このページの批評は終了しました。
このページは非推奨です。この場所からページのincludeを行わないで下さい。代わりに、以下のコードを使用して下さい:
[[include :scp-jp:theme:black-highlighter-theme]]
実際のページはこちら。
同期の友人が殉職した。
死因は後頭部への銃撃による頸椎損傷。犯人は百歩蛇残党。狙撃任務中のことだったらしい。
『ロード2より“四ツ角”実働斑へ。2名の計測機器のすべてが機能していないようだ。こちらには無人の館内映像しか送信されていない』
神奈川県。深夜11時。横浜市中央図書館、3階。
『ロード4より“四ツ角”。先程報告した通り、所定ポイントから本棚を六つ挟んだ位置で“レンジ”が彷徨いているのを目視で確認しているが……確かにカメラには写っていないようだ。赤外線暗視装置も同時に無効化しているらしい。VERITASスキャンは、レンジの向こう側にいるロード3のみ検知している。足音や本をめくる音はそちらに届いているか?』
兵舎周辺の呑み屋事情にやたらと詳しい奴だった。教官との殴り合いに勝手に乱入してきて、受ける必要のない指導を得意気に受けるような馬鹿で、この世界に足を踏み入れてから最初にできた友人だった。
『送信されていない。ロード3、そちらの機器は』
「……ロード4同様、レンジやその所有物だけが検知できていない。手に取られている本も一緒に認識できなくなっているらしい」
死に対する感覚の麻痺が、今の俺を救ってくれている。昔の俺ならこんな風に動けなかったはずだ。今回の作戦の中核を担う“ヤシオリ”の班長も、恐らくは同等か、それ以上にドス黒い負の感情を背負っているのだろうか。
『窓の外を飛んでいたカラスに反応したところを見るに、ホログラムや幻術の類ではなさそうだな。今は本を……手にとって何かを捜しているように見える。リュックサックから飛び出てる触手が何なのかは判別不能。ロード3、そちらの位置から精密スコープで奴の手元を探ることはできるか?』
……駄目だ。暗すぎてタイトルの一文字すら確認できない。暗視モードに切り替えても、今度は本ごとその全身が消えてしまう。どうなってんだこのびっくりドッキリ人間は。
「確認不能」
『……了解。ロード3、ロード4両名は本棚1つ分前進して評価任務を続行。スーツと消音ブーツを信じろ。“マスク”があるとはいえあまり大きな声は出さないように』
「ロード3了解。前進して評価任務を続行する」
『ロード4了解。同じく前進、評価活動を続行する』
先輩と俺はまだマシな方だと思いたいが、班長……ロード2は足立区のポータルを炙り出していた頃から、臨時作戦本部のお偉方にヤシオリの内部事情を通達されたあの日から、まともに眠れていないはずだ。正直休んで欲しい。休んで欲しいからこの一件もさっさと片付けたい。アイツの墓参りだってまだ済んでないんだ。
『──ロード4よりロード3』
先輩に呼び止められた。集中できていないのがバレたのかもしれない。
『レンジが、評価対象が止まってるように見えるのだが、そちらは?』
「はい?止まった?」
『動いているか?瞬きや多少の揺れは確認できるか?』
評価対象を再度観察する。
目が釘付けになった。この至近距離で異常現象を観測した経験がなかったからかもしれない。久々に、息を飲むほど驚いていた。
文字通りの完全停止。オンラインの格闘ゲームでフリーズを起こしたアバターのように、レンジの身体はその動きを止めていた。嫌な予感しかしない。
「いえ、評価対象はさっきからずっと停止……微動だにしません、服も揺れてません。瞬きすら、してません。完全に、文字通り停止しています」
『こっちの存在を感づかれたかな。既に敵の攻撃が始まっているとも仮定できるけど、どうします?班長』
『即時撤退も視野に入れて距離をとれ。評価任務は続行する』
『了解。ロード3、見張ってるから先に後退しろ』
「了解」
ただ不穏に、時間だけが経過していく。
奴は、俺たちは今、何を見ているのだろうか。
9822評価班“四ツ角”。日本国内の“放浪者の図書館”に関する調査を一手に請け負う専門機関、“薔薇の名前”隷下の偵察部隊である。百歩蛇殲滅作戦の一件では、敵の主要拠点であった足立区のポケットディメンションの捜索と、その潜入方法の確立、大黒埠頭での百歩蛇の監視と援護要請任務などにも一躍買っている。
メンバー数は少数精鋭を基本とする極東支部の評価班の中でも更に少なく、現在は、鹵獲された異常物品の兵器転用プロジェクトを担う班長“ドク”、現場での瞬間的な異常性把握能力に秀でた新入りの“ビート”、小規模要注意団体構成員の調査、拉致、制圧を得意とする最古参エージェント“ミクラ”の3名しか在籍していない。ロード1の枠は数年前から欠員となっている。
