SCP-XXXX-JP - 仲間たちに光あれ！

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クレジット

タイトル: SCP-XXXX-JP - 仲間たちに光あれ！
著者: Low rain
作成年: 2023

アイテム番号: SCP-XXXX-JP

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: SCP-XXXX-JPはサイト-6541の約60㎥の収容室に収容されます。収容室は300ルクス以上を保つように照明が天井及び床の四隅に設置されます。照明の修理もしくは交換をする際にはDクラス職員三名以上に懐中電灯を持たせ、室内を照らしながら行ってください。また、交換作業を行ったDクラス職員は終了処分されます。

説明: SCP-XXXX-JPはサイト-6541にある収容室内に存在する不可視性の生命体群です。SCP-XXXX-JPの発見経緯及び収容経緯は現在不明です。SCP-XXXX-JPは300ルクス以上の空間では非活性化しますが、一日に数度、付近にある光源を破壊します。SCP-XXXX-JPの光源への影響は広く、サイト-6541すべての光源が破壊される事例が確認されています。SCP-XXXX-JPが活性化している際に同じ空間内にいる人物はSCP-XXXX-JPを視認することが出来ます。SCP-XXXX-JPを視認している人物は、社会的行動障害、記憶障害等を発症します。SCP-XXXX-JPに影響を受けた人物はSCP-XXXX-JP-2と呼称されます。SCP-XXXX-JP-2の約60%はSCP-XXXX-JPにより殺害されます。SCP-XXXX-JP-2の死体には一切の損傷は認められない為、死因は不明です。また、生き残ったSCP-XXXX-JP-2は社会的行動障害、記憶障害等は見られませんが、付近にSCP-XXXX-JPの影響を受けていない人物が居た場合、その人物にSCP-XXXX-JPの影響下へ置くために行動します。

対象: サイト-6541に所属する浅草博士

インタビュアー: サイト-████から派遣された██博士

付記: 現在、██博士及び護衛していた３名の職員が行方不明です。

<録音開始>

インタビュアー: よろしくお願いします。

浅草博士: よろしくお願いします。

インタビュアー: 今回はインタビューに応じていただき、ありがとうございます。今回の目的なのですが、報告書内に記されている、SCP-XXXX-JPの発見経緯及び収容経緯は現在不明です。 という部分についてです。

浅草博士: なるほど。確かにそう書いてあります。そもそも、SCP-XXXX-JPがいつから収容されていたのかすら我々は把握していません。

インタビュアー: …つまり、気づいたら収容していたと？

浅草博士: はい。それ自体異常性の一種なのかもしれませんが、確証もないのです。

インタビュアー: なるほど。それ自体を記載するべきだったと思いますが…？

浅草博士: はい。現在、05によるSCP-XXXX-JPの異常性についてのディベートをここ、サイト-6541で行う予定です。その際に頂いた意見を元に追記する予定です。

［ヘンデルの「メサイア」が放送される］

インタビュアー: おや？何かの時報でしょうか。

不明: 仲間たちに光あれ！

［施設全体が停電する］

<録音強制終了>

終了報告書: このインタビューを受け、サイト-6541への立ち入りは禁止されています。また、付近の電灯などが破損する被害が起きています。インタビューを受け、05への要請は即時却下されました。