SCP-XXXX-JP 走る男

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アイテム番号:SCP-XXXX-JP

オブジェクトクラス:Keter

特別収容プロトコル:SCP-XXXX-JPを秘匿するため、SCP-XXXX-JPが出現する地域の周辺200mを封鎖します。封鎖には監視カメラと固定式機関銃を組み合わせたシステムを用います。SCP-XXXX-JPに関する全ての情報は捜索され、情報の規制と秘匿ならびに関係者への記憶処理の施行やカバースト―リー「超音速機の飛行」の流布を行います。

説明:SCP-XXXX-JPは、イタリアの都市████から42km離れた山中に出現する人型実体です。SCP-XXXX-JPの身長は170cm程度、金髪碧眼のコーカソイド系の男性です。通常時、SCP-XXXX-JPは特設の収容施設サイト-██内部を常に時速██kmで走り続けています。SCP-XXXX-JPはラテン語による会話が可能で、会話を行う際には停止して会話を行います。

SCP-XXXX-JPの異常性は、SCP-XXXX-JPを視認した時に発現します。SCP-XXXX-JPを直接または電子媒体などから間接的に視認すると、SCP-XXXX-JPの位置から半径20km圏内の人間は刑罰に関する事象について極端に忌避し、刑罰を受刑している存在を解放するべきである、という強い衝動に駆られるようになります。衝動の強さは、暴露者の性格によって若干の変動が見られ、「人間不信」とされる者であるほど暴露し辛いとされています。

SCP-XXXX-JP自体は現時点では収容に協力的であり、財団職員がSCP-XXXX-JPの影響下に入ってSCP-XXXX-JPを解放しようとした際にはそれを拒否しています。ですが、SCP-XXXX-JPの特性上、SCP-XXXX-JPが脱走を試みた際には他のSCPオブジェクトの連鎖的な収容違反などの甚大な被害を引き起こす可能性が高いため、SCP-XXXX-JPの収容施設はコンピュータによって遠隔で制御されています。


インタビューXXXX-01の音声記録:

質問者: ███博士
回答者: SCP-XXXX-01

<記録開始>

[████████ █████時間、研究区画██]

███博士: こんにちは、XXXX。こんにちは、XXXX!止まってくれませんか?

SCP-XXXX-JP: …現代人よ、なんの用だ?

███博士: SCP-XXXX-JP、気分はどうです?

SCP-XXXX-JP: そんなものは何百年も前に忘れてしまった。そうだ、あの時もこんな夕日だった…。[長い溜息]

███博士: あの時?

SCP-XXXX-JP: そうだ。私がこのように走り続けるのは、私の友人への贖罪のためだ。だから私は走り続けなければならん。

███博士: 友人、ですか?詳しく聞かせてもらえますか?

SCP-XXXX-JP: いいだろう。彼…████████は私の幼馴染だった。私の唯一無二の親友だったんだ!あれは…今よりも遥か大昔、このあたりがまだ草原だった頃だ。私は友人を救うために一路走っていた。かの暴君に、人の真心を見せてやるためだ。

███博士: 暴君?

SCP-XXXX-JP: そうだ。名前は█████、と言っただろうか。奴は人のことを信ずることができぬ、などと抜かしていた。私は彼の目を醒まそうと、そして友人の心に答えようと走っていたんだ。だが…だが…[聞き取り不能]

███博士: 落ち着いてください、XXXX-JP。
[中断]
███博士: 落ち着きましたか?XXXX-JP。

SCP-XXXX-JP: あぁ…。遠い昔に忘れたことのはずだったが、今でも私は昨日のように思い出すことができる…。ああ、████████よ!すまない、████████!私がもう少し速く走れていれば君は…[SCP-XXXX-JPがひどく取り乱した様子で再び駆け出す。SCP-XXXX-JPの速度はマッハ██に達し、衝撃波で収容施設が一部破壊される。]
<記録終了>


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  1. portal:6184014 (04 Mar 2020 03:00)
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