著者ぺ - 世界オカルト連合

名前
GoI番号
別名/俗称
活動範囲
活動規模(所属人数)
概要/目的
歴史
指導者
外交関係
組織構造
関連用語
関連人物
主要記事

世界オカルト連合(Global Occult Coalition)

人類に仇なすものに私はこう言おう、世界オカルト連合は人類を全ての敵から守り通す用意は常に出来ていると。それが例え何であれど。

GoI番号

GoI-016[1]

別名/俗称

GOC、連合、オカ連[2]、国連[3]、ゴウカー(Gawker)[4]、焚書者(蛇の手からの呼称)

活動範囲

世界中

活動規模(所属人数)

不明だが大規模。資産/人員共におおよそ財団と同程度、或いは財団に少し劣る程度。国連がバックにあるため、政治的権力は財団より大きい。

概要/目的

国連傘下の正常性維持機関。世界の警察を自認しており[6]、超常現象からの人類の保護を掲げ超常現象の徹底破壊を行う[7]。「超脅威に関する知識は、非常なパニックと甚大な奇禍を民衆に招きかねない」[7]ため、ヴェールの放棄即ち超常存在の一般市民への周知は原則行わない。

歴史

第一次世界大戦中[8]あるいは戦後の1920年[10]に、協商国側の超常組織として同盟オカルト連合(Allied Occult Coalition, AOC)が発足した。

第二次世界大戦中にはナチス・ドイツの超常組織であるアーネンエルベ・オブスクラ軍団とトゥーレ協会の動きに対抗して、テンプル騎士団と英国オカルト局の主導の下で連合国オカルトイニシアチブ(Allied Occult Initiative, AOI)が発足した[8][9][10]。1939年3月[10][11]、この2勢力がプラハにて衝突したことで第七次オカルト大戦が始まった[9][11]。オブスクラ軍団はSCP-3457を用いてドイツ人に任意のオカルト能力を付与しようと試みるも、財団とAOIの作戦(オペレーション・イオン・ドーン)によりこの試みは失敗し、同時に第七次オカルト大戦は終結した[11]

第七次オカルト大戦と第二次世界大戦の後、これ以上(超常的な)戦争を起こさせないようにするため[7]の組織として、国連の後援を受けて[8][9][10]AOCとAOIを母体とする[8]世界オカルト連合が発足した。

指導者

世界オカルト連合事務総長D.C. アルフィーネ(アル・フィーネ)、ヨーロッパ系女性。詳細は不明だが少なくとも1949年には既に連合の高い地位を占めており[7]、恐らく創設当初から事務総長である[8]

D.C.アルフィーネ1、優秀なエージェントであるウクレレ、ピチカート2手順、GOC事務次長のチェレスタ3など、GOCの主要な人員やプロトコルの名称は音楽用語から取られることが多い。

外交関係

財団とはSCP-3457の共同収容を主軸とするケルン協定が結ばれているが、完全な友好関係にはない。互いが行動する際に許可を求める義務はないので、相手方に対して優位をとるため先に動いたり[12]、オブジェクトを自らの手中に収めるため現場で小競り合いが発生したり[13]することもある。しかし、脅威が迫っているときには対策会議を開く[14]ことや、共同作戦を行う[15]こともある。

蛇の手及び壊れた神の教会に対しては即時交戦を掲げている。また、マーシャル・カーター&ダーク株式会社に対しては積極的な交戦は行わないよう通知している。カオス・インサージェンシー及びオブスクラ(アーネンエルベ・オブスクラ軍団の残党)に対しては作戦を阻害する程度に留めている[7]

プロメテウス・ラボが崩壊するまではその顧客となっていた[16]

境界線イニシアチブとは不安定な休戦状態にある[17]

SAPHIRは以前は世界オカルト連合108評議会の一員であったが、1953年に離脱した[18]

組織構造

アルフィーネらが所属する最高司令部の下に武力行使の物理部門と外交の精神部門と兵站・研究の天地部門が並列で存在している。また、108評議会と呼ばれる同数のオカルト組織の代表者によって構成される意思決定機関が存在する[7]。108評議会構成組織はこちらにまとめられている。

