ステータシング 4/17起きたら何より先に
ステータシング
名前
別名
GoI番号
活動範囲
活動規模(人数)
目的
発足
指導者
外交関係
組織構造
関連用語
関連人物
主要記事/雰囲気をつかむのに分かりやすい記事
メタ的概説(出典を明記し、常体で)
リストのリストです。リストが書いてあります。
お役立ちリンク集
読んで字のごとく。
職員・人物ファイル
O5司令部書類
前者はSCP-ENにおける様々な財団職員について各員軽くまとめられているページです。1人1人の文字数は少ないですが、その人数が膨大なため網羅するには多大な労力を必要とするでしょう。
O5司令部書類はリストというよりはピックアップです。財団のトップである13人の監督者、O5について書かれています。彼らが物語内で個性を得ることはあまり多くありませんが、この記事は各所にバラけて緩く使用されていた(当時の)各O5の主な特徴をまとめ上げました。現在も彼らの設定は増え続けていますし、O5を描くならば必ずこの内のどれかの設定を採用しなければならない、というわけでは全くありません。
機動部隊
機動部隊の包括的リスト
前者はよく使われる機動部隊のリストです。古いリストですが、裏を返せば歴史があり現在では多くの記事で使われているであろう部隊ばかりが載っています。前者には載っていないがよく使われる機動部隊には、機動部隊オメガ-1(“法の左手”)、機動部隊イータ-77(“球体をもった球体”)、機動部隊プサイ-9(“深淵を見つめる者”)などがあります。
後者は逆に網羅されていますが量が膨大です。(おそらく)ENにおいて1度以上使用された機動部隊が全て載っています。
私が推す機動部隊はオメガ-0("アラ・オルン")、イプシロン-7("勿忘草")です。
特殊オブジェクトクラスの包括的リスト
支部のクラスやJokeクラスも含め、1度以上使用されたあらゆるオブジェクトクラスが載っています。さあ、皆さんもesoteric-classを使いましょう!
Kクラスシナリオの包括的リスト
よく使われるもの、数度しか使われていないもの、終末の日コンテストで登場したもの、Jokeで登場したもの、ほとんどすべてのK-クラスシナリオが載っています。
財団内部部門の半包括的リスト
部門のリストです。EN投稿ですが、JPのチムコンで登場した部門や1度しか出ていない部門まで大体が網羅されています1。財団はかなり幅広い分野にまで部門を展開しているため、頭の中で湧いたオブジェクト案にフィットする内部部門があるかもしれません。
オススメは法務部門、解体部門、怪奇部門、人工知能適用課、反ミーム部門、戦術神学部門です。
要注意団体
要注意団体-CN
要注意団体-DE
要注意団体-ES
要注意団体-FR
要注意団体-IT
要注意団体-JP
要注意団体-KO
要注意団体-PL
要注意団体-PT
要注意団体-RU
要注意団体-SL
要注意団体-TH
要注意団体-UA
要注意団体-ZH
準要注意団体-JP総覧(サンドボックス)
各国要注意団体のリストです。ここにないものは大抵準要注意団体のためタグリストのその欄を探すか、或いはJPの場合は一番下の準要注意団体-JP総覧を見ることが推奨されます。
カノンハブ
カノンハブ-CN
カノンハブ-DE
カノンハブ-ES
カノンハブ-FR
カノンハブ-JP
カノンハブ-KO
カノンハブ-PL
カノンハブ-RU
カノンハブ-TH
カノンハブ-ZH
各国のカノンハブです。その国に親しんでいないと書きづらいものもありますが、言語の垣根を越えて面白い設定のものも多数存在します。オススメは書き手側としては財団4K、人的資源読み手としては同じく財団4K、生、第三法則(EN)、Machina、1998年(JP)です。
シリーズアーカイブ
シリーズアーカイブ-CN
シリーズアーカイブ-FR
シリーズアーカイブ-JP
各国のシリーズアーカイブです。カノンハブも入っていますが、それ以外も多く置かれています。クローズドな、つまり事前に発起人(ら)に許可を取らないとシリーズ作品を投稿できないものも一部存在するためその点は注意が必要です。まず読むべきは反ミーム部門です。
タグリスト
タグのリストです。GoI、PoI、LoI、カノンなど財団内の大抵の概念はここに載っているので覗いてみると新たな出会いがあるかもしれません。
兵器部門所属・Agt.軽基による。
複製に成功すれば武器として使用可能なもの
SCP-044 - 第二次大戦期の分子分裂砲
SCP-403 - 段階的過熱ライター
複製に成功すれば武器以外の装備として使用可能なもの
SCP-005 - 合い鍵
あらゆる鍵を開けられる。
SCP-063 - “世界最高の歯プラシ”
磨いた無機物を消失させる。
SCP-268 - いないこ帽子
反ミーム性を付与・現在財団の収容下にない。
異常性を解析し、応用を効かせられれば武器や装備として使用できる可能性があるもの
SCP-102 - マーシャル・カーター&ダーク株式会社の所有物件
制限付きで「霊的な」存在になれる。超法的な問題により現在財団の収容下にない。
SCP-148 - 『テレキル』合金
精神影響型オブジェクトの異常性を阻害。長期における使用は悪影響を及ぼす。非公式な武器転用は既に行われている。
SCP-485 - 死のボールペン
ノックする度に使用者の知人が死亡する。
現在のまま運用しても一点モノの兵器として十分な役割を果たせるもの
兵士の身体能力を強化できるもの
SCP-006 - 若さの泉
使用者は不死に近い状態となる。要監督者クリアランス。
SCP-161 - みんなくたばるかざぐるま!
使用者は部分的な透過能力、物体の劣化を促進させる能力、他人に中度の希死念慮を与える能力を得る。使用者に精神的な悪影響あり。
研究員の知能を改善するものや未知の情報を与えるもの
SCP-028 - 知識
得られる情報は予測不能。適切な情報共有が行えない可能性あり。媒体となる人間に危険性あり。
SCP-179 - 太陽の姉妹サウエルスエソル
地球外の脅威に関する情報を伝達。財団のみに友好的であるわけではない。
SCP-990 - ドリームマン
脅威の預言。
兵站や研究、医療などの改善に使用可能なもの
SCP-038 - 全てが成る木
あらゆるものの複製。重量制限あり。生命の複製に制限在り。
SCP-458 - はてしないピザボックス
ピザの複製。制限なし。
SCP-500 - 万能薬
病気のほぼ完全な治癒。数量制限あり。
SCP-596 - 忌まわしき再生の像
臓器や血液など新鮮な生体物質の定期的な供給。使用には1名の人間の多大な苦痛を要求するが、倫理委員会により許可済。
K-クラスシナリオの発生時などに緊急避難場所に採用できる余地のあるもの
SCP-1678 - 裏ロンドン
どメジャーなものは除いてます。長いもの、短いもの、シンプルなもの、GoIが山ほど出るもの、色々と。
SCP-EN
我々は13の財団監督者を抹殺しなければならない。
私が聞くための私の耳
私が見るための私の目
私が喋るための私の口
私の顔に触れるな
ここはあなたの死の収容所よ、エリオット。あなたは自分で墓穴を掘り、今その中で死ぬのよ。
”ベイクドポテトをあなたの段ボール箱に与えれば、ゴールデンライオンタマリンの生存率を上げられる?”
このファイル及び全ての関連文書は、ミーム部門のみによる閲覧を意図しています。これを読めるなら、あなたはフェーズIII対抗ミーム訓練を受けています。
このファイル及び全ての関連文書は、反ミーム部門のみによる閲覧を意図しています。これを読んだことを覚えていられるなら、あなたはM-Y条件付けを受けており、クラスW記憶補強薬を処方されています。
このファイル及び全ての関連文書は、対抗概念部門のみによる閲覧を意図しています。これを読んだことを覚えていられるなら、あなたはY-M条件付けを受けており、クラスW記憶補強薬を処方されています。
これを読めるなら、
“私たちの救い主にして預言者、私たちの支えにして羊飼い。機械の女神はこの家の上に微笑み、今もなお、ここに休む者たちは労わられている”
あの鹿は神です。それも、取るに足らないような地元の神ではありません。人間の信念によって拘束されるような地球の穏やかな神々でも、弱い精霊でもありません。
バーディーンは亡くなり、忘れ去られました。私はかつてバーディーンであったかもしれませんが、私はその記憶を持っていません。私が持っている全ての記憶は解析部門が私に与えたものです。
そして、世に不思議な出来事は尽きないというのがこの語り部の謙虚な意見である。そして今も、そして今も。そして、書物は語る「我々が過去を捨て去ろうとも、過去は我々を追ってくる」。
こうなった場合、抽象概念としての“人類”は、その他の付随する“文明”・“文化”・“社会”・“共同体”・“家族”といった抽象概念の全てと共に存在しなくなるでしょう。
こんなしみったれた町で死にたくない。
私は待って飢え死にすることも銃で自分を撃つことも手首を切ることも雨の中に歩いていくこともできるけど、どれも終わり方はみんな同じだ。
考えてみてくれ。俺がバックパックの上にケツを乗せたら、それはある意味で椅子になったわけだ。
連中は「私たちはヒトデを守らなくちゃいけない」「私たちのちいさなヒトデさんは我らのちいさな蛍光魚」「私達を果てまで導いてくれるもの」って言うの。
私たちはシミュレーションに過ぎない。もう何もかもどうでもいい事だ。
SCP-3699実例は自らの存在を1個の小石として思い出せるようですが、かつて自らが一部を担っていたより大きな物体の記憶を思い出すこともできます。
雪は真実で客観的で無頓着です。
はい、やはりよく眠れないのが続いていて。意識が遠くなったかと思えば、急に落下感がやってきて、体が跳ねて目が覚めるんです。夜中そんな調子で。
我々は一人残らず暗闇の中で死んでゆく。それを受け入れろ。
既知のブロックの有限列が予めゲームセッションにプログラムされている"オフライン版テトリス”の数学的にNP完全な性質上、SCP-4163-13を応用すれば、NPに関連する任意の数学的問題を線形時間で解くことが可能になります。
“彼女が何をしたか覚えてる?”
EoI-4400-Cáceres: 何故なら私の最後の召喚者がそうするための対価を払ったからだ。だから私は彼に世界で最も強い兵器を与えた。
皆さんは文字通りの意味でも、隠喩的な意味でも、悪魔に立ち向かうことになります。工場で祝福された弾丸を発砲し、大量生産された聖水を浴び、バチカンが敢えて知りたいとも思わない事物を調査していただきます。
2+2=10。これは議論の余地が無い事実です。いいですか、如何にアノマリーが理不尽であるとしても、それらは事実であり、対抗方法論を開発したいならばそれを受け入れることが不可欠です。
覚えているだろう?
忘れてしまったのかい?
私のために祈る必要はない。代わりに、ウォーリーが見つからないよう祈ってくれ。
知識の冠に重圧あり、
其が齎すは悲惨のみ。
この墓所を我ら闇に繋ぐ、
庭を荒らすこと無きように。
エージェント・オコナー: いいえ。彼女は異常な人間でしたが、それでも人間には変わりありませんでした。正義は彼女に報いなくてはなりません。だからこそ本日、私はこの中に彼女を殺した犯人が居る事を示してみせましょう!
