ANNETTE -1-

ANNETTEアネット
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気づけばここにいた。

柔らかいシーツが指の隙間をすり抜ける感覚を明日にでも何処かへ喪ってしまうような気がして、自分の意識が輪郭を取り戻す度に両手でくうをなぞっている。私は生きていた。

昨日とまったく同じ波が扉を開く

:

『オハヨウ アネット』

おはよう、博士。今日は少し涼しいね。

『フロ ハイルカ?』

大丈夫。

『タイチョウ ハ?』

万全さ。ご飯は自分で食べるから、介助は必要ないよ。こっちに渡してくれ。

『リョウカイ』

ん。じゃあね。

:

胸の前に訪れた優しい“重さ”をふわりと受け止めながら、ようやく確かな朝に浸った。掌を覆い尽くすプラスチックの板の上に何が待ちかまえているのかは知らない。口の中に懐かしい唾液が広がる。

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  1. portal:6103090 ( 10 Feb 2020 09:44 )
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