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SCiP NET. 文書群統括管理システム
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関連文書・「報告書 事案████-█」及びSCP-XXXX-JPインタビュー記録:
報告書 事案████-█:
20██/██/██ 23:52
南太平洋海域において、SCP-1932-JPと並走しているSCP-XXXX-JPが財団所属哨戒艦〈きさらぎ〉により確認され、〈きさらぎ〉が監視を開始して5時間後、2隻は急激に距離を取り、SCP-XXXX-JPがSCP-1932-JPに向けて主砲(実弾)を3度、全門斉射しました。
孰いずれの砲撃においてもSCP-1932-JPは損傷を即座に修復し、その後SCP-XXXX-JPは砲撃を停止しました。
その後、2隻は距離を縮めて再び並走を始めました。
SCP-XXXX-JPの砲撃から30分後、SCP-XXXX-JPとSCP-1932-JPは同時に最大仰角で主砲(空砲)を斉射し、間もなくSCP-XXXX-JPは自沈を開始、〈きさらぎ〉はSCP-XXXX-JPの自沈を見届けた後、SCP-1932-JPを1時間監視し、担当海域の哨戒任務に戻りました。
なお、〈きさらぎ〉の監視中、SCP-XXXX-JP及びSCP-1932-JPからの干渉はありませんでした。
提言:
SCP-XXXX-JPはSCP-1932-JPと並走している間、SCP-1932-JPと何らかの手段でコミュニケーションを取り、SCP-1932-JPの『仲間の元へ行きたい1』という「願い」を叶えようとしたのではないか? ─ ███博士
事案████-█後、北太平洋海域に出現したSCP-XXXX-JPに対し、和文モールス信号を用いたインタビューが行われました。以下はその記録です。
日時: 20██/██/██ 00:27~00:46
インタビュー担当: ██博士
対象: SCP-XXXX-JP
搭乗船舶: 護衛艦〈やはぎ〉
護衛担当: サイト-81██所属 第█護衛艦隊
[インタビュー開始]
[〈やはぎ〉はSCP-XXXX-JPから3.3km離れている]
██博士: こんばんは、SCP-XXXX-JP。
SCP-XXXX-JP: そのSCP…というのは私の事か?
██博士: ええ。貴方にインタビューをしようと思いましてね。
SCP-XXXX-JP: そんなに離れていては見えにくい。撃たないからもっと接近してくれ。
██博士: 了解しました。少々お待ちを。
[〈やはぎ〉がSCP-XXXX-JPから200mの地点まで接近]
██博士: では改めて───インタビューを開始します。では始めにSCP-XXXX-JP…
SCP-XXXX-JP: 待った。
██博士: 何です?
SCP-XXXX-JP: その「SCP-XXXX-JP」という呼称、やめて貰っても良いかね?その、何だ…私には“Bismarck”という立派な名前があるのだから。
██博士: 残念ですが、こちらの規則ですので…
SCP-XXXX-JP: なら仕方あるまい。インタビューを続けてくれ。
██博士: では始めにSCP-XXXX-JP、貴方は何故動けるんです?貴方は確か英国海軍に撃沈された筈なのですが。
SCP-XXXX-JP: それは私にも分からん。ただ、海底で私の他に沈んだ母国の艦船の亡骸を護ってやりたいと思っていたら、いつの間にか───19██年頃だったかな───自由に動けるようになっていた。それだけだ。
██博士: では、沈没したドイツ軍艦の付近を航行する船舶に警告文を送ったり計器を狂わせたりしたのは…?
SCP-XXXX-JP: 勿論、仲間達の亡骸を荒らしに来る輩を寄せ付けない為だ。だが、彼らの一部が私と同じ性質を持ってしまってね。
██博士: SCP-XXXX-JP-1~3の事でしょうか?
SCP-XXXX-JP: SCP-XXXX-JP-1~3?
██博士: Z2、ドイッチュラント、アドミラル・グラーフ・シュペーの事です。
SCP-XXXX-JP: ああ、最初に付いて来た3隻だな。その通りだよ。
██博士: なるほど。分かりました…では、貴方にとって我々は敵ですか?味方ですか?
SCP-XXXX-JP: [信号灯の輝度を上げて]散々私を攻撃しておいてそれを言うかね?
██博士: いえ、あれは……[沈黙]
SCP-XXXX-JP: 私に敵意があっての行動ではないと?
██博士: ええ。我々は当初貴方に自我があるとは考えなかったもので…詳細は言えませんが、とにかく貴方に敵意があっての行動では断じてありません。
SCP-XXXX-JP: ふむ…[10秒沈黙]まあこれ以上私に攻撃をしないならば「味方」と言えるかもな。私も君達の船に対しては手を出さないようにするよ。
██博士: ありがとうございます。では最後にもう一つだけ。我々の管理下にあるドックに収まってみる気はありませんか?勿論、SCP-XXXX-JP-1~3や他の艦船には誰も近付かないようにしますので。
SCP-XXXX-JP: 悪いが、私は自分自身しか信じないし、彼らも私が近くにいる方が安心するだろう。だから拒否させてもらう。
██博士: どうしても、ですか?