SCP-5545 - ア ブノ ー マ リ テ ィこれは自殺遺書です
私たちを解決してください
私たちを解決しないでください
ごめんなさい
私たちは死にたくない
それがこんなことが起きた原因で、また同じことが起きる原因なんだ。すべてがこんな風に仕組まれている必要があった原因だ。彼らが私のノートを以前から持っていた原因だ。彼らはもう脚本を読んでいたから、この演劇の結末を完璧に知っていたんだ。
でしたら人間と同じですね。生まれた時から定まった目的に向かって魔法のように導かれる人はいません。
相手が誰だか忘れたか? 僕は人類史上最も血生臭い戦争の1つを、結婚式に招待されなかったから始めた女神だぜ。
— 何らかの形で来世が存在すると仮定して — SCP-6130を使用し、ある人物がどのような来世に到達するかを断定可能だということになる。
SCP-6820 - 終了試行[ボールドは幼児に向かって疾走し、全力で壁に蹴りつけて即死させる。]
SCP-6820-Aは不快で、忌まわしく、邪悪です。それは破壊されなければなりません。
SCP-JP
今回は「ンボボボさん」という明白なイメージを学校中の生徒が都市伝説という形で共有していた。非常に類似性の高い50以上の表層意識が、SCP-540-JPという現実性希薄領域で、金田賢治君という1つの対象に集中してしまい、現実改変が起こってしまった。非常に稀な集団による現実改変が行われてしまったのです。というのが私の推測です。
「1949年2月19日岐阜県大地震を忘れないで」
SCP-690-jp - 死刑囚に銃器なんて持たせるべきじゃなかった
D-690-JP-6: 嘘に決まっている…だって、あれだけヤバかったんだ…全部本当だったんだろう。そうだって言ってくれよ。
まだ何も終わってなどいない。取り戻さなければならない。かつてそう呼ばれていた存在を。
これらの記録から、かつてSCP-1010-JPは日本国内で太陽と同一視され認識されていたことが示されており、日本国内の文化・習俗・宗教観に甚大な影響を及ぼしたと考えられています。
SCP-1033-JPは不定期に、最も近くに存在する人間が持つ「ウサギ」のイメージのいずれかに合致する形態に変異します。
SCP-1123-JP - "セサミストリートへの生き方教えます"
Can You Tell Me How to Get to Sesame Street?
これで最後だから、思いっきり笑ってやろうと思う。
あの個体の欄を記入していくと、記述が、まるで古典で出てきた反語の現代語訳のように変わっていかなかったのか? いや、そう変わっていった。
SCP-1359-JP - イタドリ、ブルーギル、マングース、SCP財団
ありがとう。引き続き頼むよ。アイツらは邪魔で邪魔で仕方ないんだ。
もう箱を開けるわけにはいかないのです。箱を最後の1つにしてしまったなら、そこにあるのは″SCP-1390-JPが存在する可能性″ではなく、″SCP-1390-JPがそこに存在する″という純然たる事実です。
SCP-1726-JP - あのヤロウ、まんまとウン万ちょろまかしやがった
糺川博士: 確かに時そばの通りですね。支払い額は幾らになったんですか?
SCP-1726-JP: 12000円くらいが26円になりました。
それを、みんな知らないんです。知らずに昭和のあの日の真っ只中にいるんです。それをみんなが知るのは更に年号がいくつもかわった後の数百年先なんです。
SCP-2472-JP - Nyankoderogaニャンコデロガそちらは今、いいえ、ずっと夜のはずです! 太陽はそこにいないのですから!
イエネコと認識されていた実体のうち約99.9 %がSCP-2472-JP-1実例であり、一部の寒冷地や乾燥地以外の地域において非異常性のイエネコが存在しないことが判明しました。
ヒトの絶滅により、今後SCP-2513-JPが発生することはないと推測されています。
SCP-2775-JPが口腔外に露出した状態で7日間が経過すると、SCP-2775-JPを咀嚼した生物(以下、対象と呼称)は不明な原理によって腹痛、嘔吐などの症状を経たのちに死亡します。
SCP-2911-JP - 合衆国の一番長い日/[マンハッタン・クライシス ハブ/1998年 ハブ
SCP-2944-JP - 知外崩権 コトダマンの逆襲 三題噺総進撃2001年9月11日、マンハッタンは地獄へ落ちた。
SCP-2944-JPは能動的な激甚性語義-実存分類的侃諤災害の発生によって、言葉・真理・理性・概念・意味・論理・命題・事実・理由・定義・理論・思想・議論・論証・整合・言論・言表・発言・説教・教義・教説・構造・質問・伝達・文字・ダイモーン・イデア・名声・理法・原因・根拠・秩序・自然・物質・本性・事柄・人間精神・思考内容・思考能力・知性・分別・弁別・熱意・計算・比例・尺度・比率・類比・算定・考慮を、最上級多能性を持って歪曲する能力を有するレベルⅤジャヴァアヲォック級源理λόγος改変実体です。
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参加表明
サイトへの参加を承認される
はじめましての挨拶
フォーラムに書き込む
秘密の実験室
サンドボックスに自分のページを作成する
三人寄れば
フォーラムで下書きを公開する
小さな一歩
記事を作成する
採用通知
人事ファイルを作成する
私の提言
評価が1以上のSCP-001-JP記事を作成する
巻頭カラー
執筆したSCP記事が注目のSCPに取り上げられる
表紙を飾る
執筆したTaleが注目のTaleに取り上げられる
銅メダル
評価が15以上の記事を書く
銀メダル
評価が30以上の記事を書く
金メダル
評価が50以上の記事を書く
テレキル合金メダル
評価が100以上の記事を書く
みならい・そうさく
SCP記事を5以上作成する
みならい・冗談じゃないぜ
SCP-J記事を5以上作成する
みならい・かたりべ
Taleを5以上作成する
みならい・ほんやく
海外記事を5以上翻訳する
ミスター・そうさく
SCP記事を10以上作成する
ミスター・冗談じゃないぜ
SCP-J記事を10以上作成する
ミスター・かたりべ
Taleを10以上作成する
ミスター・ほんやく
海外記事を10以上翻訳する
多分SCP-001か何か
SCP記事を20以上作成する
博士の大爆笑ギャグ20連発大図鑑!
SCP-J記事を20以上作成する
短編集
Taleを20以上作成する
とってもエキサイト
海外記事を20以上翻訳する
マスター・そうさく
SCP記事を50以上作成する
マスター・冗談じゃないぜ
SCP-J記事を40以上作成する
マスター・かたりべ
Taleを50以上作成する
マスター・ほんやく
海外記事を100以上翻訳する
お祭り好き
コンテストに参加する
お祭り男
コンテストのために累計10以上の記事を書く
ダイスキミヤザワ
コンテストで優勝する
主催者
コンテストページを作成する
人類学者
評価が20以上かつ、自我を持っていて人間に近い外見の人型オブジェクトについてのSCP記事を書く
生物学者
評価が20以上で、かつ生物学、生命、遺伝子、動物、植物、バクテリアのいずれかのタグを持つSCP記事を書く
物理学者
評価が20以上で、かつ物理法則、外部エントロピー、電気、磁力、重力のいずれかのタグを持つSCP記事を書く
化学者
評価が20以上で、かつ化学、腐食、ガス発生のいずれかのタグを持つSCP記事を書く
地質学者
評価が20以上で、かつ地質、水晶、鉱石のいずれかのタグを持つSCP記事を書く
天文学者
評価が20以上で、かつ外宇宙、惑星、衛星、太陽のいずれかのタグを持つSCP記事を書く
言語学者
評価が20以上で、かつ言語、文書、文字入り、記述、語りのいずれかのタグを持つSCP記事を書く
心理学者
評価が20以上で、かつ精神影響、ミーム、強制力、感情、記憶影響、知識のいずれかのタグを持つSCP記事を書く
数学者
評価が20以上で、かつ数学、立方体、多面体、球体のいずれかのタグを持つSCP記事を書く
医者
評価が20以上で、かつ医療、生理的、眼球、骨格、毒性のいずれかのタグを持つSCP記事を書く
芸術家
評価が20以上で、かつ芸術、彫り物、装飾品、音楽、彫刻、像のいずれかのタグを持つSCP記事を書く
建築家
評価が20以上で、かつ都市、建築家、場所のいずれかのタグを持つSCP記事を書く
旅人
評価が20以上で、かつ時空間、未来、異次元、地図、ポータルのいずれかのタグを持つSCP記事を書く
エンジニア
評価が20以上で、かつ機械、時計仕掛け、電子デバイス、自動装置、コンピュータのいずれかのタグを持つSCP記事を書く
崩壊のきっかけ
評価が20以上で、かつxkクラスのタグを持つSCP記事を書く
めちゃめちゃいケテル
評価が20以上のKeterクラスオブジェクトについてのSCP記事を書く
秩序を守る悪魔
評価が20以上のThaumielクラスオブジェクトについてのSCP記事を書く
ニュートララライスド
評価が20以上のNeutralizedオブジェクトについてのSCP記事を書く
映画とかで後ろの方にいるモブ
評価が20以上のExplainedオブジェクトについてのSCP記事を書く
常識外れ
評価が20以上のunclassedオブジェクトについてのSCP記事を書く
英雄譚
自我を持っていて人間に近い外見の人型オブジェクトが主人公であり、評価が20以上のTaleを作成する
誰かの日常
財団職員が登場せず、かつ評価が20以上のTaleを作成する
SCPは世界をつなぐ
日本支部以外の支部、または本家サイトの記事が元となっており、かつ評価が20以上のTaleを作成する
てのひら財団
800文字未満かつ評価が20以上のTaleを作成する
シンプルイズベスト
通常の形式で補遺、音声記録、実験記録、インタビュー記録、探査記録等が無く、かつ評価が20以上のSCP記事を作成する
人気者
自分が書いたSCPオブジェクトについて書かれており、かつ自分以外が作成したTaleが10以上ある
ひっぱりだこ
自分が書いた人事ファイルの職員が登場しており、かつ自分以外が作成したTaleが20以上ある
議論の的
ディスカッションに総計50以上の書き込みがある記事を作成した
週刊誌
一か月に4つ以上の記事を作成する
先達はあらまほしきこと
エッセイ記事を作成する
普通のぉぉぉ標識ぃぃぃ
ガイド記事を作成する
みんなでつくろう
合作記事を作成する
普通じゃない
日本のAnomalousアイテム一覧に追記する
メン・イン・ブラック
日本の超常現象記録に追記する
先生、質問です
財団質問箱に追記する
砲手
カノンハブページを作成する
来週もお楽しみに
連作Taleのためのハブページを作成する
フリーのカメラマン
SCP日本財団中枢資料室に画像を投稿する
スカスカのアルバム
自分の撮影した写真を使用した記事が10以上ある
バイリンガル
本家以外の支部サイトの記事を日本語に翻訳する
ドクター・フー?