関連用語

脅威存在分類

PHYSICS部門脅威存在データベースからの抜粋に詳しい。最初のxTE-yyyy-z1-z2の形で表され、xにはその脅威存在の現状がK:既知/対応予定, U:未知/存在未立証, P:潜在的脅威, L:粛正済 の4つのいずれかで示される。yyyyには脅威存在の分類番号が入る。z1には脅威存在の形状や能力を示す短い暗号が、z2には主にその出自を示す短い暗号が入る。z1やz2に色が入る場合、それはなんらかの能力を持った人間である/に作られたものであることを示している。例としてgreenは現実改変能力者、blackは半神である。この暗号に由来し、GOCの内外で分類可能な脅威存在は「タイプ[色]」と呼称されることがある。特にタイプグリーンという語は出現頻度が高い[19][20]等

ピチカート

GOCの最終手段であり、ヴェールの維持と人間個人の保護を放棄し、人類の9割までの死亡を許容し脅威存在に対してほぼあらゆる武力を行使する。ミーム兵器の濫用、Plus世代技術(一般社会における最先端技術よりも発達した技術[21])や邪怪技術(超常技術[21])、核、生物、化学、自己複製兵器の使用は制限されている[22]が、少なくとも他組織にとってはそれらの使用をも厭わないものだとみなされている[23][24]

一般的な認識においては、ピチカート手順は20世紀末に起きたコーンウォール事件において1度だけ実行され、失敗した[7]

コーンウォール事件

199█年[7]或いは1989年の7月から8月[25]にKTE-9927-Black("女神")と指定された脅威存在によって引き起こされた事件。GOCは最終手段であるピチカート手順を実行するも、失敗に終わる。その後、"女神"はGOCのエージェントであるウクレレによって粛正される[7]

エージェント・ウクレレによれば、エージェント・ウクレレは"女神"の娘(KTE-9927-Blackchild("娘"))を交渉材料として使用し、自身も重傷を負うも"女神"を抹殺した。"娘"の死亡は確認されていない。

SCP-166によれば、"娘"はエージェント・ウクレレとの間に生まれた子供であり、"女神"は彼女の出生直後に彼女の目の前でウクレレ自身によって殺害された。ウクレレは彼女をGOCの危険から遠ざけるため密かに修道院に送り、後に彼女の異常性が露見した際にはGOCの内部情報及び彼の財団加入と引き換えに彼女を財団の保護下に置かせた。「束縛の祈り」(エリケシュの古文書のページ274より翻訳):「これより前の命では、私はとある村に縛られる逞しき獣として、穀物の荷車を引いておりました。私は食事を与えられ、住む場所を与えられ、村人達と歩き、しかし彼らの言葉で話す事に不満を募らせる獣でありました。ある夜、私は鎖を断ち切り森へとやたらに走り出し、森は私の周りで歪みました──私の足は雹となり、体は雷となりました。私は荒廃を運び、大地は虚心平気してそれを赦しました。私は七日七晩駆け、その最中に捉えたあらゆるものに病を運びました。彼らは私をꙮ、THUEM、シロアリモドキ(web-spinner)、引き裂かれしもの(torn-asunder)と呼びました。7つ目の夜、私は歪まぬ世界と疲れから我武者羅になりました。私は険しい谷を転げ落ち、緑の川へと落ちました。私は岩に首を打ち付け、聖なる川は星空の下で私を沈めこの骨から身を焼き剥がしました。何一つの命も私を救いませんでした──何せ私と同じモノは何処にもありませんでした。川は私を運びました。ああ、それはなんたる苦痛だったでしょう!折れた首は川岸に乗り、そこでは農民が牛を放牧していました。彼は言いました、「私はケテル(Kether)ではありません。しかし私は貴方を救いましょう。そして貴方も私を救いましょう。」彼は聖なる緑の言葉を唱え、赦しの文言を私の折れた首に彫り、布と麻糸で包みました。私は彼の一族を四代に亘りお守りし、如何なる精霊や生命も私に挑もうとはしませんでした。四代目は私を祝福し、感謝をし、私を聖なる炎へとお運びくださいました。野花は我が灰に咲き乱れました。我が力は地に還り、私は静かに身を休めるのです。赦しを、赦しを、赦しを。素晴らしきは緋き神、天使達を水際に縛る彼のお方なのです。主が我が軛を引くその日まで、天がこの骨肉に慈悲深くありますよう。」
SCP-4231によれば、コーンウォール事件は"女神"(記事内ではリリー。SCP-4231-A)によって引き起こされた煮え滾る洪水である。

