Okt-Revolutsiya-15--33dd

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アイテム番号: SCP-XXXX-JP

オブジェクトクラス: Safe Euclid Keter

特別収容プロトコル:

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SCP-XXXX(撮影者:エージェント█████)

[[include :topia:listusers-3]]SCP-XXXX-JP及びSCP-XXXX-JP-1~3は、ドイツ第三帝国海軍の軍艦が沈没した地点から半径1km圏内の海域に出現します。当該海域に警備部隊を配置し、SCP-XXXX-JP及びSCP-XXXX-JP-1~3出現時は直ちに当該海域の海上封鎖を行い、上空を臨時飛行禁止空域に指定して下さい。また、海上封鎖を突破し、警告を無視して当該海域に侵入する船舶は、直ちに撃沈して下さい。
SCP-XXXX-JP及びSCP-XXXX-JP-1~3の動向は、人工衛星で可能な限り監視して下さい。

説明: SCP-XXXX-JPは、1936年に起工され、1939年に進水した戦艦・ビスマルク(KMS Bismarck)です。
SCP-XXXX-JPの出現時、海底に存在する戦艦・ビスマルクの残骸は消失し、SCP-XXXX-JPの自沈時には再度出現します。これはSCP-XXXX-JP-1~31においても同様です。全体が錆びており、信号灯・探照灯を含む一切の灯火は点灯していませんが、交信を行う際に信号灯を発光させます。最大速力は実際のビスマルクに関する記録上の数値と同様に約30ノットであり、通常は約7~10ノットで航行します。また、武装は殆ど記録上の記述と同様ですが、艦尾甲板に5連装魚雷発射管2基を追加装備しており、魚雷は今まで使用が確認されていませんが、発射管の回転は確認されているため、武装として使用可能であると推測されます。
 
SCP-XXXX-JPは常に海上にはおらず、1ヶ月に3度以上の頻度で過去に沈没したドイツ第三帝国海軍の軍艦から半径1km圏内の海域に出現し、当該海域を“パトロール”します。出現時刻は23:00から01:00に限られますが、“パトロール”する時間は最長で一週間に及びます。「ライン演習作戦」実施前は、日本海・アドリア海など、枢軸国及び戦艦ビスマルクに関連のある海域、及び稀にアメリカ合衆国西海岸などにも出現していました。
 
SCP-XXXX-JPは半径17km圏内の船舶の乗員全員に対し、「何かに撃沈される」という強迫観念を植え付けます。この時点での操舵による海域の離脱は可能ですが、SCP-XXXX-JPの及ぼした効果は航海の終了2まで持続します。また、この効果は他の船舶に乗船した場合にも再度発現しますが、記憶処理を行った場合には発現しません。SCP-XXXX-JPの半径5km圏内に進入すると、SCP-XXXX-JPは当該船舶の計器に異常な数値を示させる、若しくは電子機器の画面に警告メッセージを表示させるなどして乗員の不安を煽り、当該船舶を海域から離脱させようとします3(電子機器の画面には「“繝薙せ繝槭Ν繧ッ”より貴艦に告ぐ。直ちに当海域を離脱せよ」という警告文が、日本語・英語・ドイツ語・フランス語・スペイン語・イタリア語の赤太字で明滅します)。そして、SCP-XXXX-JPの半径3km圏内に進入すると、当該船舶の機関部に一時的な異常が発生し、SCP-XXXX-JPの半径1km以内に進入する前に100km以上離れた海域にテレポートします。
 
これらの現象は民間船舶に偽装した財団所属哨戒艦〈しんよう〉〈みねかぜ〉〈せっつ〉及び被害船舶に乗船していたエージェントにより確認されました。これまでにSCP-XXXX-JPの影響を受けた乗員には、全員にB-クラス記憶処理を施した上で、カバーストーリー「軍事演習による電波障害」を適用させました。
 
SCP-XXXX-JPの内部に乗員が存在するか否かは不明であり、今までに行われたSCP-XXXX-JP内部調査プログラムは全て失敗しています。サーモグラフィで乗員の探知及びエンジン等の調査を試みた際にも、艦影が黒く映ったのみで成果は確認できませんでした。また、SCP-XXXX-JP自体が意思を持ち、和文及び独文によるモールス信号での通信4が可能です。更に主砲の貫徹力は史実を凌駕しており、推定600mmの垂直圧延鋼板を貫通します。主砲弾は〈敵艦〉を追尾するため、正確に命中します。死角となる場所にも命中するため、〈敵艦〉と認識された船舶はほぼ確実に撃沈されます。追尾中に砲弾が針路を大きく曲げた場合でも、砲弾の速度は低下しません。長距離を飛翔した場合でも同様です。主砲以外の砲は史実と同様であり、異常性はありませんが、全武装の整備・補給手段は不明であり、1回の戦闘における砲弾使用上限も不明です。
 
SCP-XXXX-JPに対する攻撃は有効であり、全体の約40%5までを破壊することが可能です。喫水線下に一定量のダメージが与えられる、若しくは全主砲塔が破壊されると、SCP-XXXX-JPは自沈を開始します。約70分で完全に水面下に沈み、それ以降最低1年間、SCP-XXXX-JPは当該海域に出現しません。SCP-XXXX-JP全体の約40%が破壊された時点で喫水線下に一定量のダメージが与えられておらず、全主砲塔が破壊されていない場合、SCP-XXXX-JPは主砲及び副砲による実弾射撃を以て〈敵艦〉を撃沈します。また、全体の約40%破壊全体の約40%が破壊されるまでは、SCP-XXXX-JPは一切の攻撃を行いません。なお、次回の出現時には、SCP-XXXX-JPは完全に修復されています。

以上の性質を利用し、O5評議会の許可を得てSCP-XXXX-JP封じ込め作戦「ライン演習作戦」及び破壊実験「ライン演習作戦Ⅱ」を実施しました。

秘匿名称「ライン演習作戦」「ライン演習作戦Ⅱ」記録及びSCP-XXXX-JP内部調査記録:


関連文書・「報告書 事案████-█」及びSCP-XXXX-JPインタビュー記録:


「ライン演習作戦Ⅱ」後、財団文書群統括管理システムが不正アクセスを感知、文書群のフル・スキャンが行われました。以下はスキャン時に発見されたSCP-XXXX-JPに関連すると推測される報告書です。
 
報告書████-██(次元[削除済]より転送):



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  1. portal:6051424 (28 Jan 2020 11:46)
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