BIRDS-089:植活鶯

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BIRDS-089:植活鶯

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BIRDS-089の1個体。

プロジェクトリーダー名・所属派閥:

Lily (異常派)

プロジェクト進行度:

成鳥 (完了済)

除害等級:

隼 (致死性大)

必要資源:

ウグイス

必要技術:

植物のみに作用する異常成長を促す特殊な音波。夜行性特徴の付与。植物進化技術は日本生類創研に一任。

プロジェクト・製品詳細:

本プロジェクトでは、鶯を用いて拡散させた意思を持った人喰い植物を駆使し、スラム街に居住する人類の殺傷を主とする。多大なリスクを負っているが一時的に人口を減少させるだけの計画ではあるものの、日本生類創研との友好的なビジネス関係の構築の確立のため本プロジェクトは、これからの活動に大変有意義な影響を与えるため展開を行う。

BIRDS-089は解き放たれた地域に存在する植物に多大なる影響を与える。その鳴き声に含まれる特殊な音波により、その可聴範囲内に存在する植物に異常成長を促し、意思を持った食人植物1として進化させる。さえずりと地鳴きで音波の波長が異なるため食人植物はそれぞれタイプAとタイプBに分かれる。本製品は夜行性に改造、羽音の音量を小さくしているため展開プロセス前に敵対組織に発見されるリスクが低く、プロジェクト終了後は影響済み植物に自ら突入するため後が残らないので植物異常の根源を調査する敵対組織の錯乱に期待できる。

BIRDS-089によって進化した食人植物は根を急成長させ自律行動を行う。若い人間を積極的に捕食しようと試み、神経麻痺を引き起こす毒針を伸ばして標的の行動を止めることが可能である。タイプBはその後動けなくなった標的の肉を脚部から順に削ぎ落とし、仲間と捕食行動を行う。その肉と内臓は消化されるため、標的の残骸は骨しか残らない。タイプAは複数の仲間と標的を囲み、包み込むようにして捕食行動を開始する。タイプAの捕食行動はタイプBと異なり、複数の仲間と一体化して標的を内部に閉じ込める。その後付近のグリーン・スパロウ財団施設まで移動し、倉庫に設置された東弊重工製の転送装置に標的を吐き出す。標的は転送装置により日本生類創研の実験施設に送られる。タイプBは捕食回数を積むほど殺害効率が上がり、タイプAは俊敏性、捕捉性が上昇する。タイプBの捕食行動は肉や内臓から栄養を摂ることが可能だが、タイプAは運び屋の役割を担っているため標的から栄養を摂ることができない。そのためタイプBの栄養をタイプAは根から吸収することが可能となっている。

アジア圏における人口増加は注目すべきであり、特にインドの人口増加は目覚ましいものがある。世界人口トップの座は2027年までに中国からインドに移り、その後も両国の差は広がるとの予測がされており、2100年には人口が15億まで増えるとの声もある。出生率は低下傾向にあるものの人口増加予測が立てられている時点で現在から対策を行う必要があるのは明白だ。スラム街の若者による盛んな生殖活動により恵まれない子供の人口が増加し、十分な育児が行われず乳児・新生児の死亡率が高くなっている。

これは非合法の売春行為や治安維持の観点で非常に問題となってくる。我らグリーン・スパロウ財団の目的である人類の永続を達成するにあたり、人類の言わば剪定と呼べる作業は急務である。

なればこそ、グリーン・スパロウ財団が事を為す。

展開記録:

世界最大規模のスラム街として呼び声の高いインドのムンバイ市にあるダラヴィを対象として選定。本プロジェクトは大規模かつ即効性の為一夜限りの大勝負に出る。プロジェクト開始前夜にBIRDS-089を解き放ち、広範囲に拡散させる。プロジェクト妨害阻止のため開始当日の日没3時間前にカオス・インサージェンシーの協力2のもと付近の"もう一つの財団"施設、GOCの拠点を襲撃し、時間的猶予を獲得する。食人植物による淘汰計画は明け方の午前4時に終了した。

