充分に発達したスポーツは、戦争と見分けが付かない。
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信濃中央新聞
2002年4月13日 朝刊
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画竜点睛を欠いてるので推敲すること!!

特に短縮!短くしろ

河鳩: 神州ちゃん!昨日の東京リアリティドームで行われたクィディッチワールドカップ国内予選は見ましたか?

神州: はい。120分をフルに使って戦い切る男らしく情熱にあふれた試合もあれば開始3分でチームの命運ごとスニッチが固く握りしめられた試合もあり、とても有意義な時間となりました。

河鳩: でも、どうやらこの熱狂にうなされているのは私たちだけではないようです。その証拠に、このコーナーにも開設以降類を見ないほどの数のお便りが届いています。早速見ていきましょう、まずは簡単な質問から。「クィディッチの面白さの虜になりました!こんなに面白いスポーツ、いったいいつどんな風にできたんですか?」いい質問です、その熱意と合わせて将来が楽しみですね。

神州: クィディッチの発端は1997年、イギリスの作家J・K・ローリングによる『ハリー・ポッターと賢者の石』の出版です。この本は孤児として母親の親類に育てられた魔法の能力を継ぐ少年ハリー・ポッターがホグワーツ魔法魔術学校からの招待を受けそこに通う物語ですが、ヴェール崩壊以前から今までとても高い人気を誇っています。その中でクィディッチは魔法使いたちの行う架空のスポーツとして登場しました。

このクィディッチ(プライマル・クィディッチ)は各選手が箒に乗り第一のボール(クアッフル)を相手ゴールに入れるのを目的とする点は我々が行うクィディッチと同様ですが、倫理や合理性、技術的な都合から様々なルールが変更・追加・削除されました。例えば近くのプレイヤーに高速でぶつかっていくいわばステージギミックのような第二のボール、ブラッジャーについても、書籍内の選手は大した防具もなく試合を行っていました。その結果としてひどい外傷や脳震盪を起こした選手もいるそうです。ご存知のとおり、今のクィディッチでは人体を保護する防具の着用が義務付けられている他、ブラッジャーは生命に関わる怪我を与える可能性のある急所を避けるようになっています。何より変化が大きいのはスニッチでしょう。このボールは高速でスタジアム内を移動すること、捕まえれば150点とともに試合が終了することは同じですが、逆にクィディッチを捕まえなければゲームは永久に終わりませんでした。つまり120分の試合時間制限はなく、ローリングの公開した設定集によれば半年も休憩無しで試合が継続したこともあったといいます。

河鳩: そのクィディッチに最初に目を付けたのはディア大学ですね。

(略)
「age文、最近は自分たちでやってみたくもなってきました。僕たちみたいな一般人でもクィディッチを遊ぶことはできますか?」

神州: 統計によれば、プロクィディッチチームメンバーの8割はタイプカラー、即ち現実性に関わる能力を持っています。裏を返せば、2割の人間は異常性を持たないままで他のプロたちと渡り合っているということです。特に日本とアメリカは4割近く、競技人口自体も多いためかなりの人数がその状態でプレイしています。

河鳩: ルールでは規格の範囲内であればそれ自体に電子機構や異常性のある箒の使用が認められています。神州ちゃんが上げてくれた2つの国はどちらもその開発に注力している大企業、プロメテウス社と東弊重工がありますね。

13 September, 2002

21:19:57 UTC-4

アメリカ合衆国・ニューヨーク州

マンハッタン カフェ・ランターナ


自分の膝を確かにしたたっていく温かい血液を感じながら、ウリック・ニュートンは冷たいコーヒーを飲み干した。目の前の女に恨み言を吐こうとしても、振るわせようとした喉は動かないように改変される。

だがそれは彼の怒りをより強く、その対象をより明確にするだけだった。呪いで新聞記者からペンを奪い取った弾圧者、世界を支配し続ける邪悪な魔女、マンハッタン・マジカルガールズのシーカー、リリー・サルベート。

