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アイテム番号: SCP-2404-JP
オブジェクトクラス: Euclid
特別収容プロトコル: ██県███市の████海岸は現在財団の管理下にあり、一般人の侵入が完全に禁止されています。SCP-2404-JPが発生し、SCP-2404-JP-Aが出現した場合は機動部隊い-11("救い手")がSCP-2404-JP-Aの収容及び保護を行ってください。全てのSCP-2404-JP-Aはサイト81██の標準人形収容室に収容されます。SCP-2404-JP-Aへの意思の疎通が可能な場合は担当職員によるインタビューを行ってください。
説明: SCP-2404-JPは██県███市の████海岸にて稀に発生する異常現象です。
SCP-2404-JPが発生すると████海岸に人間(SCP-2404-JP-Aに指定)が"漂流"1してきます。SCP-2404-JP-Aの服装や所持している物品は様々であり、一貫性は見られませんが、中には現在は使用されていない過去の服装・物品や別世界のものと思われる服装・物品も存在しています。また、全てのSCP-2404-JP-A実体は「何かしらの要因により████海岸に流れ着いた」という記憶を所持しています。この事からSCP-2404-JPは様々な時間や世界を結ぶワームホール的な役割を持つのではないかとされています。
以下は確認されたSCP-2404-JP-A実体の抜粋リストです。完全なリストは【SCP-2404-JP-A実体リスト"完全版"】を参照してください。また、記載されている情報は報告書執筆時点でのものであることに留意してください。
SCP-2404-JP-A-1
説明: 199█年に発見された実体。幾何学的な模様が入れられた布を纏った男性。外見は70歳ほどで財団に対して[編集済み]と名乗りました。対象は未知の樹木で作られたイカダに乗り漂流してきました。当初イカダには対象以外にも[編集済み]や[編集済み]に酷似した食用のようなものや道具に似た物が乗せられていました。対象は当初一般人の███氏に発見され、対象を保護しようとした███氏が警察に通報。しかし警察内にいたエージェントが対象の持ち物の異常に気づき、財団に連絡。そのまま収容に至りました。詳しい検査の結果対象の持ち物は全て異常物品であることが判明。対象自身もAnomalousアイテムに指定され、当該事案は超常現象記録-███-JP に指定されました。特筆すべき点としては対象の纏っていた布は製作から████年以上経過していたことが検査によりわかっています。
対象の収容から4日後、対象が収容室から消失していることが発覚しました。消失が発生したと思われる時間帯、監視カメラに原因不明のノイズと砂嵐が発生しており対象がいかにして消失したかは確認できませんでした。特筆すべき点として、対象の収容室にて約300グラムの灰が発見されています。
SCP-2404-JP-A-3
説明: 199█年に発見された実体。大航海時代の海賊に酷似した服装のイギリス人男性。外見は40歳ほどで財団に対して"エドワード・ティーチ"2と名乗りました。対象は木製の樽のような物につかまり漂流してきましたが、財団が発見した時点で体に深い損傷を負っていました。対象は収容から4時間後に絶命しましたが、絶命の間際近くにいた研究員に一枚の"地図"3を渡しました。回収された地図は現在サイト81██にて保管されています。なお、対象はSCP-2404-JPが正式にオブジェクト指定されたきっかけでもあります。
SCP-2404-JP-A-6
説明: 200█年に発見された実体。水産用防寒着を着た日本人男性。年齢は59歳で財団に対して"佐藤 金継"と名乗りました。対象は███にて水産業を営んでいたところ事故に遭い、ここに流れ着いたと供述しています。対象と同性同名の人物は記録に残っていますが、"50年前"に船舶事故で行方不明となっており、警察での対象の捜査は打ち切られています。現在対象についての更なる調査が行われています。
SCP-2404-JP-A-7
説明: 200█年に発見された実体。未知の素材で作られたローブ4を着たフランス人女性。外見は30歳5ほどで財団に対して"エミリー・ドゥ・ファイヨル"と名乗りました。対象は財団に協力的であり、その豊富な知識によって財団に様々な恩恵をもたらしました。対象はインタビュー内において「魔法」の存在についてたびたび供述しており、対象の使用する限定的な現実改変能力は過去に対象が存在した世界における「魔法」だと推測されています。また、対象は一般的な「科学」について非常に疎いです。
現在、対象の使う現実改変や対象の所有する書物から要注意団体"蛇の手"との関係が疑われています。
SCP-2404-JP-A-9
説明: 200█年に発見された実体。第二次世界対戦時の軍服を着た日本人男性。年齢は35歳で、財団に対して"荒神 武"と名乗りました。収容の後軽いインタビューが行われましたが、インタビュー内にて対象は自身が第二次世界対戦における大型戦艦「大和」の乗組員だったと供述しています。対象の供述した"自宅"の住所などは存在するものでしたが、対象の名乗った"荒神 武"という名の人物は「大和」の乗組員に存在していません。
