このページの批評は終了しました。
アイテム番号: SCP-XXXX-JP
オブジェクトクラス: Euclid Keter
特別収容プロトコル: SCP-XXXX-JPはその特性上収容できません。SCP-XXXX-JPによる爆発が発生した場合、警察にエージェントを派遣し適切なカバーストーリーを以って対応してください。機動部隊と-9("浦島子")は日本各地にて確認されているハラスメント被害があった学校、会社、施設でハラスメント防止の為の派遣とハラスメント被害を受けた人物に対するカウンセリングを行ってください。
説明: SCP-XXXX-JPはある条件になった人物(以下"SCP-XXXX-JP-A"と呼称)に突如出現する画面です。
その条件は以下の通りです。
・SCP-XXXX-JP-Aが他者から物理的被害または精神的被害を受けている。
・SCP-XXXX-JPがその物理的被害または精神的被害を過去二か月以上経過する。
・SCP-XXXX-JP-Aがそのどちらかの被害を受けている最中に自殺願望を抱く。
SCP-XXXX-JPは三つ目の条件を達した瞬間に目の前に出現します。その内容は「自殺を思いついたあなた!今なら点火済みダイナマイトがなんと¥19800!これでド派手に死のう!」と書かれた文章と"はい"のみのクリックボタンが表示されています。この画面はSCP-XXXX-JP-Aと関わりのない人物には視認できますが、物理的被害または精神的被害を与えていた人物等(以下"加害者"と呼称)には視認できません。
SCP-XXXX-JP-Aが"はい"のボタンを押すと「ご購入ありがとうございました。素晴らしい爆発を期待します。それでは、よい最期を。」の文章を最後に画面が消滅し、その後手元に一本のダイナマイトが瞬間的に出現します。出現したダイナマイトは3秒以内に爆破し、比例しないサイズにも関わらず想定の█倍の爆発を引き起こします。この状況になったSCP-XXXX-JP-Aはどんな格好にも拘らず必ず死亡します。
SCP-XXXX-JPへの支払われた金額はSCP-XXXX-JP-Aの財布、銀行、物品等を何らかの形でランダムで支払われます。また、支払われた金額の行方は不明のままです。
発見: SCP-XXXX-JPは199█年█月█日に奈良県に起きた「██高校テニス部部室爆発事故」による爆破から修繕された監視カメラに写っている様子を警察に潜伏中の財団エージェントが発見し確認されました。被害は火傷による重傷を負った生駒氏以外全員死亡しています。事件映像を見た警察関係者にはクラスA記憶処理を施し映像を回収、死亡した被害者家族や関係者にはカバーストーリー「偶然発生したガス爆発」を適用しました。
補遺1: 文書:XXXX-JP/インタビューログ
インタビュー記録
以下は「██高校テニス部部室爆発事故」にて生存した生駒氏が回復した際に行われたインタビューです。
対象: 生駒氏
インタビュアー: エージェント・轟
日付: 199█/█/██
付記: 事故聴取の名目のため、インタビューは病室で行われています。<録音開始>
エージェント・轟: それでは、事故に起きたことを教えて下さい。生駒氏: あぁ…。あれは事故なんかじゃねぇ。あの爆発の原因は吉野ってやつが起こした。そう、あいつのせいだ。
エージェント・轟: 吉野氏は同じ爆発事故で死亡した生駒氏と同じテニス部部員ですね。爆発事故の原因は彼がやったことだと。
生駒氏: そうだ。あの時のあいつを部活に呼んでたのに来なかった理由をみんなで問い詰めてたんだよ。よくあることだったんだ。あいつがいつの間にか先に帰ってたり、連絡すると用事があったなんて言って避けやがってた。あいつ結構問題起こしてたしさ。
エージェント・轟: 問題、とは?
生駒氏: バイトだよバイト。俺の高校、禁止してたのにやってるのを先生らが発見したらしくて説教受けてたんだわ。だから俺らもそのことについて文句言ったんだよ。そしたら必要だからとかお金少ないからとかブツブツ言ってるんだよ。そんなの知らねぇってもっと問い詰めたらいつの間にか赤い棒みたいなの持ってて、そしたら病院のベットの上だ。クソッ…[罵倒]。どうするんだよ…。
エージェント・轟: なるほど、わかりました。質問しますが、生駒氏は普段から吉野氏に対して積極的に会っていたらしいですが、これは?生駒氏: ただの部活とかの話してるだけだ。それがなんだよ。
エージェント・轟: 目撃した人によると、吉野氏に対してカツアゲや暴行などのいじめを行っていたらしいですね。これに関しては何か?
生駒氏: いじめじゃねえよ。あれはあいつのためにやったんだよ。吉野、テニス部に入ってきた割には体細いから力付けてやるって言った。金だって貰うのは教えた料金に決まってるだろ。そしたら恩を仇で返しやがった。時間の無駄だったわ。だからあいつは[罵倒]なんだよ。
エージェント・轟: [5秒間沈黙]事件の時の監視カメラにて、生駒氏は吉野氏へラケットで殴っている映像をこちらは把握しています。それについては?
生駒氏: …覚えてねぇし、知らねぇ。俺は被害者なんだよ。これ以上のことは何も言わねぇよ。それともなんだ?今すぐ病院のやつを呼ぶか?