「博士」の起源に関するTaleを執筆する
著者ページには何かリストがなければならないという義務感から作られた独断と偏見によるGoI解説リストです。投稿時点現在では4団体、それも解説がいらないほど有名な団体しかありませんがこれから増やしていく予定です。英語はてんで苦手なため未訳記事もほとんど参照できていません。詳解しているハブがある場合そちらに半投げしてることもあります。スタンスは「広く浅く」です。まだ「広く」と言えるほど充実してませんが
軽く出典か論拠のようなものを記載してみましたが、そもそも書き始めから独断と偏見に満ちたものであったため、出典がない事柄はそのGoIのハブに書いてあるか完全なる私の主観的評価です。
世界オカルト連合(Global Occult Coalition)
人類に仇なすものに私はこう言おう、世界オカルト連合は人類を全ての敵から守り通す用意は常に出来ていると。それが例え何であれど。
呼称
世界オカルト連合、GOC、(多く「財団」と並べられて)連合、GoI-016(財団、低頻度)[1]、焚書者(蛇の手)
理念
勢力範囲
世界中
概説
世界オカルト連合、通称GOCは国連傘下の秘密組織であり、要注意団体の中でも特に有名な集団である。異常存在が生きているか物であるかを問わない徹底的な破壊によって印象付けられる。彼らの理念は大雑把に言えば異常存在の破壊であるが、より大きな目的を達成するために研究済の異常存在を利用することも躊躇わない[3]。強調すべきこととして、GOCの異常存在に対する姿勢は徹底的な破壊だが、それが至上命令ではない。彼らの第一任務は人類並びに人間各個人の保護であり、特に前者は常に貫き通される[2], [4]。
平時のGOCの任務は異常なオブジェクトを探して破壊して研究する程度である。破壊対象には小物、建造物、誰かの思い出の品、文化、思想、魔法のような能力を持った無垢な子供たちが含まれる3。財団職員にも言えることだが、割り当てられた職務内容によっては精神を壊しカウンセリングを受けさせられることもある[6]。罪の記憶を記憶処理剤漬けで消されている描写が見られない辺り、財団よりはマシだろう。
よく共有された設定として、GOCは「神を殺して」いる[5]。メタ的にも財団世界においてもこの言葉のみが独り歩きしているため、どの程度の存在を殺したのかは各個人のカノンによって異なっているのが現状だ。
組織構造
GOCは108評議会と呼ばれる108の団体によって構成されている。共同創作の常としてこの団体一覧には豊富な空きがあるため、いくつか自分に都合のいい団体を作って持ってきても問題ないだろう。
まずトップにD.C.アルフィーネと呼ばれる謎の4女性と彼女率いる最高司令部があり、おそらくその下に108評議会(のヘッドたち)がいる。そして彼らが統べるのが物理部門、精神部門、天地部門の3部門だ。物理部門は武力行使を、精神部門は外交関連を、天地部門は研究調査を主に行っている。
108評議会所属団体は要注意団体の半包括的リストにそのほとんどが載っている他、LTE-8686-Yellow-KewpieにはSW財団(スピードワゴン財団)が登場している。
ところで、これはほとんどの要注意団体について共通することだが、組織構造(や他の事々)はたいていの場合ハブに書いてある。GOCの場合だけは何故だかカノンハブ-ENの中に入れられており、その世界オカルト連合事件簿はGOCについて細かな記述があるため、これに目を通せば大体の概要は理解できるだろう。
他組織との関係
そのスタンスから他組織とは基本的に仲が悪い。108評議会に加盟していないほぼあらゆる宗教団体、元取引相手であったプロメテウスを除く商業団体、GOCの理念と噛み合わない理念を掲げる団体に対しては緩やかな敵対関係にある。しかし実際にはそこまでドンパチが起きるわけではなく、財団やMC&Dなどを含む多くの団体とは能動的には交戦しない方針を取っている。他団体についても、敵方の所持するオブジェクトが付近の(或いは世界中の)民間人に齎す影響を鑑みた上で上層部の指令がない限り監視に留めるといった措置が多い。しかし明らかに危険(と思っている)な組織、例えば蛇の手や壊れた神の教会、等に対しては即時交戦を掲げている[2]。
主観的感想
国連傘下というその立ち位置にもかかわらず、政治的にナイーブな案件についての仕事が回ってくることは少ない。彼らは議論の余地のない明確な人類の敵に対して戦闘を繰り広げることの方が多く、むしろ政治的にどこかと対立することが多いのは独立した組織として成り立っている財団の方である気がする。破壊と収容という理念を比べられて財団よりも残酷なイメージを持たれることもあるが、実際は財団側があまりにも理念の遂行を注視しすぎているためにGOCは「財団よりはマシ」として描写されることも少なくない。ただ、非常時はもちろん、平時においても財団とGOCは割と協力的な関係にある。
メタ的概説
GOC、世界オカルト連合、彼らはSCP wikiの歴史の中では最古参のGoIの1つ。最初こそ無能で過激な団体として著者たちに道化を演じさせられていたが、無能さはUIUやマナに、過激さはカオス・インサージェンシーなどに引き継がれて現在は基本的には「まっとうな」団体として活躍している(もっとも、現在では今挙げた団体らもより掘り下げられて有能だったり戦略的だったりになっている気がするが)。現在ではGOCは、単に財団に協力的で力のある団体を出したい時、明らかに人類の敵として描かれるオブジェクトを出したい時、財団外部の評価者を置きたい時などに使われている気がする。或いは、国家権力の関わる事案においてはものによってはGOCが先んずることが多いためそこで活躍できるかもしれない。財団とGOCの力量関係は時代、場所、カノンによって大きく異なる。財団が狂って人類を滅ぼし始めた際にレジスタンスとして旗を振っていることもあれば[7]、経営難になった財団を併合して猛威を振るっていることもある[8]。だが、ヴェール維持の観点のみで見れば、そこに執着が強い財団の方が上手な印象を受ける。
関連人物
重役や有名人の名前はたいてい音楽用語から取られている。
D.C.アルフィーネ
GOCの事務総長、即ちトップ。女性であり、「アルフィーネ夫人」と呼ばれることもあるが5、そのほとんどは謎に包まれている。(それほど書かれていないが)詳しいことは世界オカルト連合事件簿の「人員名簿」内「中枢」に記載がある。D.C. al FineはよくD.C.と略される音楽用語であり、「始めに戻って最後(Fine)まで」という意味である。
エージェント・ウクレレ
GOCの粛清(=殺害)対象である脅威存在を99体殺害した後辞職した、伝説のエージェント。ほとんどのカノンにおいて、その後「アルト・クレフ」博士と名前を変えてSCP財団に所属している。どちらの時期においても、多くウクレレ(楽器)やショットガンにおいて存在が示唆されることがある[9]。先述した神殺しはウクレレ時代の彼の最後の仕事であるとされることも多い。その場合、下記のコーンウォール事件がそれに該当するだろう。なんにせよ、非常に優秀なエージェントだ。
エージェント・ウクレレとしての彼の最後の仕事は"コーンウォール事件"におけるKTE-9927-Black("女神")の粛清だった。しかしながら、実は彼はこれ以前に彼女と関係を持ち、その上子供までもうけていたようであり、娘を守ろうとした彼は彼女を殺して自身も書類上で死亡することによって子を守り通した。その後、娘、未粛清脅威存在 KTE-9927-blackchild("娘")と指定されている存在は財団により発見され、ウクレレの情報提供(と財団への加入)と引き換えに現在SCP-166として財団に保護されている。ただしSCP-166は近年大規模改稿されており、古いTaleはそれ以前(SCP-166のリビジョン7以前)の内容を土台としている。過去リビジョンはページ最下部"History"を押し、rev.の行が7である列を選んで"V"を押せば閲覧できる。
関連記事
- エージェント・ウクレレ
- ある自殺者のメモ
- SCP-166 - ただの年頃のガイア(旧版メタタイトル: 年頃のサキュバス)
関連用語
[アルファベット]TE-[数字]-[コードネーム]-[追加識別子]
TE=Threat Entity=脅威存在、即ちGOCの粛清対象。TEの前のアルファベットはその存在の現在の状態(粛清済か、そもそも存在を補足できているか等)、4桁の数字は識別子、その次の単語は通称名、更にその後に他の語がある場合は脅威存在の特性や所属を簡潔に示す暗号である。PHYSICS部門脅威存在データベースからの抜粋に詳しい記述がある。
タイプ・[色]
人型脅威存在らのおおまかな分類分け。分類されている中の一部についての情報がPHYSICS部門脅威存在データベースからの抜粋に、更にその中の一部の殺し方についてPHYSICS部門フィールドマニュアル13:特殊事態:人型脅威存在に記載がある。基本的には、タイプ・グリーンが現実改変能力者、何でもかんでも好き勝手ふるまえる魔法使いだと覚えておけばよい。他はそれほど登場しない。
オカルト大戦
超常世界で何度か起きた戦争の総称。第三法則 ハブに全体としての多少の解説があるが、第三次以前に関する言及はほぼないに等しい。これによれば、第四次オカルト大戦は15世紀、第五次は17世紀、六は1875~1882年、七は1939年3月~1945年1月に起きたとされている。
世界オカルト連合とのかかわりについてに関して言えば、1939年、正常世界の第二次世界大戦と連動して起こった(というより第二次世界大戦内の超常戦闘を指す)第七次オカルト大戦勃発の直前に、ナチスの超常組織であるアーネンエルベ・オブスクラ軍団に対抗して連合国オカルトイニシアチブ(AOI)が結成された。その後45年にAOIは連合国からできたばかりの国際連合の指揮下へと移動し、世界オカルト連合として再編成された。
また、ロングの提言の設定では、第五次オカルト大戦は19世紀に発生しており、また大戦の内容自体が一度大きな過去改変を受けている。改変前は19世紀を通してヴェールが破られた(異常の存在が公衆の明るみに出た)状態で行われた世界的戦争であり、改変後においては1900年の義和団事件を指す呼称。義和団事件は大戦と呼べるほどの大規模な超常戦闘はなく、ごく小規模な異常存在の使用が確認されているのみである。
オカルト大戦は財団/連合/共産主義/宗教/etc/etc…の政治闘争を描く際に使いやすく、また第三法則の設定はそういったものを表現するのに適しているため、第三法則とロングの提言では前者の設定が採用されることが多い。
ピチカート
確認させてください、クレフ博士。ピチカート手順ですか? 水爆とかミサイルとか原潜に関連付けられたあの、つまはじきのピチカート?
財団職員チェルシー・イールズ、SCP-2911-JPより
GOCの異常実体粛清最終手段。人類種の生存を直接脅かすような存在が現れた時に発令され、この際は第二任務である"隠蔽"(ヴェールの維持、超常技術が民間に露呈しないようにすること)や第三任務の"保護"(人類及びその文明ではなく人間個人ひとりひとりの保護)を脇に置き全面的な戦闘を行う。正史においてピチカート手順は1度、エージェント・ウクレレが逃亡させた或いは彼を死に至らしめたコーンウォール事件において発令されたが、失敗に終わったらしい。ピチカートはヴァイオリンの演奏技法のことである。上記の引用台詞の「つまはじき」という表現もそこから。
根幹記事
世界オカルト連合は、全ての超常的、超科学的、超時空間的脅威から人類種の生存を維持せねばならない。これは最優先任務にして、他の何よりにも勝る。
またの名を世界オカルト連合ハブ。ここで解説したことを含めて大抵のことがここに載っている。逆に、ここに載っていないことならある程度盛って創って捏造しても許されるだろう。
- PHYSICS部門フィールドマニュアル1:工作員マニュアル
- PHYSICS部門フィールドマニュアル2からの抜粋:装備と器材
- PHYSICS部門フィールドマニュアル13:特殊事態:人型脅威存在
- PHYSICS部門脅威存在データベースからの抜粋
上から①職員への戒めと化け物(脅威存在)出現時の事務的手続、②GOCの主な装備、③各種脅威存在の処理方法、④脅威存在の分類とメタ的なリスト。必読というほどではないが、GOCを書く機会があるなら痒い所に手が届く記事になるだろう。
われわれは正義の味方ではありません。ただ人類に不都合な敵を排除する死刑執行者なのです。
財団日本支部(≒SCP日本語版サイト)での設定について書かれている。ここにある設定を必ず使うべきとまでは言わないが、目を通しておいた方が書き手と読み手の相互理解を深めやすくなるのは確かだ。