「待ってくれ!君たちを攻撃するつもりはない!本当に話をしに来ただけなんだ!」
今にも誰かを刺し貫きそうな風貌の両腕を必死に振り回しながら、準人型植物実体は尚も停戦を呼びかけてくる。仕舞いには背中や前腕を覆い尽くしていた鋭い葉をすべて散らしてしまう始末だ。
油断はできない。ラムダがいつでも動けるように背嚢のジッパーをほんの少しだけ解放しつつ、レンジは戦闘体制を維持しながら2、3歩ほど後ずさりした。
「武器は降ろさん。用があるならその場から動かず手短に話せ。この距離を数ミリでも縮めたら脳天を叩き潰す」
『あっ、待って!ちょっと待ってレンジ!この人は大丈夫だから!ほら、この魔術って……』
「察しがよくて助かるよ。久し振りだね、2人とも」
疑念を以てハンマーを構え続けるレンジを、今度はラムダが制止し始めた。どうやら本当に攻撃するつもりが無いらしい。レンジは背嚢の中に聞き返す。
「アイツ知り合いなのか?」
『あのさァ』
「んーここまで気づいてもらえないと流石にちょっと傷つくな……声も姿も違うから仕方ないけどさ……」
『アレンだよ。今はあの植物を媒介にして私たちとコンタクトを取ってるっぽい』
「ああ、小さいのと一緒にいた精霊使いか」
『小さいのってアンタねぇ!?』
「ヒナと一緒にいる精霊使いだね。さっきから何回か言ってるけど、今日は話があってここに来た。それと、レンジはそれ以上後ろに下がらない方がいい」
メキメキと体を軋ませながら、植物実体は更に2本の脚を作り上げ、徐々にアレン本体に似た骨格のモノへと変貌してゆく。
「ゴーストたちには偽の視覚情報、聴覚情報を植え付けているんだ。結界の外に出たら確実に嫌なことが起きる。もうちょっとこっちに寄ってくれ」
「通りで連中が動かんわけだ」
ようやくハンマーが降ろされたのを確認した実体は、さっそく乾いた声で現状報告を始めた。
「ヅェネラルが死んだ」
衝撃のあまり小さく声を挙げてしまったラムダから目を背けるように、実体は“話”を続ける。
「レンジ、双刃は確実に君の手で殺めたんだね?」
「無論だ。死体の画像もそちらに送信したはずだが」
実体はレンジの右目……ボールペンが突き刺さった痕をまじまじと見つめ、俯いた。
「ならアレは別人ということになるのか。君たちの逃亡者リスト入りが決定した日、つまり君たちの失踪から2日後。両腕に黒い刃を装備した者を中心とする4人の白装束に、足立区のポータルが突破された。駐屯していた青大将のメンバーも含め百歩蛇は壊滅。今生き残っているのは私とシエスタ、パヴェルと龍三郎の4人だけだ」
『え……あの……ちょっと……』
「理解が追いつかないのは解る。でも時間がない。今言った限りのことは受け入れてくれ。ここから先は一気に本題を話すよ」
体を軋ませ、実体は徐々に慣らした喉を両腕で押さえながら続ける。
「シエスタ、もとい百歩蛇の手二代目首領は、初代首領のご遺志を継ぎ君たちの追放処分を全力で執行するつもりだ。私情を理由とした抹殺と言った方が正しいかな。パヴェルはこれに大賛成。私とヒナはあくまで処分に反対しているけど、このまま時間が経てばお互い不本意に刃を交える機会が発生しかねない」
「お前が俺たちに接触したのもシエスタからの暗殺指令があってのことか。何故本人が直接来ない?そっちの方が手っ取り早く殺せるはずだが」
「ポータル壊滅後に発生した焚書者との戦闘で、寿命を大幅に削ってしまったんだ。しばらくは体を動かせない。護衛と輸送にはどうしてもパヴェルとヒナが欠かせなかったから、結果的に治療処置を真っ先に済ませた僕が抹殺を代行することになった」
『シエスタが制約を守れずに寿命を削ったの!?相手はポータル襲撃班の連中……?』
「そっちの方がマシだったかもしれないね。フル装備のオレンジ・スーツ1機と一時間くらい殴り合ってたよ」
『寿命は、シエスタの寿命は何年分持ってかれたの?』
「単純計算で13年と半年。流石にこれ以上減らすわけにはいかなくなったね」
アレンは徐に取り出した、手の平サイズの砂時計を地面に設置した。
「結界内の時の流れを外界の8倍に引き上げた。今度は私から質問だ」
『……』
「何故、逃げたんだ」
「お前らの仕込んだ爆弾がラムダに触れた。それ以上の説明がいるか?」
明らかに渋った実態は
「我々が君たちを相手に何を仕込むって言うんだい?……初代首領の御息女!百歩蛇の手に所属する12名のメンバー、11の蛇を屠った悪魔を!君たちは確かに討伐した!あのまま帰ってくれば英雄になれたんだぞ!皆が助かったかもしれないんだぞ!」