エージェント・轟: ……わかりました。インタビューを終了します。
<録音終了>
終了報告: 生駒氏は吉野氏に対して条件を満たす行動を起こしていたのは確かですが、インタビュー時での彼は怒っているというより、何か焦っている様子がありました。何か精神影響があるかどうか観察を行います。 - エージェント・轟
補遺2: インタビューの翌日、生駒氏の入院していた病院の中庭にて生駒氏の遺体が発見されました。死因は長時間血を流したことによる出血死であり、監視カメラには点滴を外し抜け出す生駒氏が確認されました。その後病室を調べたところ、一枚の破れた手紙がごみ箱に捨てられていました。下記はその復元した内容です。
生駒██1様へ
この手紙を読んでいただきありがとうございます。今回は吉野██2様による『追加復讐サービス』のご注文を受け、この手紙を開いた12時間後、生駒様に「いじめをした代償」を行わせてもらうことになりました。
それでは、よい最期を。
監視カメラの映像から生駒氏は何かに体を引きずられているような様子であったために、「いじめをした代償」での強制力によって身体を動かされた可能性が高いとされています。病院関係者や生駒氏の遺族関係者にはカバーストーリー「自殺」を適応しています。
吉野氏が受けていたいじめの内容から、その身体のまま過度なトレーニングをさせられたのではないかと、インタビューでの生駒氏はこの手紙を読んだせいにより恐怖してたと考えられます。また、『追加復讐サービス』等の存在に対して他に存在するであろう"サービス"があるか調査を行います。 - エージェント・轟
補遺3.200█/█/██: SCP-XXXX-JPによる"サービス"が近年増加してるため、現在の特別収容プロトコルに変更とKeterへのクラス格上げの変更がなされました。現在、SCP-XXXX-JPに確認された"サービス"の種類はSCP-XXXX-JP含め██種類把握しています。
ページコンソール
批評ステータス
カテゴリ
SCP-JP本投稿の際にscpタグを付与するJPでのオリジナル作品の下書きが該当します。
本投稿の際にgoi-formatタグを付与するJPでのオリジナル作品の下書きが該当します。
本投稿の際にtaleタグを付与するJPでのオリジナル作品の下書きが該当します。
翻訳作品の下書きが該当します。
他のカテゴリタグのいずれにも当て嵌まらない下書きが該当します。
言語
EnglishРусский한국어中文FrançaisPolskiEspañolภาษาไทยDeutschItalianoУкраїнськаPortuguêsČesky繁體中文Việtその他日→外国語翻訳日本支部の記事を他言語版サイトに翻訳投稿する場合の下書きが該当します。
コンテンツマーカー
ジョーク本投稿の際にジョークタグを付与する下書きが該当します。
本投稿の際にアダルトタグを付与する下書きが該当します。
本投稿済みの下書きが該当します。
イベント参加予定の下書きが該当します。
フィーチャー
短編構文を除き数千字以下の短編・掌編の下書きが該当します。
短編にも長編にも満たない中編の下書きが該当します。
構文を除き数万字以上の長編の下書きが該当します。
特定の事前知識を求めない下書きが該当します。
SCPやGoIFなどのフォーマットが一定の記事種でフォーマットを崩している下書きが該当します。
シリーズ-JP所属
JPのカノンや連作に所属しているか、JPの特定記事の続編の下書きが該当します。
JPではないカノンや連作に所属しているか、JPではない特定記事の続編の下書きが該当します。
JPのGoIやLoIなどの世界観用語が登場する下書きが該当します。
JPではないGoIやLoIなどの世界観用語が登場する下書きが該当します。
ジャンル
アクションSFオカルト/都市伝説感動系ギャグ/コミカルシリアスシュールダーク人間ドラマ/恋愛ホラー/サスペンスメタフィクション歴史任意
任意A任意B任意C-
- _
注意: 批評して欲しいポイントやスポイラー、改稿内容についてはコメントではなく下書き本文に直接書き入れて下さい。初めての下書きであっても投稿報告は不要です。批評内容に対する返答以外で自身の下書きにコメントしないようお願いします。
- portal:6081909 (14 Apr 2020 05:24)
あまり面白く感じませんでした。
いじめっ子に復讐する内容の記事はすでにいくつか前例があり、SCP-246-JP等が有名です。こちらの記事では異常性からオチにかけての上手い印象転換を行っており、これが理由で高い評価を受けています。
この下書きではそういった印象の転換などは無く、いじめっ子の動きなどもかなりべたな展開のため新規性のある部分は少ないと言えます。サポートについても、死後いじめた相手が力をもって襲ってくるというさらなる展開はホラー映画などでもよくあるのでここの要素も新規性の追加には役立っていないと思います。
異常性自体にそれほど新規性がなく(いじめられっ子が何者かから力を得て復讐する展開自体はよくあるので、どんなユニークな力を手に入れるかというところも重要だと思います。例に挙げた記事ではHPゲージを削れるヘラですね)人間の描かれ方も目新しいものではなく、オチも判明していない異常性が広がりを見せるというもので目新しさがありませんでした。このあたりがこの記事の大きな問題だと思います。記事中でどの要素をフックにして読者に楽しんでもらうかということを意識して異常性事態を練り直す必要があるかなと感じました。
しばらく更新が見られないため、この下書きのステータスを「批評中断」にしました。下書き批評を受ける準備が整ったならば、お手数ですが、改めて下書きのステータスを「批評中」に変えていただくようお願いします。
Tech Cap. of SCP-JP