SCP-1930-JP「海峡の亡霊」

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アイテム番号: SCP-1930 l2.png オブジェクトクラス: Safe Euclid
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アイテム番号: SCP-1930-JP
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オブジェクトクラス: Safe Euclid

特別収容プロトコル: SCP-1930-JP及びSCP-1930-JP-1~3は、デンマーク海峡及び英国西海岸沖500kmの海域にのみ出現します。当該海域に非英国籍船舶で構成された警備部隊を設置し、SCP-1930-JP及びSCP-1930-JP-1出現時は直ちに海上封鎖を行って下さい1
決してSCP-1930-JP及びSCP-1930-JP-1に不必要な攻撃を加えないで下さい。SCP-1930-JP及びSCP-1930-JP-1によって財団施設及び財団所属船舶に深刻な被害が出る恐れがあります。
海上封鎖を突破し、警告を無視して当該海域に侵入する船舶は、直ちに撃沈して下さい。
また、SCP-1930-JP及びSCP-1930-JP-1の動向は、人工衛星で可能な限り監視して下さい。

説明: SCP-1930-JPは、1936年に起工され、1939年に進水したドイツ第三帝国海軍戦艦・ビスマルク(KMS Bismarck)と酷似しています。
全体が錆びており、信号灯・探照灯を含む一切の灯火は点いていません。

bismarck.png

デンマーク海峡にて撮影したSCP-1930-JP2
探照灯で照らされている。

最大速力は史実と同じく約30ノットであり、通常は約7ノットで航行します。

武装は殆ど史実と同様ですが、艦尾甲板に5連装魚雷発射管2基を追加装備しています。
魚雷は今まで使用が確認されていませんが、発射管の回転は確認されているため、武装として使用可能であると推測されます。

SCP-1930-JPは常に海上におらず、時折ランダムな海域に浮上します。浮上時間は23:00から01:00に限られます。

出現海域は主にデンマーク海峡・英国西海岸沖500km海域に限られ、「ライン演習作戦」実施前は、日本海・アドリア海など、枢軸国及び戦艦ビスマルクに関連のある海域、及び稀にアメリカ合衆国西海岸などにも浮上していました。

SCP-1930-JPは半径17km圏内の英国船舶乗員全員に対し、「撃沈される」という強迫観念を植え付けます。乗員の国籍は関係しません。
この時点での操舵による海域の離脱は可能ですが、SCP-1930-JPの及ぼした効果は航海の終了まで持続します。但し、この効果は他の船舶に乗船した場合にも再度発現します。記憶処理を行った場合には発現しません。
SCP-1930-JPの半径5km圏内に進入すると、当該船舶の乗員は発狂し、艦長(船長)を残し海に飛び込みます。
この時点で操縦装置は例外なく故障し、一切の針路変更及び船舶の停止が不可能となります。
SCP-1930-JPの半径3km圏内に進入すると、当該船舶は自沈を開始し、半径1km以内に進入する前に爆沈します。
これらの現象は民間船舶に偽装した財団所属哨戒艦〈しんよう〉〈せっつ〉及び地上レーダーにより確認されました。
これまでに生存した乗員には全員にBクラス記憶処理が施されました。

SCP-1930-JPの内部に乗員が存在するか否かは不明であり、今までに行われたSCP-1930-JP内部調査プログラムは全て失敗しています。
サーモグラフィで乗員の探知及びエンジン等の調査を試みた際にも、艦影が映ったのみで成果は上がりませんでした。

主砲の貫徹力は史実を凌駕しており、推定1400mmの垂直圧延鋼板を貫通します。
また、主砲弾は〈敵艦〉を追尾するため、正確に命中します。死角となる場所にも命中するため、〈敵艦〉と認識された船舶はほぼ確実に撃沈されます。
追尾中に砲弾が針路を大きく曲げた場合でも、砲弾の速度は低下しません。
主砲以外の砲は史実と同様であり、異常性はありませんが、全武装の整備・補給手段は不明であり、1回の戦闘での砲弾使用上限も不明です。

SCP-1930-JPに対する攻撃は有効であり、全体の約40%3までを破壊することが可能です。
喫水線下に一定量のダメージが与えられる、若しくは全主砲塔が破壊されると、SCP-1930-JPは自沈を開始します。
約70分で完全に水面下に沈み、それ以降最低1年間、SCP-1930-JPは当該海域に浮上しません。
SCP-1930-JP全体の約40%が破壊された時点で喫水線下に一定量のダメージが与えられておらず、全主砲塔が破壊されていない場合、SCP-1930-JPは主砲及び副砲による実弾射撃を以て〈敵艦〉を撃沈します。

全体の約40%破壊全体の約40%が破壊されるまでは、SCP-1930-JPは一切の攻撃を行いません。
また、次回の浮上時には、SCP-1930-JPは完全に修復されています。

以上の性質を利用し、O5の許可を得てSCP-1930-JP封じ込め作戦「ライン演習作戦」及び破壊実験「ライン演習作戦Ⅱ」を実施しました。

また、「ライン演習」作戦と並行してSCP-1930-JPの内部調査が実施されました。


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