入門記事
連中がそれを破壊することで「世界を守ろう」としたために、逆に状況はもっとずっと悪くなってしまった。
GOCの処置の悪例。(メタ的にも作中時代的にも)最近はこうした事例の反省から、GOCの破壊も現在は慎重或いは徹底的なものとなってきている。
そこにノコノコやってきたのが、GOCのタコどもだったのであります。
GOCと財団の実地での関係性。記事ごとにこの程度~提携企業、戦友と関係性はまちまちだが、スケールが大きくなると基本的に仲は良くなる。世界終焉秒読み段階での関係になると、財団と連合は互いに肩と混合機動部隊を組んで化け物相手に時空波動砲をブッ放したりすることもある。少なくとも、相互連絡関係が築けている団体の中では常に財団と友好的なもの(WWS、洗濯部門など)を除けばトップクラスに良好な関係を保っていると言えるだろう。
こりゃあ便利だ。是非優先して研究を進めてもらいたいな。
職員状況: 職員は標準的な身体的・心理的状態を維持した。
解体部門6などの味付けはあるものの、中身は白米のようにシンプルかつ良質でGOCフォーマットのテンプレートと言える構造をしている。GOCフォーマットを書く時の参考になるだろう。
オススメ記事
君が考えている正体が何であれ、それとは違う。
GOCがそこまで深く関わっているかはともかく、私の好きな記事の一つ。
SCP-3263 - 魔法の才ある者たちのための私立ヘッジワース学園
どうか、この子たちはこのままに。
GOCとて、全員が現実改変者を無情に殺せるターミネーターではない。そこに無価値と罪悪感を見いだせてしまう者はこのように離反することもある。もっとも、この場合は比較的平和裏に終わっているが。
誰を魔法使いにするか決めさせてくれる神を作りたい? 財団がさせてくれないので無理だが、もし可能だったならあなたは間違いなくこれを使っていただろう。
SCP-3457の物理的構成要素の管理は連合に委ねられており、連合は最も適切と思われる方法で関連するすべてのアイテムを扱うことができます。
ひとたび実行されれば世界を作り変えられる儀式がある。徹底的に葬り去ることもできないが、財団や連合であろうとその儀式を独占すれば我欲に堕ちて世界は終わるだろう。そのような場合、彼らはどうするか?その答えがこれだ。手順を財団が管理し、神具をGOCが管理する。何らかの世界終焉を前にして2つの頭が頷かない限り、儀式が実行されることはない。
そして我々は監督評議会は解散させられ、財団は今やGOCの運営下にあるというEメールを受け取った。
財団とGOCは互いに支えあいながらも争い続けている。ひとたびその平衡状態が崩れれば、一方が他方を食い尽くすことさえも起こらないとは言えない。そして、力に身を任せた吸収というのは常に軋轢を生むものであり、サイト-13ではその軋轢が最悪の事態となって顕れた。
蛇の手(Serpent's Hand)
庭園は蛇の場所だ
呼称
手、GoI-α-019(財団)、蛇、(事実とは些かばかり異なるが)図書館の人々
理念
- 知識の収集及び研究
- ヴェールの消去[10]
- 放浪者の図書館の利用
- 互助組織、超常コミュニティそのものとしての存在価値
実際のところ、蛇の手全体の意志として明確な理念は存在していない。
勢力範囲
様々な宇宙、特に放浪者の図書館
概説
蛇の手はGOCと並んで最も有名な要注意団体の1つである。彼らは知識を好み、(その正しさについては議論を重ねるが)概ねあらゆる思想に対してオープンな姿勢を取っている[11]。彼らは後述する放浪者の図書館に入り浸っていることが多く、それが彼らの強みにもなっている。
彼らの知恵と交流、安定を確固たるものにしているのが、放浪者の図書館の存在だ。まず前提として、SCPの世界はいわゆる平行宇宙、マルチバースなどと呼ばれる大量の世界線が独立して存在している。基本的に各世界間を行き来することは難しいが、それでも様々な手段で移動することができる。世界7には様々な宇宙があり、放浪者の図書館は1つの宇宙を丸々占めている。そして、図書館は世界の中でも特異な宇宙の一つだ。各宇宙への入口へと繋がる放射状の道があるとすれば、図書館はほぼすべての宇宙からの出口となる道が集まり、かつそこからどの宇宙へも行ける中央広場だと言えよう。他の多くの場合、個人が保有できる程度の魔法や機械で狙った宇宙に行くことは難しいが、放浪者の図書館を使えば比較的楽に行くことができる。無論、ある宇宙から別の宇宙へ直接転移する方法や、図書館と似たような別の空間を通って転移する方法もないわけでもない。だが、放浪者の図書館以上に簡単さと安全性を兼ね備えたものは中々ないだろう。
図書館は今述べたように様々な宇宙と繋がっている1種の異空間であるが、であるからには当然どのような宇宙からでも図書館に行く方法があるということだ。各宇宙からは、「道」と呼ばれるものを通じて図書館に入ることができる。「道」が実際に道路や歩道である必要はない。つまり、平たく言えば、儀式を行うことによって放浪者の図書館への道は開ける。「道」の通り方には祝詞を唱える、不気味なダンスをする、4回ノックしてその5秒後に廃墟の扉を開ける、知識欲を抱えながら木間を通るなどが挙げられる8。
さて、空間としての概説はある程度終わったため、放浪者の図書館の図書館性についても説明しよう。まず、名前から予想できる通り、放浪者の図書館には大量の本があり、また施設(≒図書館全体)を管理する司書がいる。その規模から予想できるように、放浪者の図書館にはこの世どころかあらゆる世に存在する或いは存在したほとんどの本が収められている。ただし、すべて欠けなく所蔵されているわけではない。図書館にない本には図書館にないだけの理由がある。例えば、その本が在る宇宙においてあまりにも厳重に管理されていたり、存在を認知するだけで死に至るほど悍ましい内容であったり、反逆者[12]や忍者[11]に盗まれていたりだ。また、下位の「司書」は多くのカノンにおいて9標準的な人型をした存在ではなく、その正体は図書館に害を為そうとした者の成れの果てとされている[13]。だが、私の知っている限りでは、ここら辺のことがあまり詳しく掘り下げられたことはない。少なくとも、まっとうに図書館を利用している人物に害を加えることはないだろう。
忘れられがちなのは、「放浪者の図書館を利用している人物=蛇の手」ではないということだ。蛇の手は放浪者の図書館を使っている一つの団体の名前であり、むしろ蛇の手は(この設定もあまり掘り下げられたことはないものの)一時期図書館への入場を禁じられていたことさえある[10]。ゆえに、図書館に入ったことがない蛇の手の一員も、蛇の手に属さないが図書館に通う人物も存在する。そのため、断じて蛇の手のメンバー同士で絆がないわけでも弱いわけでもないが、その全体的な繋がりは他の団体と比べ緩いものとなっている。
ここまでのことは、その多くは蛇の手ハブに書いてあることだが、一部は財団の姉妹サイトである放浪者の図書館の記述も参照している。
組織構造
蛇の手に明確なリーダーも幹部も存在しない。だが、リーダーとみなされていた人物は存在する。それがL.S.だ。
基本的に、蛇の手のメンバーは文書中では自分の名前をイニシャルで表記する10。そして、L.S.、現在ではLittle Sisterの略だと多くみなされている彼女は、初期の財団と蛇の手の接触において一時的或いは局所的な指導者として立っていたようである。これは最初期の記事、SCP-268やSCP-407などで散見される。
しかし共同創作の常として設定は東北の雪のように積もり積もり、中期11になって書かれた蛇の手ハブにおいてL.S.は指導者ではないと明言された。彼女と蛇の手の組織構造について財団は誤解しており、蛇の手の人員のほとんどはL.S.という人物に会ったことがないという。これはL.S.が単なる一般メンバーにすぎないと暗に示していることにはなるが、彼女が特段秘密主義であるという意味ではない。単に蛇の手は各一般メンバーの名前をいちいち覚えられるほど小さい組織ではないということである。
更にはその後、L.S.にはより大きな設定が生えた。簡単に説明すれば彼女は財団の大物スタッフの娘であり、何かしらがあって父親と別れ、最終的に財団からの父親の奪取/再会等のために放浪者の図書館/蛇の手にたどり着いた。ここまでは良いのだが、問題はこのような出来事が各宇宙で起こっているということだ。各宇宙には多くの場合取るに足らない各個人まで大まかに似通った人間が生成され、似たような出来事が起き、似たような結末を迎える。それがどれほどの割合の宇宙で起きるか、といった確率は各事象ごとに様々だが、L.S.の場合は彼女の誕生と父親との別れ、図書館への来訪が起こる確率が高かった。そして、L.S.は自分と大体似たような境遇の人物たちと図書館で出会い、彼女らは徒党を作っていった。彼女らは別のGoI、「黒の女王」と呼ばれているが、財団が目を付けているL.S.という存在はこの中のうちの1人であるか、或いは彼女らの共有名だ。彼女らが強大な力を持っているのは確かだが、彼女らは意思があることを除けば巨大な蛇の小さな鱗1片に過ぎず、断じて頭ではないというのも同様に違いない。詳細はいずれ作られるであろう「黒の女王」解説欄で。
また、この言い方は全く的を射ていないが、いくつかの支部もある。無論、蛇の手及び図書館のコミュニティは緩いものであるため、イギリスの蛇の手、インドの蛇の手、ブラジルの蛇の手、宇宙A-235にある巨大な洞窟で暮らしている蛇の手、全宇宙でのボリビアに相当する国家の繁栄を目指す蛇の手内のグループなど、それぞれ言語や文化圏ごとにある程度まとまったグループができていることは可能性としてあり得る。しかし、今回はその中でもメタ的に認められた、即ちタグ登録された2つの団体について軽く述べる。
まず、朝鮮半島の赤斑蛇の手。ホヤと呼ばれている、SCP-953(簡単に言えば妖狐)の娘が代表を務める団体であり、ある程度は組織化されている。赤斑も蛇の手に属す団体だが他人の意見に付和雷同ということもなく、図書館で暮らす大多数の人物と意見が食い違うこともある。この欄で詳しく解説はしないが、特徴を1つ挙げるとすれば、彼らは無政府組合主義を支持しており、またその実践を網領の1つに掲げている。
次に、日本の青大将。図書館やそこへ通ったり暮らしていたりする人々とはあまり関わりを持たないグループであり、首領は「青大将」、通称A.O.と呼ばれている人物だ。国内での限定的な活動のみを行っており、戦闘力はそこまでないとされている。メタ的な使われ方について簡単に言えば、既に展開されている彼らについての物語の発展に寄与したい時、というのはもちろんだが、他にも通常の(他の)蛇の手ではなく彼らが登場させられる理由がある。日本国内のものをテーマにした蛇の手フォーマットを書く場合、より詳細な情報と価値観を持った人物に書かせたいなら青大将を、逆に数ヶ所トンチキなものを入れながらもそれを看過させたい場合は通常の蛇の手を使う、という選択肢が増える。青大将はこの広い広い世界の中の宇宙の1つの中にある小さな小さな島国のみに活動範囲を絞っているため、当然ながら日本国内の事象に関する熟練度は青大将らの方が圧倒的に高い。逆に言えば、通常の蛇の手フォーマットを用いて日本関連のものを書く際は我々の持っている「外国人は日本に対してこんな偏見を持っているだろう」という私たちの偏見をフルに採用して書いていいということだ。
他組織との関係
個々のスタンスはともかくとして、手としては、自分たちと異なる考え方、生き方の者であろうとも敬意を払うべきです。
F.F.、ミッション: インピシブルより
正常性維持機関(主に財団、連合)や排他的かつ攻撃的な団体を除いて、蛇の手(放浪者の図書館)はほとんどの思想/団体に寛容である。その組織の侵入を許した場合彼らが意図せず/或いは騙されて図書館に敵対的な人物を引き連れてくるか、といった問題は吟味されるが、彼らの信念(それが文字通り攻撃的なミームであるものであった場合は除く)の是非は基本的に考慮されない。多分、他人にそれを強いてこない限りは例えば反出生主義や絶滅主義程度の思想なら受け入れるだろう。
財団や連合とは多少のスパイを黙認しながら緩やかな緊張状態にあり、カオス・インサージェンシーやSAPHIRに対しては冷ややかで軽蔑的な視線を向けている[14]12,[15]。既存の宗教(アブラハムの宗教、仏教、神道、etc,etc…)や壊れた神の教会、ナルカ(サーキック・カルトの蔑称でない呼び方)は受け入れているが、三ツ月イニシアチブや第五教会に対しては困惑、軽度の敵対、軽蔑、不可解の感情を抱いているように思われる[16],[15]。GAWは図書館にいてたまに荒らし的な投稿をするのみなので別に何とも思っていないようだ[17]。