「僕のことを恨まないでほしいな。悪いとしたらあの下手なヒットマンで、僕も君もただのあいつの被害者だ。」
彼の心を見透かしたように彼女は言葉を紡ぐ。もしかしたら本当に心を読んでいるのかもしれない。

何がいけなかったのか?記憶を辿っていく。回想の中、彼はスタジアムで目を開ける。




13 September, 2002

19:48:33 UTC-4

アメリカ合衆国

ニューヨーク州 セントラルパーク・スタジアム


充分に発達した科学技術は、魔法と見分けが付かない。

狂乱とも呼べる歓声/怒号/哀叫/悦楽に満ちたスタジアムの中で、彼はウリックその言葉を思い出していた。この有名な言葉を残したアーサー・C・クラークは、21世紀ともなれば人類は木星まで到達できているだろうと考えていたらしい。しかしヴェール崩壊という第二の科学革命を経てもそんなものはまだ夢物語だ。

試しにその眼窩に収まるパラテクの義眼で午後8時の雲ひとつない空を見上げるが、一級品の視力をもってしてもその視界に国旗が立っている星は全くない。いや、例外が一つあった。地球の衛星にして宇宙開発のマイルストーンたる月には、アポロの勇姿を象徴する星条旗の横に現在の土地所有権利者を示す三本矢印が旗めいている。隣の不動の米国国旗と違い安っぽくヒラヒラ動いているところを見るに、なんの意味があるのか知らないがわざわざ真空中で旗めくようにしているのだろう。それに、太古から目指してきた彼らが上なる輝ける星空は最早人類のトレンドの座を剥奪されていた。それよりもより近くより遠く、人間と縁深く人々が縁遠くあることを願う別の領域によって。

彼はまだ選手入場も始まってないのにけたたましい雄叫びであふれるスタジアムを一望し、1年前のここがどのような場所だったかを考える。 あの時彼はここにいたわけではないが、今までに多くの文書記録、インタビュー、当時の中継、そして広末さんの記事などを目に通していたおかげで、その惨状はありありと投影できる。ここは比喩的な意味でも、文字通りの意味でも本当の地獄だった。

其処を過ぐれば苦悶の都在り、其処を過ぐれば苦痛の永禍在り、其処を過ぐれば苦滅の行道在り。

紀元のローマ人が思い描いた地獄であり、中世のフィレンツェ詩人が思い描いた地獄であり、現代の資本主義者が思い描いた地獄。それがつい1年前まで、ここマンハッタンと一体となっていた。復興と共に新設されたここセントラル・パーク・スタジアムがある場所は正にこの世とあの世を二重に分かつ最前線だったはずだ。その証拠に、地図を開けばスタジアムから50mもしないところにマンハッタンズ・メカニクスが鎮座している。思い出したついでと言っては聞こえが悪いが、幾度となく行った黙祷をもう一度、しばしの間行った。

だが、今はどうだろう。天上よりも地獄に惹かれ堕ちていく人間を憐れむべきだろうか?未だ木星如きにも辿り着けない科学技術の貧弱さを嘆くべきだろうか?そして、未だ地獄と強い繋がりを持つマンハッタンを最悪の場所だと断定すべきだろうか?すべて答えは「否」だ。現に私は今このスタジアムを目にしている。娯楽に投資する人間たちによって推し進められた叡智と魔法の収斂体が、つい1年前まで地獄に呑まれる最前線だった場所を歓喜と熱狂で彩っている場所だ。そして今それらの焦点に在るものは何か言うまでもない。今のマンハッタン最大の観光資源にして新進気鋭の最も熱いパラスポーツ、そう、クィディッチだ。

ラッパの音がスタジアム中に鳴り響く。頭がお花畑の奴らや毎週のように週末に終末が来ると説いている末法の奴らだって黙示録のそれと勘違いすることはないであろう、人工的で軽快なラッパの音だ。その明るさは先ほどの彼の弔意から連想されていたあらゆる負の感情を消し飛ばし、会場の全員を期待の渦に引きずり込んだ。そして、いよいよ試合が始まってしまえば今以上に荒れ狂う熱狂が彼の思考を隈なく流し消し去ってしまうことをウリックは確信した。