SCP-XXXX-JP: ああ。ご厚意は有難いがね。
██博士: 分かりました…質問は以上です。ご協力ありがとうございました。───[独り言]おっと、事案████-█について尋くのを忘れて……
SCP-XXXX-JP: ああ君、ちょっと待ってくれ。尋きたい事がある。
██博士: 何です?私に答えられる事なら何なりと。
SCP-XXXX-JP: 君達の船が近くにいたから知っているとは思うが…あの“響”を救ってはやれないのか?
██博士: “響”…… SCP-1932-JPですか…それは……[沈黙]
SCP-XXXX-JP: 君達でもどうしようもないのか、あの復元能力は。
██博士: ええ。恥ずかしながら…
SCP-XXXX-JP: そうか…[15秒沈黙]まあ仕方あるまい。“響”を救える手段が見つかったら私にも手伝わせてくれ。同じ艦船として、“響”を助けてやりたい。勿論、他の艦船もだ。
██博士: ……可能かは分かりませんが、上に掛け合ってみます。
SCP-XXXX-JP: Danke Schön(ありがとう).
[ログ終了]
補足: 今回のインタビュー記録により、SCP-XXXX-JPが事案████-█を起こした理由が判明しました。SCP-1932-JPの対処法が発見された際、SCP-XXXX-JPに“手伝わせる”かは現在審議中です。また、インタビューの後、SCP-XXXX-JPは一切の行動を停止していたため、SCP-XXXX-JPはオブジェクトクラス「Neutralized」に再分類されました。[旧情報]
SCiP NET.関連記録検索結果表示
「ライン演習作戦Ⅱ」後、財団文書群統括管理システムが不正アクセスを感知、文書群のフル・スキャンが行われました。以下はスキャン時に発見されたSCP-XXXX-JPに関連すると推測される報告書です。
報告書████-██(次元[削除済]より転送):
生体反応探知
ミーム抹殺プログラム起動………

生体反応の継続を確認
安全装置を解除…
セキュリティクリアランス確認中………
情報を開示します……
報告書████-██:
日付: [削除済]
執筆者: ████研究員
位置: サイト-81██(次元[削除済])
概要: 「ライン演習作戦Ⅱ」後、財団文書群セキュリティシステムの不正アクセス感知時に実施されたフル・スキャンで発見されたSCP-XXXX-JPに関連すると推測される報告書です。
この文書は次元[削除済]より転送されたことが判明しています。
報告書████-██ 「全日本武器開発局(AJWED)襲撃に際する対処の報告」:
経過報告:
[20██/05/26, 22:25]
反財団団体「全日本武器開発局(AJWED)2」所属艦隊がサイト-81██及びサイト-81██を襲撃。
AJWEDの襲撃に対し、財団は機動部隊か-8("気難し屋")・機動部隊ゐ-6("漁師")及び財団所属護衛艦〈ちょうかい〉〈たかお〉〈あやなみ〉〈はつはる〉で構成された第█護衛艦隊で対処しましたが、突破されました。
AJWEDは財団に「要注意団体」としてマークされていなかったため、急速に軍備を拡張できたものと推測されます。
[23:00]
サイト-81██に増援要請が出され、〈ひびき〉〈あかつき〉〈いなづま〉〈いかづち〉で構成された第█護衛艦隊及び機動部隊ゑ-13("粉砕者")を出撃させました。到着は23:45頃が予定されていました。
[23:26]
AJWED襲撃下のサイト-81██付近にSCP-XXXX-JP及びSCP-XXXX-JP-1~3が出現、AJWED所属艦隊と交戦を開始しました。
SCP-XXXX-JP及びSCP-XXXX-JP-1~3は、財団所属艦を攻撃しませんでした。
[23:32]
更に、駆逐艦・Z46(KMS Z46),Z12(KMS Erich Giese)及び[削除済]3が出現、AJWED所属艦隊と交戦を開始しました。
こちらも財団所属艦を攻撃しませんでした。
[23:40]
最大船速で駆け付けた第█護衛艦隊及び機動部隊ゑ-13("粉砕者")が加勢、AJWED所属艦隊をほぼ壊滅状態に追い込み、AJWED所属艦隊は撤退しました。
AJWED所属艦隊の生存者でSCP-XXXX-JP及びSCP-XXXX-JP-1~6を視認した者には、AJWEDに潜入した機動部隊き-09("改竄者")によりB-クラス記憶処理を施しました。
損害報告:
沈没: 護衛艦〈たかお〉〈ちょうかい〉及び哨戒艦〈かさぎ〉
大破: 護衛艦〈あやなみ〉
中破: 護衛艦〈ひびき〉及び〈いかづち〉
小破: 護衛艦〈あかつき〉及び哨戒艦〈せいらん〉