主観的感想
その強大さ、及びまともさから、初期の頃の記事において蛇の手は謎の助言者、オブジェクト収容に有用な物語の伝承者、或いは財団の管理ミスで本当に大事に至りそうな時にそれを阻止するような存在、といった役割が多かった。今日の財団世界インフレ環境では蛇の手と肩を並べる力を持つ異界の神々や多次元団体が増えてきているが、そういった団体の中でも蛇の手、及び放浪者の図書館が最も安定した団体の1つであるという評価は変わらないだろう。「蛇の手」なんて名前はミステリアスだが、存在しない理想郷的な非実在ニュアンスは含まれてないはずだ、多分。
実際、「放浪者の図書館には蛇がいる」なんて言われているが、その蛇についても様々に仮説がある。太古の昔に地に生まれ落ち、その兄弟はベンガル湾に沈んだとされている神話の時代の存在の片割れだとか、図書館の知恵を全てその脳に収めた者が成れる、大いなる逆説の解の末に至る化け物だとか。だが、蛇については世界を股にかけるスケールでもない限りせいぜい象徴的存在として程度しか言及されないので、このことは忘れていてもいいだろう。
メタ的概説
蛇の手のGoIフォーマットは主に何かしらとある物品についての解説であるため、比較的単純で分かりやすいものとなっている。注意することがあるとすれば、図書館があるゆえの膨大な知識と全宇宙という彼らの活動可能範囲からメタ的にも様々なSCPの設定を使いまくれるため、(特に最近の記事は)クロスリンク13闇鍋となっている可能性が高いということだろう。
また、蛇の手は他の様々な団体を独自の通称で呼んでいる。下記はその一部。
- SCP財団 - 看守
- GOC - 焚書者
- CI - 狂人
- GAW - メリーメーカー愉快な雰囲気作り
- 壊れた神の教会 - 敬虔者
- SAPHIR - 否認者
- 蒐集院 - 倉庫番
- エルマ外教 - 逸脱者
- 無尽月導衆 - 潜入者
- スシブレーダー - 伝承者
- 酩酊街 - 酩酊街
総評すれば、蛇の手はまともで狂うことも最も少ない団体だ。図書館内では危機は沈黙とともに進行するのではなく発覚した時点で異常だと指摘されるし、あえなく蛇の手が狂ったのならばもうその世界に残っているまともな存在は指で数えるほどしか残ってないだろう。悪性ミームにせよ終末論的実体にせよ回避不可能な次元の高波にせよ、たいていの場合は図書館の専門家たちがなんとかできる。
しかしながら、図書館もできる限りウイルスに感染する前からその予防をしておきたいものだ。危険な病が別の場所でパンデミックを起こしていると判断した場合、彼らは病原を切り離す。即ち、その感染性存在14の発生源となった宇宙を図書館から「切り離す」。このプロセスがどのように行われているのかは不明だが、いくつか切り離しに関する記述がある。例えば、財団が狂って人類を殺し始めた宇宙の物語、SCP-5000での文章を引用すれば、
SCP-914で増強したSCP-008のサンプルを使って、財団はSCP-4290の死骸を蘇生させ、解き放った。蛇の手の怪獣使いたちが迎撃したが、ファイルは戦闘の結果を明らかにしていない。放浪者の図書館はこの宇宙から切り離されたと聞いていたが、彼らは居残ったらしい。馬鹿な奴らだ。
と書かれています。この切り離しが復帰可能なのか、可能な場合どのようにして再接続するのかは未詳だが、少なくとも切り離された宇宙からはほぼいかなる手段をもってしても放浪者の図書館には入れないのだろう。
関連人物
上記で述べた人々の他にこれといった重要人物はいない。前述のとおり、蛇の手は緩やかな集まりであり、指導者と呼べるものもあまり存在しないからだ。しかしながら、当団体のフォーマットを見る限りよく顔を出している人物はおり(スピーカー、フギン等)。執筆の際には前例と見比べつつそれらのキャラを出してみるのも良いかもしれない。また、ゲーマーズ・アゲインスト・ウィードの一部メンバーは図書館のカードを持っているらしい、たまにフォーマット記事を荒らしに来る。
根幹記事
もしあなたが蛇の手のメンバーになりたいのなら、あなたがするべきことは自分が蛇の手のメンバーだと決心することだけです。
ハブ。蛇だけに。初稿2014年とかなり古いハブだが、ここに書かれている設定の多くは今なお使われている。スマホ版での視認性が壊滅的。
入門記事
神聖なものを必死で鎖で縛りとめ、恐怖と無知でつくりあげた哀れな檻に自らを閉じ込めて。あなた方は自らを、無知な子羊を闇夜から守る羊飼いだと思っているかもしれません。
「保護者」兼「謎の事情通」のような色が強かったころの記事。今ではこんなことはほぼないだろうが、まあ参考までに。
他の記事について言えば、SCP-268は読んでも特に問題ないが、SCP-285は初版2017年とかなり最近の記事であり、ストーリーの軸として要注意団体"ゲーマーズ・アゲインスト・ウィード"が強く関わっている。そのため、3桁代だが初心者の蛇の手履修の際に読むのはオススメされないだろう。
「ともかく、彼らシグマ-3の隊員3名は図書館にアクセスすることができます。財団全体では、シグマ-3の隊員のみが図書館に入れます ── 部隊の中でも限られた者たちが。」
蛇の手と図書館、というより彼らと密接に関わる財団機動部隊、機動部隊シグマ-3 ("書誌学者")について書かれた記事。だが、結構前2つのことについても載っている。
SCP-426 - 私はトースター/こんにちは、私は名状しがたき恐怖
つまり、私はいつか私の故郷である世界を破壊しようとしているトースターだとね。15
蛇の手フォーマットのサンプルと言える記事。その異常性のせいで少し読み辛いが、クロスリンクも少なく簡単に読める。
既に疑問に思った読者もいるでしょうが、彼らはこの世界の真実を何も分かっていません。16
過激派超常無神論者集団兼元108評議会所属団体、SAPHIRについてのフォーマット。こちらも比較的読みやすいものとなっている。
オススメ記事
収容の過程で、「蛇の手」は我々がその本を理解することを阻止しようとして酷く骨を折った。
おそらく外部でもある程度有名なオブジェクト、ただの快適な椅子。このレベルで利害が一致すれば財団と蛇の手も限定的に手を組むことがある。
[フォード・モデルMの技術仕様がよろめきながら角を曲がり、カチカチ、ゴボゴボと音を立てる。]
財団と蛇の手の協力、放浪し貯蔵する廃てた図書館、多少複雑な概念は登場するが、シンプルに質の高い記事。
何者でもない(Nobody)
君は誰にも知られることはなくなる。君の最も親しい友人たちからも。君は私になる。その先もずっと。
呼称
何者でもない、Nobody、存在しなかった者、GoI-006(財団)
理念
各個人ごとに異なる。共通するのは、何か世界にとって意味のある存在になること、自らの目的を達成すること。
勢力範囲
不明/カノンにより異なる
概説
Nobodyは謎の多いGoIだ。よりメタ的に言うならば、その「謎」という彼の設定の根幹のおかげで、今まで濫用されてこなかった存在だ。しかし、他の様々な職員、団体、オブジェクトの起源と同様に、Nobodyにも様々な起源を描いた記事が存在している。特異なのは、Nobodyのその特異な性質ゆえ「ヘッドカノン」を行使せずとも様々な起源を同時に採用できる(可能性がある)ということだろう。さて、ごちゃごちゃとして気取った言葉遊びはここまでにして、具体的な解説に移る。
ここに書くことのほとんどはハブにあることの言い直しになるだろう。なので出典が貼られてなければ十中八九ハブにある。まず、原則としてNobodyは一度に一人しか存在しない。この理由が戒律、誓約、運命、どう取るかは自由だが、基本的には「Nobody」は受け継がれるという考え方が主流だ。
「何者でもない」はある目的を持った個人であり、その目的が達せられると新たな個人が選ばれ、「何者でもない」の名前とアイデンティティ(の欠落)を引き継ぐのです。
これはNobodyのGoIカノンハブである「存在しなかった者」から引用した説明だが、Nobodyの特性と特徴をズバリ表している。Nobodyとして選ばれる彼らは何かを失っており、或いは最初から何かを持っておらず、その空白は新たに与えられた、Nobodyというアイデンティティで補填される。そして、彼らが真に心を宿すべき人/物が見つかるか、もしくはただ人生に疲れ果てるか、妥協するか、彼が死ぬかしてその人物が最早Nobodyではなくなると、新たな人物がいずれNobodyとなる。解説ではこの程度しか言えることはない。ただ、下にも書いたが、彼の解釈はあまりにも多岐にわたるため、彼が単なる「ミステリアスな存在」以上の役割で物語に登場する場合、たいていの場合そのNobodyの身の上か目的が物語の序盤か終盤に明かされる。そのため、「ミステリアスな男だが、各記事ごとに異なった目的を持っている可能性アリ」程度に覚えていればよいだろう。
組織構造
前述のとおり常に1人しか存在しないが、彼らは同一のメモを持っている。このメモはGoIフォーマットにおいて使われるものだが、実際にどのような媒体なのか、またNobodyが引き継がれる際どのようにこのメモが渡るのかはカノン的に定まってはいない。しかし、拙著を含むいくつかの記事ではその様子が描写されている。
他組織との関係
ナシ!
だが、基本的にどこにでも現れることができるようであるし、よくある小説の怪盗のようにいつの間にか許可制の場所への会員権を魔法のように持っていたりする。来訪者と秘書ではいつの間にかワンダーテインメント社の施設に現れ不意に消失しているし、蛇の手からの断片では蛇の手の招待制チャットルームに無断侵入している。
主観的感想
ナシ!
というよりあまりに書く事が少なかったため概説の欄に感想が混じっている。
メタ的概説
Nobodyは確かにミステリアスな存在だが、彼(ら)についての記事を書く際にその謎という霧に隠された正体を既存記事から発見する必要はない。無論そのようにして既存記事の設定を継いで書くのも大いに面白いものになるだろうが、Nobodyは「ミステリアス」から連想されるあらゆる役割をこなさせることができる。悪役が死に際に地球爆弾のスイッチをオンにした時、どこからか現れてそのタイマーを停止させるのもよいだろう。物語の主人公にしたい正常世界の民間人の前に現れ、その人を不思議の国超常世界に誘うウサギになるのもよいだろう。実はNobodyは寄生虫型で哲学者かつ文化学者のエイリアンであり、何者にもなれない一般(超常)住民の脳に寄生してその思考を学問の糧としつつ共生しているというのも(かなり突飛な設定だが)よいだろう。ヘッドカノンという概念が認められるシェアードワールドにおいて、「謎めいた」という特徴は制限ではなく接続子だ。少なくとも、明確な目的が定まっている他の多くのGoIと違って、Nobodyが現れた際に読者に要求される/読者が感じ取る決定的なコンテクストは彼が謎めいた存在ということだけなのだから。
関連人物
メモ: 不死の首飾りより。Nobodyになり得る可能性、或いはその類型になる可能性が示唆されている。
メインカノンでは財団で時間異常を研究する博士。1998年カノンでNobodyの役を占めている。どうやら世界の破滅を防ぐため財団を離れて未来でタイムパトロール的な活動をやっているようだ。多分。
1998年は絶賛発展中のカノンのため、私が見当違いのことを言っていたりより深い目的が明かされたりするかもしれない。
拙著にて登場。元はマリアナ海溝から回収された文書、及びclass-of-76シリーズのSCP-4833に登場した。財団が保有する技術の一つである「世界の『再起動』」の前に手紙を書き、それをかつては陸上に生まれた崖であったマリアナ海溝に投げ込んだ。
彼女の記憶は世界の最深部から引き上げられ、その後財団に収容された。彼女の世界は存在せず、彼女の肉体は存在せず、ただ財団が作り直した、「忘れ去られた」人間の意識には有害な歪んだ地球が在るのみである。異常な、即ち正常であった彼女の存在を承認する者はこの世界に存在しない。ゆえに、彼女は何者でもないのである。
根幹記事
あらゆる敬意をこめて、
1人の何者でもないもの
Nobodyについて存在読み方書き方までネタバレに配慮した上で分かりやすく書いている素晴らしいハブ。どこぞの第五なんたらやオネなんたらコレクティブも見習ってほしいほどの分かりやすさである。Nobody記事をたくさん読んで内容を理解するまでもなく、これさえ見ればもうオールオッケーとまで言えよう。
私は何者でもない!あなたはだぁれ?
