Shelo135-18--cebd

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アイテム番号:SCP-XXX-JP

オブジェクトクラス:Euclid

特別収容プロトコル：SCP-XXX-JP及びSCP-XXX-JP-A-1は標準人型収容施設に収容してください。SCP-XXX-JP-A-1が死亡した時、SCP-XXX-JPを早急に確保するため、SCP-XXX-JP-A-1を収容している部屋の近くにD職員を常時1名配置してください。

説明：SCP-XXX-JPは直径5cmの金属製の赤い球体です。暗所において淡く赤色に発光する特徴を有しています。

SCP-XXX-JPは人間の身体に埋め込むような形で癒着し、その人間に対してその人間が好意を抱いてる人間への感情を一定期ごとに昂らせます。その人間は次第に理性的な判断や行動ができなくなると考えられています。

また癒着された人間が好意を抱いている人間と一緒にいることでSCP-XXX-JPは徐々に人間の体内に浸食していきます。癒着される個所は決まっておらず、SCP-XXX-JP全体が体内に入りきると癒着された人間は死亡します。死亡に至る時間に明確な基準は存在しません。

SCP-XXX-JPは現在日本人男性（SCP-XXX-JP-A-1）の手の甲に3分の1程度埋まるような形で癒着しています。取り付いていた人間が死亡した後、近くにいる人間へと移動します。癒着された人間が死亡する以外で、SCP-XXX-JPが移動することはないと考えられています。

SCP-XXX-JP-A-1は幻覚や妄想などを発症しておりSCP-XXX-JP-A-1と会話を行うことは困難です。

+SCP-XXX-JP-A-1の初期インタビュー

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対象：SCP-XXX-JP-A-1
インタビュアー:██博士

＜記録開始＞
██博士：こんにちは、今日はよろしくおねがいします。

SCP-XXX-JP-A-1：はい、お願いします。

██博士：ではまず貴方がSCP-XXX-JPに取り付かれた経緯を教えてください。

SCP-XXX-JP-A-1：えっと・・・恥ずかしいんですけど全部言わないと駄目ですかね？

██博士：そうですね、貴方が知っていることを全て教えてください。

SCP-JP-A-1：はい・・・えっと███¹とは幼馴染だったんですけど、彼女が告白してくれたんです。とても嬉しかった。毎週休みには一緒にデートしました。付き合ってから2週間くらいしてから彼女がずっと何かを我慢しているような感じがして・・・。

██博士：なるほど、貴方の恋人に付いていたんですね。貴方はSCP-XXX-JPが彼女に癒着していた時、その存在は知っていましたか？

SCP-JP-A-1：いえ、全く知りませんでした。どうしたのかと聞いたんですけど、毎回何でもないよと笑顔で言われたら、あまり踏め込めないじゃないですか。

██博士：分かりました。それから？

SCP-XXX-JP-A-1：それから・・・彼女に襲われるような形で性行為をしました。終わった後に彼女が泣きながら謝ってきましたけどね。2人で話して、まあいい感じに終わることができました。朝になったら彼女の身体が冷たくなってて²・・・それで私の手の甲にこのボールが付いていました。

██博士：なるほど、それはとても辛かったでしょう。

SCP-XXX-JP-A-1：ええまあ、でもこの球の事恨んだりはしてないんです。１ヶ月くらいだったけど、███と付き合うことができたし、大切な思い出を作ることができましたから。
　　　　　　　　(SCP-XXX-JPを撫でている様子)
私はこいつのおかげで一生彼女を想い愛し続けることができる。こんなに嬉しいことはありません。

＜記録終了＞