v vetman-57--645a

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「報告にあったのは男女二名のはずだったが?なんだあの黒いのは。」
「蛇が人間の皮を纏ってただけだろ。何にせよこいつらに人の姿は似合わん。即刻処理する。」
「ヤシオリの連中には申し訳ないけど、目の前にゴミが落ちてたら掃除しなきゃですしね。そこの汚ェ男は僕とロード4で殺します。班長とロード2、ロード5はあのスライムを。」
「お前が指示すんなやロード3。……まぁ良い。その分担でいこうか。」

 ご丁寧に目の前で作戦会議を開く黒服共は揃いもそろって汚い笑みを浮かべていた。一見ただのビジネススーツのように見える、人類の叡智の結晶とも呼ぶべき武装を全身にフル装備した世界最強の戦士が五人。当然まっとうに撃ち合っても負けるだけだ。だからこちらも堂々と作戦会議を開くことにした。

「一番デカいのから殺る。階段と左囲い乱用でいこう。」
「了解。一人当たり二十秒で。逃走者は?」
「逃げる前に殺す。」

 直後に沈黙が走る。双方の距離は20メートル。現場が市街地のド真ん中である上にこちらは飛び道具を一切所持していない。当然五人全員が腕部大型ブレードを展開した後、タクティカルナイフも抜刀する。

「様子を見てから仕掛ける。距離を──」

 隊長格の台詞が終わる前に全力で正面へと駆け出した。敵は瞬時に会話を中断し迎撃の姿勢をとる。我流一筋で戦う俺とは真逆の、十数年かけて磨かれたのであろう洗練された構えだ。今からこいつらのど真ん中に突っ込むことになる。だが決して単身突入ではない。

「今だァッ!」

 俺の咆哮と共に左後ろから滑り込んできた黒いスライムが、ものの数秒で長身男を他の黒服から隔離した。スライム壁の向こう側で断続的な銃撃音が響く中、長身男はもの怖じずにタクティカルナイフを握りしめこちらに向ける。

「来いよ化け物。人の皮剥がしてやっからよ。」
「お望み通り。」

 ホルスターからネイルハンマーを取り出し、飛びかかりながら振りかざす。カウンターが返ってくることは明確であり、正直これを防げる自信はあまりない。そして仮に食らった場合俺の命が無い。──だからこそ、彼女と共に戦うのだ。

「合わせろ、今!」
「んりゃぁっ!」

 黒い障壁から突如として出現した触腕が長身の背中を全力で殴打する。姿勢を崩した長身の脳天めがけて一発、フルスイングで獲物を振り下ろした。軽い悲鳴をかき消すように顔面を蹴り上げ、隙をつくように喉元にネイルハンマーの釘抜きをぶち込み、強化布越しに喉元を抉る。
 
「んなァッ!?」

 慌てふためく長身を更に蹴り飛ばしながら喉の傷口を広げ、転ばし、馬乗りになって頭部を連続して殴りつける。一発、二発と額を殴打する度に出血が加速する。──12発目の鉄槌が、ようやく長身の頭蓋骨を粉砕、陥没させた。顔中の穴という穴から脳漿と血液をまき散らしている肉塊を路地の隅に押し退けながら立ち上がる。

「──レンジ、流石に保たないよこれ!45口径ACPマグナム弾だ!」
「壁を解いたらもう一人囲え!ペースが落ちている!」

 長身を殺しきるまでの25秒間、文字通り体を張って俺を守ってくれた相棒と共に次の標的を狙う。

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