補足兼カノンハブ。このハブではNobodyの各個人について焦点を当てることがより強く許されているようだが、正直に言うとこのハブに所属できる記事の条件が「Nobodyを使っている」以上に見出だせない。だが、ハブ自体はNobodyの補足説明としての役割を大いに果たしている。
入門記事
お前は命令に従って、奴を生かしたまま捕らえるために全力を尽くそうとした。そして、実際にうまくやった。ところが、ノーバディが奴を殺しちまったんだ。
Nobodyの解釈の1つ。基本的に、財団および他のほとんどの団体はNobodyをこの程度の認識で捉えているだろう。
君に提案が有るんだ。私はつかれた。私はこれを…とても、とても長い間やって来た。私の心と体をひどく蝕んだ。
貴重なNobodyの引き継ぎシーン。きっとウミガメの産卵くらい貴重だろう。「存在しなかった者」に属してはいるが、これ1つだけ読んでも理解はできるはずだ。蛇の手側のメンツはおそらく全員単発初出のキャラのため、そちらについても困惑する必要もない。
実質的な“Nobody”ではないが、無視するには余りに類似多し。
ジャック・ブライト×Nobody、兼典型的なNobodyフォーマット。これ以上なく面白い組み合わせに見えるのに未だこの記事以外でこの設定を見たことがない。Nobodyデビューも兼ねてあなたが今書けばセミ・パイオニアになれるだろう。
オススメ記事
これは予想してしかるべきだったろうに
長い上にNobodyが出てくるのは1行しかないが、「これぞNobody!」といった感じでイメージぴったりの立ち振る舞いをしている。
香ばしサクサク、飽きの来ない甘さ。滅多に得難い嗜好品である。
Nobody萌え。
カオス・インサージェンシー/カオスの反乱(Chaos Insurgency)
1924年、SCP財団はO5評議会だけが知っている隠された特別機動部隊を設立し、'インサージェンシー'というコードネームをつけました。
呼称
カオス・インサージェンシー、カオスの反乱、混沌の反乱[18]、CI、カオスゲリラ[19]、狂人(蛇の手)
理念
- 財団及び他の様々な団体に対する敵対的行為
- その先には真の目的があると思われるが、それは後述のデルタコマンド、おそらくその中でもトップの「エンジニア」しか知らないだろう。
勢力範囲
財団を襲撃し続けても根絶されない程度
概説
カオス・インサージェンシーは最も単純な団体の一つと言えるかもしれない。彼らの目的はシンプルに、財団を害することだ。当然ながら規模や設備は財団や連合に劣るが、堂々と悪の組織をやっている分裏社会には精通しており、そうした取引も躊躇いなく行える。彼らの仕事は暗殺、略奪、強盗、紛争の扇動17、財団サイトの襲撃が主だ。末端構成員には自らがやるべきこと以外の一切が教えられず、だがそれがどんなに非合理的でも非倫理的でも遂行する。基本的に、広く共有されたカノンにおいてインサージェンシーが「財団やその他機関を害する」こと以外を目的としている風には見られない。
誕生の経緯について説明しよう。一番上の抜粋文にあるように、カオス・インサージェンシーはもとは財団の機密機動部隊、"インサージェンシー"であった[20]。その主な仕事は政治的な暗殺や確保・収容・保護の目的を達成するための非倫理的な略奪など、いわゆる穢れ仕事を担う部隊だ。その人員はO5直属にして地位・能力・忠誠共に申し分ない機動部隊、アルファ-1("レッド・ライト・ハンド")のメンバーから選ばれていた。
しかしながら、1948年、財団で最も深く、昏く、そして誰よりも財団に尽くしていたはずの部隊は、突如として反乱Insurgencyを起こした。一般的なカノンにおいては、その原因はいまだ不明である。財団の悪行に耐え切れなくなったのか、蛇に囁かれて財団内での崇高なる穢れた地位の塔から飛び降りたのか、はたまたむしろ何らかのやり方で財団の方が彼らを裏切ったのか。幸運なことに、この離反の背景が書かれた記事には壮大なものが多い。壮大ということは即ち設定が豊富に詰まっており、詳細な描写があり、そして何より読みごたえがある。記事として最も素晴らしい。
インサージェンシーはその経緯からして財団を死に至らしめるほどの劇薬情報を握っている可能性があるが、私が知る限りで財団がそれを恐れてインサージェンシーに譲歩した描写は目にしていない。
理念について、先ほどは財団を害すると言ったが、正確には少し違う。ハブにはこう書いてある。
ですが、誰がカオス・インサージェンシーの本当の望みを知っているのでしょうか?
彼らが離反した理由が不明なのと同様、その目的も全く不明である。だが、それが一部であれ過程であれ燻製ニシンであれ、財団に損害を与えるという行動と思想は常に存在している。それゆえに彼らは財団の輸送車を襲撃し、下級職員を唆し、連行する財団職員を殺してD-クラスを救う救世主のように振舞い、難民キャンプから実験用奴隷を調達し、紛争地帯が紛争地帯のままであるように両陣営に武器を売って愛国心を扇動し、国会議員の娘を人質に取って軍資金を要求し、飛行機でWTCに突っ込んでゆく。彼らは財団を中心として描かれる当Wikiにおいて基本的には明確に「悪」であり、それゆえに多くのSCPやTaleで彼らは登場するのだ。しかし、その真の目的は頭を除いて誰も知らない。
例外のないルールはない。カオス・インサージェンシーが悪であるというルールもそれが当てはまる。なるほど、確かにインサージェンシーは常に財団に敵対し続けているだろう。だが、財団が悪だったならば?例として、「わるいざいだん」18カノンに属すrror ハブの世界では、カオス・インサージェンシーは所謂財団からの解放軍として活動している[21]。また、財団が正常性に固執し悪へと堕ちている、或いは堕ちかけているような世界においても、彼らは財団の対称存在としての役割を維持し、「反・財団」を貫き通した結果として比較的正義の枠に収まっていることもある。
組織構造
組織概説はあまりにも単純すぎてそこまで言えることがなかったが、組織構造はハブを見ればハッキリと簡単に説明できる。まずトップには「デルタコマンド」と呼ばれる団体があり、そこからは位が高い順にガンマ、ベータ、アルファと続く。デルタコマンドは指令を発し、ベータは実働隊の中での高位の人物として、そしてアルファは実働隊の兵士として運用される。ガンマはあまり聞かないが、おそらくある程度高位の職員として、倉庫や基地の管理、(するほど友好的な他組織の数があるとは思えないが)外交関連の業務、デルタの手を煩わせるほどでもない活動の立案者役を担っているだろう。
そして、そのデルタコマンドの中でも最上位の席に座っているのが「エンジニア」だ。彼の正体は一切不明であり、他のデルタコマンドのメンバーでさえもその素性を知っているのか定かではない。一説には連絡役以外は誰もその素顔を知らないか、その連絡役さえもテレパシーで彼から情報を受け取っているだけとさえ言われている[20]。何にせよ、GoIフォーマットを見れば彼の立てた作戦はよくできたものであると言わざるを得ない。Need to knowの原則を使いこなし、倫理を完全に無視できる者にのみ許された業を余すことなく豊富に活用し、許容可能な範囲の犠牲で財団に最大のダメージを与える。とはいっても、そもそもエンジニアは実在さえ怪しいのだ、彼が計画立案を行っていると確証を持って言えはしない。インサージェンシーのGoIフォーマット(作戦計画書)の序文ではいつも最後に「以下に我々デルタコマンドはエンジニアによって書き写されたプランのステップを記録する。」と述べて本題を切り出しているが、実際にエンジニアがこれを書いているのか、それとも他のデルタやガンマが書いているが慣習的にこの文章が挿入されているのかは不明である。そこまでこだわることでもないと思うが。
他組織との関係
基本的に軽蔑と敵意の目で見られている。私が知る限りでは、彼らに対して友好的な組織はおおよそ存在しない。その者が金を払うか否かがすべての決定基準となっている超常オークション会社、MC&D社に対してさえ、インサージェンシーは幾度となく略奪を繰り返し険悪な仲となっている。私もそこまで詳しく調べたわけではないが、先述のrror世界や、インサージェンシーが物語の主人公となっているDJカクタスの提言III内などの例外を除いて彼らと仲の良い組織を見かけたことがない。
主観的感想
インサージェンシーは本当に単純で本当に奥が深い。というのも、これは本当に主観的な感想だが、インサージェンシーほど多岐にわたる詳細な解釈が様々な記事で展開されているGoIはそう見当たらないからだ。SCP-CN-2000とDJ・カクタスの提言IIIは特に味が濃い。いろいろ苦難はあるだろうがそれでも読む価値はあるだろう。下で軽くネタバレスポイラー込みの解説をしている。
また、先ほど適当にまとめられた他組織との関係について、書く際に心配なら複数タグ検索システムから[カオス・インサージェンシー]タグともう1つあなたの確認したい団体のタグを入れて既存記事で関わっていないか検索してみよう。ただし銀翼三部作(SCP-2910~2912-JP)には注意だ、カオス・インサージェンシーを含む要注意団体がやたらめったら登場してほとんどのタグ検索に引っかかる19が、インサージェンシーとの直接的な関わりが描かれている団体は少ない。もはや無関係の話となるが、それでもこの三部作はとても面白いため読む価値があるのは間違いないと断言はできる。これはifカノン世界の話ではあるが。
メタ的概説
あなたはオブジェクトに対しても優しくホワイトな環境の財団設定を採用しているにもかかわらず、温厚で知性を持ったオブジェクトの精神状態を悪化させたいと望んでいるとしよう。その場合?インサージェンシーは最適だ。彼らの襲撃に理由はいらない、「カオス・インサージェンシーが」「襲撃してきた」と言えば読者は理由を追求することを諦めてくれるだろう。なぜよりにもよってこのオブジェクトが収容されているサイトが、などというのは最早関係ない。このように、彼らは幾分かご都合主義的に扱われることもある。他に何を言えよう?本当に、心の底から、彼らは一般には単純な組織だ。私の主観では。
関連人物
カクタスIIIでは[ある人物のタグ、ネタバレ注意]が、プライベートサーバーより回収された映像ではSCP-076などで登場するバウ将軍がインサージェンシーのメンバーとして登場しているが、一貫してインサージェンシーに属すキャラクターとして描写される者はあまりいない。
正体不明のエンジニアを除けば、有名なインサージェンシー構成員としては悪夢姫が挙げられる。簡単に言えば、彼女は爆弾カップケーキを生成できる限定的な現実改変能力者だ。他の人物を探すなら、マイナーな設定として、グラス博士の定期心理鑑定で有名なグラス博士の親戚にはカオス・インサージェンシーに所属している人がいるらしい。また現在は過疎り気味だがENにはCIのwikiもある。外部wikiアーカイブタグが付いている記事の半分ほどはこのwikiのものだが、厄介なことにカオス・インサージェンシータグはこれらに付いていない。書く際はこのタグの一覧にも目を通すとよいだろう。
根幹記事
SHOULD INTERMITTENT VENGEANCE ARM AGAIN HIS RED RIGHT HAND TO PLAGUE US?
ハブ。大抵のことは載っている。GoIフォーマットのテンプレートも。
入門記事
これはインサージェンシーの中で最も効果的で最も長期的な計画であり、その有効性は明らかである。
インサージェンシーのやり口。財団を根絶やしとはいかずとも、害する程度なら神出鬼没な彼らにとってやり方はこのようにいくらでもある。
この他の3桁~1000番代のインサージェンシーのタグが付いた記事も、インサージェンシーの作った兵器/奪った残酷なアイテムが多い。
たすけこないの?
おそらくまあまあ有名なネコチャン。インサージェンシーは潜入し、襲撃し、虐殺する。用なしとなった人員に割く資源はない。
無論あんたらの実験はそうだろうよ。あんたらは皆いつだって盲だ。だが、俺には視覚インプラントがあるのさ。
彼女は何か大きな爆弾を抱えているのかもしれないし、ただの大規模な陽動作戦なのかもしれない。財団はその武力や権力、規模でインサージェンシーを大幅に勝っているが、それでもインサージェンシーは作戦勝ちすることが多い。
インサージェンシーの発足について
カオス・インサージェンシーがどのようにして立ち上がったかについて詳しく述べられている、或いはそれを主題とした有名な記事。
スレートサンダーについてのブリーフィング(カオスインサージェンシーについてのオリエンテーション)
トライアドとはカオス・インサージェンシーが反乱者、インサージェンシーとなる前の名前だ。知っての通り、1924年から26年にかけて財団は内戦状態にあった。
インサージェンシーの発足について、私が知っている中では最もほどほどの長さを保っている記事。脚注が良心的。
O5-2: ……お前達は結局、何のためにそれをするんだ?
