何者でもない(Nobody)
君は誰にも知られることはなくなる。君の最も親しい友人たちからも。君は私になる。その先もずっと。
呼称
何者でもない、Nobody、存在しなかった者、GoI-006(財団)
理念
各個人ごとに異なる。共通するのは、何か世界にとって意味のある存在になること、自らの目的を達成すること。
勢力範囲
不明/カノンにより異なる
概説
Nobodyは謎の多いGoIだ。よりメタ的に言うならば、その「謎」という彼の設定の根幹のおかげで、今まで濫用されてこなかった存在だ。しかし、他の様々な職員、団体、オブジェクトの起源と同様に、Nobodyにも様々な起源を描いた記事が存在している。特異なのは、Nobodyのその特異な性質ゆえ「ヘッドカノン」を行使せずとも様々な起源を同時に採用できる(可能性がある)ということだろう。さて、ごちゃごちゃとして気取った言葉遊びはここまでにして、具体的な解説に移る。
ここに書くことのほとんどはハブにあることの言い直しになるだろう。なので出典が貼られてなければ十中八九ハブにある。まず、原則としてNobodyは一度に一人しか存在しない。この理由が戒律、誓約、運命、どう取るかは自由だが、基本的には「Nobody」は受け継がれるという考え方が主流だ。
「何者でもない」はある目的を持った個人であり、その目的が達せられると新たな個人が選ばれ、「何者でもない」の名前とアイデンティティ(の欠落)を引き継ぐのです。
これはNobodyのGoIカノンハブである「存在しなかった者」から引用した説明だが、Nobodyの特性と特徴をズバリ表している。Nobodyとして選ばれる彼らは何かを失っており、或いは最初から何かを持っておらず、その空白は新たに与えられた、Nobodyというアイデンティティで補填される。そして、彼らが真に心を宿すべき人/物が見つかるか、もしくはただ人生に疲れ果てるか、妥協するか、彼が死ぬかしてその人物が最早Nobodyではなくなると、新たな人物がいずれNobodyとなる。解説ではこの程度しか言えることはない。ただ、下にも書いたが、彼の解釈はあまりにも多岐にわたるため、彼が単なる「ミステリアスな存在」以上の役割で物語に登場する場合、たいていの場合そのNobodyの身の上か目的が物語の序盤か終盤に明かされる。そのため、「ミステリアスな男だが、各記事ごとに異なった目的を持っている可能性アリ」程度に覚えていればよいだろう。
組織構造
前述のとおり常に1人しか存在しないが、彼らは同一のメモを持っている。このメモはGoIフォーマットにおいて使われるものだが、実際にどのような媒体なのか、またNobodyが引き継がれる際どのようにこのメモが渡るのかはカノン的に定まってはいない。しかし、拙著を含むいくつかの記事ではその様子が描写されている。
他組織との関係
ナシ!
だが、基本的にどこにでも現れることができるようであるし、よくある小説の怪盗のようにいつの間にか許可制の場所への会員権を魔法のように持っていたりする。来訪者と秘書ではいつの間にかワンダーテインメント社の施設に現れ不意に消失しているし、蛇の手からの断片では蛇の手の招待制チャットルームに無断侵入している。
主観的感想
ナシ!
