闇寿司ファイルNo.XXX - 湯呑みの握り

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概論
湯呑みとは、正式名称を｢湯呑み茶碗｣という、湯茶を飲む為に用いる小型の茶碗である。職人によって織り成される美しい模様を有し芸術的な側面を持つ物もあれば、熱が伝わりにくく利便性に優れた物もあり、非常にバリエーションが豊富だ。材質は特殊な物を除けば基本はセラミックである。

湯呑みは我々スシブレーダーが常用する道具の一つでもある。ご存知の通り、スシブレードを回す際にはスシを割り箸に挟み、箸頭を湯呑みで強く叩くという動作が必須だ。湯呑みと割り箸無しでスシを回転させることは、余程の理由がない限り自滅行為に近いため、スシは持ってきたが湯呑みを忘れて回せない、といったことが無いようにしたい。

スシブレード運用

攻撃力

防御力

機動力

持久力

重量

操作性

湯呑みの握りは通常のスシと比べ重量が非常に高い。更に、円形の底面を活かした高速攻撃も可能なため、相手のスシを早期に撃破する事が可能だ。防御面では、セラミックの強度を活かし相手のスシの攻撃を正面から受け止め、物理法則のままに弾き飛ばすことが出来る。
が、その質量と速度のために持久力には乏しく、操作もかなりの腕前が必要だ。
先述の通り闇寿司、協会等の派閥を問わず、湯呑みはほぼ全てのスシブレーダーが有しているため、その気になれば緊急時に周囲のスシブレーダーから強奪し、自身のスシとして運用が可能な点も評価に値する。

他の活用方法

陶磁器は硬度は高いものの脆く、割れやすい。その点を活かし、地面に向けて湯呑みの握りを射出する事で、回転に乗せて広範囲に破片をばら撒き"撒菱"の様に運用する事が可能だ。靴を履いていない事の多い店内等で使うとより効果的だ。

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