『ああ!そうだよ!その通りだよ!殺したいほど嫌いな人や人間性の欠片もない人たちもいたけど、大切な人たちもアイツに殺された!レナーデを殺された!それでも……!』
今にも泣きそうな声。アレンが若干たじろぐ中、レンジはラムダに代わって事の真実を伝えた。
「ラムダがGOC管轄の高校で潜入調査を担当していたのは、お前も知っているはずだ。そこでできた友人の父親が双刃だった。“栞”は俺たちの仕事の現場を目撃している」
「……そうと知った上で、君たちを暗殺任務に向かわせたのか。あの方は。」
「潜入先で得た情報は交友関係も含めて報告する義務があった。奴だけは、最初から“栞”と“双刃”の関係を見抜いていたらしいな」
[加筆]
「シエスタが規定現実へ脱出するときに粗方壊れてしまったからね。これくらいしか持ち出せなかったのは勘弁してくれ」
木製の狩猟用ブーメラン、投げナイフ、登山用ピッケル、レンジが所持していた予備のハンマー各種、藁人形、エトセトラ。アーティファクトや通常兵器の数々が、小さい山を成して目の前に吐き出された。同時にもう一つ、明らかに巨大な何かが、メキメキと膨らんで即座に倒れ伏した。
『アレンの……死体!?』
「偽装死体をお手軽に作れる種子だ。ディア大で研究していたものをベースに改良した」
無表情に、生傷まみれの顔を形成したそれは、どこからどう見ても死体そのものだった。気味が悪いほどに精巧な死相が彫り込まれている。
「ヒナを逃がすために製作していたものだ。日本国内に普及している簡易奇跡術同様、使用者の血液と特定の呪文さえ揃えばすぐにでも起動できる。仕様書と計画の概要はこの封筒の中に収めておいた」
「何が目的だ?」
「君たちの逃亡を、援助したい」
アレンを象った偽装死体に眉を顰めながらも、レンジは少しばかり驚いて、いつの間にかハンマーを降ろしきっていた。
「レナーデが愛した君たちを助けたい。それだけだ。単なるエゴでしかないのは私とて理解している。それでも……」
『……それでも?』
「もしも彼女がここにいたなら、君たちが復讐の輪廻に囚われ続けることを良しとしないはずだ」
人間の様相を呈していない樹皮製の顔面は、悲壮の表情に満ち溢れていた。ラムダが、レナーデのためを思って双刃暗殺を敢行した張本人が動じたことは言うまでもない。
「百歩蛇も、君たちも、焚書者も、やること為すことが総じて誰かのエゴであることに変わりはないよ。弔い合戦、愛した人のための仇討ち、憂さ晴らし、落とし前、組織の掟……建前ならいくらでも用意できる。僕らは二度と戻らない人たちのために、あたかもその遺志を継承したかのように振る舞って、殺戮の連鎖を産み続けてきた」
「この物語に、終止符を打つべきだ」
「レナーデへの想いを失っていないというのなら、今すぐにでも逃げるんだ。逃げ延びて、生き残ってくれ。これ以上誰も殺さずに生き続けることが、彼女に対する最大の弔いだ。最期まで君たちのエゴを貫き通せ」
[加筆]
「レンジ、ラムダを頼む」
「元より命をかけて守り抜くつもりだ。この先も変わらない」
「君が死んだら意味が無いんだからな」
「解っている」
[加筆]
「まずは奴らの包囲を突破してくれ」
『アレンは一緒に戦ってくれないの?』
「生憎ドリアードの活動限界が近くてね。それに、レンジの術式範囲内で3人以上が密集するのはよくないだろう?」
「正直邪魔にしかならんな」
『言い方どうにかしろ』
「すまない」
「……とりあえず、ドリアードの残骸はチリ一つ残さずに消しておくから、僕がここにいた事は多分バレない。20秒後にフィールドを解く。頑張ってくれ」
言い終わるなり、木偶人形は音も立てずに崩れ去ってしまった。残り18秒で偽装ミームフィールドも消滅してしまう。
レンジは、軍人の如き手早さで積み置かれたアーティファクト類を背嚢の中に詰め込み、同時に一本のスプレー缶を取り出した。窮屈そうに触腕を蠢かせるラムダを軽く撫でながら、静かに立ち上がる。
「生き延びるぞ、相棒」
『うん。生き延びよう』
フィールド消失まで残り10秒程度だろうか。ゴーストは正面と背後にそれぞれ2人ずつ。このまま適当な窓を蹴破って逃げ切れるかと言われれば、正直微妙だ。まず図書館全体がかなりの数の焚書者に包囲されているとしか思えない。まずは先行偵察隊であろうこいつらをできるだけ早く畳み、個人端末を奪取した後大まかに人員配置状況を把握して、逃走の算段を練る。
フィールド消失まで5秒。SBFを再度構築して、クラウチングスタートに似た体制を整えた。
床板を砕き潰すほどの加速を以て、戦いの火蓋は切って落とされた。
目の前で起きたことを口頭で説明する作業には馴れているつもりだった。