というよりあまりに書く事が少なかったため概説の欄に感想が混じっている。
メタ的概説
Nobodyは確かにミステリアスな存在だが、彼(ら)についての記事を書く際にその謎という霧に隠された正体を既存記事から発見する必要はない。無論そのようにして既存記事の設定を継いで書くのも大いに面白いものになるだろうが、Nobodyは「ミステリアス」から連想されるあらゆる役割をこなさせることができる。悪役が死に際に地球爆弾のスイッチをオンにした時、どこからか現れてそのタイマーを停止させるのもよいだろう。物語の主人公にしたい正常世界の民間人の前に現れ、その人を不思議の国超常世界に誘うウサギになるのもよいだろう。実はNobodyは寄生虫型で哲学者かつ文化学者のエイリアンであり、何者にもなれない一般(超常)住民の脳に寄生してその思考を学問の糧としつつ共生しているというのも(かなり突飛な設定だが)よいだろう。ヘッドカノンという概念が認められるシェアードワールドにおいて、「謎めいた」という特徴は制限ではなく接続子だ。少なくとも、明確な目的が定まっている他の多くのGoIと違って、Nobodyが現れた際に読者に要求される/読者が感じ取る決定的なコンテクストは彼が謎めいた存在ということだけなのだから。
関連人物
メモ: 不死の首飾りより。Nobodyになり得る可能性、或いはその類型になる可能性が示唆されている。
メインカノンでは財団で時間異常を研究する博士。1998年カノンでNobodyの役を占めている。どうやら世界の破滅を防ぐため財団を離れて未来でタイムパトロール的な活動をやっているようだ。多分。
1998年は絶賛発展中のカノンのため、私が見当違いのことを言っていたりより深い目的が明かされたりするかもしれない。
拙著にて登場。元はマリアナ海溝から回収された文書、及びclass-of-76シリーズのSCP-4833に登場した。財団が保有する技術の一つである「世界の『再起動』」の前に手紙を書き、それをかつては陸上に生まれた崖であったマリアナ海溝に投げ込んだ。
彼女の記憶は世界の最深部から引き上げられ、その後財団に収容された。彼女の世界は存在せず、彼女の肉体は存在せず、ただ財団が作り直した、「忘れ去られた」人間の意識には有害な歪んだ地球が在るのみである。異常な、即ち正常であった彼女の存在を承認する者はこの世界に存在しない。ゆえに、彼女は何者でもないのである。
根幹記事
あらゆる敬意をこめて、
1人の何者でもないもの
Nobodyについて存在読み方書き方までネタバレに配慮した上で分かりやすく書いている素晴らしいハブ。どこぞの第五なんたらやオネなんたらコレクティブも見習ってほしいほどの分かりやすさである。Nobody記事をたくさん読んで内容を理解するまでもなく、これさえ見ればもうオールオッケーとまで言えよう。
私は何者でもない!あなたはだぁれ?
補足兼カノンハブ。このハブではNobodyの各個人について焦点を当てることがより強く許されているようだが、正直に言うとこのハブに所属できる記事の条件が「Nobodyを使っている」以上に見出だせない。だが、ハブ自体はNobodyの補足説明としての役割を大いに果たしている。
入門記事
お前は命令に従って、奴を生かしたまま捕らえるために全力を尽くそうとした。そして、実際にうまくやった。ところが、ノーバディが奴を殺しちまったんだ。
Nobodyの解釈の1つ。基本的に、財団および他のほとんどの団体はNobodyをこの程度の認識で捉えているだろう。
君に提案が有るんだ。私はつかれた。私はこれを…とても、とても長い間やって来た。私の心と体をひどく蝕んだ。
貴重なNobodyの引き継ぎシーン。きっとウミガメの産卵くらい貴重だろう。「存在しなかった者」に属してはいるが、これ1つだけ読んでも理解はできるはずだ。蛇の手側のメンツはおそらく全員単発初出のキャラのため、そちらについても困惑する必要もない。
実質的な“Nobody”ではないが、無視するには余りに類似多し。
ジャック・ブライト×Nobody、兼典型的なNobodyフォーマット。これ以上なく面白い組み合わせに見えるのに未だこの記事以外でこの設定を見たことがない。Nobodyデビューも兼ねてあなたが今書けばセミ・パイオニアになれるだろう。
オススメ記事
これは予想してしかるべきだったろうに
長い上にNobodyが出てくるのは1行しかないが、「これぞNobody!」といった感じでイメージぴったりの立ち振る舞いをしている。
香ばしサクサク、飽きの来ない甘さ。滅多に得難い嗜好品である。
Nobody萌え。
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