はSCP-XXX-JP-1-Aの境界から10mの地点で消失します。斥力環出現から10秒後に、斥力環内部でSCP-XXX-JP-2に向かう重力が発生し、SCP-XXX-JP-3は天頂方向へと落ち続けることになります。最初は低速ですが、最終的には秒速652kmに到達し、124秒でSCP-XXX-JP-2へ到達します。この際、SCP-XXX-JP-3は何ら損傷を受けることがなく、また低速の時点の観測では意識も確認されています。SCP-XXX-JP-2にSCP-XXX-JP-3が到達してから20秒で斥力環は消失します。

SCP-XXX-JP-2に到達したSCP-XXX-JP-3は最高速度である秒速652kmを維持したまま、SCP-XXX-JP-2内部を通過して宇宙空間へと射出されます。これは、SCP-XXX-JP-2の天頂部分が未完成であるか、破損したために、SCP-XXX-JP-3を止めることができないためだと推測されています。

SCP-XXX-JP-3は高速度で飛行しているため、捕獲することは現在の技術では不可能です。SCP-XXX-JP-3が有機体あるいは小型の物体の場合、捕捉も困難です。真空空間のため、生物は死亡すると考えられます。

補遺: SCP-XXX-JPの文化人類学研究に従事している印出井博士が、SCP-XXX-JPについて以下の仮説を唱えています。

現在まで、SCP-XXX-JPは単独の軌道エレベーターであるとの前提で研究が進められてきた。しかし過去にSCP-XXX-JP-2で-3を停止させることが出来ていたならば、SCP-XXX-JP-2は多くの機能を備えて、より巨大になっているはずだろう。また、SCP-XXX-JP-2から-1への移動も可能であるはずだ。SCP-XXX-JP-2が未完成だという意見もあるが、それならば建造者たちが短期間のうちに消失したことを説明できない。

SCP-XXX-JPは単独で機能するものではなく、SCP-XXX-JP-3を受け止める別のオブジェクト、SCP-XXX-JP-4が存在していた可能性がある。それは大型の宇宙船だろう。しかも地球外生命体のものではないか。

重力操作のような高度な技術を先史時代の人類が保持していたのは考えづらく、何らかの地球外生命体が関与していることは間違いない。地球外生命体が隕石とSCP-XXX-JP-1-A-Coreを█████████島に落とし、人類にSCP-XXX-JP-1を建造させ、彼らをサンプルとして回収したと私は考えている。

SCP-XXX-JPの建造時期は無文字時代であり、以上の仮説も状況証拠から導かれたものだ。更なる発掘調査によって仮説を証明するために、追加の予算と人員を申請する。

印出井博士の要請は、これ以上の調査が収容に必要ないと判断されたため、却下されました。現在の収容プロトコルが維持されます。

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