SCP-XXXX-JP サラダボウルの底の悲鳴
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財団記録・情報保安管理局より通達

当該文章は発見当時の文章を加工せず記載しています。

— RAISA管理官、マリア・ジョーンズ

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憂鬱げに伸ばされた目もまるで自分が被害者であるかのように咲くドクダミの花も憎々しく思えて、貴方はバタフライナイフに手を伸ばした。脊髄がぽきりと折れるあの音を忘れてしまったのかい?

虹色の赤子は、螺旋のみを残しと脳内麻薬と海を一つにした。クミンとコリアンダーの咲き誇るレースカーテンが鈍色の炎を上げて燃え盛っている。: 無意味な乳白色の花畑にも、無価値な心底からのアンラブコールにも、もう僕は目くじらを立てなくなっていた。酔って口づけするにしても、まだいい相手がいるだろうが、もう僕にはシチリアレモンを呪うしかなかったのだから。

かつて君たちが当たり前のようにパンを分けあっていたように、あの哀れなパイになった野ウサギも空を飛ぶのを夢見て、ネオンの底へ叩き付けられたのだろう。: 六角形の連なる芸術の果ての彩に最もよく絡むのはグランドピアノの旋律であると皆が唄うせいで、光は岩へと消えた。落ちた水瓶の底の肉の一遍までも絞り上げるように。

貴方が見つめるそれは、きっと冬の夕日より繊細であり、尚且つ甘い夜想曲の幻惑のごとく貴方を貫くだろう。本当にそれを望むのなら、本棚の奥深く、共有された深層意識にでも逃げてしまえばいいのに。: 夢見るセイレーンの旋律とバターにまみれた灰色の遺骨にささやくべき物語はきっと、あの夢の果ての蕩けるような肉塊の姿形なのだろう。いくら幻想を見ても、脳内にへばり付く六本足の幻覚にはもう歌しか聞こえなくなってしまった。翡翠色の魚も、忘れられない恋の香りも、全部自分のショーウィンドウには無く、なおかつ美しくてたまらなかった。

一欠片のスターゲイザーパイと、胎児の夢と、折り重なる悪意のクインテット。あなたが殺したものは金の斧か、それとも吟味されたローストカシューナッツ?: 掴むには重すぎる悔恨の感情は、羽化し醜い蛾となって宛もなくアルカディアを目指し腕を伸ばす。踏み躙られる覚悟も勇気も、はるか昔に千切れてしまっているのに。歪んだ森もその果ての影も、愛するにはあまりにも僕の目は悪過ぎる。

星が光るあの日に君とした約束も水子のミルフィーユも、黒く塗りつぶされて。その集光板の反射に映る青い空は、一体何光年果てにあるだろう。願ったはずの楽園は、もう煮蕩けてほどけた。: [SCPオブジェクトに関する補足情報]

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  1. portal:6144139 ( 22 Feb 2020 11:18 )
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