何十時間も動かずに脅威存在の動向を探ることも。極限まで音を殺して歩くことも。唇の動きから会話内容を把握することも。粛清担当の排撃班が必要としている情報を余すことなくかき集めることも。およそ評価班エージェントが持つべきほぼすべてのスキルを身につけてきたつもりだった。
「来た。こっちに、武器持って」
評価対象に直接牙を剝かれたのは初めてだった。
鍛え上げたはずの肉体は、弾詰まりを起こしたライフルのように硬直していた。
咄嗟に吐き出されたのは、主語のない稚拙すぎる報告だった。
つい数瞬前まで静止し続けていた評価対象が、バグったゲームのような挙動をとった直後にこちら目掛けて猛進してきたのだ。驚かないほうがおかしい。これで驚かないのはホラーゲームのやりすぎで脳が狂った奴だけだと思いたい。ともかく情けない話にはなるが、死ぬほど怖かったのだ。
『逃げろ!』
通信機越しに響く声が班長と先輩のどちらの声なのかすら判別できない。上がり続ける血圧。脈拍数。予想外の事態急変、それに伴うある種の高揚感、好奇心、恐怖、闘争心。
「背中を向けたら死ぬ」という確信。
直感的に引き抜いたのは拳銃だった。ストッピング性能重視の45口径。セーフティを解除して腹部に一発。次いで胸か頭部に一発叩きこめば、最低でもこちらへの攻撃は食い止められる。警戒すべきは未だに姿を見せていない“ラムダ”による奇襲。背嚢からこちらを覗き込んでいる正体不明の……挙げ続けたらキリがない。
今はただ自分の身を守るべきだ。守るためには戦うべきだ。
「──来いよォァッ!!」
膝立ちで照準を合わせる。お前のハンマーが俺の脳天を打ち抜くよりも先に引き金を引いてやる。
評価対象との距離は──
違う。
何か見落としている。何かがこの場には足りていない。
左腕。そう。左腕だけ妙に隠したがっているような挙動なんだ。「俺の左腕に宿りし漆黒の邪神が」みたいなセリフがお似合いな面してるし、あながち本当に邪神が飛び出してきてもおかしくはない。敵の左腕に何か鍵がある。
真面目に観察する暇はないし、左腕に眠る邪神を呼び起こさせるつもりもない。3発、クソ真面目なフォームで発砲した。
ドットサイトの向こう側に人影はない。射線の遥か下から、聞き慣れない音が響き渡った。
銀色の煙だ。敵の左手にすっぽりと収まった、おそらくバイクや自動車のレストアなんかに使われるのであろう一缶の塗料スプレーが、1着数十億円はくだらない透明マントを、再使用不可能なまでに染め上げてしまった。不可視というデカすぎるアドバンテージが、あっという間に消えてしまった。元から見えてはいたらしいが。
詰みだ。やっぱり身体が動かない。そもそも、銃口を向けられた直後にこんな動きができるような奴に、俺が敵うはずもない。
ただし、これは「俺単体でこいつと戦ったら」の話だ。
あいにくここには肉弾戦の鬼がいる。
『ドラッッセェェェェェェェェエイッッッ!!!!』
ヘッドセットを貫通するほどの大声が炸裂したかと思えば、評価対象はいつの間にかクソデカい背嚢ごと吹っ飛んでいた。肉眼監視からVERITASでの観測に移行しつつ、お釈迦となったスーツを脱ぎ捨てる。すぐ目の前には透明人間と化したロード4が、ドロップキック直後の着地体勢で静止していた。
『怪我はありませんか!?』
「モーマンタイ!ちょっとビビり散らしただけです!」
こちらが立ち上がるのと同時に、倒れ込んでいたレンジも飛び起きる。ダメージが入っていないどころかやる気満々であることに変わりはないらしい。最悪だ。非武装状態だったとはいえ排撃班の班長を単独で殺害するようなバケモノに、はっきりと敵意を向けられていた。
「敵は、大まかながら俺たちの位置情報を把握する能力を保持しています。精度やからくりの類は一切解りません」
『VERITASから流してるEVE波を逆探知したんじゃないかな。EVEの不可視化が可能なんだし、それくらいの芸当はできちゃいそうですね』
「ありえますね。あと肉眼で捉えにくいので外套も捨てていただけると助かります」
『ロード2より実動班。そちらの状況が何一つとして把握できていないのだが……』
『ハンマーに計測機器無効化……ふむ。なんとなくこの人の正体が解った気がします』
班長の落ち着いた声が、辛うじて自分の平静を掴んで離さなかった。
『“鎚の幽霊”なんじゃないかな。世界各地のGOCエージェントを鈍器一本で殴り殺して、EVEの残影を一つも残さずに消えていくっていう暗殺者の噂。お二方とも聞いたことくらいはあるでしょう?』
『あーらら……そんでもってあれですか。鎚の幽霊がまさかの二人組で、片割れの所在や能力は未だに把握できてないと』
[加筆]
