目的知

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アイテム番号: SCP-2075-JP

オブジェクトクラス: Safe

特別収容プロトコル: SCP-2075-JPに通じる洞穴は最低2名以上の警備員により封鎖され、カバーストーリー「豪雨による落盤」が流布されます。SCP-2075-JPを用いた実験を行うにはセキュリティクリアランスレベル3以上の職員の許可を得る必要があります。

説明: SCP-2075-JPは段戸山1(愛知県)山中の洞穴内の壁面に埋め込まれた金属製の扉です。非活性状態のSCP-2075-JPは開くことができません。周囲の地盤及びSCP-2075-JPは破壊耐性を有するため、移動および組成の分析の試みは失敗しました。

SCP-2075-JPは、その半径1m圏内に一度もSCP-2075-JPの異常性を発現させたことのない人間だけが存在する場合に活性化します。活性化したSCP-2075-JPを開くと、その向こう側に白色の空間が存在します。この空間に接触した人間は即座にその場から消失し、"扉を開いた人物が今行くべき場所或いは行きたいと思っている場所"に転移します。SCP-2075-JPが開かれた直後から3分間経過するとSCP-2075-JPは自動的に閉じ、消失させた人間をSCP-2075-JPの前に再度転移させてから非活性状態に入ります。活性化中に扉を開いた人物以外が白色の空間に触れた場合も転移現象が発生し、同じ場所に転移します。

補遺2075-JP-A: 以下は実験記録より抜粋したものです。また、全ての実験は鳴瀬博士の監督の下行われました。

実験記録2075-JP-い - 日付200█/2/1█

対象: D-20750 D-20751 D-20752

実施方法: SCP-2075-JPの前に1人で立たせ、SCP-2075-JPを開き白色の空間に触れさせる、これを3名に順に行わせる。D-20750~D-20752はGPSと通信機器、録画装置を装備している。

結果: D-20750,D-20751はサイト81██のそれぞれの収容房に転移し、3分後に帰還した。D-20752は██県███町内の公衆トイレに転移した。監督者が指示を送る前に独断で小便器を利用したのち、3分後にSCP-2075-JPの前に排泄物と一緒に再出現した。

転移先で本人から分離した物も同様に送り返される事が分かったのはいいが、それを差し引いてもD-20752には解雇前に何かしらのペナルティを与えるべきだと俺は思う。 - 鳴瀬博士

実験記録2075-JP-ほ - 日付200█/2/2█

対象: ███博士

結果: ███博士の実家の玄関前に転移、3分後に帰還した。目撃者には、あらかじめ███博士に携行させておいた記憶処理装置で即座に記憶処理を施した。2

言われてみれば久しく帰っていない、次の長期休暇に顔を出して来よう。 - ███博士

実験記録2075-JP-へ - 日付200█/3/█

対象: ██研究員

結果: 天橋立(京都府宮津市)に転移、3分後に帰還した。

確かに一度行ってみたかったんですよ。今回は曇天なのが残念でしたが。 - ██研究員

実験記録2075-JP-と - 日付200█/2/2█

対象: 小渕博士

結果: サイト81██管理官のオフィスに転移、サイト管理官に本実験と関係のない叱責を受け3分後に帰還した。

心当たりしかない。 - 小渕博士

実験記録2075-JP-り - 日付200█/3/█
対象: ███主席研究員

結果: █████池袋本店の入り口に転移、3分後に帰還した。

趣味ですよ、悪いですか。 - ███主席研究員

実験記録2075-JP-ぬ - 日付200█/3/█

対象: エージェント██

結果: サイト81██内にあるSCP-████-JPの収容チャンバーの前に転移、3分後に帰還した。SCP-████-JPはこの11分後に設備の不調が原因の収容違反を起こしたが、緊急招集させておいた機動部隊によって被害者を出さずに再収容された。

