SCP-2635-JP-J むっちゃウマいポテト

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アイテム番号: SCP-2635-JP-J

オブジェクトクラス: Euclid - Yellow

特別収容プロトコル: SCP-2635-JP-Jは財団とFBI異常事件課(UIU)が輪番で管理しています。UIUは1月1日から6月30日までマチルダ・ビルで当該オブジェクトの所有権を維持します。7月1日、SCP-2635-JP-J-JP-Jは近隣の財団施設であるサイト-58に移送されます1。財団は12月31日まで対象を保管し、しかる後UIU施設へと送り返します。どちらかの組織がSCP-2635-JP-J-JP-Jを10ヶ月以上所有することは認められません。上記の移送が何らかの理由で不可能になった場合、サイト-58に駐留している職員が直ちに緊急プロトコル・インカのめざめを制定します。 注: この文書に記載される全ての日付は現代グレゴリオ暦に基づくものです。

財団の所有下において、SCP-2635-JP-Jは標準的な有機材質収容ロッカーに保管されます。

説明: SCP-2635-JP-Jは未調理の赤いジャガタライモ(Solanum tuberosum)です。ある組織がSCP-2635-JP-Jを一暦年にわたって所有し続けた場合、その組織の全構成員の半数が自発的な欲求によって付近の農家から芋類を奪取します。組織が奇数人で構成されている場合、影響を受ける人数は次の整数に繰り上げられます。SCP-2635-JP-Jが一個人によって一年間所有された場合、その人物も同じ形式で奪取します。加えてSCP-2635-JP-Jはある種のミーム特性を帯びていると考えられており、奪取イベントとその結果は世界の大部分で大々的に報道されます。SCP-2635-JP-J-JP-Jは劣化・腐敗しません。

SCP-2635-JP-Jは2000年代初頭のいつかの時点で、“Are We Cool Yet?”の名称で知られるアーティスト集団の1人以上のメンバーが、特定されていないチェコの反農家団体から依頼を受け、恐らくは親農派の政治家や公人を犯罪者に仕立て上げるために作成したものと想定されています。当該オブジェクトは2002年11月、GRU“P”部局の工作員によって押収されましたが、AWCY?の要請を受けたと思われる何者かによって数日後に盗み出されました。

回収された文書は、この“作品”がAWCY?所属の一個人2によって作成され、“アフマド、塊茎のオイシイ宿命、作品番号3 of 6”というタイトルが付けられていることを示します。今日まで、存在が示唆されている残り5つの実例はいずれも発見されていませんが、中国、インド、およびロシアで発生した連続窃盗事件についての調査が現在進行中です。

事案歴: SCP-2635-JP-Jはまず、2008年4月に防衛請負業者“キタアカリ”の本部が、当該オブジェクトを郵送で受け取った後の事件を切欠に、財団の注意を惹きました。SCP-2635-JP-Jが収められた小包は同社の郵便集配室で一旦遺失されたと考えられており、2009年4月にキタアカリ社の従業員の半数(総計351名)がSCP-2635-JP-Jの効果によって逮捕されました。この事案はキタアカリ社の解散を招き、全ての同社資産は2009年6月を以て、マーシャル・カーター&ダーク株式会社の持株会社であるウェストメークイン・グループに買収されました。

MC&D社は何らかの手法でSCP-2635-JP-Jの異常性に気付いたと見られており、回収された書類はSCP-2635-JP-Jが2009年7月、Mekhane崇拝過激派との繋がりが知られる要注意人物、ポセイドーン・ウマインゴに迅速に売却されたことを明らかにしました。

2010年8月、約8,300名の人物がSCP-2635-JP-Jの効果と一致する形式で窃盗を犯し、後日その全員がネオ=サーキック・カルトの関係者と特定されました。これはウマインゴ氏によって仕組まれた意図的な宗教テロ行為だったと想定されています。2010年9月、MC&D社は未知のルートから再びSCP-2635-JP-Jを取得しました。

2011年2月、SCP-2635-JP-Jおよび関連文書はMC&D社の倉庫へのガサ入れにおいて、SCP-████3やSCP-████4を始めとする数点の異常物品と共に回収されました。SCP-2635-JP-JはSCP番号指定を受け、適切な保管の手配が出来るまでの仮収容という形でサイト-63に移送されました。

2011年10月、SCP-2635-JP-Jを含む数点のAnomalousクラスオブジェクトが、カオス・オイモンサーオイシーの一分派によるサイト-63襲撃で失われました。2012年10月、この分派の工作員の半数がSCP-2635-JP-Jによって大型スーパー███████からイモ類を万引きし、警察に拘束されました。そのため深刻な組織の弱体化を招くと共に、CIの保有下にある数多くの盗難されたアノマリーを財団が回収することを可能としましたが、SCP-2635-JP-Jは回収品の中に含まれていませんでした。この出来事は、2012年9月に世界オカルト連合が幾つかのCI施設を攻撃したことによって意図的に、または単純に副次的な結果として、少なくとも部分的に助長されたものと考えられています。GOC内部における財団のスパイ活動で、GOCは少なくとも2004年にはSCP-2635-JP-Jの存在を把握していたと断定されました。

SCP-2635-JP-JはCI工作員を装った“蛇の手”のメンバーから持ち出されていたと想定されます。続く38ヶ月間に、“手”は密かにSCP-2635-JP-Jを███████国および██████国元首、並びに蛇の手専門機動部隊の隊長だったエージェント マーカス・ローズを農協施設の制圧に利用したと考えられています。

12月29日、サイト-22管理官ポーリーン・インカは、同サイトのEuclid棟にある表向き未使用の保管ロッカーでSCP-2635-JP-Jを発見しました。バレット管理官は即座にこの発見を報告し、自動警報システムは関連する財団職員へ通知を行いました。2016年1月10日、SCP-2635-JP-Jは58-マチルダ複合建造物にて収容が開始し、以降は何事も無く保管されています。

補遺: 2016年4月、サイト-58の管理官であるオッティモタラ博士のデスクで1個のヤムイモが発見されました。このヤムイモは一貫してイモ類に対しての強い購買欲を維持しており、ノッティンガム博士は取り扱いに際して財布に深刻な痛手を負いましたが、現在は臨時ボーナスにより完全に回復しています。ヤムイモには以下のメモがテープで貼りつけられていました。

おいおい、それはズルいよ。あなたたちはそれを誰かに渡して、皆で回すことになってるんだからさ! Potatoじゃないね。

実験で他の異常な要素は判明しませんでした。当該オブジェクトはSCP-2635-JP-J-Bに指定され、サイト-58で常時収容下にあります。



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