『向こうさんの焼け残ってた資料?に載ってた“白狩り”の名前が伊達じゃないってんなら、ホワイト・スーツでも勝てるかどうか微妙かな。……想像以上にヤバい人じゃないですか。トンズラしたほうが良さげですかね?』
『悔しいけど逃げるしかないでしょ。逃してくれるかどうかはさておき』
[加筆]
「逃げません」
『えっ?』
マガジンケースから取り出した小型の輸血パックを開封して、鼻を摘んで無理矢理飲み干した。想像通りの不味さが喉の乾きを加速させてくれる。それでいい。あらゆる電子機器、計測機器の使用が困難となった状況において、初めてこの血液は真価を発揮するのだ。
「逃げません。評価任務を続行します。僕らはまだこの男から何の情報も得ていません。得られていません。これから闘う人達のためにも、ここで逃げるわけにはいきません」
金属製ハンマーをあの速度、あの精度で振り回される以上、こちらもナイフ1本では分が悪い。リーチとウェイトを兼ね備えた手斧に切り替え、上段で構えた。
今回の任務においてこちらが得た情報は、
『敵が目視以外でのあらゆる観測法を無効化すること』
『敵がゲームのバグのような挙動を見せたこと』
『敵が透明化していたこちらの位置を的確に特定できること』
たったこれだけだ。
肝心の“ラムダ”の所在、評価対象がこの場所に来た目的、評価対象が保有する能力の詳細概要は依然一つとして解っていない。ヤシオリが現場を引き継ぐ上で必要となる最低限の情報は、まだ集まっていない。まだ何もできていない。
手付かずの責務が、手の届く距離に丸々放置されている。
「こんなアドバンテージブレイカーを、今のヤシオリに、ましてや深夜の室内戦でぶつけるわけにはいきません。見えない敵とこんな環境で殴り合うなんて、分が悪すぎる。ので、班長、ミクラさん、このまま戦わせてください」
『正気か君!アクシデントあったなりに割と収穫あった方だと思うけど!?』
『一応生存第一で撤退するのが鉄則なんだけど……マジで言ってます?』
解っている。規律にも規範にも規則にも背き、他人を巻き込みながら自分勝手を貫こうとしている愚かさは、俺が一番知っている。それでも──
「──この一件で同期を一人喪いました。俺はまだ何も成し遂げていません」
私情に負けてでも逃げたくなかった。
GOCエージェントが“人間”であってはならない。職務完遂のためならあらゆる感情を押し殺し、ときには人間性を捨て去ってでも闘わなければならない。人類の守護者。異常社会の番人として闘う者が、人間であるべきではない。人間は何も知らずに光の中で、俺達は闇の中で生きて、死ぬべきだ。それが正しいあり方だ。この理論がまかり通る以上、自分がGOCエージェントに不向きな人間であることも認めなければならないだろう。
ここで踵を返す理由には、ならない。なってたまるか。
[加筆]
『あとで説教』
『うわーこっちも乗り気になっちゃってるし。あと私は私で説教するからな。覚悟しとけよ君』
この人たちの説教がどんなものなのかは若干気になるところだが、それもこれも生還しないと拝めるものではない。危険を承知で踏みとどまった後に言える台詞ではないが、第一目標が生還であることに変わりはないのだ。今回はその難易度を爆上げしてまで任務続行の道を選んだに過ぎない。
「瞬殺は叶わず、か。上等だ」
敵の背嚢から取り出されたのは、1振りの登山用ピッケルだった。サブウェポンとして使用していたのだろうか。一部どこかにぶつけて欠けたような跡も確認できる。これ以外にも武器はありそうだ。迂闊に近づきたくはないが、近づかない限り評価任務は成立しない。決して程よくはない緊張感が脳内を走り回っていた。
『そのピッケル、炭素鋼ヘッドの高級品ですね。7万円以上するやつ。冬季訓練中に我々が使ってたものとメーカーは一緒です。切れ味はないにしろ引っかかれたらとても痛いので十分注意を』
辛うじて正気を取り戻した。迂闊に緊張してしまっても、仲間の声はいつだってメンタルの支えになってくれる。
『ブランド品で人殺してるんですかこの人!?メーカーさんに謝ってほしいところですね……こういう道具を乱暴に扱う人は個人的に嫌いです』
『キレるポイントそこなんだ……あとね、そのリュックサックの容積、目算でざっくり測ってみたんですよ』
緊張をほぐしてくれるのは構わないが、ほぐれ過ぎると返って困るものだ。あれだけガチガチに固まっていた空気を、班長と先輩のトボけた会話が一気に瓦解させてしまった。背嚢のデカさやピッケルの値段に気を取られている場合ではないというのに、一体何を言い出すんだこの人たちは。
いや、確かにあの背嚢はデカすぎる。オマケに満杯に近い量の荷物を詰め込んであるらしい。レンジが動く度にユッサユッサと揺れているのを見る限り、中身の重量もかなりのものであることが推定できる。……なるほど、実に不審だ。