未来予知までしてみせたか。とはいえ有効活用には効率が悪すぎるな。 - 鳴瀬博士

実験記録2075-JP-を - 日付200█/3/1█

対象: エージェント██████

結果: GPSの信号及び通信が途絶え、3分後に帰還した。録画記録及びエージェント██████の証言から、別世界に転移していた可能性が高いと推測されます。

全てが紫色のおぞましい世界だった。いつか出向くことになるんだろうか… - エージェント██████

実験2075-JP-を の結果を受け、SCP-2075-JPを用いた実験を行うにはセキュリティクリアランスレベル3以上の職員の許可が必要になりました。

補遺2075-JP-B: SCP-2075-JPの発見当初、現場付近には頻繁に人が出入りしていた痕跡があったため、財団職員による追跡調査が行われました。その結果、200█/4/█に関係者と思われる人物█名の特定に至りました。特定された人物らは愛知県内に存在する████大学の学生で、キャンプを目的とする非公式サークルに加入していました。████大学の周辺に位置する彼らの活動拠点に財団職員が向かったところ、最近まで利用していた痕跡はあったものの既に放棄されていました。雑多な廃棄物以外の物品の大半は持ち去られており、ポスターとメモ書き、DVD、写真がそれぞれ1枚ずつ残されていました。それらに異常性は確認されていません。以下はその記録です。

文書記録2075-JP


私達を追う何者かへ。

私達をこれ以上探さないで下さい。
私達はただ私達の望みを叶えたいだけなのです。
私達は貴方達が何者か知りえていませんし、知りたくもありません。
しかしながら。
貴方達が私達を追い続けるのならば、私達も対応せざるを得ません。
私達は非力です、何かの力を借りながら生きる存在です。
貴方達に抵抗するのに、加減が出来るほど強くはないのです。
どうか、放っておいて下さい。
私達の結団式の様子を同封しました。
私達の目的を理解し、ささやかにその旅立ちを祝福して下されば幸いです。

______青い星の旅団団長 ██

この記録から、彼らが財団の調査を既に察知していたことがわかりました。

映像記録2075-JP
撮影日: 200█/10/1


男: あー、もう映ってる?よし、それじゃ始めようか。

(拠点の壁に設置されているホワイトボードが映される。一緒に残されていた写真とポスターが貼られている。長身の男性が脇から現れると画面の外から疎らな拍手が送られる)

男: 今思えば、人数不足で星を見る会と登山サークルが合併したのも何かの運命だったんだと思う。9月29日、あの日道に迷ったのは先頭が…恥ずかしい話ではあるが、星を見る会の出身だった俺で、登山に慣れてなかったせいだ。そしてあの洞窟に辿り着いたのは、路頭に迷う中で俺に代わって先導した元登山サークル長の███が茂みの中に人が通った跡を見つけてくれたお陰だ。(6秒沈黙)扉の向こうで、我々が見たのは今まで出会ったことのない色で彩られた世界だった。だが、我々の誰しもがそれに何の違和感を抱くこともなくこう悟った、『これが正常なのだ』と。根拠を語れと言われれば皆が黙り込むだろう、それでも我々は確信してやまない。
空の青さは、あの青さなのだと。
我々がこれから目指すべき場所なのだと。
だから、我々はここに新たな旅立ちを誓った。我々は何が有ろうとあの世界に辿り着かなきゃならない。この世界が異常なんだ、青い青いと持て囃していた空はあんなにも濁っていて、純白だと思っていた雲はみすぼらしく薄汚れていた。その真実に気付いてしまった我々が、この世界と共にある事など耐えられる訳がないだろう!これは使命でも義務でもない、紛れもなく我々の意思なんだ。(深呼吸を1回挟み、ホワイトボードの写真を手に取って前に突き出す。)あの場所で撮った写真はこの世界に戻ってきた時、たちまちモノクロになってしまった。この写真が彩を取り戻した時こそが、我々の旅の終着点だ。(写真を貼り直し、5秒沈黙。)10月1日、ここに『青い星の旅団』の結成を宣言する。

(大きな拍手が鳴り響く。男が画面の外に出た)

(以降、数十秒間にわたり画面外の談笑が録音されたのち映像終了)

この記録から、彼らがこの基底宇宙とは異なる世界へ侵入する事を目論んでいる可能性が明らかになりました。
画像記録2075-JP

naruse3.jpg

現在、この写真の場所が基底宇宙に存在するか調査中

naruse2.jpg

回収されたポスター。彼らのロゴマークと思われる

この団体については現在、鳴瀬博士が主導の下で更なる調査が行われています。

sb3infoのincludeに|tag=引数を設定すると、予定しているタグを表示できます。


ページ情報

執筆者: Ruka_Naruse
文字数: 5493
リビジョン数: 49
批評コメント: 3

最終更新: 28 Jun 2020 13:42
最終コメント: 08 Jun 2020 13:31 by Ruka_Naruse

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