つちのこは実在する
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アイテム番号: SCP-XXX-JP

オブジェクトクラス: Safe

特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPは標準的な爬虫類の収容と同様の方法によって収容を維持してください。SCP-XXX-JPは摂食行動を行わないため、エサを与える必要はありません。1日1回、収容が維持されているかを確認してください。餌として、1日2合の日本酒を与える必要があります。自動化された餌やり装置を利用してエサを与えてください。

SCP-XXX-JPに接触する人物は、「つちのこ」及び関する神話・伝説・伝承を認識していてはいけません。これらに関する知識を有している人物がSCP-XXXに接触する必要がある場合は、適切な記憶処理を受けなりません。

説明: SCP-XXX-JPは体長約30cmの蛇に類似した生物です。一般的な蛇に酷似していますが、胴の中央部が顕著に膨れている、通常の蛇類にみられる「蛇腹」が存在しない、通常の蛇類に存在しない瞼が存在するという特徴があります。また、腹側には「試作品「つちのこ」-日本生類創研認識生物部(仮)」という刻印が存在します。

身体的特徴以外には、食事を摂取しないにもかかわらず、通常の生物と同様に生存しているという特徴があります。どのような方法でエネルギーを摂取し、生命活動を維持しているかは不明です。日本酒をエネルギーとして活動していますが、その代謝の原理などは不明です。

発見経緯:2017年8月19日、登録制のSNS上において、「木村 小弥太」という人物が「つちのこ」をペットとして飼育しており、その画像を継続してアップロードしていたことが、同SNS上で話題となっていました。財団が画像を精査したところ、腹側に「試作品つちのこ-日本生類創研認識生物科(仮)」という文字列が確認されたため、日本生類創研との関りがあると想定され、木村氏に接触し、回収に成功しました。既にSNS上で拡散されていた画像については、カバーストーリー「フェイク画像」を適用しました。

以下は、SCP-XXX-JPの所有者であった木村小弥太氏のインタビューログです。

インタビュアー:田角研究員
対象:木村氏


インタビュアー:それでは、これよりインタビューを始めます。よろしくお願いします。

木村:はいはい、よろしくね。

インタビュアー:それでは、単刀直入にお伺いしますが、こちらのSCP-XXX-JP、あなたが「つちのこ」と呼ぶ生物をどのようにして入手したかを教えてください。

木村:これね。日本生類創研さんから買ったんですね。珍しい生物だと思ってね。私はね、結構レアな動物が好きでしてね、珍しい生物を結構集めてね、ペットにしてるんですね。タスマニアデビルでしょ、バーバリライオンでしょ、それから

インタビュアー:余計なことは今はおっしゃらないでください。

木村:冷たいなぁ。でもまぁ、日本生類創研からは色々珍しい生物を買ってますからね。お世話になってますね。カタログを見てると本当にわくわくしますね。

インタビュアー:どのような経緯で日本生類創研と関係を持ったのですか。

木村:人づてに紹介されましてね。私が起業した頃からの付き合いになるね。

インタビュアー:木村さんは現在の個人輸入業を始めて23年になります。ということは、非常に長い付き合いですね。

木村:自分でいうのもなんだけどね、結構な上客なんじゃないですかね。

インタビュアー:なるほど。では、このSCP-XXX-JPを購入したのはなぜですか。

木村:これは、そうそう。定期的に製品カタログを送ってもらってるんだけどね、いつもは郵送なのに、その時は最新版をわざわざ持ってきてくれましてね。それで、見たことない顔だったんだけどもね、まぁその人から、試供品だってことでね、格安で売ってもらったんですね。

インタビュアー:何故あなたに試供品としてSCP-XXX-JPを売却したかなどの理由について、何か言っていましたか。

木村:よくわからないけどね、新規事業立ち上げに伴うテスト製品だってことだそうですね。安全性の確保をテストするとか、そういうことじゃないですかね。治験とかあるでしょ。あれみたいな感じですよ、多分ね。

インタビュアー:それでは最後に、何故SCP-XXX-JPの写真をSNS上にアップロードしたのでしょうか。

木村:うーんと、なんていうか、これってつちのこですよね?つちのこっていったら都市伝説っていうか、伝説上の動物っていうか、ともかく、そういうものじゃないですか。そんな、空想上の生物を手に入れられたっていう嬉しさというか、これは小さいつちのこだけど、空想上の生物が実際ここに生きてて、それを飼っているっていうと、なんか優越感があって自慢したくなったんですね。

インタビュアー:ありがとうございました。インタビューはこれで終了します。

以上のインタビューと、木村氏が長年日本生類創研との関係を維持していることを踏まえ、木村氏には今後も継続して日本生類創研とコンタクトを取ることを認める代わりに、日本生類創研から送られてくるカタログを含めた情報を財団に送付させることにしました。これにより、日本生類創研の動向を把握することがより容易になるものと考えられています。

補遺1:間藤研究員がSCP-XXX-JPに日本酒を与えたことにより、SCP-XXX-JPは摂食行動を開始しました。具体的には、日本酒を餌として摂取するようになり、適切な量の日本酒を飲まない場合には、衰弱するようになりました。これは、SCP-XXX-JPが日本酒を摂取したことにより、当該オブジェクトの性質が不可逆的に変化したことを示すと考えられます。

間藤研究員がSCP-XXX-JPに対して日本酒を与えた理由として、間藤研究員は、「つちのこ」は日本酒を飲むもの認識していたため、それを与えたと回答しました。調査により、一部の伝承では「つちのこ」は日本酒を好むとされていることが確認されました。

このインシデントから想定されることとして、接触する人物が「つちのこ」に関する情報を把握している場合、当該人物が保有している「つちのこ」に関する知識に応じた性質を獲得することが挙げられます。一部の伝承では、「つちのこ」は猛毒を持つとされていることを踏まえ、オブジェクトが変化することを避けることを目的として収容プロトコルが改訂されました。

補遺2:

財団が日本生類創研に潜入させていたエージェントによりもたらされた音声記録の中に、SCP-XXX-JPに関するものと思われるデータが含まれていました。以下に、必要となる部分を抜粋し、書き起こします。

以上の音声記録から、日本生類創研では「認識生物部」なる部門が設置された可能性が指摘されます。詳細は現在調査中ですが、 SCP-XXX-JPと同様、伝説上の生物を生み出していることが推定されます。

補遺3:2018年1月4日、木村氏宅に日本生類創研から年始の挨拶状が届きました。この手紙には、日本生類創研の2018度の製品カタログと「今仁 龍」なる人物からの文書が同封されていました。以下に、当該文書を添付します。


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