『ただの夜逃げに使うにしては大きすぎるなって思いましてね。身長150cmくらいの人間をバラして運ぶにはちょうど良い大きさだと思いませんか?』
『……あはは!なるほどなぁ、“液体障壁”さんは最初からここにいたってわけですか~!』
「あのー、まさかとは思いますが──」
『あのアーティファクトがラムダさん、班長暗殺任務の際にレンジさん同伴していた女の子ですね。レンジさんが律儀にEVEを隠してるあたり、意地でも守り抜きたい人なんだろうなぁ〜』
奴は何を背負っているんだ?などとようやく考え始めた瞬間、班長は一足先にその答えに到達してしまった。
何をどうしたらこんな発想に至るんだろうか。体感情報の送信開始から1分も経っていないというのに、突拍子もない推理であっと言う間に敵の素性を把握してしまった。レンジの小さな舌打ちを聞く限り、この仮説は恐らく確実なものであると推測できる。
『よっしゃ、見ててもしょうがないのでとりあえず殴っちゃいましょうか。ヤシオリの皆さん!我々の視覚情報はロード2経由で録画してデータを共有しておくので、ステゴロの癖を観察したい時は参考にしてくださいね〜!』
『了解。当映像を元に対応マニュアルを作成させてもらう』
逆手に構えたナイフと、大出力の大型ライトを巧みに振り回し、ミクラさんはニヤニヤと笑いながらレンジに躍りかかる。大立ち回りが始まった。とにかく速い。二刀対一刀で互角に立ち会えるのは、時折放つライトでの目潰しが絶大な効果を発揮しているからだ。光を遮ろうと触腕を伸ばしたラムダを全力で小馬鹿にするように、いつの間にか反対の手に持ち替えていたライトを点灯。動きを止めたレンジを、前蹴りの一つでもう一度蹴り飛ばしてしまった。距離を離すことなく追撃が走る。
ミクラさんがこんなにノリノリでナイフを振るうのは滅多に見られるものじゃない。仮にも排撃班、それも重武装非異常の人間狩りを専門とする部隊の出身だ。越えた修羅場の数の差は一生埋まらないだろう。一個人としての戦闘技能はヤシオリの連中とも互角なんじゃないんだろうか。
下手に手を出すと足手まといになりかねない。今は、自分には何ができるのかを探るべきだ。常に視界の全域にミクラさんと評価対象が入り込むように立ち回りながら、眠りかけていた脳みそをフル回転させる。
『ロード4よりロード2。ちょっと気になってたんだけど、さっきの前蹴りの感触とこの匂いってもしかして……』
『まんまブラックスーツでしたね。赤斑蛇の手の調査を担当していたエージェントの個人装備っぽいです。韓国でも一暴れしてたってことかな』
『あちゃー!GPSや自己破壊装置の類も無効化されちゃってるのかな?』
『今は刃と弾丸が通らないことの方を気にしてくださいよ。ヤシオリはコイツをブチ抜けるライフルを持っているのか?』
どことなく楽しげな通信をよそに、レンジの回避は徐々にそのキレを増していた。ミクラさんが敵の動きに慣れてきたように、敵もまたミクラさんの動きに慣れつつあるらしい。刃先の僅かなブレで攻撃の軌道をある程度見切っている。
路上の喧嘩を想起させる、おおよそ通常の格闘技には見られない粗削りの二段蹴りが繰り出されたかと思えば、目を疑いたくなるほど洗練された、居合のように研ぎ澄まされた一閃も放たれる。沖縄空手のようなフットワーク。軽く齧った合気道を我流で織り込んだと思わしき対ナイフ防御、受け流しの動作。足腰の動きに無理矢理適合させたのであろう、フリッカースタイルをベースとしたジャブや左フック。常人離れしたハンマー捌き。etc。
これらすべてを、この数秒の間に代わる代わる見せつけられている。目が回りそうだ。とにかく動きが読みづらい。ほとんどの攻撃動作が発展途上で中途半端なくせに、総じて速く、重い。特にあのハンマーだ。通常のナイフと同等の速度であのサイズのハンマーを振り回せるのが一番おかしい。「幼少期には学業をほったらかして四六時中ハンマーを振り回していました」等と説明された日には、首を縦に振って納得しかねないくらい、扱いに手慣れている。
凄まじい金属音が迸る。ミクラさん懇親の刺突は、ハンマーの釘抜にスッポリと納まっていた。ナイフの峰を押さえつける形でピッケルの刃が走り、金属同士が擦れ合う嫌な音が滲む。
『あっ!それ師匠から──』
セリフを挟む間もなく、鍔から先を根刮ぎ折り切られてしまった。敵ながら神業と形容するに相応しい。
間髪入れずに閃いた横薙ぎの一撃は、胸部ホルスターに収まっていた拳銃の引き金を、トリガーガードごと叩き潰していた。嗚咽を漏らしながらも、ミクラさんは確実に獲物の射程圏外へと退避する。
『師匠からもらったナイフなのに……』
