崇高な誓い


"Eloi Eloi Lama Sabachthani"神よ、神よ、どうして私をお見捨てになったんですか?






残された。私だけが残された。

私の前に死が迫っている。
あの時はあれ程熱望したのにもかかわらず、今は寧ろ恐怖ですらある。

この岩の上に教会を建てよう。死の門もそれには打ち勝てない。








人の子に言い逆らう者は赦される。しかし、聖霊に言い逆らう者は、この世でも後の世でも赦されることがない。
父がわたしの名によってお遣わしになる聖霊よ、これがいつ起こるのか?
貴方が来るときと終わりの時を私たちに告げ給え。








終わりの刻を見た。
我らが主よ。火が天から降りて、彼らを滅ぼすことをお望みですか。
これは我々への救済の道ではなかったのですか。








我らが主よ。我らに父を見せた給え。我らはそれだけで十分です。
…滅びの道ではなく救いの道を見せ給え。








あの時、私は誓った。私達も一緒に死のうと。死する時は共にあると。
…主よ、何故私をただ一人残されたのですか。








[削除済み]よ、何故私たちに姿を現し、世界には現わさないのですか。
何故、私に苦痛を与えるのですか。




苦痛はどう思うかに過ぎないと何故気付かぬ。汝、我による奇跡の証明を望むか。我を信じ、新たな命を得るといい。我がその権能を示そう。






「十二の門は十二の真珠であって、どの門もそれぞれ一個の真珠でできていた。都の大通りは、透き通ったガラスのような純金であった。」
門はあった。かつてのあの者らの魂もこの先にあるのだろう。
私にはこの扉は開けることができない。
鍵がかかっていた。鍵穴は無かった。私は失意のまま帰路を辿った。帰路というのもおかしな話だ。帰る場所なんてどこにもないのに。








ペテロがあの方から鍵を預けられていたのを思い出した。彼はあの地に鍵を隠したと言っていた。
私の求めた幸福の答えはまだこの世界に残されているのかもしれない。








鍵は、あった。████よ、嗚呼、こ1れが真実。




汝は扉を叩き、今や扉は開いた。我は終焉より訪れ、束の間の世界に身を現わす者。それと同時に、新世界への灯火を点ける者。愛する者どもよ、これから我が汝らに最善の道を見せよう。






村が、人2が消えた。誰も、居ない。








あの時は閉じられてい3た扉を見に行ってみた。
扉は、開いていた。

だが、私は門を潜ることができなかった。あれを見てしまったから。








鍵は、言葉だった。言葉であり、存在そのものであった。
鍵を刺したものは門を潜った。きっと、あの4先にいるのだろう。
扉は閉じられていなければいけない。あの鍵をどこかに隠さなければ。永久に、誰も見つけられない場所に。








鍵は封じた。私は逃げた。
サタンは私にとってただのシンボルだった。私自身の抑圧された欲求のシンボル。抑圧された自由の象徴。
人々は主に背くことを悪魔に魂を売ったと口々に言うが、果たしてそれは真実なのだろうか。
…或いは、私自身がそう信じたいだけであるのかもしれない。5








愛する者たちよ。私達が共に預かっている救いについて、あなたがたに書き贈りたいと心から願っていたので、聖徒たちによって、ひとたび伝えられた信仰のために戦うことを勧めるように、手紙をおくる必要を感じるに至った。その訳は、不信仰な人々がしのび込んできて、私達の神の恵みを放縦な生活に変え、唯一の君であり、わたしたちの主である主を否定しているからである。彼らは、このような裁きを受けることに、昔から予告されているのである。

…一通の手紙を見つけた。

宛名の無い、奇妙な手紙だ。









今から、誰もが私を苦しめてはいけない。私は私の体に彼の痕跡を付けている。6








いままで着ていた服は捨てた。
崇高な誓いを建てた。それは今までの私なら堕落したと侮蔑していただろう。
ただ厳粛に、哀悼の意を込めて、すべての者達を追悼しよう。7








黒い服は死を嘆く人たちの為のものだ。その追悼にはただ厳かな気持ちだけいなければならないのだから、華やかな装身具は一切必要ない。砂漠の真ん中に小高い丘が一つ見えたらどうか荒らさないでくれ。この肥溜めのような世界散っていった数多くの子羊達の墓だ。

追悼する気持ちには一切れの軽薄な瞬間でさえも許されないように厳粛だ。一つは死者への悲痛のために、一つは生者への哀悼のために。

私は深き処で終末を奏でる者の一人に過ぎぬ故、静かなる夢は絶えることなく繰り返えされる。








絶え間ない追悼、それこそが哀悼。注視。過不足無い悲哀。見えぬ一続きの途絶えぬ糸。全集中。
ここに来てはいけない。息を吐く時間もない。
けれど見てくれ。結局は君の意識の中にあったから実を結ぶことができた。

最後の喇叭が鳴り響く時、天使のように、翼は空へ伸びて日の光さえ遮る。それでも希望は残されている。
欲望と恐怖は際限なく大きくなり、その道を歩もうとするのは……茨の道。
自分自身が崩れないために。理解できない事、届かない事は許されないが故に。

これが君の望んだものなのか?あれを見てもなお同じことが言えたのか?
喘ぎ苦しんだ日々、それが我々の生きるべき道であるのなら。
涙が乾いたら、答えを教えてくれ。












































































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