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アイテム番号: SCP-2982-JP
オブジェクトクラス: Safe
特別収容プロトコル: SCP-2982-JPには活性化する時間帯である20:00~21:00の間にカバーストーリー「清掃中」を流布してください。また、異常性が変化する可能性を考慮してスーパー「ファイン」柏原店には定期連絡用のエージェントを潜入させ、監視カメラの映像を近辺のサイトで監視してください。
説明: SCP-2982-JPはスーパー「ファイン」柏原店の2階に設置されている男子トイレ、または女子トイレの個室です。20:00~21:00の間、SCP-2982-JP内部に人間が侵入して1分以上経過すると異常性が発揮されます。
異常性が発揮された場合、周辺に該当する人物が存在しないにも関わらずSCP-2982-JPの外部から女性の声で「けんちゃん、もう帰るよ。」という音声が複数回聞こえます1。この時異常に曝露した人間は、声が聞こえる間はSCP-2982-JPから外に出てはいけない、物音を出してはいけないという非常に強い強迫観念に襲われます。この不明な音声が途絶えて約2分後になると前述の強迫観念は消え、自分は早く家に帰らないといけないという別種の強迫観念に襲われます。この二つは向精神薬の投与や財団の技術を以てしても緩和の傾向は殆ど見られません。
曝露者が「ファイン」を退店したと同時に、帰宅した曝露者の家に体格が人間の幼児に酷似した不明な実体が出現します(以下SCP-2982-JP-1と呼称)。SCP-2982-JP-1は体表に一切の凹凸が存在せず、また全体的に滑らかで赤みがかった膜に覆われています。またSCP-2982-JP-1は曝露者の自宅の中でトイレの水に浮かんでいることが最も多く、トイレが設置されていない家や賃貸住宅などでは風呂場や洗面所などの他の水場に出現します2。
SCP-2982-JP-1を水場から遠ざけた場合、SCP-2982-JP-1は幼児の声で「あれ買うて欲しかったのに、あれ買うて欲しかったのに。」と絶叫します。異常性に曝露した人間3はハサミや包丁などの近場にある刃物を手に取り自身の両手両足の爪を剝ぎ取ります。この時対象となった人間は一貫して「この手や。この手がいけんのや。」と発声しながら作業を完遂します。
爪を全て剥ぎ取った瞬間にSCP-2982-JP-1は消失し、最後にSCP-2982-JP-1が存在した地点にはスナックやチョコレート、駄菓子などといった種類の菓子が出現します。一般的に安価なものが出現する傾向にあり、固体と液体が混ぜ合わさった人間の排泄物に塗れて出現します。この菓子自体に異常性は存在しませんが、排泄物の遺伝子鑑定から一致する人間は存在しないことが判明しています。
補遺: ████/██/██、サイト-81R3にてDクラス職員を曝露者としたSCP-2982-JPの異常性を確認するための初期実験が行われました。途中までは確認されている異常性と同様のものが再現されましたが、曝露者となったDクラスはかつての自身の居住宅ではなくサイト-81R3に帰らなくてはいけないという強迫観念に襲われました4。それと同時にサイト-81R3にて収容されていたSCP-████-JP、SCP-████-JP、SCP-████-JPの表面に隙間なく大量のSCP-2982-JP-1が覆うように出現しました。職員の発見と同時に出現した全SCP-2982-JP-1個体が一斉にかつ同じタイミングで
「隠すな。寄越せ。隠すな。寄越せ。」
と不明な女性の声で発声しました。この不明な異常性によりSCP-2982-JPの異常性を把握していなかったSCP-2982-JPの研究チーム以外の財団職員、Dクラス職員、機動部隊計27名が自身の両手両足の爪を剥いだことにより重傷を負いました。
SCP-2982-JP-1実体は派遣された機動部隊により鎮圧、無力化されました。また救出されたSCP-████-JP、SCP-████-JP、SCP-████-JPは内部の水分がほぼ消失したことによる無力化が確認されました。この事件を鑑みて現在、SCP-2982-JPを使用した実験は認可されていません。
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- portal:6139370 (21 Feb 2020 13:55)
現状はDVです。主に補遺の部分で、ごちゃごちゃした印象を受けました。
ストーリー自体は、「不気味さ」、「得体の知れない恐怖」を出せていると僕は感じており、好める内容でした。特別収容プロトコルについても、矛盾はないと思われます。
以下は気になった点です。
"男子トイレ/女子トイレ"とするとそれらしいかと思いました("/"は表現として適切でないかもしれませんが、少なくとも男子トイレと女子トイレ、2つの単語を分けるようにはしていいように思います)。
どこか1箇所に"、"が欲しいと感じました。僕は、「この時異常に曝露した人間は、声が聞こえる間はSCP-2982-JPから外に出てはいけないという非常に強い強迫観念に襲われます。」としたいかなと。
この場合、"声が聞こえる間SCP-2982-JPから"というようにするのも良さそうです。
発生→発声ですかね。
"代わりに出現"という文は、代わりにがなくとも伝わるように見えるので無くしてしまってもよいかと。若干ですが読みやすくなると思います。
補遺に関して: SCP-2982-JP-1が大量出現する場面はなんとも言えないおぞましさがあり、好みです。しかしながら、ここで何が起きているのかが分かりにくいかなと。伏せられているオブジェクトも、外見、異常性などの特徴は欲しいと思ったりしています(考える上で、この辺りはヒントの提示にはちょうど良さそうに思えました)。
それと、機動部隊による鎮圧のシーンですが、ログ化して情報量を持たせてもいいと思います(入れるならば、背景が透けてくるような内容を……ですかね。上手く言えず、申し訳ないです)。現状補遺で起きていることがわからなさ過ぎると感じているため、ここで少し明かしてみるのはありかと。
以上です。
返信が遅れてしまい申し訳ありません。批評してくださりありがとうございます。ご指摘された箇所を修正いたしました。補遺に関しては良いアイデア少し思いつかないので少々考えさせていただきます。