「強いな。俺の苦手なタイプだ」
何で評価対象に先輩を褒められているんだろうか。ともあれ、これでミクラさんは本当の丸腰になってしまったわけだ。そろそろ何か行動を起こさないとマズい。
「ロード3、フォロー入ります!」
『はーい!』
元気よく回避行動をとったミクラさんを見届けつつ、今度こそドットサイトの先に敵影を捉え直す。マズルフラッシュは音を立てて花開き、青黒く寝静まっていた数百の背表紙が、瞬間、その色彩を取り戻した。45口径弾は火花を散らして砕け散る。
『弾は全部打ち落とせる!安心して突っ込んでくれて構わないよ!』
「了解」
なんてこった。こいつら2人が揃えば銃器対策もバッチリらしい。マジで弱点が見つからない。それでも、未発見の弱点を掴むのが自分の仕事だと思いこめば、十分やりがいがあるというものだ。
今回の評価任務において俺が担当すべきは、レンジの能力把握よりも、ラムダの弱点把握だ。正直、これ以上レンジと殴り合ってもコテンパンに畳まれるだけだ。未知数要素の多い敵なら別にいる。しかも、見たところによればほとんど弾除け等の防御要員としてポジション取りをしているようだ。殴り方を変えればそれだけ別の結果が返ってくる筈だ。
幸い俺のタクティカルベストには、「個人装備スロットが空きっぱなしだとなんとなく寂しい」というしょうもない理由から、脳死で選び抜いた素敵な武器が複数眠っている。使いようによっては立派な実験機器になってくれるはずだ。まずはコレを試してやる。
それっぽい雄叫びでブラフを貼りながら足元めがけて発砲し続け、ある程度敵の動きを抑制しながら、コッソリと実験の準備を整えた。
『ロード2よりロード3。その人たち銃効かないっぽいけど、何か策でも?』
「あるんですよ、これが!」
拳銃での発砲と同時に腰元から放たれた2本の電極は、ラムダの分厚い触腕に見事に突き刺さり、並みの人間なら立ち上がることすら敵わない高圧電流を放った。早くも異変が発生する。ラムダは電極接触時の形状を維持したままピクリとも動かなくなっていた。
『〜〜〜〜ッッッ!!!!』
「……ラムダ?」
『〜〜ッ!!〜〜〜ッッ!!!』
「ラムダ、おい、ラムダ!」
実験その1、ラムダに対する対人用テーザーガンでの攻撃は、ひとまずの成功を収めた。どうやら感電すると硬直して動けなくなるらしい。全身金属の生命体なら、高圧電流で必ず何かが起こる、という至極頭の悪い仮説はあながち間違っていなかったらしい。通電状態で攻撃すればヒビの一つは入ってくれるかもしれない。
「ヤシオリ見てるか!用意できるんなら!大至急!テーザーを!用意しろ!」
通電状態での銃撃を試みようとした瞬間、電極はハンマーの釘抜であっさりと除去されてしまった。問題はない。テーザーガンを投げ捨て、次の兵装に手を伸ばす。
「お前らに、構っている余裕は、無い!」
レンジの亜光速ダッシュに合わせるように、蜂の巣駆除用の殺虫剤に似たボンベを構えた。
「スプレーのお返しだ、クソ野郎!」
図書館内でぶっ放していい代物ではないが、この場で使うべきであるというのなら四の五の言わずに使うしかないだろう。有効放射時間が3秒にも満たない小型の火炎放射器が、文字通り真っ赤な火を吹いた。
『うわぁっ正気かこの人!図書館の中だぞ!?』
「手のひらを火傷した。動きに支障をきたす程ではない」
『了解!それにしても……マズいねこれは』
レンジの装備したブラック・スーツは無傷そのものだが、とっさ咄嗟に構え直した触腕は、黒く酸化して、薄く剥がれ始めている。実験その2、高熱の炎で炙る攻撃はあまり効かないらしい。
いや、ラムダが金属であるという点を考慮すれば……例えば多方向から一斉に囲んでドネルケバブの如く炙り殺せば、熱伝導も相まって、包み込まれたレンジにも相当のダメージが入るかもしれない。尤も、そうなる前に一酸化炭素中毒や酸欠で気絶してくれるかもしれないが。
ともかく、コイツはただの動く金属だ。多少頭の回る金属でしかない。金属が苦手とする攻撃手段ならだいたい通じるってことらしい。
勝てる。2人揃えばほぼ最強、とは言えど、どちらか片方を削りきれば案外どうにかなるかもしれない。非武装状態の完全奇襲だったとはいえ、排撃班の班長を単独で殺害するようなバケモノ?それがどうした。万全の粛清手順を以て防御手段たるラムダさえ封じてしまえば、勝算はあるじゃないか。
火炎放射器の燃料が底をついた。散々意気込んではいたが、これ以上の弱点発掘は難しそうだ。ヤシオリへの任務引き継ぎ手順を考えなければならない。
『』
[加筆]
眼球が裂けていた。
バイザーごと殴られていたら危なかった。多分もっとひどい傷になっていただろう。
もう何も聞こない。