頭の中で息を吸い、口を使って息を吐く。それならば今のうちに自分の立場、今やることと次にやること、何をどう文字に起こすべきかを改めて整理せねば。

私は恋昏崎新聞社ニューヨーク支局の記者として、この後の[人名]へのインタビューに備えなければならない。箒に乗って3種のボールを空中で巧みに扱う必要があるこのクィディッチ、彼女はそのゲームの中でもホイッスルと逆転の目を同時に掴める最も重要なポジション、シーカーとして活躍している。彼女の人生経験やスポーツに対する向き合い方について尋ねるのも重要だが、特に私が興味があるのは詳しいことが明らかになっていない箒やボールに使われている技術や、未整備のルールに対する彼女の考え方だ。実際の試合を見たことは私もないので、この視覚インプラントが空中を超高速で動くボールであるスニッチを捉えられるのかは判然としていない。だが、もしそれが可能ならばすべてのシーカーにとってそれが標準装備となるだろう。何せシーカーがスニッチを掴みさえすればゲーム終了と150の得点が一度に訪れる、そのためならばルールの範囲内でなんだってする必要がある。

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ここまで

目と脳は取材対象に、手の中のペンはメモの上に。今やだれもが尊敬する人間となった広末さんが、私が入社した時から言い続けていた新聞記者のモットー。実際、あの人の取材の時の集中力ならスニッチだって目に止められるだろう。私はそれには遠く及ばないが、できる限りの眼力を以て選手とボールを凝視し続け、自動筆記のようにこの熱狂をそのままメモに表す。無論、この試合の情報は記事の本筋にはほとんど関わらないだろう。それでも懸命に留め続けるのは、私が唯一持っているもの、恋昏崎の記者としての情熱とプライドゆえだ。

ストーリー概要
マンハッタン・マジックガールズ V.S. イッポンスギ・ヤタガラス
ガールズのあるメンバーへのインタビュー
レイシストの襲撃
彼女は財団から派遣されたクィディッチ内情把握兼護衛の財団職員だと判明記憶処理オブリビエイト 二面性のある女性っていいよね!
主人公記者クンは逃げるも、そこはマジカルガールズに所属する財団職員、財団セキュリティのお墨付きの現実波長を持っているため街中(裏路地)のセキュリティ機械なんて気にせず電波妨害・テレポート
恋昏崎が記憶処理復帰の技術を持ってそうな匂いを感じ取ってはいるが、それをまだ一般に公開していないことから不確実/不安定/危険のいずれかだろうと予測
クィディッチのパラテク関連の工場とか技術(財団フロント主導)を限定的に公開してあげるのを対価にマジカルガールズ内に財団職員がいることに対し口外禁止ギアスをかける契約
戦争要素どこ~~~~~~~~~~~~~~!??!?!??!?!?!

ここからが問題 タイトル回収と、主人公に何かを「手伝ってもらう」タイプの即席凸凹バディを結成したい

概念をクチュクチュ挿入してやればどうにかなりそうな気がしなくもない

オチはマンハッタン・マジカルガールズとマンハッタン・ディメンターズ(デスイーターズだと流石にマイナスがすぎる)の開幕とか

スニッチ取得まで終わらないとかいうクソルールの是正、絶対に簡略化できるに違いないクィディッチルールの簡略化と1998の実情に沿ったルール制定、主人公の義眼でも示唆されていたパラテク導入と魔法界スポーツのルールとスポーツとしての公平性をすり合わせるための財団機械の開発や箒の調整
魔法少女は自分の能力で飛んでてほしいが一般人でも遊べるゲームにすべきだろうという私の考えがある


第三法則 1998 tale jp qコン22



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執筆者: MrDrYTisgod
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最終更新: 26 Aug 2022 12:15
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テーマ: Quidditch

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