SCP-XXX-JP   ピエロ育成袋

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アイテム番号: SCP-XXX-JP

オブジェクトクラス: Safe

収容プロトコル: SCP-XXX-JPとSCP-XXX-JP-Aはサイト-8107の施錠可能なロッカー内部に保管してください。SCP-XXX-JPやSCP-XXX-JP-Aをレベル3以上の職員の許可なく持ち出しすることは禁じられています。膨らんだ状態のSCP-XXX-JP-Aを発見した場合、Dクラス職員1名にSCP-XXX-JP-Aを破壊させた後にクラスB記憶処理を行ってください。

説明: SCP-XXX-JPはクラフト紙によって作られた高さ220㎜、正面幅180㎜、マチ幅120㎜の茶色の紙袋です。現在SCP-XXX-JPの中にはゴム風船(SCP-XXX-JP-A)が現在4個入っています。一般的に使用されているゴム風船をSCP-2035-JPの中に置くと、そのゴム風船はSCPXXX-JP-Aとなります。SCP-XXX-JP-Aは現在4種類(赤、オレンジ、青、白)確認されています。
SCP-XXX-JP-Aの異常性は、SCP-XXX-JP-Aの破裂音を聞いた時に発生します。SCP-XXX-JP-Aが割られた時、その破裂音を直接聞いた人間は認識災害に感染し、SCP-XXX-JP-Bとなります。録音された破裂音を聞いても、感染することはありません。またこの認識災害は、破裂音を聞いてから3日経つ前にクラスB記憶処理を行えば問題はありません。20██/█/██に██県██市にある██駅でその3日前に行われていた子供向けのレクリエーションのスタッフ18名(SCP-2035-JP-B)による大量殺人事件が発生しました。スタッフは全員白い顔に赤い鼻のピエロのような格好をしていたと報告されています。殺人の他に風船を破壊していたり、犯人の1人が紙袋をとても大切そうに持ち歩いていたことにより██県担当の職員らの注意を引きました。その後SCP-2035-JP-Bは身元の確認を行った後、終了処分されました。犯人らと同じ会場のスタッフの話から、事件を起こす前、彼らが全員ピエロに殺される夢を見ていると話していたことが分かりました。夢の内容からSCP-XXX-JP-Aの異常性の1つであると判断し、確保されたその事件に遭遇し、ピエロに関連する夢をみた一般人に精神安定剤という名目でクラスB記憶処理を行いました。

SCP-XXX-JPのもう1つの異常性として、SCP-XXX-JPの中にゴム風船以外の物を置くと、置いた物が5分後に消滅するという点があります。またこの時「ゴム風船をください」という日本語で書かれた手紙が出現されるということが確認されます。SCP-XXX-JPはゴム風船以外の物の分別も可能であり、食ベ物や娯楽品を置いた場合には、好感的な返答が見られます。今のところ財団に協力的であり、定期的に手紙の交流を行っています。詳細はインタビュー記録を確認して下さい。

インタビュー記録:

対象: SCP-XXX-JP

インタビュアー: ███博士

███博士: おはようございますSCP-XXX-JP。良ければお話しませんか?

SCP-XXX-JP: おはようございます、少しだけならいいですよ。

███博士:ありがとうございます。いくつか質問したいのですが、まず貴方の名前を教えてくれますか?

SCP-XXX-JP: 名前はありません。呼び方で困るなら、あなた方がいうようにSCP-XXX-JPと呼んでください。

███博士: 分かりました。私のことは███と呼んでください。SCP-XXX-JP、貴方は日本語を上手く読み書きできるようですが、どこで覚えたんですか?

SCP-XXX-JP: 別に上手くありませんよ。あなた達の声がこちらに聞こえているので、それでこの言語を覚えただけです。

███博士: 貴方の目的は何ですか?

SCP-XXX-JP: 私の目的はピエロを増やすことです。人を笑わせる愉快なピエロが増えれば、多くの人々が幸せになれると思っています。そんなピエロになるきっかけを作ることが私の仕事です。あなたは彼ら(SCP-XXX-JP-B)と会いましたか?個人差はあるとはいえ立派なピエロになれているはずです。面白かったですか?

███博士: 彼らはもういません。全て処分しました。

SCP-XXX-JP: なぜですか?どうしてそんな酷いことをするんでしょうか。

███博士: こちらのセリフですよ。貴方が作った風船によって彼らは殺人鬼になったんです。殺人は笑い事でも愉快なことでもありません。知らなかったんですか?

(10分後)

SCP-XXX-JP: すいません。そんな事になっているなんて思いませんでした。

███博士: そうでしたか。いや質問に答えて頂きありがとうございました。何か聞きたいことあるならいつでも連絡してください。

SCP-XXX-JP: なら私からも1つだけ聞きたいことがあります。いいですか?

███博士: いいですよ。

SCP-XXX-JP: ███にとってピエロはどんな存在なのですか?

███博士: そうですね、私は怖い存在だと思っています。

SCP-2035-JP: 時代は変わってしまったのですね・・・

補遺: 20██/█/█、SCP-XXX-JPから1つの手紙が送られてきました。内容は以下の通りです。

「こんにちは███。調子は如何でしょうか。私はあまりよろしくないです。あなたが教えてくれた今のピエロの印象というのは、私のものと比べてあまりにも変わっていることが分かりました。。なので風船を作ることを今だけ辞めようかと思います。殺人ピエロという恐ろしいものを作るのはわたしの本望ではありませんから。そこであなたにお願いがあります。どうか世の中のピエロの印象を変えて欲しいのです。ピエロは恐ろしいものではありません。皆を笑顔にする素敵な存在なのだと多くの人に伝えて欲しい。あなたにしか頼めないことです。そしてあなたが世の中でピエロの印象が変わったと思えたら、またゴム風船を置いてください。頼んでばかりで申し訳ありませんが、どうかお願いします。また一緒にお話しましょう。」


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