SCP-2866-JP改稿案(未完成)
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不自然に内容が途切れている部分は現在執筆中です。できるだけ早めに更新しますのでご了承ください。


アイテム番号: 2866-JP
レベル3
収容クラス:
esoteric
副次クラス:
archon
撹乱クラス:
amida
リスククラス:
critical

特別収容プロトコル

SCP-2866-JPは異常性の発現方法が非常に限定的であり、高確率で異常性が発現せずに非異常性の人型実体と何ら変わりなく一生を終えます。そのためSCP-2866-JPは通常は収容されず、財団のクラスA監視対象としてサイト81管区のエージェントが交代制で監視に当たります。SCP-2866-JPのさらなる異常性の発現を確認した場合、前もって指定されたサイトへと連絡してください。以上の特別収容プロトコルの確立により、「SCP-2866-JPは収容は可能ではあるものの収容する必要性がない」と判断され、Archonのオブジェクトクラスが割り当てられました。

説明

SCP-2866-JPはK-クラスシナリオが発生した際にこの基底宇宙全域に届く曲を演奏するピアニストです。
SCP-2866-JPは千葉県柏市出身の蛇小野 円だこの まどかであると主張しますがサイト81管区には蛇小野という名字は存在しません。また、SCP-2866-JPは文化的、歴史的に細かい違いはあるものの、一般的な日本の成人と同等の一般的知識を有しています。そのため異常存在に対する知識は皆無ですが、特筆すべき点として自身の異常性を理解しており「世界の終わりを何度も見た」と財団が収容している、もしくは財団が確認していないオブジェクトが将来的に齎すであろうK-クラスシナリオの主観的な全容、並びに財団についての断片的な知識を複数にわたって証言している点が挙げられます。
以上の調査結果により彼女がK-クラスシナリオが発生した平行世界の宇宙次元から出現したのではないかという仮説が提唱されています。この仮説を補強する実験的根拠は現在得られていません。
SCP-2866-JPの証言によると、異常性が付与された自身のピアノの音色を聴いた知性体は例外なく「穏やかな気持ち」になるとされ、一部例外的なケースは存在するものの、自身の行っている行動を中止し、椅子に座る、その場で寝転がる、目を閉じて音色に聴き入る、体を揺らしてリズムを取るといった行動を起こします。しかしK-クラスシナリオ発生の原因となったオブジェクトは例外的にSCP-2866-JPの異常性に曝露されず、最終的にSCP-2866-JPは不明な方法で自身の損傷を無効化した後に別の基底宇宙世界へ転移します。この証言からSCP-2866-JPは直接的なK-クラスシナリオへの対抗手段は有していないと判断され、SCP-2866-JPのThaumiel運用案は却下されています。
SCP-2866-JPはK-クラスシナリオを誘発するオブジェクトの影響を受けないのではないかとする仮説が挙がっていますがSCP-2866-JPはこれを否定しています。またSCP-2866-JPは財団の保持しているあらゆる記憶処理の方法に対して高い耐性を見せますが、これは高頻度の記憶処理の結果対象の人体に発生した抗体によるものであり、本来はありえないことですが、理論上は異常性によるものではないことが判明しています。

補遺

SCP-2866-JPは2866/11/27にサイト-8100の入口付近にて大規模なヒューム値の変動と共に突然出現し、警備員にその身柄を確保されました。発見当時のSCP-2866-JPは身体的な損傷は見受けられなかったものの、心的外傷により警備員の補助無しでは立てない状態でした。この心的外傷は現在は幾らか解消されているものの、SCP-2866-JPの過去の経験により重度の心的疾患があることを担当職員および監視担当のエージェントは留意してください。


インタビュー記録



日付: 2866/11/30
質問者: 汐目博士(所持クリアランス3)
対象: SCP-2866-JP


インタビュー開始

汐目博士: それではインタビューを開始します。まずあなたの異常性について説明を

SCP-2866-JP: 私は6歳のときから13歳まで千葉県柏市のピアノグレード教室に通っていました。ピアノ自体は教室の中では平均的な上手さだったと思います。中学2年生に進級するときに、突然体中が真っ黒になって死んだ人が外国で出たってニュースがありました。そこからはあっという間でした。1週間経たないうちに地球に人の住める環境はほとんどなくなって、真っ黒が取れなくて生き残った人たちは暴動を起こしました。それで死にそうになったときに、最期にピアノが弾きたいなあって思って、真っ黒になった指で家の電子ピアノを意識がなくなるまで弾きました。次に意識が戻ると、私は知らない外国の路地裏に倒れていました。体中についてた真っ黒は全部取れてて、その時は私助かった?としか思いませんでした。