死傷者統計/除染結果:

最終的に152907人の殺害に成功した。また、日本生類創研からの報告よりGOCの排撃班並びに"もう一つの財団"エージェント、機動部隊を含む52737名の生け捕りに成功したことが判明した。当初の予定よりも多くの死傷者を出すことが出来て感慨無量だ。"もう一つの財団"により回収された食人植物については後日カオス・インサージェンシーにより奪還されたとの報告がなされた。

付記1:

米田 健三よねだ けんぞう(日本生類創研 渉外部門)─なるほど。確かに、この作戦で私たちが得られるものはかなり大きいですね。それなりの出費やリスクはありますが、それ以上の対価が期待できる。人的資源というものは私たちにとって必要不可欠なものですからね。

マルクス・ショーン(カオス・インサージェンシー 渉外部門)─私たちも、弊財団との関係性は壊したくないですからね。あなた達のアノマリーのおかげでSCP財団施設襲撃がかなりやりやすくなっているというのも事実です。恩は返さねばなりません。

柏野 創かしわの そう(東弊重工 渉外部門)─こちらもおおよそそんな感じだ。顔なじみに頼まれては断れん。生弊プロジェクトという一大プロジェクトも進行しているわけだしな。あとはテレポート装置、それもデカいのは利益率がかなり高めなのでな。

Lily(グリーン・スパロウ財団 プロジェクト代表)─こちらの方で整えさせて貰った手はずがこうもあっさり通るとは。ありがとうございます。
米田 健三─実質的にヒトがかなり格安の値段で仕入れられる、というのもありますがやはりある程度共通した目標や敵を持っているのに協力しないのは勿体ないと思った次第でもありますからね。さて、あとはこちらとグリーン・スパロウ財団とが主に頑張るだけですかね。成功させなきゃ全部パーですから。

付記2:

Lily ―上出来過ぎる結果ですね。カオスとの提携で反超常組織による妨害もただの掠り傷。奴らは飛んで火に入る夏の虫です。人本派の皆さん、ご協力ありがとうございました。

White (人本派) ―例には及ばぬ。我ら派閥は違えど目的は同じ。これからも互いに高め合おうぞ。つかぬ事を聞くが、穏健派の奴らはこのプロジェクトについて何か言っておったか?計画段階の時も一度も穏健派のことを耳に挟まなかったのでな。

Lily ―そのことでしたら、事前に対策は用意していました。穏健派は確実にこのプロジェクトに反対する。そのことを見越して虚偽のプロジェクト計画書を渡しておきました。面白いことに、疑うことを知らないのか不思議な顔1つせず全員信じたんですよ。

White ―それはそれは。いやあ滑稽ですな。今宵は騙されたことに気付くのが遅すぎた穏健派の顔を肴に宴といこうではないか。

Lily ―ええ、是非とも。プロジェクト決行日のダラヴィの夜は最高に違いなかったわ。逃げ惑う住民とそれを照らす月光。そしてあたりに響くホーホケキョの鳴き声。風流だわ。それも肴にしましょ。誰か写真もってないかしら。

付記3

この作戦終了の3日後、日本生類創研の各国拠点が財団、GOCによる大規模襲撃を受けた。この原因は誘拐したインド人のスマートフォンによる日本生類創研拠点の位置情報の暴露が挙げられている。

また、日本生類創研側のプロジェクト協力者代表の米田氏の自殺も確認された。遺書には"金属を回収しておくべきだった"との旨が記載されており、死因は首吊りと考えられる。

この事件により、日本生類創研の財力、及び超常社会での地位が大きく低下した。グリーン・スパロウ財団による日本生類創研買収が現在進行中である。


カオス・インサージェンシー グリーンスパロウ財団 日本生類創研 世界オカルト連合 東弊重工 goi-format-jp



ページ情報

執筆者: Voila
文字数: 4139
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批評コメント: 5

最終更新: 04 Apr 2021 03:16
最終コメント: 04 Apr 2021 03:16 by ShinoguN

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