O5-7: 人類のため、確定された運命に抗うためだ。
SCP-CN-2000コンテストの優勝作品、テーマは「不確実」。
SCP-711による終焉の予告と、それを齎す事象の研究から始まる。研究の末、財団が正にその創設から常に保護し続けていた正常性こそが人類の可能性に終焉を齎す存在だと判明する。人類の発展と正常性が二者択一となったその時O5は2つに割れた。不確実なもののない未来と正常性を選んだ者は財団に残り、異常や可能性に染まる未来と人類を選んだ者はインサージェンシーとなった。そしてそこから時が経ち、インサージェンシーが今まで人々を無知なる世界に曝され続けていたヴェールと正常性を破り、もはや超常に対して無知ではなくなった人々、79億人の人類という財団への反乱者と共に宣戦布告をして終わる。
我々は13の財団監督者を抹殺しなければならない。
私が一番好きな記事。超長い。
物語の本筋はインサージェンシーのエージェント、カルヴィン・ルシエンらによるO5暗殺の足跡である。ほぼTale。
インサージェンシーはヴィンセント・アリアンスやO5-1ことアーロン・シーガルらによって、財団管理者フレデリック・ウィリアムズと敵対した時に創設された。離反の際にウィリアムズは死亡し、諸悪の根源たる管理者が財団を統制することはなくなったため、頭を失った財団はインサージェンシーの外圧によってじわじわと滅びると考えられていた。しかしながら財団は一向に衰えず、そのうちにアーロンは「管理者」が真の正体はウィリアムズ博士ではなく、財団の意識そのもの、財団を統治する概念実体であったと知る。それまで財団を滅ぼせば異常存在は消滅すると彼らは信じていたが、「管理者」に真実を伝えられたアーロンはヴィンセントをインサージェンシーに残したまま財団に舞い戻る。一方ヴィンセントはアンソニー・ライトと名前を変えインサージェンシーで復讐の機会を探る。
カルヴィンの暗殺の中途で、アンソニーは死亡する。そして、カルヴィン・ルシエンはアーロン含む全てのO5を殺害し財団を滅ぼそうとするも、かつてのアーロンと全く同じ立場に置かれることとなる。彼はアーロンと同じく受話器を取り、アーロンと同じく管理者と話し、アーロンと同じく友を裏切り、アーロンと同じくO5-1の席に座った。
オススメ記事
9月11日に発生したマンハッタン次元崩落同時多発テロ事件、通称9.11事件が現在世界の注目を集めている。財団は昨日午後の声明で、テロの実行犯は指定過激派団体カオス・インサージェンシーである可能性が高いと発表した。
やはり長い。しかしシリーズ内のどの記事もその面白さゆえにスラスラ読めるだろう。1998年ハブ所属、簡単に言えば1998年にヴェールが崩壊し人類が異常の存在と共に発展してゆく世界だ。インサージェンシーはテロの主犯として登場する。
サーキック・カルト(Sarkic Cults)
欲望は万物の尺度である。道徳の鎖に縛られるなかれ。望む事を、望む相手に成すが良い。
呼称
サーキック・カルト、サーキック、サーキシズム、ナルカ(非差別的でポリティカルコレクトな呼称)、「肉」、(仄めかしとして)キチン質
理念
- 神格化
- [その他たくさん、要調査]
勢力範囲
プロト・サーキック: 互いに独立した小さい信者の集落が、東欧や中東の辺鄙な地に無数に存在している
ネオ・サーキック: 欧米の貴族階級
概説
サーキック・カルトは典型的な悪のカルトだ。疾患、肉、乱交といったものを崇拝し、自らの目的のために世界をやたらめったらにグロデスクな肉で覆い尽くそうとしている。後述するが、宗教の成り立ちが複雑なのと同じくらいにシェアード・ワールドにおける創作宗教の成り立ちは複雑だ。だが有名なGoIということもあってか第五やハイトスみたいな奴らよりは分かりやすく関連記事も多い。ほとんどの宗派において教祖及び神格は崇高なるカルキスト・イオン(オルジモーク、オルジモーク・イオン)であり、教徒は単なる宣教というよりはイオン自身や高位の信徒に物理的・魔術的に助けを施された者や、民族宗教/普遍宗教とサーキックの教えが長い時間をかけて混ざって結果的にサーキック信徒とみなされるようになった人々が多い。尤もこの世界においては奇跡も魔法も存在するため、良い悪いにつけその力に中てられたり生贄の必要性を後世まで受け継ぐためイオン信仰者となった者もいる。
新解釈やさらなる巨悪が出てこない限り大抵は悪役として描かれる。特に壊れた神の教会と対比して描かれる場合は尚更だ。機械と肉の対比は創世から古代、現代に至るまで等しく続いており、2019年に「肉の夜明け」と呼ばれる[イオンの再臨?]が訪れる事象が発生している半カノンもある。
しかしながら、1948年、財団で最も深く、昏く、そして誰よりも財団に尽くしていたはずの部隊は、突如として反乱Insurgencyを起こした。一般的なカノンにおいては、その原因はいまだ不明である。財団の悪行に耐え切れなくなったのか、蛇に囁かれて財団内での崇高なる穢れた地位の塔から飛び降りたのか、はたまたむしろ何らかのやり方で財団の方が彼らを裏切ったのか。幸運なことに、この離反の背景が書かれた記事には壮大なものが多い。壮大ということは即ち設定が豊富に詰まっており、詳細な描写があり、そして何より読みごたえがある。記事として最も素晴らしい。
インサージェンシーはその経緯からして財団を死に至らしめるほどの劇薬情報を握っている可能性があるが、私が知る限りで財団がそれを恐れてインサージェンシーに譲歩した描写は目にしていない。
理念について、先ほどは財団を害すると言ったが、正確には少し違う。ハブにはこう書いてある。
ですが、誰がカオス・インサージェンシーの本当の望みを知っているのでしょうか?
彼らが離反した理由が不明なのと同様、その目的も全く不明である。だが、それが一部であれ過程であれ燻製ニシンであれ、財団に損害を与えるという行動と思想は常に存在している。それゆえに彼らは財団の輸送車を襲撃し、下級職員を唆し、連行する財団職員を殺してD-クラスを救う救世主のように振舞い、難民キャンプから実験用奴隷を調達し、紛争地帯が紛争地帯のままであるように両陣営に武器を売って愛国心を扇動し、国会議員の娘を人質に取って軍資金を要求し、飛行機でWTCに突っ込んでゆく。彼らは財団を中心として描かれる当Wikiにおいて基本的には明確に「悪」であり、それゆえに多くのSCPやTaleで彼らは登場するのだ。しかし、その真の目的は頭を除いて誰も知らない。
例外のないルールはない。カオス・インサージェンシーが悪であるというルールもそれが当てはまる。なるほど、確かにインサージェンシーは常に財団に敵対し続けているだろう。だが、財団が悪だったならば?例として、「わるいざいだん」20カノンに属すrror ハブの世界では、カオス・インサージェンシーは所謂財団からの解放軍として活動している[21]。また、財団が正常性に固執し悪へと堕ちている、或いは堕ちかけているような世界においても、彼らは財団の対称存在としての役割を維持し、「反・財団」を貫き通した結果として比較的正義の枠に収まっていることもある。
組織構造
組織概説はあまりにも単純すぎてそこまで言えることがなかったが、組織構造はハブを見ればハッキリと簡単に説明できる。まずトップには「デルタコマンド」と呼ばれる団体があり、そこからは位が高い順にガンマ、ベータ、アルファと続く。デルタコマンドは指令を発し、ベータは実働隊の中での高位の人物として、そしてアルファは実働隊の兵士として運用される。ガンマはあまり聞かないが、おそらくある程度高位の職員として、倉庫や基地の管理、(するほど友好的な他組織の数があるとは思えないが)外交関連の業務、デルタの手を煩わせるほどでもない活動の立案者役を担っているだろう。
そして、そのデルタコマンドの中でも最上位の席に座っているのが「エンジニア」だ。彼の正体は一切不明であり、他のデルタコマンドのメンバーでさえもその素性を知っているのか定かではない。一説には連絡役以外は誰もその素顔を知らないか、その連絡役さえもテレパシーで彼から情報を受け取っているだけとさえ言われている[20]。何にせよ、GoIフォーマットを見れば彼の立てた作戦はよくできたものであると言わざるを得ない。Need to knowの原則を使いこなし、倫理を完全に無視できる者にのみ許された業を余すことなく豊富に活用し、許容可能な範囲の犠牲で財団に最大のダメージを与える。とはいっても、そもそもエンジニアは実在さえ怪しいのだ、彼が計画立案を行っていると確証を持って言えはしない。インサージェンシーのGoIフォーマット(作戦計画書)の序文ではいつも最後に「以下に我々デルタコマンドはエンジニアによって書き写されたプランのステップを記録する。」と述べて本題を切り出しているが、実際にエンジニアがこれを書いているのか、それとも他のデルタやガンマが書いているが慣習的にこの文章が挿入されているのかは不明である。そこまでこだわることでもないと思うが。
他組織との関係
基本的に軽蔑と敵意の目で見られている。私が知る限りでは、彼らに対して友好的な組織はおおよそ存在しない。その者が金を払うか否かがすべての決定基準となっている超常オークション会社、MC&D社に対してさえ、インサージェンシーは幾度となく略奪を繰り返し険悪な仲となっている。私もそこまで詳しく調べたわけではないが、先述のrror世界や、インサージェンシーが物語の主人公となっているDJカクタスの提言III内などの例外を除いて彼らと仲の良い組織を見かけたことがない。
主観的感想
インサージェンシーは本当に単純で本当に奥が深い。というのも、これは本当に主観的な感想だが、インサージェンシーほど多岐にわたる詳細な解釈が様々な記事で展開されているGoIはそう見当たらないからだ。SCP-CN-2000とDJ・カクタスの提言IIIは特に味が濃い。いろいろ苦難はあるだろうがそれでも読む価値はあるだろう。下で軽くネタバレスポイラー込みの解説をしている。
また、先ほど適当にまとめられた他組織との関係について、書く際に心配なら複数タグ検索システムから[カオス・インサージェンシー]タグともう1つあなたの確認したい団体のタグを入れて既存記事で関わっていないか検索してみよう。ただし銀翼三部作(SCP-2910~2912-JP)には注意だ、カオス・インサージェンシーを含む要注意団体がやたらめったら登場してほとんどのタグ検索に引っかかる21が、インサージェンシーとの直接的な関わりが描かれている団体は少ない。もはや無関係の話となるが、それでもこの三部作はとても面白いため読む価値があるのは間違いないと断言はできる。これはifカノン世界の話ではあるが。
メタ的概説
あなたはオブジェクトに対しても優しくホワイトな環境の財団設定を採用しているにもかかわらず、温厚で知性を持ったオブジェクトの精神状態を悪化させたいと望んでいるとしよう。その場合?インサージェンシーは最適だ。彼らの襲撃に理由はいらない、「カオス・インサージェンシーが」「襲撃してきた」と言えば読者は理由を追求することを諦めてくれるだろう。なぜよりにもよってこのオブジェクトが収容されているサイトが、などというのは最早関係ない。このように、彼らは幾分かご都合主義的に扱われることもある。他に何を言えよう?本当に、心の底から、彼らは一般には単純な組織だ。私の主観では。
関連人物
カクタスIIIでは[ある人物のタグ、ネタバレ注意]が、プライベートサーバーより回収された映像ではSCP-076などで登場するバウ将軍がインサージェンシーのメンバーとして登場しているが、一貫してインサージェンシーに属すキャラクターとして描写される者はあまりいない。
正体不明のエンジニアを除けば、有名なインサージェンシー構成員としては悪夢姫が挙げられる。簡単に言えば、彼女は爆弾カップケーキを生成できる限定的な現実改変能力者だ。他の人物を探すなら、マイナーな設定として、グラス博士の定期心理鑑定で有名なグラス博士の親戚にはカオス・インサージェンシーに所属している人がいるらしい。また現在は過疎り気味だがENにはCIのwikiもある。外部wikiアーカイブタグが付いている記事の半分ほどはこのwikiのものだが、厄介なことにカオス・インサージェンシータグはこれらに付いていない。書く際はこのタグの一覧にも目を通すとよいだろう。
根幹記事
SHOULD INTERMITTENT VENGEANCE ARM AGAIN HIS RED RIGHT HAND TO PLAGUE US?
ハブ。大抵のことは載っている。GoIフォーマットのテンプレートも。
入門記事
これはインサージェンシーの中で最も効果的で最も長期的な計画であり、その有効性は明らかである。
インサージェンシーのやり口。財団を根絶やしとはいかずとも、害する程度なら神出鬼没な彼らにとってやり方はこのようにいくらでもある。
この他の3桁~1000番代のインサージェンシーのタグが付いた記事も、インサージェンシーの作った兵器/奪った残酷なアイテムが多い。
たすけこないの?
