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シャベル

SCP-XXXX-JP

アイテム番号: SCP-XXXX-JP

オブジェクトクラス: Safe

特別収容プロトコル: SCP-XXXX-JPはサイト-XXXXの低危険物収容ロッカーに収容して下さい。又、当該オブジェクトの異常性による過失を防ぐ為SCP-XXXX-JPと同じロッカーに別の物品を入れないでください。

SCP-XXXX-JPを使用して実験を行う際は、転送先を封鎖し、一般市民の立ち入りを禁じてください。又、人間を転送する事は禁止されています。

説明: SCP-XXXX-JPは異常性を有した園芸用こて1です。さじ部は一般的な鋼板が、軸部にはカシ(Quercus glauca)が用いられています。SCP-XXXX-JPの外見について特筆すべき点はありません。

SCP-XXXX-JPは人間が軸部を持ち、さじ部で物を掬いあげた時、異常性を発現します。掬いあげられた物はSCP-XXXX-JPがある場所の対蹠地2に瞬時に転送されます。

SCP-XXXX-JPによって転送されたものはそれ自身を特定できる情報を全て喪失します。人間やその他生物が転送された場合個体が所有していた記憶が喪失します。又、メディア媒体を転送した場合はデータの初期化が記録されました。

SCP-XXXX-JPは2002年4月1日、パラグアイのフィラデルフィアにおいて、事案1によって財団の注意を引き回収、収容に至りました。その後財団の研究員による実験の結果からSCP-XXXX-JPの異常性を「掬いあげたものを対蹠地に転送する」「掬いあげたものの内部に存在する個体の情報を消去する」と断定しました。

補遺1: 2002年10月18日 事案1を受けて財団がホセの自宅を捜査しました。彼の家にあったのは1冊の手記とホセの妻(ビアンカ・████氏)と息子(ミカエラ・████氏)が写っている写真1枚、僅かな食料のみでした。押収した手記の一部を抜粋します。

文書記録XXXX-JP-1

1988/3/15
・ミカエラからの連絡:「凄いものを見つけたから予定より2週間ほど帰るのが遅れる」
4年ぶりの再開が遅れるのは悲しいことだが、土産話を楽しみにするとしよう。

1988/4/20
・ミカエラの帰宅日:明後日
・「凄いもの」を持って帰ってくる
ミカエラは「凄いもの」に相当熱中している様だ。

1988/4/22 ←ミカエラ、4年ぶりの帰宅
・日焼けしていた
・「凄いもの」:スコップ←掬ったものを異次元に飛ばす代物
信じられない話だが、明日の実演が楽しみだ

1988/4/23
・スコップで掬った土が消えた
・ミカエラはスコップの話をする時いつも興奮している
スコップがとても怖い。

1988/4/24
・ミカエラは口を開けたらスコップの話をする
凄く不安になるが、ミカエラが楽しんでいるならそれでいいのかもしれない。

[この記載の後、1週間記載がありません。ホセの手記の中で記載が無い日はこの1週間のみです。]

1988/5/2 やる事
・消えたミカエラの現状を知る
・スコップの物を異次元?に飛ばす仕組みの解明
・異次元に関する情報
ハンマーで頭を思いっきりぶん殴られた気分だ。

1988/5/10
・図書館の本:成果なし
・インターネットの検索:成果なし
・警察への相談:やめた
何かしないといけないが、何をすれば良いのか分からない。

1988/5/16
・土、草、フォーク、ボールペン、ティシュペーパー:全て消えた
・全て異次元にとんだ?
手がかりが無い。ミカエラを助けることは可能なのか?