補遺: AJWEDは、財団襲撃より1ヶ月後に本部及び各支部がSCP-XXXX-JP及びSCP-XXXX-JP-1~6の砲撃により破壊され、再起不能に陥りました。
AJWEDはもはや存在しません。
この文書の記述及び、現在SCP-XXXX-JPが収容を拒否しており、無理に収容した場合、SCP-XXXX-JP-1~6によって財団施設が壊滅的な損害を被る可能性がある事を考慮し、SCP-XXXX-JPはオブジェクトクラス「Keter」に再分類されましたが、SCP-XXXX-JPが財団に協力的・友好的であることから、現在SCP-XXXX-JPをオブジェクトクラス「Euclid」へ再分類する事を審議中です。
補遺8: この文書の記述を受け、「全日本武器開発局(AJWED)」と名乗る団体を一時的に要注意団体指定し、機動部隊ゑ-13("粉砕者")及び機動部隊み-16("杖")を派遣し、[削除済]ました。
AJWEDはもはや存在しません。
映像記録 事案XXXX-█[データ欠損ファイル]:
生体反応探知
ミーム抹殺プログラム起動………

生体反応の継続を確認
安全装置を解除…
セキュリティクリアランス確認中………
情報を開示します……
映像記録 事案XXXX-█
発信日: 20██/█[データ欠損]
発信者: エージェント█████
位置: 北大西洋海域 北緯██°西[データ欠損]°
概要: 北大西洋海域で活動している海賊団体「Queen-Bee(女王蜂)」に潜入していたエージェント█████より送信された映像記録の音声書起こしです。
‹ログ開始›
男性1: よし、大漁大漁!こいつは高く売れるぜ!
男性2: けどよ、あれってドイツの軍艦だろ?何で金貨があったんだ?
男性1: きっとどっかの将校がヘソクリでも貯めてたんだろ。それよりさっさと引き揚──
男性3: おい兄貴!
男性1: 何だよ?
男性3: その……エコーに変な反応が……
男性1: 何だ、そんな事かよ。大方イワシの大群でもいるんだろうぜ。それよりとっとと引き揚げるぞ。
男性3: [狼狽えた様子で]あの、それが…計器が全部狂って、俺のスマホの画面とかに「奪った物を返してこの海域を出ろ」的な文章が……
男性1: 「返せ」だって?ほっとけ!今は逃げる事が先決だ!計器は無視しろ!
男性2: おい、見ろよアレ!
[男性1が右舷に駆け寄り、SCP-XXXX-JPを確認]
男性1: 戦艦か?随分ボロいな…ん?
[SCP-XXXX-JPがの信号灯が発光]
男性1: 何か光ってるが…俺モールス信号は「SOS」しか知らねぇんだよな…
男性2: 取り敢えず逃げようぜ、兄貴。
男性1: そうだな。おい████!最大船速だ!
[船舶が加速]
[SCP-XXXX-JPが加速]
男性1: おい、あいつ付いて来やがるぞ!…仕方無ぇ、RPG-█とマシンガンでやっちまえ!
男性2/4: 応!
[対戦車ロケット弾の発射音]
[着弾音]
[小銃/機関銃の発砲音]
[着弾音]
男性1: やべぇ、全然効かねぇ!
男性4: 何かあいつ、こっちに大砲向けてねぇか?
[SCP-XXXX-JPが主砲を斉射]
男性1: 取舵──
[着弾音]
男性1: チッ、あの野郎、俺達を沈める気か!よし、本部に連絡しろ!……ん?アレは味方か?
男性4: 違う!多分あの戦艦の仲間だ!
男性1: は!?
[SCP-XXXX-JP-1、SCP-XXXX-JP-3が接近]
男性1: あのちっこい方を先にやれ!
[対戦車ロケット弾(RPG-█)の発射音]
[着弾音]
男性4: よし、結構壊せた───
[SCP-XXXX-JPが主砲、副砲、対空機銃を斉射]
[着弾音]
[悲鳴]
[爆発音]
[映像途絶]
不明な音源: 雋エ讒倥i縲√h縺上b遘√?[データ欠損]髢薙?荳ュ繧呈シ√▲縺ヲ縺[データ欠損]l縺溘↑…
[原因不明のノイズ]
不明な音源: 繧?縺薙l縺ッ…縺ゅ?[データ欠損]昴?繝槭?繧ッ[データ欠損]シ縺ォ縺ッ謔ェ縺?コ[データ欠損]励◆…
[原因不明のノイズ]
[音声途絶]
‹ログ終了›
補遺: この記録にSCP-XXXX-JPが記録されていたため、SCP-XXXX-JPのオブジェクトクラス「Neutralized」再分類は取消されました。現在、「Keter」への再分類を審議中ですがなされています。
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- portal:6051424 (28 Jan 2020 11:46)
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