おそらくまあまあ有名なネコチャン。インサージェンシーは潜入し、襲撃し、虐殺する。用なしとなった人員に割く資源はない。
無論あんたらの実験はそうだろうよ。あんたらは皆いつだって盲だ。だが、俺には視覚インプラントがあるのさ。
彼女は何か大きな爆弾を抱えているのかもしれないし、ただの大規模な陽動作戦なのかもしれない。財団はその武力や権力、規模でインサージェンシーを大幅に勝っているが、それでもインサージェンシーは作戦勝ちすることが多い。
インサージェンシーの発足について
カオス・インサージェンシーがどのようにして立ち上がったかについて詳しく述べられている、或いはそれを主題とした有名な記事。
スレートサンダーについてのブリーフィング(カオスインサージェンシーについてのオリエンテーション)
トライアドとはカオス・インサージェンシーが反乱者、インサージェンシーとなる前の名前だ。知っての通り、1924年から26年にかけて財団は内戦状態にあった。
インサージェンシーの発足について、私が知っている中では最もほどほどの長さを保っている記事。脚注が良心的。
O5-2: ……お前達は結局、何のためにそれをするんだ?
O5-7: 人類のため、確定された運命に抗うためだ。
SCP-CN-2000コンテストの優勝作品、テーマは「不確実」。
SCP-711による終焉の予告と、それを齎す事象の研究から始まる。研究の末、財団が正にその創設から常に保護し続けていた正常性こそが人類の可能性に終焉を齎す存在だと判明する。人類の発展と正常性が二者択一となったその時O5は2つに割れた。不確実なもののない未来と正常性を選んだ者は財団に残り、異常や可能性に染まる未来と人類を選んだ者はインサージェンシーとなった。そしてそこから時が経ち、インサージェンシーが今まで人々を無知なる世界に曝され続けていたヴェールと正常性を破り、もはや超常に対して無知ではなくなった人々、79億人の人類という財団への反乱者と共に宣戦布告をして終わる。
我々は13の財団監督者を抹殺しなければならない。
私が一番好きな記事。超長い。
物語の本筋はインサージェンシーのエージェント、カルヴィン・ルシエンらによるO5暗殺の足跡である。ほぼTale。
インサージェンシーはヴィンセント・アリアンスやO5-1ことアーロン・シーガルらによって、財団管理者フレデリック・ウィリアムズと敵対した時に創設された。離反の際にウィリアムズは死亡し、諸悪の根源たる管理者が財団を統制することはなくなったため、頭を失った財団はインサージェンシーの外圧によってじわじわと滅びると考えられていた。しかしながら財団は一向に衰えず、そのうちにアーロンは「管理者」が真の正体はウィリアムズ博士ではなく、財団の意識そのもの、財団を統治する概念実体であったと知る。それまで財団を滅ぼせば異常存在は消滅すると彼らは信じていたが、「管理者」に真実を伝えられたアーロンはヴィンセントをインサージェンシーに残したまま財団に舞い戻る。一方ヴィンセントはアンソニー・ライトと名前を変えインサージェンシーで復讐の機会を探る。
カルヴィンの暗殺の中途で、アンソニーは死亡する。そして、カルヴィン・ルシエンはアーロン含む全てのO5を殺害し財団を滅ぼそうとするも、かつてのアーロンと全く同じ立場に置かれることとなる。彼はアーロンと同じく受話器を取り、アーロンと同じく管理者と話し、アーロンと同じく友を裏切り、アーロンと同じくO5-1の席に座った。
オススメ記事
9月11日に発生したマンハッタン次元崩落同時多発テロ事件、通称9.11事件が現在世界の注目を集めている。財団は昨日午後の声明で、テロの実行犯は指定過激派団体カオス・インサージェンシーである可能性が高いと発表した。
やはり長い。しかしシリーズ内のどの記事もその面白さゆえにスラスラ読めるだろう。1998年ハブ所属、簡単に言えば1998年にヴェールが崩壊し人類が異常の存在と共に発展してゆく世界だ。インサージェンシーはテロの主犯として登場する。
目標は週1団体です。前回の編集からおおよそ半年が経過しました。
氏名: 赤沙汰 破魔矢(あかさた はまや)
セキュリティレベル: 2
職務: 岩手県遠野市でのLoI-████("遠野妖怪保護区")アクセスポイント付近の監視、情報収集、現地及び周辺住民との交流
所在: 監視サイト-81393、サイト-8126
所属: 渉外部門独立交渉課
人物: 1990年2月29日生まれ、男性。身長171cm、体重59kgの中肉中背な体型です。ほぼ常に煙草を吸っていますが、それ以外の面では自身の健康を強く気にかけています。一見規則に厳しいようですが物に釣られやすく、聞き出したいことがある場合や逆に口止めしたい時などは煙草や購買の商品を渡すことで容易に交渉ができます。
赤沙汰監視員は名前、「な無し」というあだ名或いはその派生などの言葉で反応しますが、より素早く注意を惹きたい場合は「猫/ウサギ/ハムスター/[その他かわいい動物]がいる」と叫ぶのが最も効果的です。しかしながら、紳士的な性格と本人は思っているゆえ監視員が動物らと接触することは滅多になく、基本的には眺めるのみに留まります。接触する時に限ってたいていその動物は身体接触を異常性の発動条件とする未収容のオブジェクトですが、これが確率変動などの異常性によるものなのか単に運が悪いのかは不明です。
赤沙汰監視員らサイト-81393職員の主な業務はどのような理由であれ遠野妖怪保護区に侵入を試みる一般人の妨害・確保、並びに保護区との良好な関係の確立です。サイト-81393以前は前者のみを目的としており、マヨヒガ付近にカーデック・ブレナン生命探知機を大量に設置するなどしていたため保護区との緊張は日に日に高まっていました。その後JAGPATOからの緩和勧告、後述する渉外部門独立交渉課の創設などを経て、現在監視サイト内職員と保護区の関係は改善されて行っています。中でも赤沙汰監視員はその家や純粋な知識欲に基づいた情報の貯蓄から妖怪に関する造詣が深く、保護区の門番や基底次元に誤って出る、漏れ出る、もしくは私用で短期的にやってきた妖怪らと雑談を交わしている様子がまれに見受けられます。対話部門のAICによるコミュニケーション計算では、2020年代以内には彼単体での保護区への入場が許可される可能性があるとの予測がされています。
赤沙汰監視員は蒐集院に代々所属していた赤沙汰家の遠野分家の末裔です。当家には規則的な遺伝性の異常性や異常存在との血縁的/契約的な関係はないものの、全国多数の地域に分家を置かせ血縁間の繋がりを強固にすることで広範で確実かつ迅速な情報共有ネットワークを築いていました。そのため蒐集院からもある程度高く評価されており、時には異常性を持つ人間との婚姻も許されることがありました。そのため、決まりきった異常性はないものの、赤沙汰家の人間が隔世遺伝によって何かしらの異常性を発揮する可能性は通常よりは遥かに高いものとなっています。赤沙汰監視員には今のところ(前述の確率異常の疑惑を除いて)異常性はありませんが、財団保安部門ではレベルⅡ-ε-Q潜在的異常性保持者22に指定されています。
赤沙汰家の一部は財団による収集員合併の際に離脱、或いは反乱を起こしています。蒐集院の財団との併合に反対し反乱を起こした過激派に所属していた赤沙汰本家は全員の死亡が確認されていますが、当監視員ら遠野赤沙汰家を含めた多数の分家が存続しています。前述のとおり本家と分家の間での繋がりが深いにもかかわらず、この反乱に関わる一切は分家には通達されていませんでした。この理由は不明ですが、反乱が失敗した際にも赤沙汰家が繁栄できる可能性を遺しておくために一部の分家を併合側に残して置いていたのだと考えられています。この反乱から既に半世紀以上経過しているため、分家の彼らが蒐集院過激派のスパイだという可能性は限りなく低いと考えられています。しかし、潜在的異常性保持者であることも踏まえ、赤沙汰の血が流れている人物は皆秘密裏かつ軽度の監視下に置かれています。
渉外部門独立交渉課について: 超常物品を扱っている団体の中には、噂や過去の衝突、理念の不一致などで財団に対し消極的に敵対している団体も多く存在します。渉外部門独立交渉課はこれらの団体との関わりを持てる領域、あるいはその領域付近に駐在し、その団体との交渉を行います。
特筆すべき点として、この課の管轄の施設内では腐敗、賄賂、財団規則の不遵守などが意図的に見過ごされています。これらの方針は一般非公開の財団規則にも記載されており、官僚的・法的な正当性も有しています。監視AICや保安部門の内部監査員なども存在していますが、ほかの財団施設と比べ圧倒的に頭数は少なく取り締まりの回数も最小限に抑えられています。
この特例措置には施設に財団本体から独立した個性・人格を得させ、その結果として施設と被監視団体の繋がりを財団への嫌悪感を越えて好転させる狙いがあります。また、この目的のため、この課には財団への忠誠心が弱い者、現在の財団の徹底的な確保・収容・保護理念に疑問を持つ者が他の部門から多く転属してきます。
赤沙汰監視員は現在のところ財団に対する不忠や疑問などの傾向は見せてはいないものの、出身が遠野市であり、また上記の施設内の規則違反を看過する寛容さと逃避的思考を持ち合わせており、なおかつ前述のとおり蒐集院出身で疑惑の抜けきっていない家系の出身であることからこの課に配属されました。
氏名: 止雨 春来(やめ はるき)
セキュリティレベル: 323
職務: 超常人類史の編纂、不可存論理学研究
所在: サイト-8126
所属: 超常人類史学部門
人物: 1989年8月9日生まれ、女性。身長182cm、体重49kgの痩せ型体型です。よく職員に理由なく抱っこされますが無反応です。職務中以外は常にスマートフォンを凝視しているためひどいストレートネックとなっています。このスマホの画面は博士によって明るさ最低、ヴェールビュー機能常時機動、財団購買部で販売中の覗き見拒否スマホ保護フィルムを貼られているため、誰一人として中身を確認できた人間はいません。解析部門の職員がパスワードを暴こうとした際、1度の入力ミスで機動部隊が招集されるよう設定されていたことが判明しました。両者は叱責され減給処分とされました。
職務中の止雨博士は寡黙なスマホ依存症の姿とは対照的に異常なまでに活力的であり、休憩中、研究中を含め常に誰かと会話、或いは一方的な演説を続けています。特に超常人類史編纂の際は事実なのかそもそも存在していたのかもよく分からない国家についての豆知識をひたすら語り続けるため、彼女の同僚は皆無駄に興味深い話を聞き流すスキルを身に着けているか、もしくは耳栓を常備しています。もしも彼女の話の中に一部でも事実が含まれていた場合重大なセキュリティ違反と見做されますが、今まで彼女が語った全ての国家は一から十まで完全に捏造であるか、超常人類史学部門内でのこのセキュリティ違反は実際には処罰されることはないかのどちらかです。後者の場合でも、部門長が現O5-5から変わった場合はその限りではないと思われます。
止雨博士は2020/6/23、GoI-███によるサイト-8126の襲撃の際に死亡しました。GoI-███は財団による超常歴史研究を「神への冒涜」であるとして、財団に対し制裁を下したとの声明を出しています。サイト-8126の職員の中でも超常人類史学部門員は特に高優先度の標的とされており、止雨博士の場合は顔を強く壁に押し付けられたまま引きずられ、顔の皮膚の6割を失った状態で死亡していました。
生前の博士の作業能率は高く、彼女の死亡によって一時期死亡後の部門内の研究速度は大きく落ちました。しかし、労働環境で彼女の口から常に垂れ流されていたノイズが取り除かれたため、部門内での研究速度は人員補填の後向上しました。止雨博士の部屋を捜索したところ遺書と未発言と思われる真偽不明豆知識が収録されたレコーダーが見つかりました。現在貸出が許可されていますが、使用者は月に数人にとどまっています。遺されていたスマートフォンはロック解除のミスがサイト中のスピーカーで再生可能な暴徒鎮圧用認識災害の起動ボタンと接続されていることが判明したため、解体され処分されました。
氏名: 久方 空天(ひさかた からめ)
セキュリティレベル: 2
職務: フィールドエージェント、財団規定の改正編集の補助、官僚災害的オブジェクトの対処
所在: サイト-8126
所属: 収容委員会法的収容局
人物: [データが破損していますが、RAISA及び人事部はこの事態を把握しています。閲覧を希望する方は数日ほど待機するか、或いは財団人事部門極東支部に連絡して下さい。]
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