汐目博士: (数秒の沈黙)これは私の主観ですが、1つの話題についてどんなに仲が良い人間が話し相手だとしても、そんなに詳細に話し続けられはしません。ましてや我々は初対面です。

SCP-2866-JP: 疑ってるんですね。でまかせ言ってるって。

汐目博士: そうだとは言ってません。先ほどの証言からするとあなたは「ピアノを演奏することで別の平行世界に転移する」という異常性を持っていると。

SCP-2866-JP: 部分的にはそうです。そしてその異常性もあなた達で言うK-クラスシナリオが発生しないと使えません。

(数分の沈黙)

汐目博士: どこで、その単語を知ったのですか。

SCP-2866-JP: 何度か飛ばされた世界であなた達と同じ組織に捕まったことがあります。何なら職員って肩書きで利用されたことも、裏切られたこともあります。その時に。

汐目博士: 別世界の財団を知っていると?

SCP-2866-JP: はい。あなた達のせいで毎回世界が滅んでいるんですよ?嫌でも覚えるに決まってるじゃないですか。

汐目博士: あなたの言う「財団」は別次元の存在で、我々は関与していません。

SCP-2866-JP: 口ではなんとでも言える。でもどうせあなた達も失敗するんだ。

(SCP-2866-JPの語気と呼吸が激しくなる)

SCP-2866-JP: 私知ってるんですよ。あなた達が捕まえてるオブジェクトって存在が暴走だかなんだかしちゃって、その度に私は地獄を見てきた。

SCP-2866-JP: だから私はピアノを弾くんです。何十回も、いや何百回も地獄を経験して私が持ってる力が何なのかはっきり理解できてる。どうせここも駄目になるんだし教えてあげます。私がピアノを弾くと宇宙中のみんながうっとりした気分になるんですよ。どんなに暴れてる人だって、動物だって、宇宙人だって、みんな自分の手と足を止めて思い思いに座ったり、寝転がったり楽な姿勢で私が死ぬか気絶するかまで私のピアノに聞き入るんです。

SCP-2866-JP: いや、言いすぎちゃった。例外もあるかな。世界崩壊の張本人とか、オブジェクトの影響を受けちゃった人とかには私のピアノは届かなかった。だから私は破滅は止められない。ただそこまでの道を整備することしかできない。

汐目博士: なら、どうしてあなたは生き続けて…

SCP-2866-JP: 先生にはわからないとは思いますけど、大抵の人って苦しみながら死んでいくんですよ。苦しみながら死んでいく人を見るのって、吐いちゃうくらい不快なんですよ。だったら、笑いながら死んでくれたほうが、微睡むみたいに死んでくれたほうが、見送る側としても好都合じゃないですか。

(SCP-2866-JPが更に精神的に不安定になる。)

SCP-2866-JP: それに、さっきも言った通り私だけは別の世界にワープするから助かるんですよ。極論私が死んじゃったら世界が本当の本当に終わるじゃないですか。私が犠牲になるから世界には生きてほしいって、その先の世界で生きられないなら心中も同然じゃないですか。ただでさえひとりで死ぬのすら怖いのに、(嗚咽)そんな勇気私にはないよ。私には別の世界を食いつぶしてちょっとの延命しかできないのに。

汐目博士: 冷静になってくださいSCP-2866-JP。

SCP-2866-JP: ねえ先生、先生のクリアランスはいくつですか。

汐目博士: (数秒の沈黙)それを聞いてどうするつもりですか。

SCP-2866-JP: だって、ねえ。(自暴自棄に笑う)世界を殺すオブジェクトって大抵が高いクリアランスがないと知っちゃいけないじゃないですか。記憶処理だって脳に負荷がかかるからそう何回もできるわけじゃないし、その反応だとK-クラスシナリオに関する情報どころか、名前すら聞いたことないんじゃないですか。もっと偉い人呼んできたら詳しいことを話してあげますよ。

(この後、SCP-2866-JPは汐目博士のいかなる質問にも回答しなかった。)

インタビュー終了
































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ページ情報

執筆者: EianSakashiba
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最終更新: 04 Oct 2020 16:21
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