SCP-JPサンドボックスⅢ

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クレジット

タイトル: SCP-XXX-JP -
著者: ©ryoumyou
作成年: 2022

アイテム番号: SCP-2390-JP

オブジェクトクラス: Safe

特別収容プロトコル: SCP-2390-JPはサイト-81██の低脅威物品収容セル内に収容されます。SCP-2390-JPの収容セル内に付属した監視カメラ映像にはリアルタイムでミーム除去加工が施されます。

説明: SCP-2390-JPは、一体の異常性を有するコセミクジラ(Balaenoptera musculus)の死体です。SCP-2390-JPは現在まで腐敗臭の発生等といった腐敗を引き起こしていません。SCP-2390-JPをスキャンした結果、胃内部にはヒトの白骨死体が存在していることが判明しています。死体は発見現場や複数の物的証拠からネット上にて作家として活動していた██ █氏(消息不明)であると推測されていますが、不明な要因により白骨死体の取り出しに成功していないことから詳細は明らかになっていません。

SCP-2390-JPの異常性はヒト(以下、対象)が視認した際に発生します。SCP-2390-JPを視認した対象は創作活動に対する意欲の増加が確認されます。ここでいう創作活動とは、小説等の文学、アート等の美術、音楽等が分類されます。SCP-2390-JPの影響はAクラス記憶処理で取り除くことが可能です。SCP-2390-JPを視認した対象は"アイデアがとめどなく浮かんでくる"と証言しており、そのアイデアを元に作成された作品は概ね前向きな評価を受けることが実験より判明しています。しかしながら、これが精神影響及び異常性によるものであるのかは判明していません。

SCP-2390-JPは██県██市に存在する██氏の住居に存在する地下室より発見されました。発見経緯として、██氏に対する行方不明届が提出された際に、財団の潜伏エージェントが身辺調査に同行したことが挙げられます。また、特筆すべき点として、地下室へと続く扉には"SCP財団怪奇部門"と書かれた金属製のプラカードが取り付けられています。現在まで財団に怪奇部門という部門が存在したという事実はありません。

また、SCP-2390-JPが発見された地下室内より██氏のものであると推測される一冊の日記帳が回収されていますが、パスワードによるロックが掛かっており、現在まで内部の閲覧には成功していません。20██/██/██時点でロックの解除に成功しました。内容については補遺1を参照してください。

補遺1: 以下の内容は██氏の住居の地下室より回収された日記の内容の内SCP-XXX-JPに関係があると思われる部分を抜粋し、おおよそ時系列順にしたものです。これより以前の内容はSCP-XXX-JPとは無関係と考えられますが、閲覧を希望する際はサイト管理者に申請して下さい。

全く悪い冗談だ。
とんでもなく大きな荷物が届いたと思ったらクジラか何かの死骸だった。剥製ならまだわかるがこれだとただの嫌がらせでしかない。
解体業者も数日はかかるらしい。気味は悪いがしばらくこれと同じ屋根の下ということになった。
大した匂いがしないのが幸いだ。

考えてみればクジラの死体なんて中々手に入る物じゃない。上手く料理すればいいネタになるだろう。
どんなつもりで送ったのかは知らないが有り難く使わせてもらおう。
どうせ数日の辛抱だ。

手触りは明らかに剥製のそれではないのに3日経っても膨らむ気配が無い。潮の匂いまで感じる程だ。
もしかしてこのクジラは実は生きていて、海に返せば何事も無かったように泳ぎだすような気さえする。

この間思いついたアイデアを形にして投稿したが、どうだろうか。

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