1988/5/18
・仮説:スコップで掬った物が異次元に行く=ミカエラの元へ届く
エンパナーダ3。ミカエラへ届くといいんだが。

1988/5/19
・送る物:脱出に使えそうな物、生活に必要な物、退屈を凌ぐ物、夏服と冬服、食料、家族の写真
スコップやら異次元やらの手がかりを探し続けるより、こっちの方がよっぽど現実的だ。
ミカエラに救いの手を差し伸べられるのは俺だけだ。
頼む、届いてくれ。

[以下の記載からSCP-XXXX-JPを使用して転送したと思われる物品の一覧が付け足されています。あまりにも数が多いので、本報告書では省略します。]

1989/11/27
・手がかり:無し
家が大分広くなったものだ。だが、俺は諦めない。ミカエラを助ける。

1989/12/9
・手がかり:無し
ミカエラに送る物資がカツカツだ。俺の給料をつぎ込むのも限界が近づいている。

1989/1/17
・手がかり:無し
・[編集済]4:成功
俺はとうとう犯罪者になってしまった。だが、これでいい。ミカエラの為だ。

[この日を境にSCP-XXXX-JPを使用した物品のリストの中に盗難品が含まれる様になりました。]

1993/2/29
・手がかり:無し
・[編集済]:成功
もう辛い やめてしまいたい

1993/5/17
・手がかり:無し
・[編集済]:成功
俺の行いは報われるのか? ミカエラは帰ってくるのか? 最近ずっとそんなことばっかり考えてる。
俺も弱ったんだな。決して諦めない そう誓ったはずなのにな 。

1993/6/5
・手がかり:無し
挫けそうな時は、ミカエラがスコップを持ち帰った時の話を思い出している。ミカエラはチームが帰った後も絶対ここには何かあると1人諦めず発掘調査を続けて、このスコップを見つけ出したんだ。異次元の脱出も諦めないはずだ。それなのに、俺が先に折れて良いはずがない。

2002/3/30
・手がかり:無し
・[編集済]:失敗 ガキに見られた。懲役刑は免れないだろう
まだ、終われない。今もきっと、誰にも分からない遥か遠くで、ミカエラは走り続けているんだよ、ミカエラに救いの手を差し伸べられるのは俺しかいないんだよ。ミカエラは絶対絶対生きている。ミカエラは絶対諦めない。だから、俺も諦めない。

2002/4/15
俺達ならどんな壁も乗り越えられる。そうだろう?
待ってろ ミカエラ 今助けに行く

この手記を受けて、ミカエラ氏がパラグアイにてSCP-2018-JPの能力に巻き込まれたと断定し、台湾を調査した所、台中市の精神病院に入院しているミカエラ・████氏を発見しました。財団は彼を回収し、ホセと同様の処置をとっています。

補遺2: 以下は2003年█月█日、アルトゥール上席研究員がニコラス博士向けに提出したSCP-XXXX-JPに関する追加報告書です。

文書記録XXXX-JP-1においてミカエラ・████氏はSCP-XXXX-JPに関する重要な情報を有していた可能性があります。ミカエラ・████氏がSCP-XXXX-JPで掬いあげた対象が消失する光景を見て「掬いあげた対象が異次元へ転送される」と判断する事は不自然であるからです。

次項はSCP-XXXX-JPに関する調査・実験において、我々の興味を引く要素があったものの記録です。

提案を却下します。

SCP-XXXX-JPは現時点で特別収容プロトコルによってオブジェクトの管理が確立されています。現時点でDクラス職員の派遣等といった多額の予算を費やす実験は認められません。

空間SCP-XXXX-JP-aの存在の是非ですが、早急に存在すると決めつけるべきではありません。ミカエラ氏がSCP-XXXX-JPの異常性を「対象を異次元に飛ばす」と断定したのなら、そう思わせる手がかりがまだ地球上に存在するはずですし、実験記録XXXX-JPの携帯電話においてもまだ通話状態の携帯電話の追跡調査が不十分にも思えます。

仮に貴方の仮説が正しいとしたとしても、ミカエラ氏とホセ氏ですが、彼らはSCP-XXXX-JPの異常性に巻き込まれてから既に1年以上経過しています。ミカエラ氏に至っては15年以上も経過しており、彼らの意識がSCP-XXXX-JP-a内で生存している可能性は低いでしょう。又、Dクラス職員を派遣したところで彼らを発見できる確証はありません。

ニコラス博士


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