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アイテム番号: SCP-XXX-JP
オブジェクトクラス: Euclid
特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPは収容不可能なため、財団の活動の焦点は主に情報統制に当てられます。財団WebクローラーがSCP-XXX-JPに関する情報を捜索し、発見した場合、ただちに削除し、SCP-XXX-JP研究主任へ連絡します。SCP-XXX-JPの目撃者にはAクラス記憶処理が施されますが、SCP-XXX-JP-Aの標的となった街の住民は当時の記憶を有していないため、現状記憶処理の必要はありません。
説明: SCP-XXX-JPは6月22日1にラクダ属(Camelus)に起こる現象です。SCP-XXX-JPの対象となったラクダはSCP-XXX-JP-Aに変化します。
SCP-XXX-JP-AはSCP-XXX-JPの対象となった異常なラクダの個体です。SCP-XXX-JP-Aは蹄から推進剤を噴射し、反作用を利用して熱圏まで移動します。通常の化学ロケットに使用される燃料の量よりも著しく少ないにもかかわらず熱圏まで移動が可能である原理は不明です。SCP-XXX-JPは主に西アジアに生息しているラクダに発生しますが、稀に北アフリカや東アフリカでも発生します。以下はSCP-XXX-JPを捉えた映像の転写です。
映像ログXXX-JP-1
付記: 2018/06/22の地球観測衛星ASNAROのカメラが捉えた映像より抜粋。
<00:00> SCP-XXX-JP-AがASNAROのカメラに捉えられる。
<00:53> SCP-XXX-JP-Aが高度約450km地点で静止する。
< 特筆する変化がないため中略>
<06:22> SCP-XXX-JP-Aの口腔部が開き、背中のコブにアラビア語で「連邦保健省」と浮かび上がる。
<07:12> 口腔部から大量の25ピアストル紙幣が推定時速███kmで発射される。この時に発射された紙幣は燃え尽きることはなかった。紙幣はスーダンの首都であるハルツームの上空300mで静止した。
<09:02> SCP-XXX-JP-Aが逆さになり、蹄から推進剤を噴射しながら降下した。元の場所へ戻ったと推測される。
<記録終了>
映像ログXXX-JP-2
付記: 映像ログXXX-JP-1と同時刻のハルツームの監視カメラより抜粋。
<00:00> ハルツームの市民が自発的に静止し、空を見上げる。
<01:43> 空が晴れ、太陽光の光度が低下する。2
<06:22> ハマデルニール広場3の上空に映像ログ-XXXJP-1でSCP-XXX-JP-Aのコブに出現した文章と同一な文章が現れる。
<08:15> 25ピアストル紙幣が空中で静止し、ハマデルニール広場の上空を埋め尽くす。その後同時にハルツーム市民の口腔内へ入る。この時壁などの障害物はすり抜けた。
<08:42> 全市民が紙幣を吐き出す。この時、紙幣は全て「MERSに気をつけて」と書かれた紙に変換されている。
<記録終了>
- portal:6085604 ( 08 Feb 2020 06:42 )

タグチャレンジの挑戦記事です。批評よろしくお願いします。
意図的に情報を削ぎ落してスマートかつシュールな記述をしているような気はしますが、
気になる部分まで抜け落ちているのでモヤッとする部分があります。
例えば…
・ハルツーム市民はこの現象をどう思っているのか、
財団はハルツーム市民に対して何か統制活動を行っているのか
・「収容不可」だと判断するまでに財団はどのようなアプローチを仕掛けたのか
・活動を終えたラクダはどうなるのか(永遠に漂うか、戻って来るとかが面白いと思います)
2つ目の疑問に関してはこのオブジェクトがKeterだというのも手伝って強い疑問になってしまいます。危険性はそこまでなさそうですから、いっそのことEuclidまで落とすのも手だと思います。
補遺は率直に言うと記事の魅力を落としていると感じました。特にコメントは載せなくても大丈夫でしょう。無理にほんわかを演出している感じが否めないです。
・背中のコブに浮かび上がる言葉
・紙幣に書かれた言葉
この2つの言葉がこの記事の味を大きく定める2要素だと思います。ここに一貫性を持たせたり、キャッチーな、もしくは意味深なフレーズをこめることによって記事の魅力が増していく気がします
同じ時間軸で展開される2つの映像ですが、2つめ(ハルツーム)でも00:00段階で何かあると良いですね。星が瞬くとか、広場の砂が謎の旋回を始めるとか。。。
指摘を受け、改善できそうな記述を改変しました。
未来を予告するラクダロケットですね。非常にインパクトが強くて良いアイデアなのですが、そのインパクトを生かし切れていないように感じてしまいました。私個人の感想としてはNVよりのDVですね。
ちゃんとインパクトが伝われば残ること間違いなしですので、投稿を心待ちにしております。
以下に気になった点を記述しました。参考になれば幸いです。
励ましの言葉と細かな所までの批評ありがとうございます
指摘を受けた箇所を修正しました。
一つだけ。
個人的には
にした方がいいかな、と思いました。
内容についての批評は頭が回らないので無いです。すいません。
SCP-XXX-JPが収容不可能であることと、それ以降の内容は因果関係ではありません。というのも、オブジェクトの収容可能/不可能に拘らず、情報統制はなされるからです。一方で、”SCP-XXX-JPは収容不可能”というのは重要な情報です。代替表現としては
という感じでしょうか。
属名は斜体に。
炎を噴射という表現は科学的ではありません。例えば、一般的なロケットの噴射物は、「推進剤」という言葉を使います。大抵は燃焼後の排ガスです。
主語がわからない文章になっていますね。修正しましょう。
映像ログ内での出来事は、全てのSCP-XXX-JPで類似した現象が起こるのでしょうか?そうであれば、説明に記載すべきであり、そうでないなら、映像ログの最初に、これが特別な事象である旨を書いた方が良いでしょう。