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特別収容プロトコル
職員全員に即刻の通達。外宇宙より観測されたSCP-████が活性化、地球に向けた敵意を確認した。宇宙由来のオブジェクトを防衛するために我々が所有している人工衛星は全て撃ち落とされた。そのうちの3機がそれぞれスペイン、日本、ブラジルの主要都市に落下。甚大な被害が発生している。SCP-████の異常性に曝露した存在も地球上で3割、いや4割確認されている。諸君の知恵と勇気と行動が必要だ。SCP-████をTiamatクラスに指定する。
SCP-XXXX-JPは標準的人型収容室に収容されます。SCP-XXXX-JPはオブジェクト判定を受けたにも関わらず、その異常性は明らかになっていません。
現在、反ミーム部門の主導によりSCP-XXXX-JPの異常性、SCP-XXXX-JPが異常性を発生させる時期の法則性を解明中です。
SCP-XXXX-JPの異常性が理解できました。収容の必要はありません。いいえ、我々人類のために収容するべきではありません。よってオブジェクトの存在は全職員に公開されました。また、特別クラスであるArchonが付けられました。
説明
現在、世界人口の約64.9%がSCP-████の異常性に曝露。まだ異常性に曝露していない人々の為に全サイトを部分的に開放。緊急の治療チームを編成して救助に当たって欲しい。また、SCP-████の無力化及び一部のThaumielオブジェクトの使用を許可。たとえSCP-████を破壊してでもこの世界を守り切る。
SCP-XXXX-JPは何らかの反ミームを持つ曲を演奏する体の半分が機械仕掛けのピアニストです。 いや、分からない。ひょっとするとピアノを弾く間に、彼の体から反ミームを発生させているのかもしれない。 彼 もしくは彼女 ピアニストは財団に確保される以前はアメリカ合衆国ネバダ州の生まれであるヒュース=ウォグスとして生活していました。
ピアニストが弾くピアノの音色は しばしば 満場一致で「寂寥感」「物悲しさ」「終幕の時」を感じるとされています。 私も感じます。昼とは真反対の寒さの夜の砂漠のような。エンドロールが終わり、照明が付き、席を立たなくてはいけない映画の時間のような。
この音色を聞くと、人は皆自分の手を止めます。足を止めます。思い思いに座ったり、寝転がったり楽な姿勢でその打鍵音に聞き入ります。 例え隣人が倒れようと、津波が大陸を飲み込もうと、ヒトには理解できない存在が地球を滅ぼそうと、その安らぎを受け入れます。
なぜ何もしない。なぜ立ち向かわない。君たちは影の中で死に無辜の人々を守るとその身に刻んだはずだ。「異常」が眼前に迫っているのに、なぜ君たちはその手を止めるんだ。我々にできることはまだあるはずなのに、なぜ目を背けるようにじっとしているのだ。
これがピアニストの持つ異常性であることはわかりました。ですが、なぜピアニストが我々に曲を聴かせるのか、その真意は不明です。少なくとも反ミームを有していることは判明していることから、ピアニストは我々から何かを隠したがっているのでしょうか?ですがそれを知る必要はないでしょう。だってこんなにも穏やかな気持ちにさせてくれるのだから。
SCP-████をApollyonクラスに再指定。我々は最初から立ち向かうことすら許されなかった。我々は最後までその理念に殉ずることすら出来なかった。
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- portal:6139370 ( 21 Feb 2020 13:55 )