ウクレレ(記事内での本名はフランシス。SCP-4231-B)はリリーと共にタイプグリーンであり、その上リリーとは彼女からの虐待を伴う倒錯的な恋愛関係にあった。フランシスは自分の同類を殺し続けながら自信と自分を虐待する最愛の恋人がいつ殺されるのか恐怖する中で(或いはそれ以前から)、リリーの恋人として考える怯えたフランシスの人格とGOCのエージェントであるウクレレの人格に分裂する。そして遂にリリーはGOCの警戒網に触れ、やがて彼らの娘(記事内ではメリ。SCP-166)の誕生と共に街は沸騰する洪水と煮え死にする住民やGOC職員に包まれ彼女のことを隠し通せないと確信したウクレレは彼女を銃殺する。

洪水が止んだ後に財団はウクレレを捕縛し、何年にもわたる拷問じみた尋問の末に彼は第三の「露骨に無礼で嫌味な性格」であるアルト・クレフを形成する。そして人格の形成後に彼のPTSDは弱まって財団は彼を職員として雇用した。

マッカーシー・トルーマンUFOスキャンダル事件

戦後の米国の超常技術の違法な軍事転用と、それによってGOC最初の排撃班(0001 "Alpha")が死亡した事件。GOCと米国間の摩擦を生んだ。SCP-2461によればこれはSCP-1051についてのことだとされているが、むしろAlphaが死亡しているのはSCP-2461の方である。

関連人物

D.C.アルフィーネ

「指導者」欄で述べたこと以外はほぼ不明。SCP-4231では「彼」(him)という三人称が使われている。SCP-CN-590によれば、物語の本筋とはそこまで関係のない部分であるため深く語られていないが、GOCの創立には財団とO5-9が深く関わっており、その総長、つまりD.C.アルフィーネはO5-9の姪の血筋で縁戚関係にある。

エージェント・ウクレレ

元GOCエージェントにして現財団職員、サタンにしてアダム、超常殺しにして現実改変者、稀代の嘘吐き。

99体の脅威存在を粛正した優秀なGOCエージェントであり、特にコーンウォール事件での活躍が有名。その後財団に加入し、「アルト・クレフ博士」として活躍している[27]

SCP-166ではGOCにおいて自身の死を偽装した上で娘を財団に預けている。

エージェント・ウクレレでは公式に現役引退を申し出た後に財団に加入している。

オリジン・オブ・クレフによれば、アルト・クレフ博士はSCP-076によって殺害されたと思われていたブライト博士のオリジナルであり、彼の意識が移ったSCP-963とは別に行動している。死亡したと思われて埋葬された後墓から這い出てGOCに入り、実績を積んだ後に例のコーンウォールの件を経て財団に加入した。

クレフ博士の人事ファイルでは、公的な雇用経緯は複数の卑猥な論文の出版に基づくものだとされているが、その一方で同ページにはウクレレと同一人物であることを仄めかしている。

アルト・クレフ博士はアダム・エル・アセム(財団世界における最初の人類[28])であるとされることもある[29][30]

クレフ博士の出自に関する多数の情報があるが、彼が「嘘吐きの父」(聖書における悪魔、特にサタンの意)とあだ名されている[31][32]ほどの嘘つきであることもあり、出自について尋ねる度に全く別の答えを得るとまで言われている[27]

SCP-4231における彼の設定については上の関連用語欄の「コーンウォール事件」を参照。

その他の人員

████████████教授

奇跡論セミナーシリーズに登場する。

主要記事

SCP-1609

連中がそれを破壊することで「世界を守ろう」としたために、逆に状況はもっとずっと悪くなってしまった。SCP-1609はGOCのせいでわずか数分のうちに無害なものから危険なものになってしまい、我々が後始末をしなければならなくなった。

座りたい人のところにテレポートするだけの無害なものだったが、GOCによって破壊され有害で臆病な性格になってしまった椅子。この件はGOCの失敗として度々、時には大げさに強調して言及されることがある[33][34]

SCP-3457

誰を魔法使いにするか決めさせてくれる神を作りたい? 財団がさせてくれないので無理だが、もし可能だったならあなたは間違いなくこれを使っていただろう。[35]

現実改変能力を自在に付与する儀式であり、財団がその実行手順を、GOCが実行に必要なアーティファクトを握っている。このオブジェクトを巡る歴史は上の歴史及び外交関係を参照。

SCP-2461

排撃班アルファは第二次世界大戦を機に世界オカルト連合で初めて組織された排撃班でありました。

ナチスの飛行物体。オブスクラ軍団の残党はGOCによって殺害され、飛行物体は彼らによって安全に墜落させられた。

32. Contingency(日本語訳は「虚偽の祖」)
35. 第三法則ハブ(旧バージョン)

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