取り返しのつかない怪我。後悔や恐怖の念が、冷たく首筋を伝った。
何でこんなところで目を潰されなくちゃならなかったんだ
もうこの部隊での活動ができなくなるかもしれない
家族に対して流布するカバーストーリーは
溢れかえる思考をかき消すようにレンジの横っ腹を殴り返し、飛び退きながら顔を拭った。出血が止まらない。
この程度のアクシデントは、こっちの世界に足を踏み入れたときからずっと覚悟していた。今更怖がってたまるか。人の命を巻き込んでおきながら目の1つや2つでたじろぐものか。
『ビート!!』
「止まるなミクラさん!作戦がある!」
『!』
ああ、もう一回立ち上がることすら叶わない。眼孔に溜まりきった血液を掃除の行き届いた床にぶちまけることしかできない。そのうち失血過多で意識を失いかねない。
なんともダサい退場だ。それでもこの人たちにダサい思いはさせたくない。
最後まで。体が動かなくなるその瞬間まで
「あなたの推理どおり、こいつらが自分から殺しを拒んでいるのは本当のことらしい!!特にラムダは防御以外のモーションを極端に拒んでいる!他人の死を怖れている!つまり!あなたが死のうとすれば全力でそれを阻止されるはずだ!!!」
最後まで、自分の責務を果たす。
『……了解。6311排撃班へ通達!当任務を貴班へ継承する!10秒後に“レンジ”を玄関前まで送る!』
膝狙いのタックルに成功したミクラさんは、レンジを、背嚢の中のラムダごと一気に担ぎ上げた。腹部に突き刺さったピッケルをものともせずに、一番近い窓に向かって全力で駆け出す。ハンマーで何度背中を殴りつけられようとも、その速度は一向に衰えない。むしろ加速している。
そうだ。それでいい。
そのまま、思いっきり。
「ラムダ!次はどうする!?」
『レンジ!後ろ!ガラスが──』
思いっきり飛んでくれ。先輩。
『……やることはやった……!あとは……ッ!』
ガラスが粉砕される音が、妙に心地よかった。
横浜の夜風が館内に吹き荒れる。
コンクリートので何かが跳ねるような音が、やけに遠く響いたように思える。
『ミクラさん』
ページコンソール
批評ステータス
カテゴリ
SCP-JP本投稿の際にscpタグを付与するJPでのオリジナル作品の下書きが該当します。
本投稿の際にgoi-formatタグを付与するJPでのオリジナル作品の下書きが該当します。
本投稿の際にtaleタグを付与するJPでのオリジナル作品の下書きが該当します。
翻訳作品の下書きが該当します。
他のカテゴリタグのいずれにも当て嵌まらない下書きが該当します。
言語
EnglishРусский한국어中文FrançaisPolskiEspañolภาษาไทยDeutschItalianoУкраїнськаPortuguêsČesky繁體中文Việtその他日→外国語翻訳日本支部の記事を他言語版サイトに翻訳投稿する場合の下書きが該当します。
コンテンツマーカー
ジョーク本投稿の際にジョークタグを付与する下書きが該当します。
本投稿の際にアダルトタグを付与する下書きが該当します。
本投稿済みの下書きが該当します。
イベント参加予定の下書きが該当します。
フィーチャー
短編構文を除いた本文の文字数が5,000字前後か、それよりも短い下書きが該当します。
構文を除いた本文の文字数が短編と長編の中間程度の下書きが該当します。
構文を除いた本文の文字数が20,000字前後か、それよりも長い下書きが該当します。
特定の事前知識を求めない下書きが該当します。
SCPやGoIFなどのフォーマットが一定の記事種でフォーマットを崩している下書きが該当します。
シリーズ-JP所属
JPのカノンや連作に所属しているか、JPの特定記事の続編の下書きが該当します。
JPではないカノンや連作に所属しているか、JPではない特定記事の続編の下書きが該当します。
JPのGoIやLoIなどの世界観用語が登場する下書きが該当します。
JPではないGoIやLoIなどの世界観用語が登場する下書きが該当します。
ジャンル
アクションSFオカルト/都市伝説感動系ギャグ/コミカルシリアスシュールダーク人間ドラマ/恋愛ホラー/サスペンスメタフィクション歴史任意
任意A任意B任意Cポータルでの表示設定
-
- _
注意: 批評して欲しいポイントやスポイラー(ネタバレを含んだ作品解説)、改稿内容についてはコメントではなく下書き本文に直接書き入れて下さい。初めての下書きであっても投稿報告は不要です。批評内容に対する返答以外で自身の下書きにコメントしないようお願いします。
新たなコメントを追加
- portal:6103090 (10 Feb 2020 09:44)