SCP-2404-JP-A-11
説明: 200█年に発見された実体。室町時代の一般的な民衆の服装をした日本人男性。外見は25歳ほどで、財団に対して"浦島太郎"と名乗りました。対象が本当に日本の浦島伝説6における"浦島太郎"かは不明ですが、特筆すべき点としては、対象の内部Hm値7が基準値を大きく下回っていること、対象がパッケージに「竜宮印の海鮮玉手箱弁当」と書かれた一般的な海鮮弁当を所持していたことが上げられます。現在、蒐集物覚書帳目録第███番 - 「玉手箱」との関連性を調査中です。また、対象の現在の担当部門は[編集済み]部門です。
SCP-2404-JP-A-14
説明: 20██年に発見された実体。リクルートスーツを着た日本人男性。年齢は32歳で、財団に対して"鮫島 翔琉"と名乗りました。対象は████海岸に自力で泳いでやって来ました。対象はインタビューにおいて「自身は"SPC財団"の"上級鮫殴りエージェント"であり鮫の臭いを追っていたらここにたどり着いた」と供述しています。現在対象とSPC財団の詳しい関係性や対象の供述した"鮫の臭い"の出所などを調査中です。また、対象をSCP-███-JPやSCP-████-JPなどの鮫に関係する生物及び物品に近づけないでください。
SCP-2404-JP-A-17
説明: 20██年に発見された実体。虚無僧に酷似した服装で性別・年齢共に不明。財団に対して"犀賀 七巳"と名乗りました。対象は未知の金属で構成された小舟に乗り流れ着いてきましたが、財団に対して名乗った後強力な閃光とともに消失しました。特筆すべき点としては対象が消失した瞬間周囲のHm値が3██ Hmまで引き上がったこと、そして対象が消失した後に████海岸にて一枚の和紙が発見されたことが上げられます。和紙には以下の文章が筆で綴られていました。
暁が黄昏ヲ喰ラウ刻。日、出国ノ栄光ガ永久ニ在ランコトヲ。
回収された小舟と和紙は現在サイト81██にて保管されています。また、現在対象と要注意団体"犀賀派"の関連性を調査中です。
SCP-2404-JP-A-21
説明: 20██年に発見された実体。割烹着の日本人男性。年齢は21歳で、財団に対して"寿 司"コトブキ ツカサと名乗りました。対象はインタビューにて「スシブレード8に使う魚介を捕っていた」と供述しました。さらに自身は「おめで鯛寿司」の使い手であり、運命に導かれたスシブレーダーだと供述しています。全く意味不明です。
SCP-2404-JP-A-23 -24 -25 -26 -27
説明: 20██年に発見された実体。財団の機動部隊に酷似した服装の日本人男女五人。財団に対してそれぞれ、"軌雲 ██"9、"天ヶ原 ██"10、"青天目 █"11、"華魅 ██"12、"東照 █"13、と名乗りました。"対象"14は[編集済み]に酷似した潜水艦に乗り████海岸にやって来ました。"対象"の装備は標準的な財団機動部隊の装備を大きく改造したものであり、要所に標準的な機能のアップグレードや海上・海中での戦闘への最適化が確認されています。また、"対象"は自身らを海底サイト-81HT所属の機動部隊ん-3("銀の錨")と呼称しています。詳しい情報については【SCP-2404-JP-A実体リスト"完全版"】及び補遺のインタビュー記録を確認してください。
現在SCP-2404-JP-A-23 -24 -25 -26 -27は特例としてサイト81██で雇用されています。機動部隊ん-3("銀の錨")は科学部門におけるスーパーテクノロジーの情報提供。そして海上・水中における特別任務16にのみ出動することが許可されています。
- portal:6286008 ( 07 Apr 2020 06:11 )

読ませていただきました。
色々な人間が流れ着いてくる場所というアイデアは面白いですし、文章量も少し過多気味ですが適量の範囲内と思います。
クロスリンクですが、それを狙ったSCPとして構成されている点を鑑みれば適量に感じます。元ネタを知らない人間でも「なんか訳の分からん奴が来るんだな」で普通に読み進められる構成であれば問題ないでしょう。
ただ気になった点もいくつかありました。
戦闘艦関連者が多すぎる感じがしますね。特にA-6は財団所属の戦闘艦という点で最後のネタと丸被りであるため抜粋から外していいと思います。
代わりにA-2辺りに民間船舶所属者(漁船や石油タンカーなど)の例を1件挿入したほうがいいかと思います。「あーこういう普通のも来るんだな」と理解させるのは大事かなと。
あと、最後のインタビューに強い違和感を感じます。25件目なら別の基底次元の存在であることは予想できるでしょうし、何らかのKクラスシナリオが進行中の世界であっても話を聞けば理解の範疇のはずです。流石に敵と同盟中なのは驚いていいですし、当該団体が(こちらの次元の団体と同質のものなのかの確認として)どういった存在なのか問いただす位はしていいと思いますが。あと、未知の有用な技術に関する知識を持っている可能性が高いので、信用するにしてもしばらくは前線よりかは研究部門に配属したほうが良いと思いますね。
批評ありがとうございます。
いただいた意見を元に修正を行います。